3LDKに赤ちゃんを迎える前の部屋の作り方とレイアウト方法とは?

3LDKといえば、3つのお部屋とリビング、ダイニング、キッチンといった6つのパーツから成り立つ間取りのことを指します。

そんな3LDKは部屋数が多く、その分広さもある物件であるため、特に家族連れなどの大人数で住むという方におすすめで、人気の高い間取りでもあるでしょう。

そんな3LDKの間取りで、赤ちゃんが生まれたばかりの方が住む際には、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか?

そのために、赤ちゃんと暮らすためのお部屋作りについて、かさばるベビーアイテムの収納方法などを、今回はご紹介していこうと思います!

1. 3LDKに赤ちゃんを迎える部屋づくりのポイント

赤ちゃんのお部屋作りのポイントとして必要なステップをこれからあげていきます!

1-1. 赤ちゃんの寝る場所を作る

まず最も大切なのが、赤ちゃんの寝る場所を確保するということです。

親子で寝る場合と、リビングでお昼寝する場合という2つの点で、寝る場所を作る必要があるでしょう。

一般的に赤ちゃんがよく寝る場所として使われているのは、夜間は母親のベッド、ベビーベッド、ベビー布団で寝るようにし、お昼寝の際には簡単なベビー布団で寝かせる、という場合が多い傾向にあります。

実際のお部屋のレイアウトによってももちろん変わってはきますが、お昼にはリビングにベビー布団を敷いてお昼寝させる、あるいは和室の畳の上に布団を敷いて寝かせるというパターンが多いでしょう。

