カーテン

1人暮らしのミカタ、1Kルーム。

家賃も安く、物をそんなに置く必要が無い方は重宝する事でしょう。

しかし問題なのは玄関から居間にかけての「間」。

ドアを開けると一直線に、もしくはすぐに居間が現れるのはなんとも落ち着きがなく、来客の際にも少々緊張してしまいますよね。

今回はそんな1kルームに住まれている方に向け、カーテン仕切りの取り付けをご紹介致します。

1. 必要な道具と費用の目安

1kでの居間は個人的な空間であり、プライバシーの象徴です。

この居間を隠すためにカーテンを取り付ける場合、どのような点に気を配ると良いのでしょうか?

まずはアイテムの用意。

準備するものと、おおよその価格を載せておきます。

  • つっぱり棒 1000~3000円ほど
  • カーテン 2000円前後
  • カーテンフック 100~200円ほど

あるといいもの

  • 取り付ける際に使う脚立・踏み台など 1000~3000円
  • 耐震パッド 200円前後
  • 滑り止めシート 1000円前後

1-1. つっぱり棒

ホームセンターで様々な長さのものが売っていますので、購入前に取り付ける場所をメジャーで採寸して、適した長さのものを選んでください。

購入するつっぱり棒のタイプですが、大きく分けて2種類あります。

  • リングランナー付のもの
  • 伸縮式カーテンレール

リングランナー付タイプは、つっぱり棒にリングが付いていてそこにカーテンフックを取り付けられるようになっています。

伸縮式カーテンレールは取り付け位置の横幅に合わせて自由に長さを変えられるようになっています。

どちらを選んでも構いませんが、後者の伸縮式カーテンレールの方がややお値段が安くなっている場合がほとんどです。

まれに100円ショップで売っていたりするものもありますが、長さが短い場合がほとんどで、造りも頼りないです。

いくら1kといえど、もし予定していた場所から取り付ける位置を変えることになった時などに、対応できなくなると困りますよね。

また毎日必ず通る玄関なので、つっぱり棒が落ちてきたりしても普通に怖いです。

またリングランナーは意外と高いので、100均のつっぱり棒にリングランナーを付けるパターンですと結局値段的にあまり変わらず、造りの弱さだけが残るのでオススメしません。

1-2. カーテン

カーテンは遮音・遮光性能などにより値段に幅がありますが、玄関に取り付けるものなのでそこまでクオリティは高くなくて良いでしょう。

ここに載せた価格は防炎性カーテン、あまり厚い印象を与えない1.5倍ヒダのものを参考にしています。

重ねますが、購入前にカーテン取り付け位置の採寸は忘れずに行ってくださいね!

1-3. カーテンフック

カーテンフックの種類ですが、いくつか別れています。

カーテンを購入した際フック付属していなかった場合、また付いていたとしてもこだわりたい場合は選びましょう。

フックの種類は大きく分けて3つ。

  • Aフック…レールが見える
  • Bフック…レールが隠れる
  • アジャスターフック…A、Bどちらにも変えられる

つっぱり棒を見せる場合はAフック、隠す場合はBフックを使います。

予備アイテムとしては脚立などの他に、耐震パッドや滑り止めシートがあると安心でしょう。

それについてはつっぱり棒の両端がかなりしっかりとした形状・材質で、取り付ける壁も丈夫な場合は必要ありません。

2. カーテン取り付け手順

必要なアイテムを購入したら、いよいよ取り付けにかかります。

2-1. つっぱり棒の取り付け

つっぱり棒を取り付ける位置ですが、壁を実際に手で触って確かめ、はりなど丈夫な位置に取り付けるのが理想です。

つっぱり棒の両端の形状・材質にもよりますが、もし滑りやすいなど固定が心もとない場合は、耐震パッドや滑り止めシートを適切なサイズに切って挟んでおくと安心です。

2-2. カーテンの取り付け

フックを取り付けるわけですが、カーテンの真ん中から行います。

端から行うとフックの数が合わなくなる場合があり、片方の端だけビローンと垂れしまいますのでご注意を!

