1LDKに必要なカーテンの枚数と費用はいくら?

コンパクトでありながら不思議と手狭を感じさせない1LDK。

1人暮らしや恋人との同棲、新婚夫婦からお子さんの小さい家族まで使える1LDKですが、一つ気になるのがカーテン。

必要枚数はどれだけなのか、種類はどのようなものが良いのかお悩みのあなたに、いくつか例をご紹介したいと思います。

1. 1LDKの間取りに必要なカーテンの枚数と費用

1LDKルームに必要なカーテンの枚数は、おおよそ6~8枚を見ておきましょう。

1LDKは大きなLDKと小さな洋室という構成が多く、そしてLDK側にベランダというパターンが圧倒的です。

ベランダのある大きなLDKにレース+厚みのある遮光カーテンを設置すると必然的に4枚必要となります。

窓のみの寝室は好みにもよりますがレース+遮光で4枚、もしくは寝るだけの部屋で遮光さえできれば良い、また片開きにする場合は2枚で事足りるケースもあります。

2. 1LDK用のカーテンはどこで買う?

続いて1LDKで使うカーテンをどこで買うのか、考えられるパターンと注意点をいくつかご紹介します。

2-1. ホームセンター

家の近くにホームセンターがある場合、そこでカーテンを買ってしまうパターンは良くあるケースですし、実際便利です。

しかし気をつけたいのは、そもそも家電の片手間でカーテンを売っている店がかなり多く、バリエーションもなく柄がありきたりでご近所とカブる可能性があることです。

2-2. 雑貨屋

生活用品の一つとして、雑貨屋さんなどでもカーテンを購入することができます。

しかしこの場合もホームセンターと同じく、ついでに片手間で置いているものが散見されます。

欲しい色・欲しい柄・欲しいサイズのものをこだわって手に入れたい方にはあまり向かないと言えるでしょう。

2-3. デパート

地域の殿堂、デパートや百貨店で手に入れる方法です。

国内外のポピュラーなものから上質なものまでを取り揃えており、見ているだけで目の保養。

しかし見た目だけでなくお値段もゴージャス。

特別な会員資格や優待券、サービス券などが無い限りまず手の出ない値段の商品が立ち並んでいるので、それ相応の覚悟が必要です。

2-4. 専門店

直接手にとって、自分だけのこだわりの一品が欲しい時は是非足を運びましょう。

カーテンで収益を上げている店なのですから、様々なニーズに合わせた製品が多く手に入る可能性が高いです。

また、店員さんの品物を見る目や知識もひとしお。

人に聞かないと分からない、という時にもオススメです。

また少々値は張りますが、オーダーメイドカーテンの依頼などもこちらが断然有利です。

他社と競合する上で、プライドを持って提案してくれることでしょう。

2-5. ネットショップ

現在では、インターネットを活用してカーテンを手に入れるのは決して珍しい事ではありません。

品数、つまり選択肢が少ないホームセンターや雑貨屋を訪れるよりは、値段や在庫数から見てもこちらの方がいくぶん有利な点が多いでしょう。

-カーテンは入居時に買うもの、というイメージを持った方は多くいらっしゃいますが、実はそうでもありません。

窓は自分の家で最も目に付く箇所の一つです。

日焼けや布地の劣化での買い替え以外に、シーズンにや気分に合わせてカーテンを取り替える事も大切です。

3. 1LDKの部屋を広く見せるカーテンの選び方

それではここで、コンパクトな1LDKをより広々と見せることのできるカーテンの条件を考えてみましょう。

3-1. カーテンの色

色の種類は、暖色系と寒色系ですと寒色系の方が1LDKには合います。

寒色系の色は、人間の脳への作用として引っ込んだように見えるからです。

赤やオレンジ、黄色などの暖色系は一見温かみがあり柔らかい印象を受けます。

が、実はせり出して見え、どちらかというと圧迫感に近いものを感じてしまうのです。

その際、寒色系と言っても紺以上のあまり暗い色を置いても重々しくなり逆効果です。

ライトブルーや薄茶色、ベージュやエメラルドグリーンあたりの淡色を選ぶと、ちょうど良い色合いになります。

またレースのカーテンは、何となく白しかないようなイメージがありますが実はそうでもありません。

レースを付ける場合はライトブルーなどの色もありますので、こちらを使用すると重苦しい印象無くお部屋を広く見せることができるでしょう。

3-2. カーテンの柄

柄については、できるだけシンプルなものや無地をおすすめします。

柄ものや奇抜なデザインのカーテンは、人間の目には圧迫感が強くせり出して見えます。

