近年では、パソコンだけでなくタブレットやスマートフォンを利用する人が多くなってきました。
そのためWi-Fiルーターは各家の必需品となりつつあります。
ここでは3LDKの間取りに焦点を当てて最適なWi-Fiルーターの紹介などを行っていきます。
このページでわかること
1. 3LDKにおすすめのWi-FiルーターTOP5
Wi-Fiルーターを選ぶには、通信速度やWi-Fiの電波が各部屋に届くかどうかといったスペックをきちんと確認してから設置することが重要です。
せっかくWi-Fiルーターを購入しても、3LDKの部屋の隅々までネット環境が良好でないと、Wi-Fiルーターを購入し設置した意味がなくなってしまいます。
ここでは3LDKの広さを平均的な80平米と仮定して、その広さに合ったWi-Fiルーターを人気順に紹介していきます。
価格等は2018年11月25日現在のものです。
1位:NEC 「Aterm WG1200CR PA-WG1200CR」
・価格 3,327円
・おすすめする理由
5GHz帯で最大867Mbpsという高速通信が可能な商品です。
優先ポートはギガ(1000Mbps)に対応しており、さらに高速の通信が可能です。
Wi-Fi接続設定を古いWi-Fiルーターから簡単操作で引き継げる「Wi-Fi設定引っ越し」機能が搭載されているため、Wi-Fiルーター交換の際に改めて面倒な設定を行う必要がありません。
さらにスマートフォンやタブレットなどのWi-Fi端末を使用すると、その位置を検知してそのWi-Fi端末に向けて集中して電波を送信する「ビームフォーミング」機能に対応しています。
サイズも比較的小型のため、場所をとりません。
また、価格が安価であるにもかかわらず高性能であると口コミでも好評です。
2位:バッファロー 「AirStation HighPower Giga WHR-1166DHP4」
・価格 4,974円
・おすすめする理由
高速のWi-Fi規格である「IEEE 802.11ac」に対応しており、無線でも最大伝送速度1000MbpsのGigaポートを搭載しています。
11acの速度を十分に生かしたWi-Fi通信を実現した商品です。
5GHz帯接続時で最大866Mbps、2.5GHz帯接続時で最大300Mbpsの高速通信が可能です。
デュアルバンドなので一度にたくさんの端末を接続しても通信速度が落ちにくいのも人気の一つなので、Wi-Fi端末を家族全員で使用するご家庭にもおすすめです。
この商品にもWi-Fi端末の位置を自動的に判別して最適な電波を送信することが出来る「ビームフォーミング」機能が搭載されているので、距離や障害物によるWi-Fiのつながりにくさを感じにくいこともおすすめの理由です。
3位:バッファロー 「AirStation HighPower Giga WSR-1166DHP3-BK 」
・価格 4,250円
・おすすめする理由
高速規格「IEEE 802.11ac」に対応しているため、快適な高速通信が可能です。
また、高速化技術「ビームフォーミング機能」と2ストリーム(2×2)を搭載しているため、障害物や距離が通信に影響しにくいことがこの商品の特徴です。
2.4GHz と5GHzの同時利用が可能で、2.4GHz帯接続時では最大300Mbps、5GHzでは帯接続時では最大866Mbpsの高速通信を行うことが可能です。
この商品にも現在利用中の古いWi-FiルーターのパスワードとネットワークSSIDを自動で引き継げる「無線引っ越し機能」を搭載しているため、面倒な再設定が必要ありません。
ブラックとホワイトの2種のカラーバリエーションがあるため、室内の雰囲気に合わせて商品を選ぶことが出来るのも魅力の一つです。
4位:NEC 「AtermWF800HP PA-WF800HP」
・価格 2,194円
・おすすめする理由
高速規格「IEEE802.11ac」に対応したエントリーモデルです。
2.4GHz帯は最大300Mbps、5GHz帯は最大433Mbpsの高速通信が可能になっています。
基盤から放射される電磁ノイズを遮断し、アンテナへの侵入を防ぐ機能である「μ(マイクロ)EBG構造」が採用されています。
上位3機種に比べ機能はシンプルですが、サイズの小ささと価格の安さが魅力です。
使用するWi-Fi端末の数が少ないご家庭におすすめの商品です。
また、無線LAN入門者にもおすすめです。
5位:IODATA 「WN-G300R3」
・価格 2,236円
・おすすめする理由
IEEE802.11n(2.4GHz)接続で最大300Mbpsの高速通信が可能な商品です。
ゲーム機やパソコンなら「WPS」ボタンを、タブレットやスマホなら「QRコード」を利用するだけで接続できるため、面倒なキーコードやパスワードの入力による設定が必要ないことが魅力の商品です。
有線LANポートを4ポート搭載しているため、有線でも4台までの端末を使用できます。
コンパクトなデザインなので部屋に置いても違和感がなく、設定も簡単なので、Wi-Fi初心者にもおすすめの商品です。
