4LDKに最適な電気容量は何アンペア?契約変更方法と節約術まとめ
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「電気をたくさん使ったつもりはないのに、電気代が高い気がする」「もっと電気代を節約したい」など、電気代の出費にお悩みの方は、契約中のアンペア数を見直してみてはいかがでしょうか。

ご家庭で使用中の家電製品の消費電力から、契約に最適なアンペア数を算出することができます。

適切なアンペア量を設定することで、年間を通して電気代の節約につながりますよ。

さらに電気料金プランの見直しや、省エネ仕様の最新式家電への買い替えを併用するメリットなども覚えておきましょう。

今回は、4LDKにおすすめのアンペア数に関する説明と、アンペア数の契約変更方法やメリット、デメリット、節約術についてご紹介します。

1. 4LDKに最適な電気容量は何アンペア?

4LDK程度の広さで暮らす場合、40~50アンペアの契約が一般的です。

部屋数が増えてくると、消費電力が自動的に増えてしまいます。

最近はさまざまな電気機器を利用する機会が増えているので、コンセントを増やす必要が出ることを考えなくてはいけません。

先々の生活に支障が出ないように、余裕を持たせたアンペア数の契約をおすすめします。

また同居する家族の人数によっても、電気使用量は異なります。

たとえば4人暮らしでエアコンを4台設置するとなれば、50アンペアは必要になります。

この場合、余裕を持って60アンペアにすることも良いでしょう。

2人暮らし、もしくは2人と幼い子どもの3人暮らしの場合は、最初は30アンペアで様子を見て、頻繁にブレーカーが落ちるようであれば40アンペアに変更する方法もあります。

電気とガスの併用か、オール電化にするかによって最低限必要なアンペア数は変わってくるので、電力会社のアドバイスを参考に決めましょう。

1-1. 電気とガスを利用する場合

4LDKでガスと電気を併用する場合は、40~50アンペアが平均的です。

ライフスタイルは様々なので、明確なアンペア数を回答することは難しいのですが、エアコンの台数でざっくりですが、適切なアンペア数がわかります。

目安は、エアコン1台で10アンペアです。

たとえばエアコン3台設置のご家庭で、3台同時使用する機会が多い場合は、一度に30アンペアを消費します。

照明器具やテレビなどの軽い電化製品で10アンペアです。

そこに電子レンジや食器洗浄機など、電気を多く消費する家電製品を、どの位の頻度で使用するかによって変わりますが、余裕を持って50~60アンペアにするのが無難といえます。

世帯人数が少なく電気をたくさん使うことがない、エアコンの設置台数が少ない、といった場合は節電して、ブレーカーが落ちないように工夫して、30アンペアでも何とか過ごすことはできます。

しかし、日々の生活の中で電気製品を使う頻度が増えていくので、余裕を持って40アンペアにすると不意の停電を心配することなく過ごせるでしょう。

1-2. IHクッキングヒーターを利用する場合

IHクッキングヒーターは電力を大量に消費するので、契約アンペア数を多めに設定することをおすすめします。

電気を使う家族が多い場合はなおさらで、50アンペア以上が必要です。

アンペア数が少ないと、IHクッキングヒーターのコンロを複数口使えないトラブルも発生します。

世帯人数が多くなれば、自宅で料理をする時間が増えます。

だからこそ、余裕をもったアンペア数を契約しましょう。

1-3. オール電化の場合

オール電化の4LDK物件に家族4人で居住の場合は、最初から60アンペアでの契約を電気会社からすすめられます。

いきなり60アンペアの契約と聞くと驚いてしまいますが、IHの電力消費量は想像以上に多く、アンペア数を少なくすると生活に支障が出る心配があります。

60アンペアで契約しておくと、電気製品をたくさん使ってもブレーカーが落ちることがなく、快適に過ごすことができますよ。

「電気代が高くなるのでは?」と心配されがちですが、オール電化にすれば当然ながらガス代はかからず、料金の支払いも電力会社のみとなるので、家計管理が楽になります。

2. 4LDKのアンペア数と電気代の関係

契約アンペア数が増えると、電気代の基本料金が上がります。

たとえば、東京電力の「従量電灯B」のアンペア数ごとの1カ月の基本料金は、4LDKの必要最低数30アンペアの場合、842円40銭となります。

アンペア数が上がるごとに金額も上昇し、40アンペアで1,123円20銭、50アンペアで1,404円00銭となります。(2014年12月時点での単価)

