1Kの部屋は狭いことが多く、どうしても家具の配置などもありきたりになってしまいがちです。
しかし、今1Kの部屋をDIYしてかっこよく暮らしている人たちが増えています。
最近は、壁を傷つけずに使えるDIY用品も登場していて、より気軽にDIYを楽しめるようになりました。
最初は、何をどうやったら良いかわからないかもしれませんが、DIYはやってみると意外と簡単で、女性で楽しんでいる方も結構います。
そこで、1Kの部屋をDIYでオシャレにするアイデアを紹介します。
このページでわかること
1. 1Kの部屋をDIYでオシャレにするアイデア6選
1-1. テレビを壁掛けにする
普通テレビを壁掛けにするには、大きな金具をボルトでしっかりした壁に取り付ける必要があるのですが、今はホッチキスと専用器具だけでテレビを壁掛けに変更できます。
通常1Kのアパートの壁に使われる石膏ボードには、重たいものをぶら下げることができません。
そのためテレビを固定するには、下地があるところを探してボルトをつけないといけませんが、ボルトをつけると大きな穴が空いてしまいます。
ホッチキスで固定する場合は、大量のホッチキスで固定するので、石膏ボードにも固定でき、なおかつ穴が小さいので、目立ちにくいのが特徴です。
・費用
15,000~20,000円
ただし、壁に直接だとお隣に音がとても響く場合がありますので、大きな音は出せません。
音は小さめ、別の場所に置いてあるスピーカーから音を出す、、防音シートを貼るなど対策をお願いします。
1-2. アイアンバーを利用する
DIYで使うとおしゃれに見えるアイテムに「アイアンバー」があります。
その名の通り、鉄でできた棒です。
インターネットでも売られていますが、ダイソーやセリアなどの100円ショップのDIYコーナーにも置かれているので、手軽に手に入れられます。
アイアンバーはシンプルですが、かっこいいオシャレな雰囲気に変わるということで、現在DIYで人気のアイテムです。
費用も安く、用途も多いのが人気の理由です。
利用方法として「タオル掛け」「本棚」「ワイングラスを吊るす」「キッチンツールを吊るす」「傘掛け」などがあります。
アイデア次第で、様々な使い方ができるDIYアイテムです。
・費用
100~3,000円
1-3. ラブリコで壁面収納
1Kは部屋が狭いので、収納とおしゃれを一気に解決したいところです。
それを可能にできるのが「ラブリコ」というアイテムです。
ラブリコは「ツーバイフォー」というサイズの木材を突っ張り棒のようにして、床と天井の間に柱を作るアイテムです。
同じ様なアイテムに「ディアウォール」というものがありますが、ネジで微調節ができるという点で、ラブリコの方がおすすめです。
ラブリコで2本柱を立てて、その間に木材で棚を作るだけで簡単に壁面収納ができます。
好きなものを飾ったり、必要なものを収納することで、おしゃれにもなり、部屋の掃除もしやすくなるため一石二鳥です。
・費用
ラブリコ 約1,000円 × 2
木材 約3,000円
5,000円
1-4. 貼ってはがせる壁紙で模様替え
シールタイプの壁紙が出てきていて、初めての方でも簡単に部屋の模様替えができます。
1Kで、よくある白い無地の壁紙を替えるだけで、一気に雰囲気が変わります。
シールタイプの壁紙は、はがすのも簡単なものが多く、賃貸の壁でも安心して貼ることができます。
様々な色の壁紙の他に、タイル調、木目調などの模様付きのものも人気です。
壁一面貼るのはDIY初心者には大変ですが、キッチンの壁やトイレの壁だけなど、ポイントを決めて貼るだけでも、部屋の印象がガラッと変わります。
・費用
2,000円~
1-5. ウォールステッカーでイメージチェンジ
先程の貼ってはがせる壁紙よりも簡単なのが「ウォールステッカー」です。
ウォールステッカーとは、その名の通り「壁用のシール」のことです。
模様は本当に様々なものがあり、一番多いのは「木」のウォールステッカーです。
1Kだと、なかなか部屋の中にグリーンを置くスペースはないことが多いのですが、ウォールステッカーなら簡単に観葉植物を置くような雰囲気を味わえます。
