最近はオシャレにDIYできるアイテムや、賃貸でも壁を傷つけないで使えるグッズも増えていて、DIYがちょっとしたブームになっています。
しかし、賃貸でDIYを行う際には事前に知識がないと、DIYによって後々トラブルになることもあります。
そこで2DKのおすすめDIY方法と注意事項について紹介していきます。
このページでわかること
1. 2DKの間取りをDIYでオシャレに!おすすめの方法7選
1-1.カラーボックスでカウンターキッチン
・DIY方法
2DKの部屋だとキッチンが壁付きになっている部屋が多いです。
壁付きのキッチンも良いですが、カウンターキッチンに比べると「部屋からキッチンが丸見え」「料理中に子どもが見えない」「テレビを見ながら料理ができない」などの不満もあります。
とはいえ、人気のカウンターキッチンが最初からついている部屋は、比較的家賃が高いです。
「安い家賃がいいけど、カウンターキッチンも欲しい!」という場合には、DIYでカウンターを作っちゃいましょう。
材料はカラーボックスと天板だけです。
カラーボックスを2つ置いて、そのうえに無垢の天板を置いて接着するだけの簡単DIY。
カラーボックスの数を3つに増やせば、さらに広いカウンターを作ることができます。
天板はニスで塗るだけでかっこよくなりますが、カラーボックスは裏板を処理した方が良いでしょう。
収納の裏の部分にすのこをつけて、色を塗るだけで十分かっこよくなります。
屋の雰囲気に合わせて、ダメージのある色にしたり、レンガ風のタイルを貼ったり、木目を活かしたりすることで、統一感のある部屋を作ることができます。
・費用(目安)
- カラーボックス 2,000円 × 2
- 無垢の天板 3,000円
合計 約7,000円
1-2.シールでキッチンの模様替え
・DIY方法
壁付きキッチンのままでもかっこよくする方法として、キッチンにシールを貼る方法があります。
シールと言っても、普通のシールではなく、貼ってはがせる壁紙用のシールです。
そのため、賃貸でも気軽に使うことができます。
素人でも簡単にきれいに貼ることができて、剥がすのも簡単。
賃貸でも雰囲気が変わると現在大人気のアイテムです。
模様も「木目」「レンガ風」「タイル風」など、木やレンガなど自然素材の質感が感じられるデザインもあります。
キッチンの収納棚のパネルに貼り付けるだけで、簡単にイメージチェンジができ、見られてかっこいいキッチンを作ることができる、簡単DIYです。
・費用(目安)
- 壁紙シール代 1,000円〜
1-3.壁一面を魅せる収納
・DIY方法
壁一面を収納にすることで、大容量の収納を確保できます。
しかし、そのまま見せているとかっこ悪いので、魅せる収納にしてかっこよくしましょう。
おすすめなのは、無印良品やイケア、ニトリなどで売られているシェルフ。
一つの正方形の箱が1ユニットになっていて、好きなだけ買い足して、自分の好みのサイズの収納を作ることができるので、壁に合わせて収納を配置できます。
さらに、ユニットに合わせた小物収納の家具も、それぞれの会社が合わせて販売しています。
特に無印良品は充実していて、サイズぴったりの木製の引き出し、プラスチック製の引き出し、棚の仕切り、カゴなどさまざまな商品が出ているので、組み合わせることで自分好みの壁面収納を作ることができます。
テレビをおきたい場合は、テレビを置くスペースも作ることができます。
大きく買うと結構高いので、最初は2段、そして、3段、4段、と毎年買い足していくこともできるのが魅力です。
壁面収納といいましたが、あえて壁につけて設置しないで部屋の間仕切として使うのもおしゃれですね。
光が抜けるので、開放的な雰囲気を感じつつ空間を仕切ることができ、さらに大容量の収納としても使えます。
・費用(目安)
- 20,000円〜
1-4.和室を洋室にDIY
・DIY方法
2LDKだと和室はないですが、「2DK」に代表される「DK」物件には和室がある場合も多いです。
新しい物件は和室を洋室にリフォームしてあったりしますが、古い物件は和室がある場合もあります。
和室は寝る時だけ布団を出せば、日中は部屋が広く使えるというメリットもありますが、やはり全体的には人気がありません。
逆に考えると、人気がないということは家賃が安いのでお得です。
でも、やっぱり和室は嫌だと言う人は和室を洋室にDIYリフォームしちゃいましょう!
