収納DIY

効率的に物を収納するための方法は、色々あります。

そこで、この記事では賢い収納術やアイデアを紹介していきます。

2LDKは一般的にどれくらい収納スペースがあるのか、そして賢い収納術やアイデアにはどんなものがあるのかを調べてみました。

1. 2LDKの一般的な収納スペースはどれくらい?

2LDKの一般的な収納スペースについてですが、2LDKはそれほど収納スペースが多くありません。

一般的な部屋の収納スペースで考えると、以下のようなスペースは最低限あると考えられます。

  • 玄関(靴箱)
  • クローゼット(2部屋分)
  • キッチン(食器収納)
  • 洗面所(洗面下)

他にトイレや脱衣所に吊戸棚があれば、その分収納が増えます。

2LDKの二部屋のうちどちらか、または両方が和室の場合は、押入れがあることもあり、押入れの場合はクローゼットよりも収納が広いです。

2LDKは収納が少ない事が多いので、収納家具や収納アイテムを使って、効率よく収納をしていくことが大切です。

2. 2LDKの収納家具レイアウトの実例

2-1. 収納棚を間仕切りに活用

LDKに収納棚を置くことで、間仕切りとして活用できます。

間仕切りに使うので、大きな収納でも違和感なく設置できるのがメリットです。

収納棚は、下の部分は書類など重たいもの、ぎっちり詰めるものを収納して、上の方は目につくため、よく手にとって使う道具、飾っておいて見栄えが良いものを置くと良いでしょう。

上の方の荷物を少なくすることで、開放感が出るという効果もあります。

2-2. ベッドヘッドに収納棚

ベッドの頭の部分に収納がついているベッドがありますが、あえてそういったベッドは使わず、シンプルなベッドにして、片側に収納棚を設置します。

そうすると、ベッドスペースとの間仕切りにも収納にもなり、便利です。

ただし、地震のときに寝ている上にものが落ちてくると危ないので、棚はあまり高いものにしない、落ちてきたら危ないものを置かない、などに注意しましょう。

2-3. 壁一面に収納

無印良品で有名になったスタッキングシェルフは、今ではイケアやニトリでも似たような製品が出ていますが、大型の家具を壁につけて置くことで、大きな収納スペースを確保することができます。

小さい収納家具をちょこちょこ設置するよりも、床のスペースを節約できて、天井近くまで収納として活用できます。

2-4. 壁に座れる収納家具を設置

壁に沿って低い家具を設置します。

耐久性のある収納家具を選べば、クッションを置くだけでちょっとした休憩スペースを作ることができます。

背の低い家具は部屋に圧迫感を与えないので、おすすめです。

2-5. 廊下に薄型の収納

2LDKだと、廊下がほとんどない場合が多いと思いますが、廊下があれば廊下に薄い収納を設置すると、スペースを有効活用できます。

ただしあまり厚みのあるものを置くと、通路としての機能が低下してしまうので、なるべく薄いものが良いでしょう。

本棚だとA4が入るサイズだと厚すぎるので、文庫本が入るくらいのサイズが良いでしょう。

廊下に収納家具を置く場合は、毎日の生活の中で廊下を通るときをイメージすると良いですよ。

3. 2LDKのおすすめ収納アイデア

3-1. 2LDKマンションの収納アイデア

・扉の後ろを収納に

扉の後ろには何もない場合が普通ですが、最近は扉の後ろを収納にするための収納グッズが売られたりしているため、そこを有効活用することで、収納を増やすことができるようになってきました。