世界地図や、動物、街並みなどの他に、トトロやカーズなどのキャラクターもの、絵画風のものなどいろいろな種類のウォールステッカーがあるので、自分の好みのものを見つけやすいですよ。
高いものは数千円しますが、セリアやダイソーなどの100円ショップでも売られているので、手軽に挑戦することができます。
・費用
100円~
1-6. カラーボックスでキッチンカウンター
1Kの場合、キッチンは壁にくっついている場合がほとんどです。
そのままだと、キッチンが丸見えで見栄えが良くないですね。
キッチンカウンターがあるだけで、キッチンとの区切りができ、部屋がかっこよくなり、部屋を広く見せることも可能になります。
家具屋でキッチンカウンターを買うと高いのですが、カラーボックスを使うことで、簡単にキッチンカウンターを作ることができます。
まずは、カラーボックスを2つ用意します。
そして、天板として、無垢の木材を用意します。
カラーボックスを2つつなげて、ニスを塗った無垢の木材をカラーボックスの上に置いて、ボルトや木工用のボンドで固定します。
最後にカラーボックスの背中の部分に、板やすのこを貼り付けて完成です。
色を塗るとさらにスタイリッシュになりますね。
塗装が面倒という方は、先ほど紹介した貼ってはがせる壁紙を使うと、簡単にイメージを替えることができます。
部屋から見るとカウンターですが、キッチンから見ると収納になるという、おしゃれと実用性を両立させた棚ができ上がります。
・費用
カラーボックス 1,500円 × 2 3,000円
無垢材 3,000円
2. DIYで1Kの部屋をアレンジする場合の注意点
2-1. 賃貸マンション、アパートの場合
賃貸物件で、一番気にしなければいけないのは「原状回復」です。
「原状回復」とは、部屋を借りた人が返すときに、部屋を借りたときの状態に戻すという約束事で、これはほとんどの契約書に書かれています。
原状回復というのは、通常使用による汚れや壁の日焼け程度なら、補修費用を請求されることは少ないです。
しかし、DIYで故意に壁に傷をつけた場合には、補修費用を請求されると考えておいた方が良いでしょう。
「壁に穴を開けても、穴を埋めるだけだから簡単に補修できるはず」と考えるかもしれませんが、補修しても目立つ場合はその壁1面すべてを張り替えることもあります。
ほかに「騒音」にも注意が必要です。
戸建て住宅の場合は、そんなに気になりませんが、集合住宅の場合は意外と音が響きます。
特にトンカチなどの叩く音、電動工具の音は響きやすいので、注意が必要です。
最近はどこのホームセンターにも「加工室」があり、購入者はこれを利用できます。
DIYをするときには、簡単で良いので設計図を作っておいて、木材の加工はすべてホームセンターで済ませておくと便利です。
また、塗料を塗るときの「匂い」にも気をつけてください。
匂いがキツい塗料の場合は、周りに気をつけて使用しないと、最悪の場合異臭騒ぎで警察を呼ばれるような可能性もあります。
最近は匂いが少ない塗料も多いので、そちらを利用しましょう。
1Kの場合は、部屋が狭く、塗装したものを乾かすときに室内で行う場合も多いと思いますが、そのときは必ず十分に換気をするように気をつけてください。
2-2. 団地の場合
団地の場合も、借りている部屋と考えて原状回復には気をつけましょう。
また、騒音なども同じように注意が必要です。
古い団地の場合はエレベーターがないところもあり、そういった場合は大きな資材を部屋に運び入れるのが大変になります。
ですから、あらかじめどうやって運搬するかを考えておきましょう。
3. 1KのDIY方法と注意事項まとめ
1KのDIYとしては、
・テレビを壁掛けにする
・アイアンバーを利用する
・ラブリコを利用する
・貼ってはがせる壁紙を利用する
・ウォールステッカーでイメージチェンジ
・カラーボックスでキッチンカウンター
などの方法があります。
注意事項としては、
・原状回復に注意
・作業中の騒音に注意
・作業中の匂いに注意
・資材の搬入に注意
などがあります。
賃貸物件ならではの注意点、集合住宅ならではの注意点に気を配りつつ、できる範囲で最大限おしゃれに1KをDIYしてみてください。
自分だけの素敵な空間で過ごす毎日は、より素晴らしいものとなるはずですよ。