上記のように、契約するアンペア数で基本料金に違いが出てきます。

ご自宅の電気の使用頻度よりも高いアンペア数を契約していた場合は、余分な基本料金分で損が出てしまいます。

ムダな電気代をなくして少しでも出費を減らすためにも、アンペア数を計算して計画的に決めていきましょう。

現在、アンペア制の料金制度を適用させている電力会社は、北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・九州電力です。

関西電力・中国電力・四国電力・沖縄電力はアンペア制が導入されていないため、異なる料金体系となっているのでご注意ください。

3. 4LDKの生活に必要なアンペア数の計算方法

契約するアンペア数を決めるには、一度に使う電気の量を目安とします。

まず、家庭で一度に使う電気量の最大値を算出してみましょう。

アンペア数の計算方法は、「ベースの電力消費分のアンペア数+ピークの電力消費のアンペア数=契約するアンペア数の目安」と考えてください。

「ベースの電力消費分のアンペア数」とは、その季節にいつも使っている電化製品の数値で、冷暖房、冷蔵庫、テレビなど常に電気を使用するものが該当します。

「ピークの電力消費のアンペア数」は、1日の中で一時的に使う電化製品の数値で、洗濯機、掃除機、ドライヤー、アイロンなどを指しています。

「ベースの電力消費分のアンペア数」は、夏季の冷房、冬季の暖房の使用によって季節ごとに変動します。

季節ごとのベースの電力消費を計算した上で、特にベースのアンペア数が多くなる季節をもとにして考えていきます。

では、電気の使用量が特に多くなる冬季を例にしてアンペア数を計算してみましょう。

まずベースの電力消費分として、こたつ(5アンペア)、冷蔵庫(2.5アンペア)、テレビ(2.1アンペア)を合計すると、9.6アンペアと算出されます。

次にピークの電力消費分を計算するには、1日の中でまとめて電気を使う時間帯をいくつかピックアップして、その時間帯ごとの合計アンペア数を計算しましょう。

これは、朝、昼、夜の3つの時間帯で分けると計算しやすくなります。

夜は家族が揃う分、電力消費量が多くなります。

夜に多く使われる電化製品を例にとって考えてみましょう。

まず、食器洗浄機(13アンペア)、アイロン(14アンペア)、ドライヤー(12アンペア)を合計すると39アンペアとなり、ベースの9.6アンペアを足すと48.6アンペアの消費です。そのパターンでの契約アンペア数の目安は、50アンペアくらい、と考えられます。

4. 4LDKの電気代節約術!アンペア数を変更する方法

電気代には、「基本料金」と「使用料金」の2種類が併記されていて、使用料金を節約することばかりに注意が向きがちですが、やはり限界があります。

そこで基本料金の節約方法として、アンペア数を下げる方法をご紹介します。

各家庭では、広さや住まいの形態によって最大アンペア数が設定されています。

4LDKの一戸建ての場合は、60アンペア前後が平均的です。

オール電化の家庭は、100アンペア以上の契約となっている場合もあります。

アンペア数を下げることで電力量そのものが減るので、電気代の節約効果が期待できます。

前項でご紹介した、現在の生活に必要なアンペア数を算出して、その数値を見てアンペア数の変更を検討することをおすすめします。

アンペア数の変更だけで、毎月あたり約700~800円節約できることがあります。

世帯人数が少ない場合、例えば2人または3人暮らしで、日中は仕事や学校などで不在がちの場合は、アンペア数を下げることを検討してみるのも節電につながります。

アンペア数の変更は、ご利用の電力会社に申し込む形となります。

最近はインターネット上からの申し込みが主流ですが、詳しい話を聞きながら相談、検討したい場合はカスタマーセンターに電話するといいでしょう。

アンペア数の切り替え工事は、基本的に無料です。

一戸建ての場合は、設備の状況によって配線工事が必要となることがあり、別途工事費用が発生する可能性も考えられます。

ですから事前に見積もりをもらっておくと、安心できるでしょう。

5. 4LDKで頻繁にブレーカーが落ちるならアンペアアップ!

