ソファー

2LDKは、リビング・ダイニング・キッチンの役割を果たすメインのLDKと、寝室を含む2部屋からなる間取りです。

少し贅沢な1人暮らしから、お子さんのいる家族まで、幅広いニーズに応えるお部屋と言えます。

ここで気になるのが、最重要家具の1つであるソファの配置です。

「ゆったりくつろぎたいけど、メインのLDKを狭くしたくない!」

そんなあなたに今回、2LDKにおけるソファのレイアウトと選び方をご紹介します。

1. 2LDKの間取りにおすすめのソファレイアウト

2LDKと一口に言っても、お部屋の形状は物件により様々です。

そしてそれぞれの形に特徴、使い方のコツがあるのです。

ここではLDKの代表例3つをかいつまみ、参考になる使い方の例をご紹介しましょう。

1-1. L字型

L字型は、生活空間にメリハリを付ける上で大変有利なLDK形状です。

キッチン側にダイニングテーブルと椅子を置いてダイニングスペースに、もう片方のスペースにソファとコンパクトテーブルを置いてリビングスペース、というように明確に使用目的別に空間を分けることができます。

ソファの設置も融通が効きやすく、L字の折れ曲がり部分にTVを置き、ソファを並行に配置するか、同じパターンで縦横を変えても良いでしょう。

もしあまり大きくないLDKであれば、前者がおすすめです。

1-2. 縦長型

縦長のLDKは、全ての家具を細長いデザインのものにし、壁に沿わせるように配置すると様になります。

スタイリッシュさを演出するカギは、部屋の形状に家具の形を合わせることです。

お部屋に入って手前側にキッチンがあると想定して、手前側をダイニングスペース、奥側をリビングスペースとします。

ダイニングテーブルと椅子は、動線を妨げないように壁際に置くと便利ですよ。

リビングスペースのソファの置き方ですが、大きく分けて2つのパターンが考えられます。

1-3. 壁に沿わせて並行に配置

スタイリッシュな印象になり、機能面でも最も汎用性の高い置き方です。

必要であれば向かいにTVを置き、手前には細長いテーブルを置きます。

住む人数が3人以上の家族だったり、来客があった場合は、部屋の奥側にL字型ソファを置くか、簡易的に椅子やスツールを出してくると、複数人数にも対応可能です。

もしこのレイアウトで「いまいちくつろげないな…」という時は、リビングスペースにカーペットを敷くか、ソファ横に間接照明を置くとリラックスしやすくなります。

間接照明は主にスタンドライト、足元に置くフロアライトの2種があります。

リビングで読書や事務作業もしたい方は前者、足元からのほのかな光が欲しい方は後者のフロアライトを設置してみましょう。

夜間は間接照明をつけて天井照明を弱めると、よりリラックスした雰囲気を演出することができますよ。

1-4. ダイニングスペースに背を向けて配置

別の方法として、ダイニングに対し背を向けて配置する方法もあります。

このレイアウトが向いているのは2人暮らしの家や、ダイニングとリビングをキッパリ間仕切りたい方です。

あまり大きいソファを置くと部屋の動線を妨げるので、2.5人掛けほどの小さめのソファを配置します。

もし日によって人数が多くなる場合は、向かいか、テーブルをL字に囲むようにスツールや簡易的に椅子を置くと対応できます。

この置き方の利点は、ソファが間仕切りの役割を果たすことです。

油断すると冗長的になってしまいがちな縦長のLDKで、リビングスペースとダイニングをハッキリと区別できることは大きな強みなのです。

しっかりと空間を間仕切りつつ、動線も邪魔することなく、ソファとしての役割も果たせる素晴らしいレイアウトの一例と言えるでしょう。

1-5. 真四角型

真四角型は生活空間にメリハリをつけづらく、またお部屋のサイズにレイアウトを大きく左右されます。

キッチンカウンターがない場合は、ソファ・テーブルがダイニングの役割も兼用することとなる場合がとても多いようです。

そんな真四角型LDKのソファ位置は、L字型ソファを壁に沿って設置するのがおすすめです。

こうすることにより部屋の中心のスペースが強調され、よりリビングに広々とした印象を与えることができます。

2. 2LDKの部屋を広く見せるソファの種類とサイズの選び方