まずは、どの場所を赤ちゃんのお昼寝スペースにするのかということを考えて、空間を作るようにしましょう。

1-2. 起きているときの赤ちゃん専用スペースを作る

次に、赤ちゃんが日中起きているときの専用スペースを作りましょう。

ここで最も大切なポイントは、親から目の届く場所にこのスペースを作るということです。

中でも、ママは家事など育児以外にも様々なことをしなければなりません。

そのためまずは、家事をやりながらでも赤ちゃんが目に入りやすい場所を間取りの中で見つけます。

そしてその場所に、バウンサーあるいはハイローチェアを配置しましょう。

この場所を見つけるポイントとしては、ステップ1でも紹介したように、お昼寝するスペースとほとんど同じ場所にすると良いでしょう。

お部屋の中でたくさんスペースを取りすぎてしまうことも防げますし、親の目に届く場所という点で育児も楽になります。

1-3. お世話グッズの配置

赤ちゃんのおむつや着替えなど毎日必要となるお世話グッズは、使う分だけを取っておき、赤ちゃんがいるスペースの近くに置いておきましょう。

また、赤ちゃんが遊ぶおもちゃも使う分だけ持って来ておくことで、お部屋の散らかりすぎを防ぐことも可能です。

おすすめはカゴなどにまとめて置くことで、赤ちゃんのお世話をしながらでも気軽に持ち運ぶことができます。

中でも毎日必要となるおむつ替えのためにも、専用の台を設置して置き、お世話グッズも一緒にまとめて置くという方法もおすすめです。

1-4. 収納場所の確保

赤ちゃんが日中いるスペースを確保することができたら、最後は様々な赤ちゃん用品を収納する場所を確保しましょう。

使う分だけのお世話グッズ以外の、ストック用のおむつやおもちゃなどを、全て収容するスペースが必要です。

押し入れやクローゼットの一角に入れるのもよし、赤ちゃんスペースの近くに空いている部分を見つけてラックなどを配置するというのも良いでしょう。

表に見える部分に置くという場合は、ランドリーボックスなどに入れて布をかけて置くことでインテリア面でもうまく決まりますよ。

まずは、赤ちゃんが日中いるべきであろうスペースは、このステップで完了します。

ですが4〜5ヶ月ほどの遊びが盛んな時期になったときのためにも、先のことを事前に考えて置くとなお安心です。

ハイハイから立歩きといった部屋中を動き回るようになった際には、安全性の確保が大切です。

当たってしまいそうな高さにある家具は、保護するようにしなければいけません。

さらに床にも、赤ちゃんの遊ぶ用のプレイマットを敷くことが必要です。

すぐに必要はないものの、そういった先のことも考えてもう一工夫して置くと安心ですね。

2. 3LDKで赤ちゃんと暮らすための部屋の使い方やレイアウト

では3LDKの間取りで、赤ちゃんと暮らしていくためのお部屋のレイアウト方法についてご紹介します。

まず赤ちゃんと暮らしていくに当たって必要なのは、ベビーベッドを置く部屋と、赤ちゃんが起きている間過ごす場所です。

そのためにもまずは寝室の確保から始めていきましょう。

2-1. ベビーベッドの位置

3LDKではリビング、ダイニングキッチンの他にお部屋が3部屋あるため、そのうちの夫婦の1部屋を寝室とします。

赤ちゃんと暮らすためには、ベビーベッドが必要となります。

日本では、基本的に子供は両親とともに一緒の寝室で寝るというのがベターです。

そのため夫婦で眠っていた寝室に、赤ちゃんを迎え入れる必要があります。

添い寝あるいはベビーベッドを置くという場合があるでしょう。

その際に必要なのが、赤ちゃんの安全の確保と明かり、空気といった3つのポイントです。

まず安全面では、赤ちゃんの寝るベビーベッドの周辺に、万が一落下してしまうようなものがないかどうかを確認します。

そして明かりの面では、赤ちゃんに直接明かりが当たる真下でないかを確認しましょう。

明るすぎると刺激が強いため、チェックする必要があります。

おすすめは夜の授乳の時間やオムツを変えるときなどに、サッとつけられるリモコン式ランプがママにとっては便利でしょう。

そして空気というのは、風通し、温度、湿度のことを指します。

赤ちゃんが寝ていて快適な空間を作る必要があります。

中でもエアコンの風が直接当たらないような場所に設置することがポイントです。

・寝室以外にベビーベッドを置く場合

寝室にベビーベッドを置く方が多いものの、その他にもリビングの横や和室部分を赤ちゃんの寝室にするというアイデアもあります。

リビングの横の場合は、お昼寝の際と兼用して利用することができます。

3LDKだとリビングが窓に面している間取りが多いため、赤ちゃんへの日当たりも良く、さらに目の届きやすい場所というメリットがあるでしょう。

ですがその反面、テレビの音や騒音が気になりやすいというデメリットもあります。

そして和室部分は3LDKだと、3部屋のうちの1つのスペースになります。

和室の畳は赤ちゃんがハイハイや遊んでも安全なので、遊びスペースと兼用することが可能です。

もしも赤ちゃんが寝返りするようになると、ベビーベッドでは収まらなくなってしまうこともあり得ます。

そのため、赤ちゃんの成長を考えると和室を赤ちゃんの寝室とすると、将来的にも同じレイアウトで長く住むことができるというメリットがあります。

2-2. 赤ちゃんスペースの作り方

第1章でも少し触れたように、赤ちゃんが遊んだり日中を過ごす場所を作る必要があります。

