2LDKに同棲する場合のおすすめの部屋割り方法

2LDKで現在同棲を考えている人にとっては、どのように部屋割りをしようかというのは気になる問題ですよね。

こちらの記事では、2LDKに同棲する場合のおすすめの部屋割り方法をご紹介します。

その他同棲におすすめの間取りなどもご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

1. 2LDKに同棲する場合のおすすめの部屋割り

これまで別々に暮らしていたカップルが同棲するとなると、当然ですが状況は様々変わってきます。

特に今まで1人暮らしだったという方には、違いがいろいろと見えてくるでしょう。

同棲することにより生まれるメリットとしては、代表的なものとしては

  • 今まで以上に、お互いのことを知ることができる
  • 家事の分担ができるため、お互いの負担を減らすことができる
  • 家賃を2人で支払うことができるため、出費をおさえることができる
  • いざ結婚生活、となる前のシミュレーションができる

などがあげられます。

今までどれだけ長い年数お付き合いをしていたとしても、いざ同棲となると状況が大きく変わってきますよね。

別々の家に暮らしていたカップルが同じ空間で住むことになるので、良くも悪くも相手のことをしっかり理解することができるようになります。

特に将来結婚を見据えているようなカップルの場合、同棲には大きなメリットがありますね。

そのほか、家事の分担ができるという利点もあります。

1人で暮らしていたときは、当然ですが炊事や洗濯、掃除などなど、たくさんの仕事を1人で行わなければいけませんよね。

しかし2人となると、人数が増えるので分担ができるようになります。

炊事は彼女さんの担当、掃除は彼氏さんの担当、洗濯は2人でする……など分担をすることによって負担も減りますし、お互いの距離も縮まるのではないでしょうか。

さらにメリットとしては、家賃を2人で支払うことができるという点になります。

同棲するとなると1人暮らしのときよりも広い間取りが必要になり、そのぶん家賃も上がるかもしれませんが、2人で支払っていくことにより負担を大きく減らすことができます。

そのほか電気代やガス代、水道代などの光熱費も同様ですね。

どのように支払いを分担するのかはそれぞれのカップルによるかもしれませんが、出費を抑えることはできますね。

また、食費のムダも出にくいです。

さらに、これが1番のメリットかもしれませんが、いざ結婚となったときのシミュレーションができるということは大きいですね。

お付き合いをしているカップルがいざ結婚、となったとき、そのまえに同棲をしているのか、していないのかによって、結婚生活は大きく変わってきます。

やはり一緒に暮らすとなるとお互い共にいる時間もぐっと増えるため、今まで見えていなかった部分も見えてくるのです。

生活スタイルの違いや趣味嗜好の違い、その他微妙なこだわりの違いなどまで、様々見えてきます。当然「イメージと違った!」という点だって出てくるのです。

しかしそれを乗り越えて一緒に暮らすことができるのかということが、結婚への条件となります。

共同生活を送るなかで、良くも悪くも相手のことをきちんと見て、そして理解することができれば、結婚生活もうまくいくでしょう。

それでは同棲はメリットばかりなのかというと、残念ながらそういうわけでもありません。例えば同棲によって生まれるデメリットとしては、以下のようなものがあげられます。

  • 自分1人だけの自由な時間が少なくなってしまう
  • 部屋に友人を招きづらくなる
  • 生活費や家賃の負担の割合などにより、金銭面のトラブルが発生してしまう場合などがある

などになります。

まず同棲をするということで、当然ですが自分1人だけの時間というのは減ります。

今まで1人暮らしでのびのび過ごしてきたという人にとって、はじめは誰かと暮らすということのギャップに驚く人も多いかもしれません。

たとえカップルでお互い好き同士といっても、いつでも一緒にいすぎてしまうと、ときどき自分1人の時間というものが欲しくなるかもしれません。

その場合は、2LDKなど個室が複数ある間取りを選び、個人の部屋を確保することによって回避できます。

時には自分1人の空間でゆっくりとくつろぐことにより、お互いの時間をしっかり確保できるため、あまりにも距離が近すぎてきついなんていうことはありません。

また、喧嘩したときも有効ですね。

そのほか「部屋に友人を招きづらくなる」というデメリットについても解説します。友人が多く、休日のたびに友達を家に招いているような人にとっては、同棲をすることによって友達を招くことが難しくなりますね。