アンペア数を下げることで電気代の節約効果がありますが、デメリットにも注意する必要があります。

アンペア数が減ることで、ブレーカーが落ちやすくなってしまうトラブルが考えられます。

特に、エアコンを常時使用する夏季、冬季は注意しなければいけません。

アンペア数を下げた際は、比較的消費電力が大きい電化製品、主にエアコン、電子レンジ、パソコンなどを使用するときは注意が必要です。

消費電力を少なくするためには、アンペア数が大きい家電を複数同時に使わないように気をつけるなど、工夫して使用しましょう。

アンペア数を上げる方法は、前項でご紹介したアンペア数を下げる場合と同じく、電力会社への手続きが必要となります。

ただし注意点があり、アンペア数の変更手続き後、1年間は再度変更ができません。

年間契約となるため、「頻繁にブレーカーが落ちるから、前のアンペア数に戻そう」と思っても変更対応ができないのです。

さらに時期によってはアンペア数を変えることもできないので、手続きの際はよくご検討ください。

6. 4LDKの電気代を節約する方法

電気代を簡単に節約する方法は、まず、電気料金プランと契約アンペア数を見直すことです。

電気料金の口座振替割引がある電力会社は、口座振替にすることで電気料金が安くなることがあります。

ポイント還元を目当てに、クレジットカードでの支払いを選択される方も多いでのすが、例えば電気料金が月10,000~11,000円のボーダーラインの場合、クレジットカードのポイント還元率よりも口座振替割引額が高めになることがあります。

電気料金が月10,000~11,000円のご家庭は口座振替、11,000円以上のご家庭はクレジットカードと、支払い方法を使い分けてみましょう。

また、古い家電を買い替えることで省エネ対策となり、電気代の節約効果があります。

昔の家電と今の家電とでは、電気代に雲泥の差があることはよく知られています。

エアコンを例にとってみると、暖房時の消費電力と8畳向けサイズで費用を算出すると、15年前の型式は消費電力が1,080W、1時間あたりの電気代が29.16円となっています。

それに対して最新式のエアコンは、電力、電気代ともに下落幅が大きく、605W、16.34円と驚きの数値が出ています。

ですから、年式が古いエアコンから最新のエアコンに買い替えた場合、大幅な電気代の節約ができます。

さらに、照明器具をLED照明に変えることも、大幅な電気代節約になります。

4LDKの照明器具の電気代は、年間約32,000円台です。

消費電力の少ないLED照明では、年間13,000円台に金額を下げられるので、19,000円程節約することができます。

また、電化製品の使い方次第で、電気代を節約することもできます。

電気の使用量が安い時間帯に洗濯機、乾燥機を使用することでも、年間8,000円以上の節約ができます。

その他にも、夏場のエアコンと扇風機の併用、エアコンの設定温度を下げ過ぎない、定期的なフィルターの掃除など、様々な方法があります。

節約方法を組み合わせることで、電気代は今まで以上に節約できます。

まずはできる範囲から、節約方法を取り入れてみましょう。

7. まとめ

いかがでしたでしょうか?

普段何気なく目にしている電気料金の請求書ですが、内容を理解することで電気代の節約方法も考えられます。

電力会社がアンペア制の料金制度を適用させている地域にお住まいの方は、生活に必要なアンペア数を把握しておくことをおすすめします。

家族が増える、引越しで居住形態が変わるなどの変化によって、電力消費の状況は変化していきます。

その変化に適応しながら、電気代の節約を考えていきたいものです。

もちろん、快適に毎日を過ごせることも大切です。

あなたの生活に合った、電気代の節約方法を探してみてくださいね。