お部屋の広さを感じたい場合はこれらを避け、無地に近いものを選ぶと良いでしょう。

4. 失敗しない!カーテン選びのポイント

カーテンを選ぶ時は、色や柄も大切ですが、何より材質選びがまずポイントです。

以下に代表的なカーテンの材質とその特徴を挙げます。

4-1. コットン

天然素材である綿を使用したカーテンです。

素材の持つ温かみと、色がしっかりと着く事からポピュラーな材質と言えます。

注意すべき点は、洗うと縮むという事と、色染めしやすい=シミに弱いという事です。

少し大きめにサイズを見ておき、汚れに気を配ります。

洗濯するとスレにより生地が弱ってしまう事も多いので、生地の定期的な交換を行うと良いでしょう。

4-2. アクリル

油やカビ・雑菌に強く非常に実用的です。

デザインもクラシックなものから自然な温かみのある製品まで数多く存在します。

ただ難点は、毛羽立ちやすく毛玉がたまること。

こうなってしまった時は、裏ワザとしてT字カミソリで定期的に優しく撫でてやると良いでしょう。

肌を出来るだけ守り毛を除去するよう設計された物ですから、人体だけでなくカーテンに使用しても有効です。

上手いこと生地が傷つくことなく毛玉だけが取れてくれます。

4-3. レーヨン

他の材質に比べ一段お値段が張りますが、その分機能は高いです。

吸湿・放湿性があり生地もふんわりしていて、夏の衣類にも使われています。

また表面に光沢を持ち、遮光性にも優れています。

ただ注意する点は、生地がデリケートでシワが寄りやすいことです。

摩擦や水濡れ、日焼けなどにより一気に生地が弱ってしまいます。

西日の激しい位置への設置は避け、窓の開け閉めの際や雨天時の閉窓には特に気を配りましょう。

洗う際は水洗ではなくドライクリーニングに出します。

4-4. レース

爽やかな印象のレースですが、デザインや掛け方によっては夜間には大人のムードを演出する事もできる万能カーテンです。

両開きではなくあえて片開きにしてタッセルでまとめると高級感を出せたりもします。

機能面から見ても他のカーテンと合わせが効きやすかったり、近年では紫外線カットカーテンなども登場したりしています。

ただし物によっては引っかかりやすい・非常に破れやすいので、室内でペットを飼う家庭にはあまり向かないかもしれません。

4-5. ポリエステル

少しお値段は高いですが、カーテン材としては最適な材質と言えるかもしれません。

強度は充分でシワになりにくく、またアクリルと同じくカビや細菌に強いのでこちらも重宝します。

ただし静電気を帯びやすくホコリや汚れをくっつけてしまうため、こまめなクリーニングなどケアが必要になります。

-以上の点から材質選びを進めていくワケですが、材質の次に気にする点はカーテンのヒダです。

1LDKを広く見せたい場合はヒダの少ないノンプリーツカーテンがオススメです。

またこれはあくまでオマケ要素ですが、縦長のカーテンを選んで天井吊り、あるいはできる限り上にカーテンを設置すること。

またカーテンレールを隠すこともお部屋の高さを感じさせるのに効果的です。

カーテンレールを隠すには、カーテンフックをBタイプもしくはアジャスタブルフックにします。

フックは主に3種類に分けることができます。

レールを見せるAタイプ、見せないBタイプ、どちらにも対応できるアジャスタブルタイプです。

レールを隠す方がお部屋が高く感じられるので、Bもしくはアジャスタブルにすると良いでしょう。

5. 1LDKのカーテン枚数と費用まとめ

いかがでしたでしょうか?

1LDK向けのカーテンの必要枚数から色・柄・材質までを見てきました。

迷わないコツは、購入前にお部屋にカーテンを設置した像をできる限り明確にイメージしてからお店を訪れること。

ニーズに幅広く対応している優良店であれば、必ずお好みのものが見つかるでしょう。

最後にカーテンの費用ですが、レース+遮光カーテンを2セット設置の場合10~15万円を見ておきましょう。

オーダーカーテンのフェアやディスカウントショップでの購入でもう少し安く、5万円前後にすることもできます。

しかしレール設置やオーダーカーテンなどがあれば10万円ほどの上乗せが考えられるため、あえてこのお値段を提示しました。

カーテンの性能は難燃・防音・遮光性の高いものなど様々です。

お部屋の使用目的と使用頻度に合わせて投資すると、機能性を保ちながら無駄なく出費を抑えられます。

この辺りを整理しイメージしておくことも、お店で迷わず良い買い物ができるコツですよ。