1DK和室

1DKに住もうと考える人は、1人暮らしかカップルの方ではないでしょうか。

1DKは全部が完結するワンルームの間取りと違って、キッチンとダイニングが分かれていることと、プライベートなベッドルームが別になっているので、とても快適に過ごすことができます。

ただ1DKの和室となると、レイアウトの難易度が上がるため、なかなか難しく感じる方が多いのではないでしょうか。

そこで、1DKの和室を好みの空間にアレンジしていくためのレイアウトをご紹介します。

1. 壁のアレンジをする

1DKで和室がある物件というと、築年数が経っているところも多いのではないでしょうか。

それなら思い切って、洋風にアレンジするのもおすすめです。

1-1. ペイントが可能ならペンキを塗る

大家さんにペンキを塗っても良いか尋ねて、可能であれば砂壁を白くペイントしてみましょう。

一気におしゃれな仕上がりになりますよ。

築年数が経ってだいぶ砂壁が痛んでいる場合は、下地用シーラーを塗ります。

手順としては、以下のようになります。

  • シーラーが乾燥したら水性シールパテで壁を平らにする
  • 軽く紙やすりをかけて、もう1度シールパテを塗る
  • 壁面が平らになったら、白くペイントする

壁を白くペイントすると、1DKの和室に広がりを感じるようになります。

白地の壁ができると、そこからの部屋作りのインスピレーションも湧きやすくなるのでおすすめです。

2-2. 壁にコルクボードを貼る

ペンキを塗ることができない場合は、壁面にコルクボードを貼るのがおすすめです。

コルクボードは、どんなインテリアにも馴染みやすいだけでなく、お部屋を暖かな雰囲気に仕上げてくれます。

また賃貸では気になる画鋲なども、コルクボードであれば気軽に刺すことができますし、お気に入りの写真や絵のレイアウトをする楽しみも増えます。

コルクボードの壁面は、モダンなインテリアを合わせても、ポップな柄を組み合わせても相性が良いですよ。

自由自在にお部屋のコーディネートを楽しむことができます。

2. 床をアレンジ!フロアタイル!

和室といえば、当然畳ですね。

畳もモダンテイストの畳ならおしゃれですが、昔ながらの畳だと、どうしてもテンションが下がってしまいますよね。

そこで、畳の上に思い切ってフロアタイルを敷いてみましょう。

フロアタイルは、賃貸の人にとてもおすすめのリフォームアイテムで、自分で簡単にハイレベルなリノベーションをすることが可能なのです。

今は、接着剤不要・両面テープ不要のフロアタイルがたくさん出ています。

フロアタイルは、モダンテイスト、ナチュラルテイスト、北欧風、ヴィンテージ風、男前テイスト風と、お部屋の雰囲気に合わせて無限にバリエーションが展開されています。

特に木目調などは、一見本物?と疑ってしまうほどのリアルさで、本格的なリノベーションをしたようなイメージに仕上がります。

フロアタイルは、女性の力でも簡単にカットすることができるので、和室にありがちな微妙なハリ部分に沿って敷くことができます。

これで古い畳の和室が、あっという間に洋室へと様変わりします。

何より床や畳を傷つけずに使えるフロアタイルは、お引っ越しの時には、無傷で剥がすことができるのも大きな安心点です。

フロアタイルの上にお気に入りのラグを敷いたら、1DKの和室とは思えないほどの空間を作ることができますよ。

3. スペースを区切る家具を置く

キッチンが丸見えになるのが気になる人もいますよね。

そんな時は、ダイニングとキッチンの間にスペースを区切るような間仕切り家具を置くだけで、1DKの和室でもプライベートな空間を作ることができます。

3-1. カウンターボード

カウンターになるようなボードを設置すると、視線をさえぎりながら機能的に使うこともできます。

カウンターの上にはできれば物を置かないようにすると、目隠しをしながら空間を有意義に楽しむことができます。

1DKの広さは変わりないので、背の高過ぎる家具を選ばないことがポイントです。

3-2. パーテーションを置く

メタル調やウッド調などのパーテーションを置くことで、簡単に目隠しをすることが可能です。

部屋を広く使いたい時は、パーテーションを横向きに片付ければ良いだけです。

手軽に目隠しができますよ。

パーテーションは、壁と同系色のものを選ぶのがおすすめです。

4. 思い切って和のテイストを生かす!