いずれのLDK形状にも共通しますが、よりお部屋を広く見せたい場合はまず一つの方法として、L字型ソファやローデザインのソファを活用すると良いでしょう。

お部屋全体を広く見渡すことができるようになり、それでいて間の感覚はしっかりと持たせられます。

これはお子さんをお持ちのご家族にも大変有効で、常に視界に子どもを入れておくことができるので、とても安心ですね。

広さ、安全、機能すべての面をクリアできます。

実際の置き方の一例としては、真四角型LDKでのソファ配置と同じく、L字を壁に沿わせることで部屋の中心スペースを強調します。

サブアイテムとしてスツールを置いても、インテリア 兼 大人数対応グッズとして活躍してくれることでしょう。

もう1つの方法としては、フロアソファやオットマンの使用が挙げられます。

前者のフロアソファとは足が無いタイプのソファで、床のすぐ上に座面が来ます。

圧迫感を抑えつつ、くつろぎ感を演出することのできるアイテムの1つとして重宝します。

ただし、立ち上がりの際にやはりどうしても体に負荷がかかるので、足腰が弱い方にはあまりすすめできません。

後者のオットマンとは、足乗せソファのことで、普段はコンパクトなサイズのソファ+オットマンでのびのびと、使用しないときはオットマンは片付けておきます。

そして人数が増えた際にオットマンを出して1人掛けソファとして使用すると、そこまで幅を取らずに日常生活で邪魔になることなく、かつ機能性を保つことができます。

続いて気になるのは、ソファそのもののサイズをどうすればよいかという点ですね。

2人暮らしの場合や、ご家族でまだ子どもが小さい場合は、少しゆったりめな2.5人掛けのソファがおすすめです。

余裕があると言っても、2.5人掛けソファならどんなスペースでも対応できるコンパクトさを持ち合わせているので、デザインにもある程度融通性があります。

逆にそれ以上の人数になると、サイズとしてはかなり大きなソファになってしまうので、先程ご紹介したL字型コーナーソファやオットマンを活用すると良いでしょう。

3. 2LDKにおすすめのソファ5選

3-1. ベンチソファ

VEGA CORPORATION 2人掛けレトロデザインソファ  ¥17,990-(送料別)

ベンチソファとは、その名の通りでベンチ型のソファです。

背もたれが付いているものと付いていないものがあり、ご自身のくつろぎ用から来客用のサブソファとしても使用できます。

壁際に設置するなら、背もたれなしでもいいでしょう。

またもう1つのメリットは、収納機能を持たせられることです。

なかには収納付きのものもあるほか、ソファの下のスペースの空間にバスケットを置いたりして、収納スペースとしても利用できることです。

せっかくのLDKをごちゃごちゃとした物で乱さず、目に付かないデッドスペースを活かして収納することができますよ。

今回、そんなベンチソファの中でもおすすめの一品が、「VEGA CORPORATION ベンチソファ」です!

2万円を切るリーズナブルなお値段で、快適な座り心地・豊富なカラーバリエーション・足元の開いたスペースという3点をクリアしています。

デザインは背もたれ付き・手すり付きというベーシックなものです。

アームは天然木で温かみがあり、生地は同じお値段のまま、レザーかファブリック製どちらかをお選びいただけます。

「予算はそんなにないけど、ちゃんとしたソファが欲しい!」という方にとても嬉しい、理想的な一品です。

3-2. ソファベット

カリモク ソファベッド ¥16,400-(税抜)

ソファベッドとは、名前のままでソファとベッド両方の機能を合わせ持ったソファのことです。

ご自身のゆったりスペースとして、また来客時の簡易ベッドとしても重宝します。

デザインとしては、背もたれを動かすものと、座面が引き出せるものの大きく2種類に分かれます。

中には背もたれを前に倒してソファテーブルとしたり、パーツを分けてレイアウトにバリエーションを持たせたり、足なしのものだと座いすにすることのできるアイテムも登場していて、デザインの幅広さも大きな特徴です。

今回そんなソファベッドの中からおすすめするのが、「カリモク ソファベッド」です!

