4LDKに5人家族は住める?狭い間取りを広くするポイントとは

4LDKの間取りは、マンションでは定番ですね。

賃貸や分譲でも4LDKは一番ニーズがあり、市場でも人気がある間取りと言えるでしょう。

では4LDKには、何人家族が住むことが多いのでしょう?

4LDKに、5人家族は住めるでしょうか?

そこで4LDKに5人で住む場合でも、狭いと感じさせない部屋作りのポイントをご紹介します。

1. 4LDKに5人家族で住むことはできる?

4LDKに5人家族で住む場合、さすがに手狭さを感じることもありますが、実際は4LDKに5人家族で住んでいる人はたくさんいます。

今ではお子さんが3人いる家庭が多く、4LDKの部屋を上手に分けて使っています。

2. 4LDKで快適に暮らせるのは何人家族まで?

4LDKの間取りでも、5人家族は快適に暮らすことができます。

ただし5人全員が大人だと、ちょっと窮屈かもしれません。

お子さんの年齢が高校生までであれば、4LDKに5人家族で住む場合、ゆとりを感じながら住むことができるでしょう。

3. 5人家族におすすめの間取りとは?

5人家族には、4LDKもおすすめですし、4LDK以上の間取りでも、もちろんおすすめです。

ただし、お部屋は広ければ広いほど良い、というわけではありません。

生活のしやすさ、家族の動きやすさやバランスを考えると、4LDKに学生のお子さんがいる5人家族で住むのは適していると言えるでしょう。

4. 狭い間取りでも5人家族が快適に暮らすためのポイント

お子さんが3人いる5人家族の場合、お子さんの年齢によって、4LDKのお部屋で快適に過ごすためのポイントが変わってきます。

4-1. お子さん3人が未就学児から小学生までの場合

お子さん3人の中に、赤ちゃんや乳幼児など、お子さんの年齢が低く未就学児の場合は、それぞれの子ども部屋を必要としないことがほとんどでしょう。

まだお子さんが小さいうちは、夜は親御さんと一緒に寝るというケースが多いと思われます。

お子さんが小学生に上がると同時に、1人で寝る練習を兼ねて子ども部屋を与える、という家庭が多いようです。

また小学校入学と同時に、学習机を購入する場合が多いので、子ども部屋が必要になってきます。

しかし、小学生のうちは子ども部屋で勉強するというよりは、リビングで勉強することの方が多いようです。

小学生のうちは、兄弟姉妹で同じ部屋で過ごすことや、兄弟と一緒に勉強することもあります。

そのため、子ども部屋といっても勉強はリビングで、友達が遊びにきたときや寝るときはそれぞれの個室で、という感じで過ごすことが多いでしょう。

3人のお子さん全員にそれぞれの子ども部屋が必要ない場合は、4LDKのうち、1つの個室を夫婦の寝室、3つのお部屋のうち2つをお子さんの部屋にして、1つのお部屋を応接間か夫婦どちらかのワーキングスペースや書斎として使っている人も多いようです。

在宅でお仕事をしている人がいれば、どうしても1室必要になります。

この場合お子さんが小さいうちは、4LDKに5人家族で住んでいても、1室をワーキングスペースとして確保することができます。

4-2. お子さんの1人が小学校高学年から中学生までになった場合

お子さん3人のうち1人が、小学校高学年から中学生までの年頃になると、1人でゆっくり過ごす部屋が必要になってきます。

お子さんが中学受験をする場合や、中学生になって定期テストが始まると、静かな環境でしっかり勉強しないといけなくなります。

本人からも「小学生のきょうだいとは部屋を分けて欲しい」という要望が出るでしょう。

そうなると1人に1つずつの個室を与えるか、1つの子ども部屋を上の子に、もう1つの子ども部屋を下のお子さんたち2人に与えるか、もしくはそれぞれに1つずつの子ども部屋を与える時期だと考えられます。

