これから2DKに住むという方や、2DKでいい物件を見つけたという方、冷蔵庫の置き場所はもう決まっていますか?
寸法をちゃんと確認しないと、冷蔵庫が置きにくくなってしまったり、あるいは扉が逆向きかもしれませんよ!
このページでわかること
1.2DKに設置できる冷蔵庫のサイズ
思っていたより狭いと感じることも多いという2DK。
どれくらいのサイズの冷蔵庫なら置けるのでしょうか?
1人暮らしの場合は、冷蔵庫の容量が150リットルくらいでも足ります。
小食の方や、女性の方だともっと少なくても十分かと思います。
ですが夫婦で暮らしている方や、お子さんがいらっしゃる家庭の方では、150リットルでは小さく感じられます。
冷蔵庫の容量を選ぶときの基準は、だいたい家族の人数×70リットル+170リットルくらいが目安です。
子どもが小さい場合は、それよりも小さくて大丈夫なのですが、もう1人、2人くらいは子どもが欲しいと考えている方は、買い替えなくてもいいように、大きめのサイズを選ぶと良いでしょう。
もし友達と暮らしている場合や、彼氏・彼女と同棲している場合だと、万が一友達との同居、恋人との同棲を解消したときに、大きいと邪魔になりますし、使い勝手が悪くなるので、それを考慮して少し小さめのものを選ぶといいと思います。
ただし2DKのキッチンは狭いので、置く場所を決めて、そこの寸法を測ってから冷蔵庫を買いに行くようにしてください。
家族の人数などから容量だけで決めてしまうと、予定の設置場所に合わず、泣く泣く変更しなければならないこともあります。
そうならないためにも、メジャーや物差しなどで高さ、幅、奥行きを測ってから買いに行くのが基本中の基本です。
2.2DKの狭いキッチンで冷蔵庫の配置場所や向きはどうする?
しっかり冷蔵庫の扉を開けられるような場所に置くようにしましょう。
半開きでしか使えない状態であれば、使い勝手が悪くて使いたくなくなり、調理をするのが嫌になってしまいます。
置き場所としては、コンロや、シンクの横が理想ですが、2DKでは無理な場合があります。
ですので、コンロから振り返った場所に冷蔵庫を置けば、動線が短く使いやすいかと思います。
それでも置けない場合は、思い切ってダイニングテーブルの近くに置いても、レイアウト的には変ではありません。
ですが、できるだけ冷蔵庫は使い勝手のいい場所に置くようにしましょう。
そうすれば家事の動線が短くなり、調理や洗い物などの作業がしやすくなって、時間の使い方が上手になりますよ。
また冷蔵庫の扉は、右開き、左開き、観音開きがあります。
どこに置くかが決まったら、次はこのような扉の開閉の仕方の種類にも着目してみましょう。
置き場所によっては、この扉の開閉だと使いにくいな、ということがあると思います。
買ってから後悔しては遅いので、しっかりイメージして選び、購入を決定するようにしてください。
3.2DK賃貸で冷蔵庫の置き場所がない場合のレイアウトはどうする?
冷蔵庫のレイアウトは、「キッチントライアングル」というものを参考にして考えてみてください。
この名前を聞きなれない方も多いかと思いますので、これから説明します。
この「トライアングル」とは、流し台・シンクの中心と、コンロなどの加熱調理器具の中心、そして今回のテーマである冷蔵庫の中心を結んで作られる三角形のことです。
キッチントライアングルが考えだされたのは、調理や、洗い物などの作業を効率よく行いやすいようにという理由からだそうです。
それぞれの距離間にも、これくらいがちょうどいいといった数値が出されています。
まずは流し台・シンクの中心から、コンロなどの加熱調理器具までの中心です。
こちらの適正な数値は、120センチメートルから180センチメートル程度となっています。
次に流し台・シンクの中心から冷蔵庫の中心までの距離ですが、こちらは120センチメートルから210センチメートルです。
最後に、コンロなどの加熱調理器具の中心から冷蔵庫の中心までの距離は、120センチメートルから270センチメートルが適正な距離となっています。
一番使いやすいのが、この三角形の合計が510センチメートルくらいになったときだそうです。
みなさんのご実家や、今住まわれている家は、こちらの距離が適正でしょうか?