と思い立っても、賃貸では大掛かりなリフォームはできないので簡単な模様替えがメインになります。
一番簡単なのは、畳の上にフローリングマットを敷くこと。
ウッドカーペットなどの名前で売られています。
実際の商品は木目調の板をつなげて、ロール状にしたものです。
畳の上に敷くだけでフローリングになるマットを敷くと、和室が洋室のような雰囲気になり、畳のへこみを気にせず家具もおきやすくなります。
押入れがある場合は、押入れのふすまを外して、見せる収納にしたり、机として使ったりすると雰囲気が変わります。
イケアでは日本の住宅事情を考えて、和室を上手に使うためのコーディネート例が店舗内に設置されていたりするので、参考になります。
・費用(目安)
- フローリングマット 15,000円〜
1-5.自由に使える壁をつくる
・DIY方法
最近人気のDIYアイテムに「ディアウォール」「ラブリコ」という商品があります。
この2つの商品はどちらも同じようなもので、ツーバイフォーというサイズの木材を突っ張り棒のようにして、室内の壁や床を傷つけずに柱を作ることができるものです。
これを使えば壁の両側に柱を立てて、そこにボードを貼ることで壁を作ることができます。
壁一面に棚を取り付けて好きなコレクションを飾っても良いですし、壁に黒板やホワイトボードを取り付けても良いでしょう。
自転車や自転車のパーツを飾ったり、有孔ボードを使って可動できる棚を取り付けたりと、壁の使い方の自由度が格段に広がります。
・費用(目安)
- ディアウォール 3セット 3,000円
- ツーバイフォー材 3本 3,000円
- ボード 2枚 5,000円
合計11,000円
1-6.ロフトベッドで子ども部屋
・DIY方法
2DKの家で子ども2人の4人家族で暮らす場合だと、子どもに一人一部屋は与えられませんよね。
でも、子どもにはやっぱり子供部屋を与えてあげたい!という場合には、DIYで子供部屋を作っちゃいましょう。
ロフトベッドを用意して、L字になるように配置します。
そして、ロフトベッドの下には扉をつけてあげます。
カーテンレールをつけてカーテンで仕切ってあげても良いですが、一部だけでも木製の壁をつけてあげると、実際の部屋により近くなって喜んでもらえます。
最近リビング学習が流行っていますが、やっぱり自分の部屋で集中して勉強したい!というお子さんには、こんな感じで簡易的な部屋を作ってあげてはいかがでしょうか?
ロフトベッドの下なので広さはありませんが、子どもは狭いところが好きなことが多いので喜んでもらえるでしょう。
・費用(目安)
- ロフトベッド 20,000円 × 2
- 壁用ボード 10,000円
合計 50,000円
1-7.カラーボックス机でリビング学習
・DIY方法
最近「リビング学習」という言葉が流行っています。
リビング学習とは、その名の通り、リビングで勉強することです。
子ども部屋を与えても実際に勉強しなかったり、部屋にこもってマンガばかり読んでいたり、あげくの果てには引きこもって出てこなくなったり……といったことが問題になる中で、新しく出てきた考え方です。
最近では小学校くらいまではリビングで子どもを勉強させるリビング学習が増えています。
リビング学習の場合、リビングに机を置くので、置かれる机は学習机のように大きなものではなく、簡易的なものが多いです。
カラーボックスを使ってDIYしている人も多くいます。
作り方はとても簡単。
一人用の机ならカラーボックス2つ、二人用の机ならカラーボックスを3つ用意します。
そしてカラーボックスを子どもが入れるくらいのスペースをあけて置いて、その上に天板となる板を乗せます。
あとは接着するだけで出来上がりです。
大掛かりなものでもないので簡単にできますし、子どもが大きくなって使わなくなったら、解体してカラーボックスとして使っても良いでしょう。
もともとカラーボックスなので、収納としての利用ももちろんできます。
学校の教科書をしまったり、ランドセルをしまったり、横にかけたり。
子どもが小さいうちはこのような少し簡易的なタイプの学習机で「リビング学習」を続け、本格的に自分から勉強をするようになったら、そのときにその子が使いやすいと思える机を買ってあげる方が効率が良いでしょう。
子どもにも勉強する習慣がついていると思いますので、その方が成績も伸ばしやすいと言えます。
・費用(目安)
- カラーボックス 2,000円 × 2
