キッチンとダイニングがつながっている1DKの場合は、どうやってダイニングスペースを広く見せるのかがポイントになります。
そこで、カウンターキッチンを使えば限られたスペースを上手く独立させることができます。
そしてそのために、わざわざカウンターキッチンを購入する必要はありません。
今ある食器棚や手ごろな値段で手に入るカラーボックスなどでも、簡単にDIYできます。
- 背の低い食器棚を使ってDIY
- 汎用のカラーボックスを組み合わせてDIY
といった方法が初期費用を抑えた上で、見た目の良さと機能性も実現できるのでオススメです!
詳しい作り方と、導入のメリット・デメリットまで詳しくご紹介します!
このページでわかること
1. 1DKにカウンターキッチンが欲しい!
1DKの場合、キッチンとダイニングルームは分かれていません。
物件によってはあらかじめカウンターキッチンが設置されているものもありますが、どちらかというとこのような物件の方が少ないのが現状です。
でもメインルームが1室しかない1DKだからこそ、ダイニングルームをいかに快適な空間にするのかがポイントになります。
1-1. 1DKのダイニングキッチンの広さとは?
一人暮らしをするのであれば十分な広さがある1DKですが、気になるのはダイニングキッチンの広さです。
実はダイニングキッチンの広さによって間取りの表示は決まっており、1DKの場合は6.98㎡以上12.4㎡未満(4.5~8畳未満)となっています。ちなみに12.4㎡(8畳)以上となると「1LDK」と表示されます。
つまりこのことから見てもわかる通り、1DKのダイニングキッチンは意外と狭いのです。
そのためキッチンスペースも1LDKと比べるとかなり狭いです。
「ダイニングキッチンがあるからかなりゆとりがある」と思って1Kからワンランク上の1DKを選ぶ人がいますが、実際にはそれほど広くないのが現状です。
1-2. 1DKでおすすめのカウンターキッチンのサイズとは?
1DKの限られたスペースでカウンターキッチンを作る場合、そのサイズの目安は「コンロ&シンクのサイズ」となります。
1DKだとコンロとシンクは隣同士にセッティングされています。
そしてその横に冷蔵庫を置くスペースがあるのが一般的なのですが、移動などを考えると冷蔵庫の前は開けておくのがポイントです。
そうなるとカウンターキッチンを作る際の横幅は、最大で「コンロ&シンクの横幅まで」となります。
1-3. 食器棚やキャビネットをカラーボックスで作ってみよう
1DKの場合、生活スタイルが変わればもう少し広い間取りの物件に引っ越しをするということも考えられます。
そう考えてみると、既製品のカウンターキッチンを購入するよりも今ある食器棚やキャビネット、カラーボックスで作った方が将来的に見ても経済的です。
1-4. 好みのカウンターキッチンをDIYで作る
思い通りのサイズと手ごろな値段でカウンターキッチンを手に入れたいのであれば、カラーボックスを使ってDIYするのがおすすめです。
収納用として一般的によく使われるカラーボックスには2段タイプと3段タイプがありますが、カウンターキッチンとして使いやすい高さでいえば3段タイプがおすすめです。
一般的なカラーボックスであれば、高さ約88㎝となっているのでその上に天版をのせると平均的な日本人の身長にピッタリのサイズになります。
ちなみにこのタイプのカラーボックスは奥行きが約30㎝となりますので、収納をするにも便利です。
1-5. カラーボックスを使ってカウンターキッチンを作る方法
まずはシンクとコンロ台の幅を図ります。
このサイズが1DKのカウンターキッチンの目安になります。
このサイズが、カラーボックスの上に乗せる天版の長さになります。
天板の長さが決まったら、カラーボックスと天板を購入します。
天板のサイズが長い場合は、ホームセンターなどでカットしてもらうと便利です。
カラーボックスの場合裏面の板の強度が弱いので、板などで周りを囲むとかなり本格的になります。
この場合は側面につける板もカラーボックスの高さに合わせてカットし好みの色に塗装します。
準備が出来たら、カラーボックスを組み立てその上に天板を取り付けます。
間に隙間がある場合は、ごみ箱を収納するスペースにするのがおすすめです。
あとは希望の場所にカウンターキッチンを設置し、収納用のボックスを取り付ければ完成です。
2. 1DKのカウンターキッチンを食器棚などで作る方法
食器棚を使ってカウンターキッチンを作る場合は、裏面にちょっとした加工をするのがポイントです。
食器棚にも様々な種類がありますが、ほとんどの場合壁に沿って設置するので裏面を堂々と見せるのはちょっとおかしくなります。
もちろん全体的に塗装をしてしまうという方法もありますが、それも面倒だという場合はリメイクシートを裏面にだけはるという方法もあります。
リメイクシートは百円ショップなどでも扱っていますので、お好みのシートを張り付ければ、簡単にリメイクすることが出来ます。
3. 1DKのカウンターキッチンを好みに合わせてDIYする方法
すでにカウンターキッチンがある物件の場合は、カウンターキッチンの高さを変えて新たにカウンターキッチンを追加するという方法があります。
既存のカウンターキッチンより低い高さのカラーボックスを準備し、天板をのせて高さの低いカウンターテーブルが完成します。
もちろんカラーボックスで作っていますから収納力はアップしますし、本やお気に入りの写真などを上に配置すれば素敵なインテリアになります。
さらにダイニングルームにソファーとローテーブルを置けば、キッチンから独立したくつろぎの空間になります。
4. 1DKにカウンターキッチンを置くメリット・デメリット
メリットとは?
メリットはやはり「キッチンとダイニングルームをそれぞれに独立させること」でしょう。
メインルームが1室あるとはいえ、どうしてもスペースに限りがある1DKではキッチンのインパクトが強すぎるとせっかくのくつろぎのスペースが台無しになってしまいます。
特にキッチンは、生活感が出やすいうえに物があふれていると散らかって見えます。
しかも急な来客があったときに一番困るのがキッチンです。そんな時にちょっとしたものであればサッと隠しておくことが出来るのがカウンターキッチンです。
もちろん収納力がアップすることもメリットといえます。
食器棚などを置くスペースがないことが多い1DKでは、カウンターキッチンの下にある収納スペースが大活躍します。
1人暮らしに必要な食器は全て収納することが出来ますし、買いだめしておいた食材などをストックしておくことも出来ます。
デメリットとは?
ダイニングテーブルを置きたい場合には、スペース的にカウンターキッチンを配置することが出来ないこともあります。
この場合は「カウンターキッチン」と「ダイニングテーブル」のどちらかを選ぶことになるのですが、すでにダイニングテーブルがある場合はカウンターキッチンを諦めるしかありません。
またカウンターキッチンを置くことによって余計に圧迫感が出る場合もあります。
特に台所とダイニングに窓がない場合は、カウンターキッチンが壁になることで圧迫感が出てしまいます。
メインルームにしか窓がない場合は、カウンターキッチン以外の方法でダイニングルームを広く見せる工夫する方がおすすめです。
5. まとめ
カウンターキッチンは「収納スペースを増やしたい」「キッチンの生活感を隠したい」という場合にはおすすめですが、間取りによっては「圧迫感がある」「ダイニングルームが狭くなる」などのデメリットがあります。
1DKのダイニングキッチンのスペースは限られていますので、部屋全体の間取りと併せて検討するのがおすすめです。