3. 1Kの玄関に最適なカーテンの種類と選び方

3-1. 色

フローリング、または壁の色に合わせるのが基本です。

ベージュが最もオススメですが、グリーンやアイボリーなども優しい印象が出てGoodです。

逆に避けたいのは、真っ赤なカーテンなど攻撃的な色。

窓のカーテンに使うのであれば場合により個性的とも言えるのでまだしも、ここで取り付けるのはドアを開けて最初の空間ですから、お客様が「うぉっ」と引いてしまう可能性があります。

また、こげ茶などの濃すぎる色もNG。

自分自身は時間とともに慣れますが、来客には重い印象を与えることとなり、何だか物々しい雰囲気を醸し出してしまうのでオススメしません。

3-2. 素材

・綿

汚れがつきにくく、保温性も適度にあるのでオススメです。

ただし洗う時に縮みますので、サイズには少し余裕を持っておきましょう。

・アクリル

油類や細菌、カビなどに強く、こちらも玄関用にはオススメ。

ただし保温性に欠け、熱に弱く燃えやすい性質なので、購入の際は難燃性のものを選ぶとよいでしょう。

・ポリエステル材やレーヨン製のもの

時間が経つと伸びたり、濡れに弱い、汚れが目立つものが多いので、玄関用にはあまり向かないと言えるでしょう。

3-3. 性能

様々なものが販売されていますが、防炎性は基本として、ポイントは遮光性です。

遮光性の高いしっかりとしたものほど根が張ります。

1k仕切りに選ぶ基準としては、玄関と一緒にお手洗いもふさぐかという点を参考にすると良いでしょう。

ここはあくまで個人の使い方かもしれませんが、もし玄関とお手洗い/居間という構造に仕切るなら遮光性の高いものを選び、就寝時に玄関のライトだけつけておくとお手洗いへの最小限の誘導灯が出来上がります。

対して、玄関/お手洗い・居間という構造にするならばそこまで遮光性は必要無く、薄手の安価なカーテンで大丈夫でしょう。

3-4. 遮音性

もしお財布に余裕があるならば遮音性の高さも基準にしてみましょう。

居間と外の距離が近い1kルームにおいて、お部屋から漏れる音、また外からの音は案外聞こえてきて気になるものです。

物にもよりますが、遮音性に重きを置くならおおよそ3、4000円ほどの上乗せを見ておきましょう。

3-5. カーテン地

保温性から見ると、ドレープカーテンを1番オススメします。

春秋はまだしも、夏冬は冷暖房効率的にも居間の温度を保っておくことは重要です。

しかし物によっては厚ぼったい印象になるので淡い色のものを選びます。

もし保温性を気にしないのであれば、レースのものでも良いでしょう。

4. カーテン以外に1Kの丸見え玄関を目隠しする方法

 

4-1. 玄関マット

これがあるだけで一気に「玄関らしさ」が生まれ、補助的なパーテーションの機能を果たします。

ちなみに風水としても玄関マットは効果があり、外からの邪気を追い払ってくれるそうです。

4-2. 背の低い収納家具

ブックシェルフなど、圧迫感の出ない低めの収納家具を取り付ける方法です。

美容院などで採用されていることの多い方法で、収納スペースの少ない1kルームにおいては有効な手立てと言えるでしょう。

4-3. 観葉植物

観葉植物を置くのも1つの手。

葉が茂りすぎるとかえって邪魔になるので要注意。

4-4. のれん

圧迫感が無く、味があります。

もし透過性を重視するならストリング(紐)のれんがオススメです。

あまりガッチリと塞がず、さりげなく間を作ってくれますよ。

4-5. つっぱりパーテーション

お値段がやや難点ですが、縦につっぱり棒を張って設置する「つっぱりパーテーション」もオススメです。

通常のパーテーションだと邪魔、圧迫感があるなどストレスが多いのですが、この点をクリアしています。

物を置いたり服をかけたりするデザインのものが多く、収納家具の役割を担いその上透過性が調節できる点もGood。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか?

やはり玄関はその人の部屋に入ってすぐの第1印象となるので、しっかり仕切りつつどういった印象を持たせるかがポイントとなります。

購入前に一度イメージし、お家の条件と照らし合わせ、ご自身の好みと機能性をどちらも見たすカーテン選びを行いましょう。