2. 3LDKに設置するWi-Fiルーターの失敗しない選び方
3LDKの物件にWi-Fiルーターを設置する場合、気を付けるべき点が3つあります。
Wi-Fiルーター選びに失敗しないためにもこの3点に注意しましょう。
2-1. ①通信規格
無線LANの規格にIEEE 802.11というものがあり、これはエレクトロニクス分野の学会で決められた規格のことです。
この「IEEE 802.11」には実は周波数帯と通信速度の違いによって種類があります。
- 周波数には「5Ghz」と「2.4Ghz」の2種類
- 通信速度は新しい順に11ac、11n、11g、11a、11bの五種類
パソコンやスマートフォン、タブレットを無線LANでつなぐには、これら端末のWi-Fi規格と無線LANルーターのWi-Fi規格がお互いに適合している必要があります。
しかし無線LANルーターの場合、古い規格のものとの互換性があるので、現在所有している端末が最新の規格のものに対応していない場合であっても、最新の無線LANルーターを選ぶことで、近い将来に端末の買い替えを行った際、すぐにより早い通信速度による利用が可能になります。
ちなみに現在の最新の通信規格は「11ac」です。
最新規格なので送受信できるデータ量が多いため、端末を複数台つないでも快適に利用でき、電波の到達距離も長く、転送速度が速いので動画もストレスなく視聴することが可能です。
| Wi-Fi規格 | 周波数帯 | 電波干渉 | 障害物 | 最大転送速度(※) |
| 11ac | 5GHz | ◎(干渉しにくい) | △ | 1733Mbps |
| 11n 11a | ◎(干渉しにくい) | △ | 800Mbps | |
| 11n 11g 11b | 2.4GHz | ×(他の家電と干渉しやすい) | ○(回りこみやすい) | 800Mbps |
(※)無線LAN規格の理論上の最大値です。
2-2. ②最大通信目安
Wi-Fiルーターのスペックに、○○Mbpsと評されている最大通信速度はあくまで「理論値」です。
これは、そのWi-Fiルーターが採用している規格上、「理想的な環境が整った場合に出せる数値」のことです。
ですので、実際に使用した場合に送受信できるデータの量は理論値の半分から三分の一程度になるケースが多いのですが、理論値が高い製品を選ぶことで実測値もそれに比例して高くなるため、Wi-Fiルーター選びに迷ったら、他のスペックが同じである場合、最大通信速度が速いほうの製品を選ぶことをおすすめします。
2-3. ③3LDKに合った利用間取り目安の製品を選ぶ
無線LANルーターを選ぶ際に、一番重要なポイントとなるのは電波強度です。
電波強度は強ければ強いほど、より遠くの端末と安定した通信が可能になります。
多くのメーカーでは「利用間取り目安」が表示されていることが多いので、購入する際には必ず「3LDK」向けかそれ以上の広さの間取りに対応した製品を選ぶようにしましょう。
3. ルーターを設置してもWi-Fi電波が届かない場合の解決策【3LDK編】
ルーターを設置してもWi-Fiの電波が弱い又は届かないというケースが考えられます。
そのような場合の対処法を紹介していきます。
3-1. ①Wi-Fiルーターの置き場所を再検討してみる
Wi-Fiルーターの電波が届きにくいと思ったときにまず試してほしい方法が、無線LANの設置場所の見直しです。
Wi-Fiルーターは床の上や電磁波を発するもののそばに設置すると、本来の能力を発揮できません。
ですので、Wi-Fiルーターを棚の上でなおかつ電磁波を発するものから離れた場所に設置しなおしてみることをおすすめします。
3-2. ②中継器の導入
中継器を導入するという方法が最も確実です。
中継器とはWi-Fiルーターの電波を中継してWi-Fiルーターの電波が届きにくい場所へも電波を届けられるようにしてくれる機器です。
この中継器を導入することが一番ベターな方法であるといえるでしょう。
3-3. ③アンテナの角度を調節してみる
可動式のアンテナがついているWi-Fiルーターを利用している場合には、アンテナの位置を調節してみましょう。
アンテナがついているWi-Fiルーターはアンテナが付いていないものに比べて電波が強い傾向がありますが、設置場所や住んでいる部屋の形に合わせてアンテナの位置を調整しないと本来の能力を発揮できません。
説明書のアンテナ設置法をよく読み、アンテナを適正な方向に向けて使用するようにしましょう。
4. 3LDKにおすすめのWi-Fiルーター&快適なネット接続のコツまとめ
ここまで、3LDKの間取りに最適なWi-Fiルーター人気機種5機種と3LDKで快適にインターネット通信を行うためのコツなどを紹介してきました。
一口にWi-Fiルーターと言ってもさまざまな種類があり、3LDKの間取りに合ったものばかりではないことがお分かりいただけたと思います。
ここで紹介した内容をよく理解してから3LDKの物件に合ったWi-Fiルーターを購入し、快適なインターネットライフを送ることが出来るようにしましょう。




