2DKの場合、意外と多いのが「メインルームに和室がある物件」ですよね?
確かに和室は寝室にもメインルームにもなるので便利ではありますが、和室だからこそレイアウトの悩みも多いのでは?
ところが今、「2DKだからこそあえて和室を選ぶ」という人も増えています。
「なぜ和室?」と思うかもしれませんが、和室だからこそアイデア次第で、ビックリするようなおしゃれな部屋になるのです。
しかもそのテイストは和・洋だけでなくアジアンテイスト・北欧テイストなど、アレンジ次第で自由に変身できるのです。
そこで今回は、和室にちょっとした発想の転換で、オシャレでカッコイイお部屋に変身させるレイアウトテクをご紹介していきます。
このページでわかること
1. 2DKの和室レイアウト①和テイストの照明を使ってぬくもりのある空間に
1-1. 和紙調のプリーツスクリーンで奥行きのある空間を演出
和室に洋風のカーテンを取り付けてしまうと、部屋全体が暗くなってしまい、野暮ったい印象になります。
畳のお部屋だからこそ、程よい光が外から入り込むことによって、明るく落ち着いた雰囲気になります。
また2DKという間取りをより広く見せるためにも、外の景色を一部分見せるというのもすすめです。
和紙調のプリーツスクリーンなら強い日差しはカットしつつも、あえてスクリーンの下を50センチほど開けることによって、奥行きのある空間を演出することができます。
1-2. 背の低い家具で広さをアピール
2DKの和室を「和モダン」にするには、「いかに広く部屋を見せるか」がポイントになります。
特に天井を高く見せるように意識すると、同じ間取りでも格段に広く見えます。
そのためのポイントは、家具の高さです。
まずは、和室に置くテーブルの高さを決めます。
このテーブルの高さが、すべての家具の基準となります。
テーブルよりも高さのある家具は、お部屋に圧迫感を与えます。
テレビを置く場合も、テレビ台の高さをテーブルの高さに揃えることで、天井の高さをアピールできます。
1-3. 脚付きマットレスを使って「見せる寝室」に!
天井の高さを強調したメインルームに合わせて、ベッドではなく脚付きマットレスを使ってみましょう。
こうすれば、しきりとなるふすまを開けても違和感はありません。
ベッドサイドに和紙を使った照明をセットすれば、和と洋がミックスされた落ち着いた空間になりますよ。
2. 2DKの和室レイアウト②直線を意識した和室の洋風アレンジ
2-1. 畳の縁と平行にソファとテーブルを配置
和室にソファとテーブルを置く場合は、畳の縁のように直線を意識した配置がおすすめです。
テーブルはカーブのない直線的なデザインを選び、ソファはあえてモダンファニチャーを選びましょう。
このように直線を意識して家具を配置することで、畳の縁が視線をお部屋の奥へと自然と導き、奥行きのある空間を演出できます。
2-2. アンティーク調のペンダントライトで印象をシャープに!
直線的で奥行きを持たせたお部屋に、和紙を使った丸いデザインの照明を合わせてしまうと、逆に重たい印象になります。
そんな時におすすめしたいのが、アンティーク調のガラスペンダントです。
これならモダンファニチャーとの相性も良いですし、畳との相性も抜群です!
お部屋全体が、すっきりと引き締まった印象になります。
2-3. ウッドブラインドで温もりのある部屋に!
直線を意識した和室にドレープカーテンを合わせると、一気に野暮ったくなってしまいます。
せっかく直線を意識しているのですから、窓から差し込む光も、直線を意識すると全体的なまとまりが出ます。
そこでおすすめなのが、畳との相性も良いウッドブラインドです。
カラーはソファの色と合わせるのがポイントで、直線的な光の演出と落ち着いた木のぬくもりが、お部屋全体をシックに仕上げてくれます。
3. 2DKの和室レイアウト③メインルーム2室を1室に!広々とした和洋空間
メインルーム2室を仕切るふすまを思い切って取り外して、広々とした1ルームにしてしまいましょう。
こうすれば和室ならではの圧迫感がなくなり、広々としたゆとりのある空間になります。
3-1. ダブルサイズの脚付きマットレスに清涼感のある藍色のカバーでインパクト
ふすまで仕切られている状態の2DKの部屋に、ダブルサイズのベッドはかなり窮屈ですが、ふすまを取り外せばダブルサイズでも狭さを感じません。
マットレスには部屋のアクセントとなる藍色のカバーをかけ、寝るとき以外は布団と枕は押し入れに収納します。
さらにカバーと合わせたクッションを置けば、昼間は2人でもゆったりと足を延ばすことができるカウチソファになりますよ。
3-2. すだれ調のロールスクリーンで落ち着いた和の空間を
広々としたメインルームに合わせたいのが、すだれ調のロールスクリーンです。
竹を使ったロールスクリーンなら存在感のあるメインルームになりますし、木綿の質感を重視したかすり織調のロールスクリーンなら温もりのあるメインルームになります。
4. 2DKの和室レイアウト④白いソファをメインにした北欧スタイル
4-1. 白のソファを窓際に置いて優しい北欧スタイル
畳の緑とソファの白は、とても相性が良い組み合わせです。
障子から差し込む暖かい陽の光は北欧テイストとも相性が良く、和室の持つぬくもりをより際立たせてくれます。
さらにソファの上にペンダントライトをセットすれば、柔らかい光に包まれた、ぬくもりのある北欧スタイルが完成します。
4-2. ナチュラル素材のカーペットとローテーブルで落ち着いた雰囲気
ナチュラル素材のローテーブルであれば、畳の上に直接置いてもステキですが、白いソファに合わせたカーペットと組み合わせると、さらに優しい印象になります。
しかも、カーペットの隙間から見える畳の淡いグリーンがアクセントになるので、白いソファの存在感を優しく包み込んでくれます。
5. 2DKの和室レイアウト⑤畳のグリーンを生かしたアジアンテイスト
5-1. オリエンタル風のアジアンソファをセレクト
アジアンテイストと畳の淡いグリーンは、実はとっても相性が良いのです。
そこに、オリエンタルな雰囲気が漂う赤のアジアンソファを合わせます。
スモーキーカラーもおすすめですが、オリエンタル風にした方が畳との相性も良いので、ここではあえてビビッドなカラーを選びます。
もちろん畳の上には、ソファに合わせたオリエンタル調のカーペットをセレクトします。
ソファに合わせるローテーブルは、ブラウンを基調にしたものを選ぶのがおすすめです。
5-2. 間接照明と観葉植物でアジアンムードをさらにアップ
和室のお部屋の壁は白が基本になるので、間接照明を使って光の演出をすると、さらにオリエンタルな雰囲気が出ますよ。
モンステラのような大ぶりの葉が印象的な観葉植物も良いのですが、スペースに限りがある2DKなので、ここはツタ系の観葉植物をレイアウトする方がおすすめです。
アジアンタムなどは葉のニュアンスがユニークなので、キャビネットなどにアクセントとしてセットするのがおすすめです。
6. まとめ
2DKの和室は、和・洋だけでなく北欧テイストやアジアンテイストなど、アレンジ次第で様々なレイアウトが楽しめるのが魅力です。
2DKという限られたスペースですが、高さや奥行き、カラーや素材にポイントを絞るだけで、広々とした快適な空間を手に入れることができます。
もちろん和室だけでなく寝室やダイニングルーム、キッチンなどにも同じテイストを取り入れると、さらに雰囲気のあるステキな空間になります。
どのようなテイストとも相性が良い和室だからこそ、自分好みのステキな部屋に仕上げてくださいね。





