3LDKのマンションをリノベーションする時、必要な費用はリノベーションを行う範囲などで異なります。
支払い方法も様々で、対応してくれる業者としっかりと打ち合わせなどをしながら、決めていくようにしましょう。
中古の3LDKマンションをリノベーションする時にも、メリットとデメリットを把握しながら行うようにしましょう。
リフォームと異なる点もあるため、それぞれ理解しながら進めていくことが重要です。
このページでわかること
1. 3LDKのリノベーション費用の相場
部分的なリノベーションを行うか、全体的なリノベーションを行うかで費用が大きく変わっていきます。
それぞれの費用の相場を知ったうえで、費用内訳も場所によって異なることを理解しておきましょう。
1つ1つの状況を理解しながら、業者と相談するようにしましょう。
1-1. フルリノベーションの費用相場と内訳
フルリノベーションは、建物を一度構造している部分だけを残し、そこから改めて間取りなどを再構成するやり方です。
施工主の意向を取り入れていくことができますが、自分なりの空間を作れる分費用がかかってしまいます。
オーダーメイドに近い状態で仕上げることができますが、フルリノベーションを一度行うには、一般的には1000万円前後かかってしまうことがあります。
また業者によって金額が大きく異なることがあり、大手のリフォーム会社ならば1000万円以上かかってしまうことが多いようです。
その一方で、地元の工務店に依頼すると、費用は600万円台から提供していることが多いため、予算に合わせて業者を決めていくことも重要です。
内訳を見ていくと、解体工事も必要になりますが、その費用は50~100万円弱となっています。
キッチンなどを変える時、水回りで合計で200万円前後かかります。
特に浴室とキッチンが予算を大きく取ることがあり、それぞれで100万円近くかかってしまうこともあります。
なおキッチンなどを移動するだけならば、30万円程度で対応してくれることもあります。
またクロスや床の張替えを行うこともありますが、これも3LDKだと100万円前後かかってしまいます。
1-2. 部分リノベーションの費用相場と内訳
部分リノベーションを行うには、費用は一般的に500万円以下といわれています。
トイレやお風呂、床など少しだけリノベーションを行う時は、業者の提案するプランを比較しながら決めていくようにしましょう。
内訳をみていくと、フルリノベーションと同じように、水回りだとキッチンや浴室ならば100万円前後かかることがあります。
トイレや洗面所ならば、20~30万円となっています。
その他の居住スペースを見ると、リビングでは50~100万円程度が相場となっており、寝室や玄関では20万円程度となっています。
このように、場所によってリノベーションの費用は大きく変わってきます。
また依頼する業者も、フルリノベーションの時と同じように、比較検討するようにしましょう。
2. リノベーション費用の支払い方法
非常に高額になるリノベーションの費用ですが、支払い方法も検討しなければなりません。
無理のないように支払っていかなければ、家計が破綻してしまうこともあります。
リノベーションだけの費用を検討する時もあれば、中古マンションを購入してからリノベーションを行うケースもあります。
それぞれ費用が大幅に変わってしまうこともあるので、様々な金融機関に相談を行う際には、注意しなければなりません。
もしも住宅ローンを利用して支払いを行う時は、年収が一つの目安となっています。
借入可能額は年収から算出されますが、適正借入額はこれまで他のローンを利用している時には減っていきます。
また家族構成などでも変わりますが、これは家族の人数が多ければ不利となります。
趣味や生活習慣などで費用が大きく変わることもあるので、金融機関などのアドバイスも受けながら、適正額を自分で検討する必要があります。
その中で減税を受けられることもありますが、色々な条件をクリアしなければなりません。
例えば住宅を取得したら、増改築の工事が完了してから半年以内に入居し、控除を受ける時まで生活を送っていなければなりません。
また控除を受ける際に、合計所得が3000万円以下という所得制限があったり、長期譲渡所得の課税について特例を受けていないかチェックを受けます。
さらに、住宅では床面積が50㎡以上となっていたり、床面積の半分以上が自分の居住用となっている必要があります。
3. 3LDKのリノベーション事例
3LDKマンションの様々なリノベーションに関する事例は、インターネットなどでチェックすることができます。
あらかじめ色々な業者のリノベーションの事例を確認して、自宅と合致しているか判断するようにしましょう。
さらに同じようなプランを提供している時には、費用だけでなくサービス内容をチェックして、不足がないか把握すると調べやすいですよ。
3LDKマンションのリノベーションに関する事例を見ていくと、例えば全体的に室内の色合いが暗く、明るさも全く感じられなかった物件に関して、リノベーションを行うケースがインターネット上で紹介されています。
全て解体をすれば間取りも決めていくことができますが、依頼主の予算が少なかったため部分リノベーションで業者が対応しています。
残せる部分をしっかりと残しながらリノベーションを行っていますが、事前の確認で業者のスタッフが依頼主へ提案を細かく行っています。
