3DKにおすすめのダイニングテーブルと選び方まとめ

3DKといえば、DKの面積が狭いイメージがありますよね。

3DKにダイニングテーブルを置きたい場合、どんなダイニングテーブルを選べばいいのでしょうか。

そもそも、3DKにダイニングテーブルを置いたほうがいいのでしょうか。

そこで、以下では、3DKのダイニングテーブルの選び方を解説!

おすすめのレイアウトや製品を具体的に紹介しますので、参考にしてくださいね。

(2019年9月13日更新/2018年8月11日公開)

1. 3DKにおすすめのダイニングテーブルと選び方

1-1. DKとは?

まず、そもそも3DKとはどんな間取りなのか確認しておきましょう。

3DKは、3つの個室に加えて、ダイニングキッチン(DK)がある間取りです。

3DKの平均専有面積は58㎡といわれます(賃貸住宅の場合)。

ダイニングとは、キッチンに隣接していて、食事をとることができる空間のこと。

語源は英語の「dine」(食事をとる)で、関連語に「dinner」(ディナー、晩餐)があります。

このダイニングとキッチンをあわせて、ダイニングキッチン(DK)と呼んでいるんですね。

(参照:インテリア業界用語集「ダイニング」

(参照:賃貸経営「人気の間取り」

1-2. ダイニングテーブルは3DKに置ける?

では、3DKのダイニングキッチン(DK)の広さはどのくらいなのでしょうか。

3DKの場合、ダイニングキッチンの広さは「10帖(16.2㎡)未満」が一般的です。

不動産業界の広告表示に関するルールで、“2つ以上の部屋がある物件で、ダイニングキッチンが10帖以上の場合はLDKと表記する”と決まっているからです。

LDKに比べて、狭い面積のダイニングキッチンをDKと呼ぶんですね。

けれども、3DKのダイニングキッチンであっても、ダイニングテーブルが置けないわけではありません。

たとえ10帖未満であっても、工夫すれば、3DKにもダイニングテーブルを置くことができるんです。

最近は、折りたたみ式、アウトドア用など、狭いスペースでも活躍できるダイニングテーブルが多く作られています。

以下で、さまざまなダイニングテーブルを紹介していきますので、参考にしてくださいね。

(参照:https://www.sfkoutori.or.jp/webkanri/kanri/wp-content/uploads/2019/01/h_sekoukisoku.pdf

1-3. ダイニングテーブルは“おもてなし”の主役

ただ、最近は、ダイニングテーブルをあえて置かないという人もいます。

身の回りのものを極力減らして生活するミニマリストのなかには、床に直接座る生活をして、日本の伝統的な生活に戻っている人もいるんです。

じっさい、ダイニングテーブルをなくしたことによって、掃除がかなり楽になったという声もあり、悪いことばかりではないようです。

では、それなのに、なぜダイニングテーブルを置くのでしょうか?

実は、ダイニングテーブルにはミニマルなインテリアでは実現できないような役割があるんです。

昔は、「客間」と言ってお客さんが家に来た時に通す部屋がありました。

小奇麗な部屋で、和室なら掛け軸が飾ってあったり、床の間に壺が置いてあるような部屋です。

洋室ならゆったりしたソファが置いてあって、壁には写真や賞状が飾ってあったりしていました。

しかし、今は客間を作る人は減りました。

ダイニングが客間を兼ねるようになってきているんです。

つまり、ダイニングテーブルには、お客さんにくつろいでもらうという役割があるんですね。

ダイニングテーブルは、いわば“おもてなし”の主役。

狭いイメージがあるDKだからといって、置くのを諦めてしまうのはもったいないです。

以下の記事を読んで、狭いイメージがあるDKでも邪魔にならない、“しっかりもの”のダイニングテーブルを探してみましょう!