4-3. お子さん3人が中高生になった場合

お子さんが3人とも中高生になったならば、それぞれの子ども部屋が必要になってきます。

4LDKのお部屋であれば、3つのお部屋をお子さんの個室として与えて、1つのお部屋を夫婦の寝室兼ワーキングスペースとして使うのがベストです。

お子さんが学校を卒業して家から巣立って行くまでは、長いようであっという間です。

お子さんが1人、また1人と家からいなくなっていくと、4LDKはとても広く感じることでしょう。

お子さんが家にいる間が十数年間だとすると、その間は兄弟で仲良く個室をシェアすることも、良い経験と思い出になります。

お子さんそれぞれに1室ずつ子ども部屋を与えた場合、「夫婦の個室が欲しかったな…」と思うこともあるでしょうが、お子さんが巣立った後は夫婦で1人1人の個室を持つことも可能になります。

子育て中のいっときの間だけだと思って、お子さんに部屋を譲ってあげるのも1つの方法です。

4-4. どうしても寝室とワーキングスペースが必要な場合

職業や生活スタイルによっては、夫婦で寝室とワーキングスペース、2つのお部屋が必要になることもあります。

その場合は、3人のお子さんは2人と1人で分けて2つの個室を使うことになります。

そこで、お子さん3人がどのように2つのお部屋に分かれるのか、パターン別にご紹介します。

<3人のお子さんが、2つのお部屋を使う場合>

1. 性別で分ける

3人の子さんが2つのお部屋を分ける場合、男女別に分けるという方法は、一番多くの家庭で実践されているやり方でしょう。

2人と1人に別れる場合、若干広い方の個室を2人で使う部屋として与えます。

2人で1つのお部屋を使う場合は、2段ベッドを間仕切りにしてスペースを作ることもできますし、学習机を2つ置いて、布団で寝るというのもいいでしょう。

同性の兄弟の場合は、あえて同じ部屋で過ごすことも多いようです。

2. 年齢で分ける

3人のお子さんが同性で、2つのお部屋に分ける場合、1番上のお子さんに個室を与えるというケースも多く見られます。

その他は、受験生になると個室になり、受験生ではない2人が同室になる、というケースもあります。

お子さんが成長して、勉強を中心にしなければならない生活になってくると、同室の兄弟がくつろいでいたり早く寝たりすることがストレスになる場合もあります。

受験シーズンは誰でもナーバスになるので、1人で勉強したり休んだりできる空間を与えてあげることはとても大切です。

4-5. 夫婦+お子さん2人+祖父母どちらか1人の場合

4LDKに5人家族の内訳が、夫婦のどちらかの親を引き取って一緒に同居している場合、4LDKに大人が3人住むことになります。

4LDKに大人が3人住む場合は、ちょっと窮屈に感じるかもしれません。

親には1室、子ども部屋として2つ、残りは夫婦の寝室、という割り当てになるでしょう。

4-6. どうしても夫婦で個室が持ちたい場合

在宅でお仕事をしていなくても、夫婦それぞれで個室が持ちたいと思う人も多いようです。

趣味が充実している人は、家で過ごす時間をとても大切にしています。

コレクションしているものを飾る部屋が欲しかったり、クリエイティブな人は家でゆっくり手作りをするスペースが欲しい、と思ったりすることもあるでしょう。

そんなとき、4LDKに5人家族だと難しいと感じてしまいますね。

夫婦それぞれで個室が欲しい場合は、夫か妻のどちらかを夫婦の寝室兼個室にして、どちらかが個室としてしっかり使うようにしましょう。

また、夫婦で同じ寝室ではなく完全個室スタイルにして、個室ごとにベッドを置いている夫婦別室のケースもあります。

夫や妻が三交代勤務をしている場合などは、生活スタイルが全く違ってくるので、どうしても1人で寝るための個室が必要になることもあります。

その場合は家族が勤務形式を理解して、お子さんたちの声が聞こえにくい角部屋を不規則勤務の人へ優先して与えるようにしてあげてください。

お部屋には、遮光カーテンをつけることも忘れないように配慮してあげましょう。

5. まとめ

以上、4LDKに5人家族で住む場合、家族みんなが快適に過ごすためのポイントをご紹介しました。

4LDKは4人家族が住むと思っている人も多いでしょうが、4LDKに5人家族で住んでいる人たちも多くいます。

個室が4つあるのですから、5人で住むことは十分可能なのです。

4LDKに5人家族で住む時は、特に子ども部屋の振り分けについてしっかり話しあい、家族みんなにストレスがかからないような生活スタイルを送るように心がけましょう。

間仕切り家具などもたくさん販売されていますので、便利なものを積極的に活用して、4LDKの5人暮らしをとことん楽しんでみてください。