2DKで和室がある間取りだと、「どうやって和室を使おう?」と悩みませんか?
せっかくダイニングキッチンやほかの部屋を洋風テイストにしても、和室があるだけでなぜか全体的に「和風」になってしまうということも。
でも和室は「和風」として使うだけでなくちょっとしたアイデア次第で洋風にも和モダンにも、さらには人気の北欧風にもアレンジできます!
そこで今回は2DKで和室を上手に使う方法をまとめて紹介していきます。
このページでわかること
1. 2DKの和室の使い方『和を意識したミックステイスト』
アンティーク家具を取り入れた和ミックスのカフェ風スタイル
畳の持つ和の空間とノスタルジックな印象のアンティーク家具の相性は抜群です。
オシャレなカフェのオーナーにも和テイストとアンティーク家具のミックススタイルが好きな人が多く、上手に和と洋をミックスした店づくりをしている人がいます。
この和洋ミックスのポイントは「どこか懐かしい気分になる空間」です。
すべてが新しいわけではなく、またすべてが古いわけでもないからこそどこか懐かしい気分になれます。
でもその共通点にあるのが「本物の持つ存在感」です。
しかもカフェスタイルなので基本は「椅子&テーブル」を使用します。
このコンパクトなセットだからこそ和室にもマッチするのです。
さらにすべてのアイテムのテイストがそろっていなくても、なぜかまとまりを感じるのが和ミックスのカフェ風スタイルのポイントです。
カフェスタイルであれば和室の使い方も幅が広がります。
趣味に没頭する時間のために使っても良いですし、のんびりとお茶をしながら本を読む時間にしても最高です。
畳に直接座らないという点では、膝の悪いご高齢の方にも取り入れていけるテイストになります。
2. 2DKの和室の使い方『和室にソファーで和モダンテイスト』
アジアン素材のソファーで和モダンにアレンジ
アジアン素材のソファーは畳との相性がとても良いです。
しかもアジアンソファーは高さが低くゆったりとした座り心地が魅力です。
ですから存在感のあるアジアンソファーをおいても座った時の視線が低くなり、天井を高く見せる効果があります。
またアジアンカラーは畳のグリーンとの相性が良いです。
差し色としてアジアンカラーのクッションをソファーにセットするだけでも印象はかなり変わります。
ただあまりアジアンテイストを主張しすぎると、ダイニングキッチンとのバランスも崩れてしまいます。
ですからダイニングキッチンにはアジアンチックな観葉植物をアクセントにします。
観葉植物1つで和室とのつながりを演出したい時には、小ぶりな観葉植物ではなくモンステラのような葉っぱが大きい観葉植物がおすすめです。
このように和室とダイニングキッチンにつながりが出来れば、和室を個室として使うだけでなく広いリビングダイニングキッチンとしても使えるようになります。
畳の色に合わせた渋みのあるグリーンソファーでアレンジ
畳のグリーンよりもさらに深い渋みのあるグリーンを使ったソファーを置くと、落ち着いた雰囲気の和洋ミックススタイルになります。
特に和室の壁にはホワイト系の壁紙が使われているため、窓から入る光が反射しよりグリーンが美しく映えて見えます。
ただこれだけだと陽が落ちるとただの暗くて地味な和室のままです。
そこで取り入れたいのが間接照明です。
和室の間接照明というと和紙を使ったものをイメージしがちですが、真っ白い壁紙はアイアンとの相性も良いのです。
しかもアイアンはグリーンとの相性も良いので、モダンなアイアン製の間接照明を取り入れてみるのがおすすめです。
こんな素敵な空間の和室なら、休日にわざわざ出かけなくてものんびりと部屋で過ごしたくなりますよね?