どうして120センチメートルからなのかと言うと、それぞれの距離が近ければ近いほどいい、ということではないからなのです。
距離が短いとキッチンが狭くなってしまい、逆に調理や洗い物などの作業がしにくくなってしまいますね。
キッチンの通路幅にも、気をつけるようにしてください。
もし1人で調理などの作業をするときには、通路幅は90センチメートル程度がちょうどいいようです。
友達や家族とお互い助け合って家事をするときには、120センチメートルくらいの幅になるようにしましょう。
また、キッチンレイアウトには種類があります。
代表的なもので言うと、4種類です。
3-1. I型キッチンレイアウト
これはシンク・流し台と調理機、冷蔵庫を横一直線に並べたレイアウトのことで、一般的にはこのレイアウトが多いようです。
しかし2DKだとキッチンが狭いため、この形ができにくい傾向にあります。
3-2. L型キッチンレイアウト
このL型キッチンレイアウトだと、キッチントライアングルが短くなるので、調理がしやすくなります。
3-3. U型キッチンレイアウト
こちらはスペースが必要になってしまうので、2DKにはおすすめできません。
3-4. II型キッチンレイアウト
シンク・流し台と調理場所を分けて利用できるレイアウトです。
こちらも広い場所を確保しなければなりません。
なのでおすすめのキッチンレイアウトは、L型レイアウト
海外のキッチンでは割と多いレイアウトなので、見た目的にもおしゃれになります。
海外、特に欧州でこのレイアウトが多い理由は、年月が経ってしまった建物が多いためだそうです。
狭いスペースに家電などの設備を設置できるように、L型キッチンレイアウトを取り入れているという理由があります。
狭いスペース向けということなので、2DKにはちょうどいいレイアウトですね。
4.冷蔵庫が置けないと悩まないように2DK選びは慎重に!
駅が近いから、会社が近いから、などの理由で賃貸を選ぶのもいいですが、冷蔵庫などが置ける部屋のタイプなのかを、きちんと確認してから選ぶようにしてください。
冷蔵庫などの大型家電の設置も含めて、どこに置くかを考え、しっかり現場で確認しましょう。
平面図や立体図などの間取り図では、どこにどう置いたらよいかわかりにくい部分もあります。
図面の記号なども似ているようで、全然違うものもあります。
ですので、ここがいいと決めたなら、1回部屋を見に行ってみて、冷蔵庫などの家電を置きたい部分をできればメジャーなどで寸法を測って検討するようにしましょう。
最低でも2~3か所くらい見に行ってみたほうが、自分にあった部屋のタイプや、自分の好きなレイアウトができる部屋のタイプが明確になるかもしれません。
いろいろ考えてみて、慎重に2DKを選ぶようにしましょう。
5.まとめ
初めて知るといった内容もあったかと思いますが、冷蔵庫の配置によるより良い家事動線や、冷蔵庫の適正なサイズなどはご確認できたでしょうか。
ちなみに、冷蔵庫のドアには磁石やマグネットなどで紙を貼れるようになっていますが、風水的には貼らないほうが運気が上がるそうですよ。
そしてもう1つ冷蔵庫の機能面として、冷蔵庫の真ん中には食べ物などを置かずに、できるだけ端に置いたほうが冷えやすいそうです。
また内部全体に冷気がいきわたるように隙間を空け、食べ物などをぎゅうぎゅうに詰めてしまわないように注意してください。
食は生活の基本であり、人間の三大欲求とも考えられています。
2DKにあった冷蔵庫を選んで、快適な食生活が送れるようにしましょう。
ということで、2DKに住む方、住んでいる方向けの冷蔵庫のご紹介でした!