これは3LDKでしたら、ママからの目も行き届きやすいという点でリビングに作ると良いでしょう。

まず赤ちゃんを迎え入れるにあたっては、無駄なものを収納するあるいは捨てて、赤ちゃんにとって危険になるようなものは片付けましょう。

空間が整ったら、まずは赤ちゃんが日中お昼寝をするスペースを作りましょう。

赤ちゃん用のお布団とプレイマットをリビングにも用意しておき、赤ちゃんがゴロゴロできる環境を作ります。

そして赤ちゃんがお昼寝をしたら、バウンサーに移動させて自分から目の届く場所に寝かせておきましょう。

3. 赤ちゃんとママが快適なリビングレイアウトと使い方

赤ちゃんが生まれてからは、なかなかインテリアを変えるなどのレイアウトの変更が難しくなってきます。

そのため、赤ちゃんが生まれる前からレイアウトを考えておく必要があるでしょう。

3-1. 快適な温度に設定する

まずは、赤ちゃんが過ごしやすいような、寒すぎず暑すぎずといった快適な温度に設定しましょう。

基本的に、冷暖房が赤ちゃんに直接当たってしまわないように、レイアウトすることが必要です。

適温として夏は25〜28℃、冬は18〜22℃程度です。

またお部屋の中が乾燥してしまうと、赤ちゃんが風邪をひきやすくなってしまうので、空気清浄機や窓を開けるなどの乾燥対策も行いましょう。

3-2. 子供部屋を作ろう

赤ちゃんが生まれるすぐ前から作っておく必要はありませんが、大きくなったときに子供部屋としてもすぐにできるように、3LDKのうちの1部屋分を確保しておきましょう。

子供が1人の場合は、基本的には広めに確保して6畳ほどの広さのお部屋があれば安心です。

例えば6畳だと、ベッドと学習机を置いても十分ゆとりのあるスペースです。

お友達を呼んだ際にも、困らない広さでもあります。

6畳の部屋がないという場合には、最低でも4.5畳程度のお部屋があれば子供部屋にすることが可能です。

ベッドと学習机を置いたらほとんどスペースがなくなってしまいますが、子供1人が勉強をして寝るぐらいのスペースとしては十分です。

子供部屋のレイアウト方法としては、ベッドを奥に置き、その横に学習机を置くという方法が定番です。

もう少しスペースが空いているのであれば、来客用に折りたたみテーブルを置いても良いでしょう。

子供の様々な用品を収納するためにも、3LDKのお部屋の中でクローゼットがあるお部屋を子供部屋にするとより便利です。

4. 赤ちゃんが生まれても困らない!3LDKの上手な収納方法

赤ちゃんが生まれてからは、様々な赤ちゃん用品が増えてしまうため収納が必要です。

そこで収納方法に関するポイントを、最後にお伝えしておきます。

4-1. 収納にカゴを使おう

たいてい、赤ちゃんが日中遊んだり寝たりする場所として、リビングを選ぶ場合が多いでしょう。

そんなリビングで赤ちゃん用品をしまって置くためにも、カゴを活用しましょう。

赤ちゃんのおむつやお尻りふきなどの消耗品は、使う頻度も特に高いので、カゴに入れてソファの下などに収納しておきます。

収納するスペースがなかなかないという方は、玄関の下駄箱の中に入れて置くという手もあります。

普段は使わないものや、赤ちゃんにとって危険なものをしまっておきましょう。

4-2. クローゼット1つを子供専用にする

おむつやお尻ふきなどの日用品から始まり、抱っこ紐やおもちゃ、衣類など、赤ちゃん用品だけでもかなりの数があります。

また大きくなるにつれて、幼稚園や学校などで使うアイテムなど、どんどん増えていく一方です。

そんなことを想定して、クローゼット1つ分を、全て子供専用にするというのも1つの手でしょう。

特に使いやすいのは、クローゼットが何段にもなっているタイプです。

洋服や日用品などジャンルごとに段を変えて収納すると、取り出すときも楽ですよ。

先ほどのリビングレイアウトのところでも少し出たように、クローゼットのあるお部屋を子供部屋にしてしまうことと関連性もあり、将来的にも便利ですよ。

4-3. よく使うアイテムは収納ラックで持ち運べるように

赤ちゃんのおむつやお尻ふきなどのよく使うアイテムは、収納ラックを利用して持ち運びやすくすると良いでしょう。

収納ラックは、IKEAや無印良品などでお手頃価格で購入することができます。

中でも便利なのが3段ラックです。

使い方として例えば、ラックの一番上をおむつやスキンケア用品など、2段目を赤ちゃんの衣服類に、3段目には絵本やおもちゃなどを入れて置くと、必要なアイテムほとんどをラックに収納することができます。

リビング内にでも置いておき、必要になった際にはラックを動かして、必要なものを取り出すというように使うと便利ですよ。

5. 3LDKに赤ちゃんを迎えるための部屋の作り方まとめ

今回は3LDKの間取りで、赤ちゃんを迎えるために使えるお部屋の作り方をご紹介しました。

3LDKであれば、部屋数も多く広さも十分ある間取りなので、レイアウトなどを赤ちゃんのために早いうちから用意して置くことは十分できます。

そのためにも、まずは3部屋分あるうちの1部屋分を将来的に子供部屋として使えるように、クローゼット付きのお部屋を用意しておきましょう。

そして赤ちゃん用品を収納するためのカゴやラックの購入、そして赤ちゃんスペースや寝る場所をどこにするのかということも考えて置く必要があります。

赤ちゃんが生まれてからでは、どうしてもバタバタしてしまい、準備がおろそかになってしまうので、できるうちから、今回の記事を参考に準備していきましょう。