2DKで4人暮らしと聞くと、「狭そう!」「本当に暮らせるの?」と思う人が多いかもしれません。
確かに余裕のあるスペースではありませんが、工夫をすれば2DKでも4人暮らしをすることが可能です。
今回こちらの記事では、2DKに4人家族で暮らすためのレイアウトについて紹介します。
1. 間取りの選び方
間取りは好みが分かれるところですが、最も重要なポイントでもあります。
2DKの標準的な間取りとしては、2部屋がバルコニーに面しており、玄関側にダイニングキッチンがあるタイプです。
こちらはアパートに多い仕様になっています。
またその他にも、バルコニーに面した2部屋の仕切りが壁ではなく、ふすまや引き戸になっているタイプもあります。
こちらの場合だと、開け放して1部屋にすることも可能です。
ニーズに合わせて選んでみると良いですね。
2. 部屋の振り分け
次はお部屋の振り分けについてです。
4人家族というと、家族構成としては父親、母親、お子さん2人という構成が多いと思います。
そうすると部屋の振り分けとしては、夫婦の寝室が1つ、子ども部屋が1つという形が最もポピュラーではないでしょうか。
夫婦の寝室は、ベッド2つで結構な幅をとりますね。
あまり場所を取らない棚などを利用し、あまったスペースに洋服や小物などを収納しましょう。
またさらに、スペースを増やすための方法として、ベッドではなく床に布団を敷くようにし、この部屋を第2のリビングのように活用するという手もあります。
テレビやソファなどを持ち込めば、ゆっくりくつろいで家族団らんのスペースにすることも可能です。
リビングにテレビをおいても良いのですが、キッチンと食事用テーブルで結構な場所をとってしまうため、部屋の形によっては窮屈になることがあります。
部屋をうまく活用できると良いですね。
子ども部屋は2人で使うので、勉強机2つと、収納のための棚やタンスなどがそれぞれあると良いでしょう。
ベッドは2台も入り切らないと思うので、2段ベッドにするか、布団を床に敷いて寝るようにしましょう。
また2人で1つの部屋を使うということで、仕切りをつけて部屋を半分に分けてしまうという方法もあります。
そうすると、お互いの空間も確保できるのでかなりおすすめです。
そしてさらに、子ども部屋が洋室の場合、床に柔らかいカーペットを敷くことをおすすめします。
お子さんが小さい場合、部屋で遊んでいてもしものことがあっても、怪我をしにくいからです。
3. インテリアの配置
まずは家具を選ぶ段階からになりますが、圧迫感が出るので、あまり大きな家具は置かないようにしましょう。
食事をするためのテーブルも、なるべく小さめのものにしましょう。
4人で座るためには最低135センチ以上の幅がいると言われていますが、このギリギリラインでも特に不自由しません。
また、キッチンスの中にデッドスペースがありませんか?
使いづらいデッドスペースは、せっかくなので趣味の空間にしてしまいましょう。
本を置いたりCDを置いてみたり、使い方は自由です。
小さめの椅子やテーブルなども一緒に置くことができれば、落ち着ける空間になりますよ。
また2DKの場合、1つの部屋が洋室、もう1つの部屋が和室というパターンが多いのではないでしょうか。
和室も、工夫次第で様々な使い方ができます。
畳は寝そべったりリラックスしたりしやすいので、フローリングよりもくつろぎやすい空間になります。
あまりものを置かずに、休憩スペースにすることもおすすめです。
しかしなかには、「和室が苦手...」という人もいるかもしれません。
洋室として使う場合は、家具を置いたりカーペットを敷いたりして畳を隠してしまう、という方法もあります。
またおすすめなのは、「ウッドカーペット」というフローリングそっくりのカーペットを敷くという方法です。
こうすると、見た目も洋室のようなりますよ。
そして次は、見落としがちな玄関周りです。
玄関は最低限のスペースになるため、なかなかものが収納しづらくなります。
家族4人分の靴などを入れるとなると、苦労しますね。
誰でもできるDIYとしておすすめなのは、レンガと木の板を使った靴箱です。
両端にレンガをいくつか重ねた上に大きな木の板を置くと、簡単に靴箱を作ることができます。
靴の大きさや数によって調整も簡単です。
最後に、部屋をより広く見せる方法をいくつかご紹介します。
・メインの家具以外をすべて小ぶりにする
王道の方法になりますが、やはりおすすめです。
こうすることで、広々とした印象を与えることができます。
また家具を明るめのウッド調で統一し、観葉植物などでグリーンを取り入れると、より明るい印象になりますよ。
・高さのある家具は置かない
狭いスペースでたくさん収納しようと思って、背の高い家具を選ぶ方がいますが、これはあまりおすすめできません。
背の高い家具は圧迫感があるため、部屋がより狭く感じられてしまうからです。
まず、ものを増やしすぎないことが鉄則なので、収納場所を増やすよりものを減らすようにしましょう。
どうしても背の高い家具を置きたい場合は、壁際に貼り付けるようにして置くことをおすすめします。
・メインカラーを白にしてみる
白は開放感のある色です。
家具を白で統一すると、部屋が広く見える効果があります。
おしゃれに配置すれば、今流行りの北欧調の空間にすることも可能です。
4. 収納家具の配置
2DKで上手に暮らすためには、収納家具の配置を工夫することが必要不可欠になります。
まずは、はじめから部屋についている押入れを最大限活用しましょう。
洋服やカバンなどの身の回りのものを入れてもいいですし、子どもの荷物やおもちゃなどを収納してもいいですね。
備え付けのクローゼットなどがある場合は、ヒーターや洗濯機など、工夫して荷物を入れましょう。
くれぐれも気をつけたいのが、収納場所を増やしすぎないことです。
置くスペースがないため、あまりタンスなどは置けないかもしれませんが、ものが増えすぎるとごちゃごちゃして見えてしまいます。
ものをストックする癖のある人は、いますぐやめることをおすすめします。
ストックするとどんどんものがたまってしまうので、部屋を圧迫してしまいます。
あっても1つ、2つまでにとどめておきましょう。
5. キッチンの使い方
次は、重要なキッチンの使い方です。
キッチンと言っても広いスペースではないので、工夫してものを置く必要があります。
まず前提として、家具を最大限減らしましょう。
家具を減らすことによってごちゃごちゃ感がなくなり、狭い部屋の中でも開放的な空間を作ることができます。
収納は最低限で、ここでもストックをあまりしないようにしましょう。
キッチンの中の収納を活用し、そこに入るだけのものしか置かない、と決めてしまう手もあります。
またおすすめの方法として、食事の空間を1つにまとめるというものもあります。
キッチンにくっつけるようにして、ダイニングテーブルを配置することにより、食事の空間が1つにまとまります。
そうするとごちゃごちゃしづらいので、周りもすっきりして見えるでしょう。
スペースの節約にもなりますよ。
6. まとめ
以上が、2DKで4人暮らしをする場合のレイアウトのまとめでした。
一見困難に思える4人暮らしですが、家具を小さくしたり、空きスペースを確保してみたり、工夫をこらせば問題なく生活することができます。
余裕が出てくれば、インテリアや部屋のテイストにもこだわることも可能になります。
これから2DKで4人暮らしをしようとしている方や、すでにしているという方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。