2. 3DKに置けるダイニングテーブルの選び方

まずは、ダイニングキッチン(DK)の広さごとに、ダイニングテーブルの選び方のポイントをお伝えします。

2-1. 6帖のリビングダイニングの場合

DKが6帖(9.72㎡)の場合、ダイニングテーブルを普通に置くと、部屋の中での存在感が大きくて、空間を圧迫することが多いはず。

できるだけ空間を圧迫しないようなダイニングテーブルを選ぶことが大切です。

たとえば、細長い形のダイニングテーブルを選ぶと、壁にくっつけて置いた場合に、空間を圧迫しにくいです。

壁につけて置いたダイニングテーブルに2人で並んで座るようにすれば、かなりスペースを節約できて圧迫感がなくなります。

椅子に座ってないときは椅子をテーブルの下にしまうようにすることで、さらに圧迫感を減らすことができます。

また、テーブルの角が直角のものよりも、丸みを帯びた形の方が圧迫感が少なくなります。

2-2. 8帖のリビングダイニングの場合

DKが8帖(12.96㎡)の場合、ちょっと余裕が生まれるので、ダイニングテーブルの選択肢が広がります。

細長い形のダイニングテーブルに加えて、丸い形のダイニングテーブルを選択肢に含めてみましょう。

丸い形のテーブルは見た目の圧迫感がないので、部屋を狭く感じにくくなるという効果があります。

また、部屋をカジュアルでおしゃれな雰囲気にできるものが多いので、来客用にも適しています。

2-3. 10帖のリビングダイニングの場合

DKが10帖(16.2㎡)程度ある場合、さまざまな種類のダイニングテーブルを置くことができます。

これだけスペースがあるのなら、長方形のダイニングテーブルをおけば間違いないです。

大人数にも対応できますし、天板が広いのでテーブルの上を片付ければ作業スペースや子供の勉強用のスペースとしても利用できます。

3. 狭いリビングでもダイニングテーブルを置きたい場合の工夫

3-1. バタフライ式のテーブル

バタフライ式のダイニングテーブルとは、テーブルの片側、もしくは両側の天板をたたんで小さくしておくことができる折りたたみ型のテーブルです。

バタフライ(蝶)という名前が示すように、蝶の羽根のようにテーブルの端を折りたたむことで、好きなときにテーブルの大きさを調整できるのが魅力です。

通常は狭くしておいて、お客さんが来た時や作業で広いスペースが欲しいときには広げて使うというような使い方ができるので便利なんです。

使いたいときだけ広くなるので、通常は場所をとらず室内空間をひろびろと使える利点があります。

ただし、折りたたみからの組み立て方法はテーブルによって違うので、購入する前に実物を何回か実際に組み立ててみて、組み立てやすいかどうかをチェックしておくと良いです。

もちろん、サイズもしっかり確認して、羽根部分を広げてみたら意外と狭くて使いにくかった、ということにならないようにしましょう。

3-2. 伸縮式のテーブル

バタフライテーブルと同じような、通常は小さく、大人数で使うときには天板を大きく使えるテーブルです。

テーブルの天板の下に伸縮用の天板が収納してあり、テーブルを両側に広げることで天板を広くできます。

テーブルを広げたときのテーブルの足の位置は確認しておきましょう。

テーブルは広くなっても足の位置が微妙だと、椅子がうまく置けずにテーブルを効率的に使えない場合もあるからです。

3-3. アウトドアテーブル

最近、アウトドアグッズを家の中で使う人が増えてきました。

アウトドアグッズの利点はいろいろありますが、なんといっても収納性能や可搬性能の良さが素晴らしいです。

折りたたみ式のテーブルを動かすのは少し苦労することが多いですが、アウトドアテーブルは持ち運びもしやすく、収納性や可搬性に優れたタイプが多いです。

使わないときには折りたたんで薄くなるので壁に立てかけておけますし、ベランダに持っていって外で食事を楽しむこともできます。

また、掃除のときなども邪魔なときは動かせばよいので便利です。「ルンバ」のような自動掃除機の活躍の余地も広がるはず!