有名なものは無印良品の商品です。

フックとベルトを使うことで、扉を傷つけずに収納場所を増やせます。

賃貸と違って購入したマンションであれば、自由にDIYができるので、扉にDIYで棚をつけても良いでしょう。

クローゼットの扉なら、扉に鏡をつけることで、姿見鏡を置くスペースを節約できます。

ただし棚をつける場合は、扉の可動域は確保するように注意が必要です。

・壁面収納を設置

壁は有効に活用すれば、かなり大きな収納になります。

DIYに自身がある方であれば、壁を全面収納にすることで、おしゃれで大容量の収納ができます。

DIYに自信がない方でも、今はだれでも簡単に設置できる壁面収納の商品がたくさんあります。

無印良品の「壁につけられる家具」シリーズは、ピンでフックを固定するだけで、かっこいい棚を簡単に壁に設置することができます。

自転車が趣味で、高級自転車を室内に置いている人であれば、自転車を壁に設置することで、空間を有効に活用できるようになります。

今は自転車を壁にかけるための金具が売られていて、簡単に設置できます。

さらに、自転車を天井から吊り下げるための金具もあります。

3-2. 2LDK賃貸アパート・マンションの収納術

・布団圧縮袋を使う

布団圧縮袋はとても便利です。

大型の布団もかなり小さくしてくれるので、収納の効率化に役立ちます。

布団以外に毛布も圧縮すれば、さらにスペースを有効に使うことができます。

・衣類も圧縮袋を使う

布団の他に、衣類も圧縮袋を使って小さくしてしまいましょう。

特に、かさばる冬物をしまうときには圧縮袋が便利です。

圧縮袋は100円ショップでも売られるようになりましたが、作りが簡単なものが多く、もう少しお金を出しても、しっかりしたものを購入して使用することをおすすめします。

実際使用した方はわかると思いますが、やはりちゃんとしたものを使わないと「収納の中でいつの間にか膨らんでいた…」という事があります。

・厚みのある布団は立てて収納

布団は畳んで積み重ねて収納する、というイメージですが、積み重ねると上の空間に物を置くことができず、無駄なスペースができてしまいます。

そこで、押入れの下段に突っ張り棒を縦に使って仕切りを作り、布団を立てて収納すると、空いたスペースを有効に使えておすすめです。

もちろん圧縮袋に入れてくださいね。

そうするとキチンと立ってくれるので突っ張り棒で仕切って余るスペースもとても広く、布団自体も扱いやすいですよ。

・ベッドの下収納

べッドの下はデッドスペースになりがちです。

ベッド下を有効に活用することで、収納を増やすことができます。

ただし、ベッドの下はホコリや湿気がたまる場所でもあるので、定期的に換気をするか、ホコリ、湿気が入らないような収納にした方が良いでしょう。

またベッド下に収納場所を作ると、大きなものを入れがちですが、大きすぎると壁にあたって収納が出せなくなることもあるので、ベッドの配置は、収納が取り出しやすいように工夫すると良いですよ。

・収納できる椅子

あまり目にしないかもしれませんが、座面の下が収納になっている椅子やソファがあります。

椅子としても機能を持ちながら、収納にもなるので、収納スペースがないけれど、椅子も置きたいという場合におすすめです。

・食器はなるべく同じものを買う

同じものは重ねると場所を取らないので、同じ食器で揃えるのはおすすめです。

食卓に並べても統一感が出て良いのではないでしょうか。

・本や書類はスキャン

本や書類は意外と場所をとるものです。

特にマンガは、集めていくとどんどん増えていくので、収納を圧迫する原因の一つです。

そういった本や書類はスキャンして、電子化してスペースを圧縮しましょう。

最近は、性能の良いスキャナや裁断機があるので、自分で本を解体して、スキャンするのも楽になりました。

・説明書はデータで

最近の家電は、メーカーのホームページで電子版の説明書を配布しています。

使う頻度の少ない説明書は、スキャンしてしまったり、メーカーのホームページからダウンロードして、パソコンに保存しておくことで、収納場所の節約になります。

・洗面所の下に突っ張り棒

洗面所の下は洗剤を置いておくなど、平面に使うイメージですが、そこに突っ張り棒を使うことで、立体的に物を収納できるようになります。

洗面下の収納に突っ張り棒を設置することで、スプレー式のお風呂・トイレ用の洗剤を引っ掛けたり、雑巾をかけておくことができます。

・靴箱も突っ張り棒

突っ張り棒は使い方によって、かなり有効な収納アイテムになるのですが、靴箱にも使えます。

靴箱に2本の突っ張り棒を設置すれば、空中に靴を収納するスペースができるので、靴箱を2段に使えます。

・トイレの上に突っ張り棒

トイレの上に突っ張り棒を2本置くことで、ちょっとしたものが置ける棚を作ることができます。

突っ張り棒なので重たいものは置けませんが、トイレットペーパーの買い置きを置くのに便利です。

・ワイヤーネットでキッチン収納

キッチンの壁にワイヤーネットを取り付けることで、収納が便利になります。

キッチン道具をすぐにしまって取り出せるので、作業の効率化にもつながります。

突っ張り棒などを使ってキッチンの壁にネットを固定し、ワイヤーネットにフックを取り付けるだけで簡単に設置できます。

ワイヤーネットならポールと違って、好きな場所にフックをつけることができるので、小さいものも大きいものも、長いもの、短いものなど、形に合わせて効率的に収納できます。

・ハンガーパイプをもう一本

クローゼットにはハンガーパイプが設置してありますが、突っ張り棒などをつかってもう一本設置すると収納量が増えます。

既存のハンガーパイプから、少し斜めにずらしたところに設置するのがポイントです。

服をハンガーにかけて吊るす場合、一番厚みがあるのは肩周辺です。

そのため、ずらしたところにハンガーパイプを設置することで、服の薄い場所に服がかけられるようになるため、収納力がアップします。

後ろの服は取り出しにくくなるので、シーズンオフのものをかけておくと良いですよ。

こうして全シーズンの服を、すべてハンガーにかけておくことで服の管理が楽になり、無駄な服を買わなくなりますし、衣替えをするときも簡単です。

4. 2LDKの収納スペースと賢い収納術まとめ

2LDKの収納スペースと賢い収納術をまとめると、以下のようになります。

  • 2LDKの収納場所のメインはクローゼットか押入れ
  • デッドスペースを有効活用
  • 突っ張り棒の使い方で効率良く収納
  • 収納家具を効果的に設置することで、1台2役

2LDKは収納スペースが少ないのですが、収納を工夫することで、収納スペースを効率的に利用できるようになります。

効率的に収納して、快適な生活を目指してみてはいかがでしょうか。