1DKの和室に住むことになったのならば、思い切って和のテイストをそのまま生かすこともおすすめです。

ただし、古ぼけた状態ではなく、少し手を加えて、すっきり感を出していきましょう。

・梁の部分は色を変える

和室にある梁は、色がそのままだと何となく古ぼけた印象になってしまいますね。

そんな場合は、梁に色を塗るだけで、一気にお部屋がハイセンスになりますよ。

和のテイストを生かしていくのならば、キュッと濃い色の梁にすると、お部屋がスッキリ和モダンになります。

古い賃貸でペイント可能なら、濃紺やこげ茶のペイントをするのがおすすめです。

ペイントができない場合は、100円ショップでもたくさんのリメイクシートが売られているので、そちらを利用すると、手軽に模様替えができます。

5. 障子とふすまをチェンジする

賃貸の1DKの和室なら、絶対といって良いほど障子とふすまがあるでしょう。

実は障子とふすまはとても繊細な紙なので、お手入れが大変なのです。

そこで、障子とふすまは思い切って取り外してしまいましょう。

5-1. 障子を外して布をカーテンがわりに

湿気の多い建物だと、結露によって障子はすぐにカビが生えてしまったり、障子紙が剥がれてしまったりと、大変なものです。

障子と窓の間にカビが生えてしまっても悲しいので、障子は思い切って外してしまうこともおすすめです。

代わりに、単色の布や麻布をふんわりかけて置くだけでも十分です。

湿気の多い部屋では、カーテンやロールスクリーンを設置すると、またカビが生えてしまい洗濯が大変になります。

ですので、手軽に洗うことができる布を飾ると、部屋を清潔に保つのにも効果的です。

布はメートル単位で購入できるので少し長めに購入しておき、ドレープさせて飾ると、雰囲気のある和室に仕上がりますよ。

5-2. ふすまは取り外してクローゼットやオープンスペースに

押し入れのふすまも、カビの原因になります。

そこで、ふすまは思い切って取り外してしまいましょう。

押し入れの部分は、オープンにして棚として使っても良いでしょう。

本棚として使用するのも便利ですし、見せる収納として雑貨をディスプレイするのもおすすめです。

オープンにする場合は、押し入れの中に間接照明が1つあると、温かい雰囲気を楽しむことができます。

押し入れを収納として使いたいのであれば、突っ張り棒を活用しましょう。

押し入れの上段には太めの突っ張り棒を設置して、クローゼットとして洋服を収納すると、自分の服がきちんと収まります。

下段には洋服収納タンスを設置すれば、押し入れ自体がクローゼットとして活用できますし、靴やブーツ類を収納するのにもおすすめです。

目隠しをしたい時は、突っ張り棒とカーテンを使って、お揃いの布で簡易カーテンにすると、部屋の統一感も出るのでおすすめです。

5-3. ふすま自体に壁紙シールを貼る

ふすまは賃貸の場合、退去時には原状回復して返却することになるので、自分が使う間は好みのふすまにアレンジするのも良いでしょう。

ふすまに自分好みのカラーや淡い木目調のシールを貼ると、一気にナチュラルテイストの洋室に早変わりします。

ふすまに貼るシートは、100円ショップでも購入することができます。

シールを奇麗に貼ったら、同じく100円ショップで売っている取手を貼り付けると、ふすまとは思えない出来栄えになりますよ。

ふすまをナチュラルに変身させたら、次は木枠もナチュラルに合わせるとより統一感が出ます。

木枠は、マスキングテープを貼っても手軽にイメージを変えることができます。

6. 1DKの和室はアレンジ次第!

和室のある1DK物件は、賃料も安く提供されているところが多いようです。

また水回りはリノベーションされている場合が多く、初めての1人暮らしにはぴったりの物件なのです。

「でも、和室だからな…」と考えてしまうよりも、色々なアレンジをして自分だけのオリジナル空間を作れるチャンスでもあります。

1DKの和室で、自分だけのリラックススペース作りをぜひ楽しんでみて下さい。