もちろん、キャンプにも持っていけるので、わざわざ別にキャンプ用のテーブルを買う必要もないです。

スノーピークのテーブルは家の中で使っても不自然にならないような、本格的な木目の天板を使っているのでおすすめです。

3-4. カウンター兼用のダイニングテーブル

キッチンが壁の方を向いているタイプの部屋におすすめなのが「カウンター兼用のダイニングテーブル」です。

「カウンター兼用のダイニングテーブル」とは、調理作業用のカウンターとしても使えるダイニングテーブルです。

調理のあとはそのままテーブルとして食事に使えるんですね。

出来上がった料理をそのままカウンターで食べることができるので、わざわざ別のダイニングテーブルまで運ぶ手間がないので、食事の準備が楽になります。

もちろん食後の食器の片付けも楽ですね。

1台に2役をこなし、スペースを効率的に使うことができるテーブルです。

3-5. リビング共用のテーブル

高さの変わる昇降式のダイニングテーブルと、その周りにソファを配置することで、食事にもくつろぐのにも使えるスペースにできます。

しかし、大人はソファに座って食事ができるのですが、子どもはソファに座って食事をするとこぼして汚してしまったり、ふわふわして落ちついて食事ができないなどのデメリットもあります。

3-6. 折りたたみ式の椅子

ダイニングテーブルではありませんが、椅子も折りたたみ式のものを選ぶと、使わないときにはたためるので室内を広く使えます。

子供がいると床を広く使って遊ぶことも多いので、椅子が片付けられると意外と便利です。

友達がたくさん来たときは、あえて椅子を片付けて立食パーティーのようにすることもできるので、おすすめです。

もちろん、掃除のときにも便利。

座り心地に注意して選べば、折りたたみ式の椅子は、狭いスペースを有効活用できるすぐれものです。

4. 3DKにおすすめのダイニングテーブル5選

3DKにおすすめのダイニングテーブルを5つ紹介していきます。

4-1. 生活雑貨「ユニットキッチンカウンター

狭い3DKのキッチンに置くことで、収納やキッチンカウンター、さらにダイニングテーブルとしても使えるすぐれもの。

ユニットになっているので、好きな家具を組み合わせて自分の好みのキッチンカウンター兼、ダイニングテーブルを作ることができます。

想定利用人数は2人です。

4-2. イケア 「エーケダーレン

イケアのダイニングテーブルです。

通常は2人で使うくらいの大きさですが、テーブルを広げることで4人がけにまで対応します。

テーブルを伸ばすときにテーブルの足もいっしょに移動するので、足がじゃまになって椅子が入らないということはありません。

4-3. ニトリ 「リビングダイニングセット(アクティブ /ボックス)

昇降式のテーブルなので、ダイニングテーブルとしても使えますし、食事が終わったらテーブルを低くして、ローテーブルとしても使えます。

昇降式テーブルは無機質なデザインが多いですが、こちらのテーブルは天板が落ちついた木目なので部屋のインテリアに馴染みやすいです。

4-4. スノーピーク 「ワンアクションテーブルロング竹

スノーピークのワンアクションテーブルロング竹は簡単にたためるテーブルなので、使わないときには収納できます。

天板は竹を使った美しいデザインで、室内のインテリアにしても違和感が少ないです。

天気の良い日はベランダに出したり、キャンプやバーベキューのときは折りたたんでそのまま持ち運びができる、フットワークの軽いダイニングテーブルとして使えます。

4-5. ニトリ 「ダイニングテーブル(トーン円形慎重GY)

部屋の空間を圧迫しない円形のテーブルです。

カジュアルな雰囲気になるテーブルで、インテリアとしてもおしゃれです。

天板が折れるようになっているので、片方を折って壁につけておくこともできます。

壁から離して置けば、4人で座ることもできます。

5. 3DKにおすすめのダイニングテーブルと選び方まとめ

3DKにおすすめのダイニングテーブルと選び方をまとめます。

  • バタフライ式・伸縮式・アウトドアタイプなど、大きさを変えられるダイニングテーブルがおすすめ
  • キッチンカウンター兼用のダイニングテーブルでスペースを有効活用
  • 6帖なら細長い形、8帖なら丸形、10帖なら長方形など、置く部屋の広さに合わせて、室内を圧迫しない形を選ぶ

3DKはダイニング部分が狭いので、ダイニングテーブルを置くときには工夫が必要です。

いまはいろんな商品を選ぶことができるので、部屋を有効に使えるようなダイニングテーブルを選んで、快適な生活を送ってみてください。