忙しい1日の終わりにお風呂でゆっくりくつろぐという時間は、日本人にとって重要な時間です。
シャワーだけでは体はきれいになっても、リラックスはできませんよね。
湯船に入ることで体のコリをほぐし、身体的にも精神的にもリラックスすることができます。
そのお風呂場を自分の好みのデザインにDIYしたい人も多いでしょう。
そこで今回は、賃貸のお風呂でもオシャレにDIYできる方法をまとめてみました。
このページでわかること
1. 賃貸でもできるお風呂DIY3選
賃貸で借りている部屋のお風呂が素っ気なくて気に入らない、もう少しオシャレにアレンジしたい、と思っている人は多いと思います。
しかし、賃貸の部屋は退去する際には必ず原状復帰しなければなりません。
そのため、お風呂にDIYなどで手を加えるのを諦めている人もいるでしょう。
そこで今回は、「賃貸でもできるお風呂DIY3選」と題して誰でも気軽にできるアレンジ方法を紹介したいと思います。
1-1. ステッカーやシートを使う
ステッカーやシートを使ったDIYは、誰でも気軽にできます。
また、壁や素材に傷をつける心配もないために賃貸でも問題なく自分の好みのお風呂場の雰囲気に近づけることができるでしょう。
例えば、和風のお風呂場が理想であればお風呂の蓋とバスタブに木目調の壁紙ステッカーを貼るだけで雰囲気は大きく変わります。
壁紙を選ぶ際には耐水性のものを選びましょう。
部屋全体に統一感を持たせるために、洗面台やキッチンなどにも同じ壁紙を貼るもの良いですね。
手先が不器用な方でも何度でも貼り直しができるため、気軽にチャレンジできるDIYです。
壁紙に飽きたら新しいものに貼りかえるだけで気分一新できます。
輸入壁紙には面白いデザインのものも多く、Nu Wallpaper(ヌー・ウォールペーパー)と呼ばれる壁紙は壁などを傷つける心配もなく、種類も豊富で初心者にはおすすめです。
興味のある方はインターネットで検索してみてください。
また、大きい壁紙でお風呂場の雰囲気を変えるのではなく「ウォールステッカー」を使う方法もあります。
ウォールステッカーは大きい壁紙でも小さい箇所にもアクセントを作れる良さがあります。
季節に合わせてステッカーを変えるというのも面白いDIYといえるでしょう。
1-2. シャワーのヘッドを交換してみる
賃貸の部屋のお風呂場のシャワーヘッドは基本的には全くデザイン性のないものであることが多いのですが、このシャワーヘッドを自分の好みのデザインのものに変えるだけでもオシャレな雰囲気になります。
機能的にも新しいシャワーヘッドにすることで水圧が上がることを期待できることもあります。
シャワーヘッドを交換することでマッサージ効果を得られることもありますので一度検討してみてください。
シャワーヘッドの交換は難しい印象を受けるかもしれませんが、誰でも簡単に交換することができるのです。
手順としては、既存のシャワーヘッドを時計と逆回しにひねって外し、新しいものを時計回りに回して固定させるだけです。
ホームセンターでは機能的なシャワーヘッドを販売していますし、インテリアショップなどでは可愛らしいデザインのものを見つけることができます。
既存の取り付けてあったシャワーヘッドは大事に保管しておき、退去時には元通りに戻しましょう。
1-3. 防水テレビを使って優雅な時間を演出
賃貸のお風呂場では、最低限のお風呂場としての機能はあるものの快適な空間とは言い難いかもしれません。
しかし、防水テレビを使ってお風呂場を「バスルーム」に変えることが出来るのです。
高級ホテルなどに行くとお風呂場に液晶テレビが設置してあることがあります。
お風呂でゆっくりしながらテレビを見ることができるのは、非常に優雅であり憧れます。
しかし残念ながら、賃貸のお風呂場ではこうしたホテルのように壁に埋め込むことができません。
そこで、ポータブルで持ち運びもできる防水テレビを設置します。
防水テレビには①ワンセグ・フルセグタイプ②Wi-Fiタイプ③アンテナ線タイプ、の3種類があります。
賃貸の場合にはアンテナ工事ができないため、①か②のものを選ぶことになるでしょう。
防水テレビには「防水レベル」というものがあります。
「IPX6級」であればシャワーの水がかかっても大丈夫、「IPX7級」は、浴槽にテレビを落としても大丈夫なレベルです。
このあたりをしっかり確認して選択するようにしましょう。
また、最近の防水テレビでは音楽だけを楽しむことのできる商品もあります。
忙しい1日の終わりをゆっくりと癒しの音楽を聴きながらお風呂につかるのもリラックス効果があるでしょう。
2. 賃貸のお風呂DIYにおすすめ便利グッズ
最近ではDIYが流行していて、雑貨屋でもお風呂DIYのグッズなどを販売しています。
例えば、突っ張り棒とシャワーカーテンを購入して即席のシャワーカーテンを取り付けることもできます。
同じように突っ張り式のワイヤー棚などを購入して、浴室に収納を作ることもできるのです。
また、100円ショップやホームセンターなどで「すのこ」を買ってきてお風呂場の足元に置くだけでも雰囲気はだいぶ変わります。
冬場などでは足元の冷えを防ぐこともできますが、耐水性があるものが少ないために取り換えをしながら使用することになるかもしれません。
他にも、シャンプーのボトルなどをフックに固定させることのできるグッズもあります。
このように安価で気軽に便利グッズを使用することで毎日使用するお風呂場を快適な空間にすることができます。
賃貸だからという理由で諦めていた人もぜひ挑戦してみてください。
3. 賃貸のお風呂をDIYでおしゃれにする場合の注意点
ホームセンターで最近販売されている「浴室塗料」を使って浴槽の色を変えるDIYが雑誌などでも紹介されていたりするのですが、正直あまりおすすめできません。
お風呂場の浴槽やユニットバス、天井、壁、床などはFRPと呼ばれる繊維強化プラスチックを材料としている場合が多く、このFRPの専用塗料はほとんど一般的に流通していません。
市販されている浴室塗料などを刷毛で塗ってしまうと、それを修復するのに多額の請求を受ける可能性があります。
あくまでもお風呂のDIYは素材のものに手を加えるのではなく、必ず原状復帰できるアイテムで行うように注意しましょう。
4. まとめ
さて、今回は賃貸でもできるお風呂DIY3選について紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
最後にまとめてみたいと思います。
- 賃貸で借りている部屋でのお風呂場DIYは必ず原状復帰できるものを使用する
- お風呂場ではステッカーやシートを使ったDIYが最もスタンダード
- ウォールステッカーを使って一部分にアクセントを加える方法もある
- シャワーヘッドの交換は案外簡単で、機能的にもデザイン的にも重要
- 高級ホテルのようにテレビを設置することで優雅なバスルームへDIYできる
- 防水テレビには3種類ある
- 防水テレビを購入する際には自身のお風呂場で見ることができる環境にあるものを選ぶ
- 防水テレビには防水レベルがあり、購入の際に必ず確認する
- 突っ張り棒でシャワーカーテンを設置することもできる
- 浴室に収納が必要な場合にはDIYで取り付けをすることができる
- 冬場の冷え対策として「すのこ」を使うという選択肢もおすすめ
- シャンプーのボトルなどをフックに固定させることのできるグッズもある
- 浴槽や壁の塗装は基本的には行わない方が良い
最近では多くの雑貨屋でもお風呂場のDIYに関するグッズも販売されるようになりました。
できるだけ便利で快適な空間を原状復帰できるレベルでDIYしてみましょう。




