3DKの部屋割り【同棲・新婚から3・4・5人家族の場合】

お部屋の間取りや部屋割りには様々なものがありますが、3DKのお部屋ではどのような割り振りが考えられるでしょうか。

適切な部屋割りを考えないと、せっかく広いお部屋に引越したとしても、快適に生活しにくい空間になってしまう可能性があります。

ここでは、恋人と同棲する場合や新婚の場合、お子さんが産まれて3人、4人、5人家族となったときの部屋割りについてお伝えしていきたいと思います。

1. 3DKの部屋割り【同棲・新婚・2人暮らしの場合】

2人暮らしの場合、様々な部屋割りが考えられます。

まずスタンダードなものとしては、1つの個室を寝室に、もう1つのお部屋を収納、そして最後の居室を多目的部屋として使う方法です。

寝室として使う部屋には、シングルベッドを2つ並べて置くことができます。

もしくは、ダブルベッドを真ん中に配置しても良いですね。

ベッドを置いてしまうと、他に置けるものはあまりないと思いますので、寝室が家具でごちゃごちゃしすぎないようになるでしょう。

収納のお部屋には、洋服や日用品のストック、その他本などのかさばるものを入れておきましょう。

ついつい散らかりがちなスペースになるかと思いますので、棚などを工夫して配置しておくと良いですね。

また多目的部屋は、何でもできる部屋として確保しておきましょう。

趣味の部屋にしたり、パソコンを持ち込んで仕事部屋にしたり、あるいは客間にするのも良いでしょう。

また、DKは広々と使うことができるので、ご飯を食べるスペースとして活用しましょう。

さらに将来お子さんが生まれた時には、目が行き届く遊びスペースを作ることもできそうですね。

もう1つのパターンとして「2人のスペースをしっかり分けたい!」という場合は、1つを寝室、残りの2つの部屋をそれぞれの個室にする、ということもできます。

それぞれの趣味がしっかりあるようなカップルや、1人の時間がそれぞれ欲しいような2人にはぜひおすすめですね。

その場合は、収納スペースが限られてくるので、それぞれの部屋に自分のものを片付けるようになります。

もしくはそれぞれが個室で別々に寝て、1つ空いた部屋をまるまる収納に使う、という方法もありますね。

2. 3DKの部屋割り【3人家族の場合】

3DKに住む主な3人家族の構成としては、夫婦とお子さん1人というパターンが多いでしょう。

1つの例としては、1つのお部屋を夫婦の寝室に、もう1つのスペースをお子さんの部屋に、そして残りの1つを物置にするという方法です。

夫婦の寝室には、ベッドを2つ置きます。

お子さんの部屋には、ベッドや学習机、おもちゃなどなど、すべて収まるようにしておくと良いですね。

まだお子さんが小さくて個室は必要ないという場合は、とりあえず収納にしておいたり、客間にしたりして使っておくと良いでしょう。

収納スペースには、日用品のストックや洋服などを置いておきます。

このように目的別の部屋割りをすることで、DKのスペースを広々と使うことができます。

ご飯を食べたりテレビを見たりなど、家族団らんのスペースにしても良いですね。

また、もう1つの例として考えられるのが、子供部屋1つ、夫婦の寝室1つに加えて、共同で使う和室となっているパターンです。

和室がLDKに直接くっついているような間取りもあります。

こうした間取りになっている時は、4人家族以上で住むとなると、1部屋に2人以上割り振りをする必要が出てきます。

3. 3DKの部屋割り【4人家族の場合】

4人家族の場合も、夫婦そしてお子さん2人というパターンが多いでしょう。

この場合は、1つの部屋は夫婦の寝室、1つは子供2人の部屋、そしてもう1つは物置や収納という使い方ができます。

DKは、家族団らんの部屋として使えますね。

またお子さんが大きくなって、それぞれに個室をあげたいなと思う場合は、1つを寝室、そして残りの2つを兄弟それぞれの部屋にしても良いですね。

その場合、収納などは減らす必要があるので、なるべく物を増やさない、DKに工夫して配置する……などの努力はいりますが、特に男女2人きょうだいの場合は、早めに部屋を分ける必要があるでしょう。

4. 3DKの部屋割り【5人家族の場合】

5人家族の場合は、夫婦そしてお子さん3人という感じになりますね。

これは、子供の成長度合いにも関わってくる部分になります。

こうしてみると、「ちょっと狭すぎるのでは?」と思いますよね。

確かに3DKで5人家族となると、かなり窮屈にはなります。

それぞれの部屋や寝室などを確保することを考えて、5人いるのであれば本来、将来のことを考えて最低限4DKか4LDKはほしいところですね。

まだお子さんが小さいうちは良いのですが、だんだん成長するにつれて、それぞれが個室が欲しくなってくるでしょう。

例えばお子さんがまだ小さいうちは、夫婦の寝室が1つ、もう1つの部屋はお子さんたちの部屋、そしてもう1つを収納にしましょう。

もしくは1つを寝室にするのは変えず、2~3室の部屋を子ども部屋として使用するなどの方法もあります。

あるいは、お子さんがだいぶ成長している場合は、3つの部屋を1つずつ使うという手もあります。

その場合、夫婦の寝る場所がなくなるため、DKで寝ることになります。

4-1. 3DKの部屋を広く見せるための工夫

また3DKで5人暮らしをするとなると、かなり工夫をすることが必要になってきます。

部屋割りはもちろんのこと、どのように家具を配置するべきなのか、色の選び方なども大きく影響してきます。

ここからは、3DKを少しでも広く見せるための方法をご紹介します。

・家具の高さは全体的に低く

まずは基本として、あまり背の高すぎる家具は置かないようにしましょう。

背の高い家具は圧迫感を与えてしまうため、部屋が狭く見えてしまいます。

同じぐらいの背の高さの家具で揃えて、部屋に統一感をもたせることによって、部屋にまとまりが生まれます。

・家具の色を統一する

家具の色をある程度統一することによって、部屋にまとまりが生まれるため、部屋を広く見せる効果があります。

おすすめのカラーとしては、ホワイトやベージュが挙げられます。

ご自分のお好きなカラーを選んでみてくださいね。

・鏡を置く

鏡があるとお部屋の中を反射させるため、お部屋を広く見せる効果があります。

なるべく大きい鏡の方が効果を発揮しますよ。

そのため、おすすめは全身が映る姿見になります。

・床を見せる

実は部屋を広く見せるためには、全体の3分の2以上床が見えているのが良いとされています。

そのため、例えば6畳の部屋の場合、2畳分にベッドなど床が隠れるものを置いて、他の場所については床が見える状態にしておくと、部屋を広く見せることができます。

5. まとめ

3DKのお部屋の部屋割りについてお伝えしてきました。

3DKのお部屋は、2人で済むには部屋数が多いのですが、5人以上となると部屋が足りなく感じることが多くなってきます。

3DKは基本的には、3人や4人で暮らす場合の間取りだと考える必要がありますが、やむなく5人以上で住むような場合には、1部屋を2人以上で利用するなどの部屋割りを考えるとともに、今回ご紹介した部屋を広く見せるコツなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。

住む人の人数が多い場合でも、工夫次第で快適な空間を作り出すことは可能ですよ。