3. 2DKの和室の使い方『天然素材を使った和モダンテイスト』
プリーツスクリーンで光と奥行きを演出
和室に大きな窓がある場合、一般的なカーテンを取り付けてしまうとただ野暮ったいだけの部屋になってしまいます。
でも窓に和紙などの天然素材のような風合いのあるプリーツスクリーンを取り付ければ、一気に和モダンな部屋に変身します。
さらにプリーツスクリーンの閉め方にも奥行きを演出するポイントがあります。
ベランダに面した和室の場合、大きなドアが取り付けられていますよね?この時に窓のすべてを隠すようにスクリーンを下すのではなく、床から20cm部分をわざと開けておきます。
こうすることによって、視線が隙間の先(外)に向けられるため広さを演出することが出来ます。
ちょっとしたことなのですが、この隙間が部屋を広く見せるポイントなのです。
こんなちょっとしたところに工夫をしている和室であれば、お友達が遊びに来てもキッチンが丸見えのダイニングルームではなく落ち着いた和室に案内したくなりませんか?
デザイン畳と和テイスト襖で大人の和モダンを…
最近はデザイン畳といって様々なテイストの畳が登場しています。
形も長方形ではなく正方形のものが主流になっているので、色の違う2種類の畳を組み合わせてオシャレな空間を演出することも出来ます。
そんな和モダンな畳に変えるのであれば、襖も想いっきり和モダンな襖に張り替えてみましょう。
意外と取り入れやすくてアレンジしやすいのが、ネズミ色と藍色です。
畳のグリーンとも相性が良いカラーなので、襖を和モダン襖に張り替えるだけでもグッと大人っぽい渋い印象になります。
4. 2DKの和室の使い方『和室をあえて洋風にアレンジ!』
和室の部屋を洋風の寝室にアレンジするのなら、キングサイズのローベッドを置いてみるのがおすすめです。
和室なのでどうしても高さのあるベッドだと天井との圧迫感が気になります。
でもローベッドであれば天井との距離も十分にありますので、ベッドに横になっても圧迫感が気になりません。
ちなみに窓に障子がある場合は、取り外して洋風のカーテンをつけてしまいましょう。
カーテンレールも長いものを選べば、大きな窓を演出する効果があるのでさらに洋風な印象になります。
ただしベッドのサイドボードの色とカーテンの色は、畳のグリーンと相性の良いものを選んでください。
この部分のカラーにつながりがないと、「和室に巨大なベッドが置いてあるだけの部屋」となってしまい、まったくオシャレな部屋にはなりません。
差し色なのですが大事なアクセントになるので注意して選んでくださいね。
5. 2DKの和室の使い方『人気の北欧スタイルに和室をアレンジ』
北欧カラーで和室をアレンジ
冬の間外に出ることが出来ない北欧では、家の中にいても気持ちが明るくなるような鮮やかなカラーをインテリアに取り入れるのが基本です。
その鮮やかなカラーは畳のグリーンとの相性も良いので、ソファーに北欧カラーを取り入れるだけでも印象がグッと変わります。
家具の高さを抑えて解放感のある空間に!
丸い和風のちゃぶ台に合わせてソファーを配置するというのも、北欧スタイルとのミックスだからこそオシャレに見えるポイントです。
ただしここでのポイントはそれぞれの家具の高さです。
ちゃぶ台は、畳の上に座った状態で使います。
つまり言い換えれば「和風のローテーブル」といったところです。
このちゃぶ台の高さを基準に、ソファーやテレビ台の高さも低く抑えます。
こうすることによって圧迫感が出やすい和室でも天井の高さを感じられるようになります。
さらに高い位置に間接照明を配置することによって、明るくて開放感のあるホッコリ空間が出来上がります。
これなら使い勝手に困っていた和室が家族の集まるメインリビングに変身しますよ。
6. 2DKの和室の使い方まとめ
2DKの和室でも、アレンジの仕方で使い方もいろいろなバリエーションが出てきます。
「和室だから布団で寝なくちゃいけない」とか「和室だからソファーが置けない」と考えると、どうしても和室の使い方は限定されてしまいます。
しかし和室に使われる畳が「天然素材である」ということに注目すれば、洋風にも北欧風にもアジアン風にもアレンジできます。
ぜひいろいろなアイテムと組み合わせて、あなただけのステキな和室アレンジにチャレンジしてくださいね。