その場合でも、2LDKであれば個人の部屋に招く、または寝室を1つにし、もう1つ余った部屋を客間として使用することにより回避できます。

さらに、金銭面のトラブルについては避けたいところですよね。

生活費や家賃など、何かとお金もかかりますが、あとあと揉めることがないように、同棲を始める前にしっかり2人で話し合っておく必要があります。

同棲するカップルの多くが、のちに結婚を考えていますよね。

その場合余計なことで揉めないように、2人でしっかりと話し合いの場を設けておく必要があります。

それでは、いざ同棲となったとき、おすすめの間取りのひとつとしてあげられるのは、「2LDK」です。

そもそも2LDKとは、2部屋と、LDK(リビングダイニングキッチン)が10帖以上の間取りの部屋を指します。

2DKが1980年代に流行し、そのあとにブームになった間取りになります。

ですので比較的新しく、築年数が浅いです。

そのためなのか、家賃が高めの物件も多いですね。

それでは、2LDKに同棲する場合、おすすめの部屋割りとはどのようになるのでしょうか。

同棲するにあたって、部屋割りはかなり重要なポイントとなります。

・寝室を別にする場合

第一の方法としては、2人が1つずつの個人部屋として使用、リビングはくつろぎスペース、という方法になります。

この場合、個人の部屋にある程度自分の荷物や家具もまとめて置くことになるため、寝室も別になります。

「せっかく同棲するのだから、寝室は一緒でないとイヤ!」という人もいるかも知れませんが、人によっては、寝室を別にしたほうが良いカップルもいます。

例えば、お互いの仕事の都合です。

もしもどちらかの仕事に夜勤などがあり、生活が不規則になる場合、起きる時間も寝る時間も、睡眠時間も異なりますよね。

そのような状態で寝室が一緒であれば、目覚ましで強制的に起こされる、物音で目が覚めてしまう…などのことが起こってしまい、お互いが眠りに集中できない可能性があります。

そのほかどちらかの仕事が激務で、毎晩帰りが遅くなる場合も同様ですね。

さらに仕事の休日が違う場合も注意が必要です。

例えば一方が土日休み、そしてもう一方がシフト勤務で休みが不規則の場合も睡眠時間に影響が出てきます。

例えば休みの日はゆっくり寝たいと思っても、一方が起きてしまうとなかなかそうもいきません。

そういった場合には、お互い寝室を別にしたほうが良質な睡眠をとることができるでしょう。

そのほか、「眠りが浅い」「物音ですぐに置きてしまう」、または「相手のいびきや歯ぎしりの音が大きい」等の場合も、寝室を別にしたほうがよさそうですね。

そのほか個人の部屋を分ける意味としては、「たとえ同棲中であっても、プライベートは大切にしたい」「お互いが1人の時間を過ごすのが好き」「在宅の仕事があるため、集中したい」等の場合も良いでしょう。

そのほかお互いに熱中している趣味があり、部屋がコレクションなどで埋まっている等の場合も同様ですね。

部屋を分けることには、あらゆるメリットがあります。

例えば、お互い喧嘩をしてしまって気まずい場合などでも、自分の部屋にいたら良いですね。

一方、「お互いの個人部屋ができてしまうと、そこから出てこなくなってしまい、同棲の意味がなくなるのではないか?」と言う心配もあるかもしれません。

しかし、ご飯などリビングでくつろぐ時間を設ける、どんなに忙しくとも2人で過ごす時間を作る、などのように決めておけば、そう距離が開くこともないでしょう。

そのほか、個人の部屋が離れているぶん、リビングには2人がけのソファを置いたりこたつを置いたり、2人でくつろげるようなスペースを積極的に用意しておくという方法もあります。

同棲といっても、お互いが気持ちよく快適に過ごすために、ある程度1人の時間というものも必要になるため、個人部屋を持つのはおすすめですね。

・寝室を一緒にする場合

次は、寝室を一緒にする場合についても解説していきます。

そうなると個室の1つは寝室に、そしてもう1つの部屋が余ることになりますね。

このもう1つの部屋をどのように活用すればよいのでしょうか。

例えば、2人の荷物がとても多く、クローゼットにはとても入りきれない場合。

このようなときは、余った1つの個人部屋をそのまま収納部屋にしてしまいましょう。

特に洋服の収納に困っている場合などは、この部屋をまるまる衣装部屋にしてしまうのもありです。

その他の方法としては、在宅ワークをする場合の仕事部屋にしたり、お客さんがよく泊まりに来る場合は客間にしたり……、なんにでも使えるフリー部屋としてあけておくのもありですね。

2.  同棲するならどんな間取りが部屋割りしやすい?【2LDK編】

それでは、同棲する場合はどんな間取りが部屋割りしやすいのでしょうか。

実は同棲に理想的な間取りは、2LDKと言われています。

2DKなどと比べるとちょっと家賃が高くなるのが難点ですが、お互いの空間がしっかり保てるということで人気を集めていますね。

例えばインテリアの趣味が違う、荷物の管理は別々にしたい、たまには1人になりたい……等の場合でも、2LDKであれば対応できます。

そのほか、将来結婚し、子供ができる場合を見据えているカップルの場合でも、2LDKはおすすめの間取りと言えます。

子供が生まれたときも、2部屋あれば1つを今までと同じように寝室に、そしてもう1つの部屋を子供用品を置く部屋として活用できます。

3. 同棲するなら2LDKと3LDKどっちがおすすめ?