- 天板 2,000円
合計 4,000円
2. DIYでオシャレな部屋を作る場合の注意点
DIYでオシャレな部屋を作る場合にはいくつか注意点があるので、紹介していきます。
2-1. 賃貸マンション、アパートの場合
賃貸マンション、アパートの場合の注意点を紹介します。
・騒音
DIYをすると発生するのが「騒音」です。
比較的音が発生しない「ネジ止め」でも、電動工具を使えばうるさくなるので、注意が必要です。
切断をすればのこぎりの音が、釘打ちをすればトンカチの音がうるさいです。
木材を加工する場合は、木材を購入したホームセンターで下処理をしておくと便利です。
最近のホームセンターには大抵DIY専用の部屋があって、工具や便利な電動工具を無料、または格安で貸してくれます。
加工が苦手な人に変わって、木材のカットなどを変わりに代行してくれるサービスもあるので、そういったサービスを利用しましょう。
それでも音のする作業が出てきそうな場合は、事前に隣近所にあいさつをしておくとトラブルを避けることができます。
特に周りの住民が夜勤の人で、日中寝ているようなときには気を使いましょう。
かといって夜に作業するのは、夜の物音はとても響くため絶対に辞めましょう。
建物の構造が鉄筋コンクリートなら比較的音が漏れにくいですが、鉄骨や木造の場合は、作業の音が他の部屋に届きやすいので、さらに注意が必要です。
・臭い
最近は臭いが無い塗装材も増えていますが、中にはキツい臭いがするものもあります。
塗装をする場合は、乾かす時間を考えないといけません。
木材を部屋に置いておくことになるので、朝の早い時間に作業をして、乾燥させる時間も計算にいれておきましょう。
外に臭いが漏れる場合には、トラブルの元になりやすいので、こちらも事前に挨拶をしておいた方が良い場合もあります。
洗濯物に臭いが移ったりすると、やっかいなことになるので、なるべく臭いの出ない塗装材を買うようにしましょう。
・原状回復
賃貸の場合は借りている場所になるので、最終的には大家さんに返します。
返すときに必要な作業が「原状回復」です。
原状回復とは、部屋を借りたときの状態に戻す作業です。
昔はちょっとしたことでも問題になって敷金を返さないなんてことがありましたが、最近はトラブルが増えたことで公平な判断をしてくれるようになりました。
原状回復のときによく出る言葉は「通常使用による損耗」。
通常使用による損耗というのは、たとえば家具を置いていたらその場所が日焼けしてしまったといったものになります。
画鋲の穴は判断が分かれるところですが、壁に大きな穴を開けていたら補修費用は借り主が負担することになります。
敷金をなるべく返してもらうには、壁の穴は事前に補修しておきましょう。
もしも補修しても目立つような穴を空けてしまった場合には、壁紙の張替えになります。
壁紙は面で貼るため、面が広ければ広いほど貼る面積が増えるので、張替え費用も増えます。
もし大きな穴をどうしても空けたいのであれば、面の狭いところにすると補修費用が安くすむので、覚えておくと良いでしょう。
2-2. 団地の場合
団地の場合も同じ集合住宅なので、賃貸マンションやアパートと同じ様なことに気をつけた方が良いです。
・荷物の搬入
団地は古い物件が多いので、エレベーターがついていないような建物もあるでしょう。
エレベーターがついていないと、荷物の搬入が大変です。
ネットで買って部屋まで宅配してくれるものなら良いですが、ホームセンターで購入して自分で加工したものは、自分で部屋までもっていく必要があります。
そういう場合に自分で部屋まで搬入できるかどうかを、事前にシュミレーションしておいた方がトラブルが少なくなります。
3. 2DKのDIY方法と注意点まとめ
2DKのおすすめのDIY方法について、以下におさらいしておきましょう。
- カラーボックスでカウンターキッチン
- シールでキッチンの模様替え
- 壁一面を見せる収納、間仕切り収納
- 和室を洋室風にDIY
- 自由に使える壁をDIY
- ロフトベッドで子供部屋
- カラーボックス机でリビング学習
これらのDIYを気持ちよく行うためにも、騒音や臭いの問題、原状回復が可能かどうか、物品の搬入が可能かどうかの判断などには注意しておきましょう。
最近は狭い部屋でも快適に暮らせるようなグッズやサービスが増えてきました。
2DKでもおしゃれに快適に暮らせるように、自分好みにDIYして生活を楽しみましょう。