ソファベッドの基本的な性能はクリアしながら、リクライニングソファとして使用したり、また座面の前部を持ち上げると中が空洞となっており、収納としても使用できるスグレモノです。

枕代わりに利用できる肘かけクッションも付属していて、なんとも至れり尽くせりですね。

カリモクは創業70年を誇る日本屈指のトップブランドで、材質とハンドメイドにこだわり、安定して商品が高品質なのも特徴です。

3年間のアフターサービスが付いているのも嬉しいですね。

3-3. コーナーソファ

puits ソファシリーズ 3点セット ¥56,980-

前半で重ねてお伝えしたL字型ソファですが、部屋の四隅を利用してスペースを確保しながら、大人数にも対応できる点が魅力です。

今回コーナーソファとしておすすめするのは、puitsコーナーソファです。

天然木で温かみのある北欧デザインのpuitsですが、機能性も十分にあります。

広々としていて程よいかたさの座面、ソファ自体の高さ調整も可能です。

お値段も手に入りやすいように抑えられ、大変良心的な製品と言えるでしょう。

製品はコーナーソファ、1Pソファ、2Pソファなどいくつか種類があり、レイアウトや人数に合わせてこれらを組み合わせることができます。

3-4. オットマン

VANCL 収納スツール irene ¥5,981-

少人数では足置きとして、大人数ではソファとして大活躍のオットマンは、サイズがコンパクトで軽く、どこでも移動できるのが利点ですね。

さらにはキャスター付きや折り畳み式、収納付きなど多くの機能を揃えた製品も多数販売されています。

オットマン選びには性能やデザインも大切ですが、必ずメインで使用するソファの高さを計っておきましょう。

オットマンが同じ高さか少し低い位置にあると大変便利です。

今回ご紹介するオススメのオットマンは、VANCL 収納スツールireneです。

オットマンの中では少々大きめなサイズが特徴ですが、布製で可愛いらしくカラーバリエーションも8色と豊富です。

さらに座面を上げると大容量の収納スペースとなっており、それでいてソファの安定感は失っていません。

インテリアとうまく色を合わせて、どんどん活用していきましょう!

3-5. カウチソファ

モダンデコ  PANACEA  ¥30,990-

カウチソファとは、少し大きめのサイズが特徴の安定感のあるソファのことです。

座面や背面が広々としており、また足置き(オットマン)が付いているので、様々なソファの中でも抜群のくつろぎ感があります。

組み立てが楽なものから収納が付いた製品、お部屋の形状や使用目的に合わせて調整できるセパレートタイプなど、ラインナップも豊富です。

今回このカウチソファの中からおすすめするのは、モダンデコ PANACEAです。

広島に本社のあるモダンデコは、メジャーな通販サイトに販売の間口を絞っており、同じソファの中でもかなり低価格です。

しかし販売する製品は多種多様で、クオリティが抜群の商品群が並びます。

そんなモダンデコ社のPANACEAは、コンパクトかつベーシックなデザインで、ソファ本体・オットマン両方に合わせて約250Lもの大容量収納機能が備えられています。

リビングがあまり広くない、シンプル、できるだけスッキリさせたいという方にもピッタリですね。

同サイズのソファでも驚きのコストパフォーマンスを誇り、座り心地・デザイン・昨日ともに評判のモダンデコを、ぜひ一度検討してみて下さい!

4. まとめ

いかがでしたでしょうか?

お部屋の広さを強調することを視野に入れつつ、間取りごとのレイアウトのコツ、優良かつリーズナブルな製品をご紹介しました。

リビングスペースにソファを置きつつ、スッキリとした印象を持たせるためには、座り心地だけでなく見た目・収納機能など、全てをバランス良くチェックして、効率よく配置することがポイントとなります。

収納家具を置くと機能面では便利に違いないものの、どうしてもお部屋に圧迫感が出てしまい、実際以上にお部屋が狭く感じられます。

こういった状況を避けるためにも、メイン家具であるソファ選びには細心の注意を払って臨みましょう。