れまで2LDKが同棲におすすめの間取りとしてご紹介してきましたが、今度は3LDKと比較して解説していきます。

同棲するのであれば、2LDKと3LDKどちらがおすすめなのでしょうか。

3-1. 2LDKのメリット・デメリット

カップルが同棲するのにおすすめの間取りということで2LDKを解説していましたが、やはり2LDKには様々なメリットがあります。

まず第1の利点としては、近すぎず遠すぎない距離を保てるということです。

2LDKということで部屋も2つあるため、ある程度自由に使うこともできます。

プライベートな時間も大事にしたいという場合はお互いの個室として使用することもできますし、ずっと一緒がいいという場合は寝室をひとつにし、もう1つをフリー部屋として、収納部屋としても客間としても、なんでも使うことができますね。

また、一緒にくつろぐことができるリビングもあるため、2人の時間も確保できます。

また、2LDKのデメリットとしては、3LDKでも同じですが家賃が高くなる、間取りが広い分お互いの距離が開いてしまう場合がある……などがあげられます。

ある程度の距離は必要ですが、あまりにも離れすぎると同棲の意味がなくなってしまいます。

仕事などの都合で生活スタイルが違う場合はなおさら、2人でゆっくりくつろぐような時間が確保できると良いですね。

3-2. 3LDKのメリット・デメリット

それでは、3LDKで同棲するとなるとどうなのでしょうか。

2人で3LDKで過ごすとなると、かなり広々と部屋を使うことができますね。

まず1番のメリットとしては、部屋をのびのびと使えることです。

リビングの他に3部屋個室があることになるので、例えば2人が個人部屋を1つずつ持ったとしても、もう1部屋空きができることになりますね。

その場合、収納部屋にしたりお互いがくつろぐ部屋にしたり、または客間にしたりなど……さまざまな使い方ができます。

また、3LDKは在宅ワークをするカップルにおすすめの間取りでもあります。

最近は在宅ワークをする方もとても多いです。

なかには、カップル2人ともが自宅で仕事をするという場合も珍しくないですよね。

そういう場合は3部屋のうち1部屋を仕事部屋(書斎)にすれば、集中して仕事に取り組むことができそうです。

一方が仕事をする場合でも、仕事部屋にこもればもう一方はテレビを見たり、くつろいだりしていても邪魔をすることはありません。

または2人一緒に仕事をする場合でも、仕事のための部屋が1部屋あれば充分に集中できると思います。

さらに2LDKの場合でも触れましたが、将来結婚し、子供が生まれることを見据えているカップルの場合でも、3LDKはおすすめの間取りですね。

2LDKよりもさらにゆとりがあるため、赤ちゃんが生まれたとしても充分に対応できるでしょう。

子供用品を収納することもできますし、広いためベビーベットやベビーサークルを置いたとしても、これまでと同じように夫婦のスペースは確保できるかと思います。

それでは、3LDKのデメリットとは一体何なのでしょうか。

まず1つめにあげられるのは、どうしても家賃が高くなってしまうことです。

間取りが広くなる分どうしても家賃は上がるため、2人で払っていくには厳しくなる場合があります。2LDKも同じですが、さらに顕著になるでしょう。

「家賃が高くなったとしても、どうしても広いスペースを確保したい!」という場合や、「3LDKの家賃でも充分に払っていける!」という場合は、この間取りでも対応できそうですね。

そのほかデメリットとしては、やはり間取りが広い分、どうしてもカップル2人の距離が開いてしまうという点があります。

部屋が広くなれば、お互い別々の部屋にいることも多くなるかもしれません。

そうなると距離が開いてしまい、同棲している意味がなくなってしまう場合もあります。

お互いのプライバシーはしっかりと尊重されますが、そのぶん一緒にいる時間が少なくなってしまう危険性は、2LDKよりもさらに高くなります。

この場合でも、リビングでお互い過ごす時間をしっかり作る、2人でくつろげるような、こたつなどのインテリアを確保しておく……などで充分に対応できるので、工夫してみるとよいですね。

4. 2LDKに同棲する場合の部屋割り方法まとめ

以上が、2LDKに同棲する場合の部屋割り方法でした。

さまざまな場合から考えても、2LDKはカップルが同棲するのにおすすめの間取りであるということがわかりましたね。

個人部屋を持つこともできますし、収納部屋や客間として使ったりと、2つの個室をカップルにあわせて自由に使うことができます。

将来結婚を見据えているカップルにとって、同棲は大事なステップです。

部屋割りにも工夫しながら、素敵なお部屋を作ってくださいね。