的確なアドバイスを行うことによって、依頼主も安心してリノベーションを依頼しています。
また対応してくれた職人の対応もよく、スムーズにリノベーションを行っています。
期間が1ヶ月程度となっていますが、その後依頼主がインターネット上で口コミなどで投稿しています。
それによると、依頼主は見積書をあらかじめ提出してもらい、予算がどのくらいかかるか事前に把握しています。
そして担当者のイメージも良いだけでなく、他社との比較において厳しいと言われてしまったサービス内容も、聞いてもらいながら対応してもらっています。
リノベーションでは、有担保型のリフォームローンを使うこともありますが、メリットとして金利の低さや借入可能額が多くなる点があります。
これは期間も長いため、返済に困ることはないでしょう。
ネット銀行では、無担保型のリフォームローンも提供されているので、事前に調べておくといいですよ。
4. 中古の3LDKマンションをリノベーションするメリット・デメリット
4-1. メリット
・自由な設計ができる
生活する上で、不自由に感じる間取りになっていることがある場合、自分なりにリノベーションを行って快適に過ごせる空間を作ることができます。
・物件に関する選択肢が増える
住んでいるエリアで理想の物件を探す時に、どうしても巡り会えないことがあります。
都心部だと、希望している物件に応募者が殺到することもあり、妥協してしまうこともありますね。
そういう時、中古マンションをリノベーションすることで、理想の物件に仕上げていくことができます。
リノベーションできる中古の3LDKマンションの物件は豊富にあるので、チェックする選択肢が増えますよ。
・コストをある程度抑えることができる
リノベーションによって、理想の空間を安い費用で手に入れることができます。
同条件で新築を購入するか中古を購入するかを検討した時、中古を選んだ場合リノベーションを行うと新築よりも3割近く費用を抑えることができます。
4-2. デメリット
・築年数が長く耐久性が低い
耐震改修などが必要なこともあり、時には予想以上にコストがかかってしまうことがあります。
中古マンションを購入する時には、築年数が気になることもあります。
法律の基準をクリアしているかをチェックして物件を選択しないと、リノベーションを行う時に別途他の費用もかかってしまいます。
・生活を送る際に時間がかかる
リノベーション工事には時間も必要で、生活する際にその時間がかかってしまいます。
あまりにもこだわってしまうと、余計時間がかかってしまうので、生活できる状態になりません。
・ローンの金利が高くなってしまう
時にはリノベーション目的でローンを利用すると、一般の住宅ローン以上に金利が高くなってしまうことがあります。
リフォームローンと同じような扱いをされてしまうこともあるので、住宅ローンだけで済むように、リノベーションを終えている物件を探すのも方法の一つです。
5. 3LDKのリノベーションとリフォームの違い
リフォームは老朽化した状態の建築物を元に戻していくことで、リノベーションは性能を向上させたり価値を高める工事を指します。
リフォームとリノベーションは混同してしまうことがありますが、マンションやアパートだと入居者が退去する時に元の状態へ戻すことが必要です。
リフォームは原状回復と同じ意味合いとなっており、キッチン設備を変えたり壁紙の張替えなどが対象となっています。
一方リノベーションは、既存の建築物に関して工事を行い、機能回復とともに性能をアップさせることができます。
3LDKの場合キッチンなどを変更していくことなどが該当しますが、時にはリノベーションで間取りを変えると快適な生活を送れるようになります。
6. 3LDKのリフォーム費用の相場
費用の相場として、築年数によって幅はありますが、600~1000万円程度かかります。
3LDKのマンションをリフォームする時は、色々な部分が気になりますね。
例えばキッチンは、築年数が20年程度経過すると、ドアが壊れたり汚れが落ちにくい状態になってしまうことがあります。
また築年数が30年以上経過すると、床や壁、天井などの汚れも気になります。
さらに家族は子供が成長すると、間取りがライフスタイルに合致しなくなることもあります。
こうなるとリフォームを検討しなければなりませんが、水回りなどで200万円程度、間取り変更などで500万円以上かかってしまうことがあります。
築年数の経過によっては、スケルトンリフォームを要することもあるので、より費用がかかってしまうこともあります。
7. 3LDKのリノベーション費用の相場と注意点まとめ
リノベーションは結構な費用がかかるので、各部分で対応するか、全てリノベーションするかをよく考えて判断するようにしてください。
時には予想以上のコストがかかってしまうことがあるので、業者へ依頼する前に目的などを明確にしておきましょう。
業者を選ぶ際にも、実績のある業者を選択するだけでなく、自分が目指すプランに対応してくれる業者かどうかも判断基準に入れることが大切です。
ポイントを絞っていきながら、事前に打ち合わせなどをするようにしましょう。
また、リノベーションを行う前に業者に確認を行ってもらい、費用の見積もりを出してもらうことが重要です。
時には割安で対応してもらえることもあるので、的確なアドバイスをもらうようにしましょう。




