3DKに4人家族は住める?狭い間取りを広くするポイントとは

ここ最近の賃貸物件では、様々なタイプが見られるようになり、間取りも自由に選択できるようになりました。

そんな賃貸物件のなかでも3DKは、3Kと家賃相場に大差がなく、その一方で3LDKよりも安い価格で借りることができるため、家族やルームシェアする人たちに人気の間取りです。

子どもがいるファミリー世帯では、何かとお金がかかるものです。

ですから、固定費である住宅費を少しでも抑えたいところですね。

では、ファミリー世帯に多い4人家族は、3DKに住むことは可能なのでしょうか?

今回は、4人家族では少し手狭に思える3DKでの暮らしを、少しでも快適にできる工夫やポイントなどをお伝えします。

ぜひ、物件を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

1. 3DKに4人家族で住むことはできる?

賃貸暮らしで子育て世代の家庭では、物件探しは将来設計を十分に立てた上で行わなければいけません。

間取りによっては、毎月の家賃も5千円から1万円の違いが出てくるのが普通です。

長く住めば住むほど、家賃負担には大きな差が生まれてしまいます。

月々決まって支払っていくことなので、慎重に考えたいですね。

ファミリー世帯に多い4人家族のなかには、4部屋または、リビングダイニングスペースが必要だと決めつけていませんか?

そうしたことから多くの人が、間取りを3LDKや4K、4LDKを探そうとしているようです。

しかしながら、実は4人家族であっても、3DKの間取りは暮らしやすい間取りであると言えます。

まして、まだ子どもが小さいうちであれば、3DKでの間取はゆとりある生活ができるとも言えるでしょう。

子どもの成長にともない、特に中学生以降はお金がかかってくるので、小さい時期は間取りを最小限にし、貯金にまわすのがベストです。

また、ゆくゆくは一軒家やマンションなどのマイホームを購入したいと考えているのであれば、現在の間取りを必要最低限に抑え、貯金を意識的に強化する必要があります。

3DKなら、子どもが成長し部屋を欲しがるようになれば、子ども部屋用に1室設けることもできます。

それに加えて、夫婦の寝室も確保することができます。

ある程度は不自由なく暮らすことができるでしょう。

それでも1室残るので、間取りによってはダイニングキッチンとつなげ、2LDKとして使ったりすることもできますし、ゲストルーム用にしたり、子どもひとりひとりにお部屋を作ってあげるのもおすすめです。

2. 3DKで快適に暮らせるのは何人家族まで?

前項の解説で3DKの間取りは、家族4人で十分快適に暮らせることがご理解いただけたかと思います。

では3DKで快適に暮らすことができるのは、何人までなのでしょうか?

3DKで家族がストレスなく暮らせるのは、夫婦と子ども合わせて3人家族、せいぜい4人家族まででしょう。

子どもが3人いる5人家族の場合には、子ども部屋が足りなくなり、子どもが成長するにあたって、ひとりひとりのスペースが狭くなり、ストレスがかかってしまうことが予想されます。

子どもがまだ小さいうちは、5人家族でも許容範囲内になるでしょう。

また、大人がルームシェアするのであれば、最低限人数分の部屋が必要になるので、3人までが快適に暮らせるリミットになるでしょう。

少しでも間取りを小さくし、固定費を抑えたいという考え方もありますが、住むにあたってストレスがたまってしまうと本末転倒です。

その場合は、駅からの徒歩時間の長さを増やしたり、築年数が古い物件にしたりなどして、家族やルームシェアの人数に合わせた間取りにするなどの工夫が大切です。

3. 4人家族におすすめの間取りとは?

4人家族に一番望ましい間取りは、できるのであれば人数分の個室を用意できる間取りです。

それだけ余裕があるのであれば、子どもの成長に左右されることなく、その物件に住み続けることも十分可能でしょう。

また急にゲストが訪れるとなった場合にも、部屋に余裕があるので、ゲストルームを用意することができます。

4. 狭い間取り(3DK)でも4人家族が快適に暮らすためのポイント

前項で、4人家族は3DKでも快適に過ごせることがご理解いただけたかと思います。

しかしながら、3DKであっても1つ1つのお部屋の広さ、間取りによっては住みにくいようなケースもあります。

3DKと聞いて、イメージ的に同じような広さを想像しがちですが、1室のサイズが小さい場合や間取りが縦長の場合、またテラスハウス型の間取りなど、これだけでも住みやすさはずい分と変わってくることでしょう。

そこでここでは、3DKの狭い間取りであっても、家族4人が快適に暮らせるポイントをご紹介します。

まず大前提として、どんなに多くのスペースがあったとしても、快適に過ごせるかどうかはまた別の問題になる、ということを言っておきます。

多くの家電や家具があったり、片付いていなかったりすれば手狭になり、それぞれが住みにくいと感じてしまいますね。

その点を踏まえ、狭い間取りであっても部屋を広く、快適に使用できる工夫をご紹介します。

まずは、不要なものを溜め込むことをやめ、家具や家電を最小限にすることです。

必要だと思って家電や家具を買い揃えるご家庭は多いのですが、その結果手狭になり、お部屋のスペースが不足してしまうこともあります。

収納のスペースを増やしても、結局は使わなかったりして、スペースを無駄使いしてしまっていることにもつながってしまうのです。

最小限で暮らすことで、片付けの時間も最小限になり、暮らしやすくなりますよ。

次に家具を背の低いものにすると、天井が高く感じるようになるので圧迫感がなく、空間に開放感が生まれます。

家具の位置もできる限り集約した方が、その分のスペースができるので、家族が快適に暮らすことができますね。

さらに家具の色を壁の色と同系色にすると、目の錯覚で広く感じられるので、狭さを感じにくく快適に暮らすことができますよ。

お部屋を選ぶ場合、お部屋の広さや間取りを比較するだけでなく、自然光がどれだけ入るかも着目してみてください。

暗くなっているお部屋よりも、自然光が差し込む明るいお部屋の方が広く感じると思います。

また、子どもが小さいのであれば、1つのお部屋を本棚などで2つに区切ってあげることもできます。

子どもも、秘密基地のような感覚で面白がってくれることでしょう。

このように、単に狭いことを嘆くのではなく、面白がりながら暮らせるといいですね。

他にも、折りたたみ式のテーブルや収納付きベッド、ソファベッドなどの機能性を兼ねた家具を購入することで、住まいをより快適にすることができます。

家族のひとりひとりが快適に暮らせるようにするため、様々な工夫が考えられます。

今回紹介したものの中には、すぐにできるものもあるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

5. まとめ

賃貸物件に住んでいる場合は、部屋を1つ増やすだけでも家賃は大きく変わってしまいます。

広いからこそ得られるメリットも多くありますが、その反面、掃除が大変であったり、子どもに目が行き届きにくくなる可能性もあります。

3DKは間取りによっては、4人家族では手狭になってしまうことも考えられます。

しかしながら、その一方で家賃を抑えられたり、家族みんなで仲良く過ごせたりなどのメリットも多くあります。

今回最後にご紹介した、4人家族が快適に暮らすためのポイントを実践するだけで、変わることも多くあると思います。

狭いと諦めるのではなく、様々な工夫をして、楽しみながら家族4人で暮らしてみてくださいね。