東京の1LDK賃貸(マンション・アパート)の家賃相場はいくら?

確かに東京都心は、家賃が高いです。

でも都心へのアクセスも良く、住みやすいエリアがあったら、同じ都内でも家賃が安い方に住みたいと思いますよね。

そこで、東京で1LDK賃貸(マンション・アパート)に住むための家賃相場をご紹介します。

1. 1LDK賃貸(マンション・アパート)の家賃相場【東京編】

1LDKの間取りは、1人暮らしにも2人暮らしにもおすすめの広さです。

1LDKの 「LDK」とは、「リビング・ダイニング・キッチン」のことで、調理をするキッチンと、ごはんを食べるダイニング、くつろぐリビングが一体となっているお部屋です。

LDKは8畳以上であるという規定があります。

1LDKの場合は、さらに個室としてもう1つのお部屋があります。

ですから、1LDKの間取りはベッドルームにするお部屋が1部屋あり、8畳以上のLDKが1部屋あるという、ちょっと広めの間取りになります。

1LDKのお部屋でのびのびと1人暮らしをする人ももちろんいますし、カップルや夫婦が2人でのんびり暮らすというケースも多く、1~2人暮らしに最適の間取りとも言えるでしょう。

ではさっそく東京都内で、1LDK賃貸のマンションやアパートの家賃相場を見てみましょう。

<例>

  • 賃貸マンション1LDK 家賃:20万円/築14年/JR山手線 恵比寿駅 徒歩7分
  • 賃貸マンション1LDK家賃:14.5万円/築44年/JR山手線 渋谷駅 徒歩6分
  • 賃貸マンション1LDK家賃:11.5万円/築26年/都営浅草線 馬込駅 徒歩4分
  • 賃貸マンション1LDK家賃:12万円/新築/JR山手線 目黒駅 徒歩17分
  • 賃貸マンション1LDK家賃:12.8万円/新築/京浜東北線 大森駅 徒歩6分
  • 賃貸アパート1LDK家賃:17.1万円/新築/東西線 落合駅 徒歩1分

一例を見てみても、このように家賃にはばらつきがありますが、全体的に他の地域よりも少し家賃相場は高めになっています。

東京に住む人にとって、自分の収入で大きな出費比率を占めるのが家賃です。

東京都内に住みながら節約をしようと思ったら、都心部はどうしても家賃が高くなってしまうので、少し都心から離れても家賃の安い区に住むことも1つの選択肢です。

23区内でも、しっかり探せば家賃の安い物件はあります。

アクセスの良いエリアであれば、通勤・通学にも不便さを感じることは少ないでしょう。

2. 東京で家賃相場が安い場所・地域ランキング

それでは、東京で家賃相場が安い場所・地域をご紹介します。

まずは、総合的に見てみましょう。

2-1. 1位 葛飾区

葛飾区は、都内でもダントツに家賃が安いエリアになります。

こち亀の両さんで有名になった葛飾区は、6万円代の物件も多数あります。

家賃だけでなく、物価も全体的に安い傾向にあるので、住みやすい街としても人気が高いのです。

JRや私鉄も通っているので交通面の便利さもありながら、都心部の半額ほどの家賃はとても魅力的ですね。

女性を対象にした「1人暮らししたい街」ランキングで1位になったこともある葛飾区は、東京で一番住みやすい区だと言えるでしょう。

2-2. 2位 足立区

足立区は昔ながらの歴史ある下町で、活気ある北千住も足立区にあります。

家賃も1LDKで8~9万円代の物件もあります。

足立区は面積と人口が23区内でもトップクラスであり、人も多い分犯罪も多くなっており、治安が悪いイメージがあります。

しかしどこの場所に住む場合も、最低限の防犯意識をきちんと持っておくことは大切です。

2-3. 3位 江戸川区

江戸川区は千葉県との県境、東京23区の東部にあり、家賃もかなりお安くなります。

1LDKで10万円以下の物件も多数あり、お部屋探しでは家賃優先で決めていっても良いエリアです。

また行政も福祉、子育て面に力を入れているので、暮らしやすい安心な街だと言えるでしょう。

2-4. 4位 練馬区

板橋区の隣にある練馬区は、東京23区の北西部にあり、都心からは少し離れている閑静なところです。

練馬区は、東京の農村とも言われるほど緑豊かな土地があり、子育てをするには環境が良いことから、ベッドタウンとしても人気の街です。

1人暮らしの人からファミリー層まで住んでおり、アットホームな印象です。

家賃も1LDKの間取りで10万円以下の物件もあります。

2-5. 5位 板橋区

板橋区は、都心から距離が離れているように感じるかもしれませんが、バスの便も多く、都心部へのアクセスはそれほど不便ではありません。

家賃平均も安く、探すと1LDKの間取りで10万円以下の物件もあります。

しかし距離がある分、通勤時間は若干長めにみておいた方が良いでしょう。

3. 東京で家賃相場が安い駅ランキング

では続いて、東京で家賃相場が安い駅をご紹介します。

3-1. 1位 尾久駅

JR高崎線、宇都宮線にある尾久駅の家賃はかなり安めで、6万円代の物件も多数あります。

東京とは思えないほどの閑静な街並みは、落ち着いて過ごしたい人にぴったりです。

3-2. 2位 経堂駅

小田急小田原線にある経堂駅近辺も、家賃が安めのエリアです。

1LDKのお部屋であれば、6~7万円代で探すことができるでしょう。

家賃の安さに加えて、新宿までは14分ほどで着くという利便性も魅力です。

3-3. 3位 京成立石駅

京成押上線にある京成立石駅近辺も、家賃が安めでおすすめのエリアです。

1LDKのお部屋は、7~8万円代で見つけることができます。

また少し駅から遠い物件や、築年数が経過している物件なら、もう少し家賃が安いところもあるでしょう。

東京駅まで30分ほどなので、移動にも不便はありません。

3-4. 4位 上石神井駅

西武新宿線にある上石神井駅近辺の1LDKのお部屋は、10万円以下の物件が多くみられます。

上石神井駅は、通勤・通学にも便利です。

駅周辺には多くのスーパーなどがあるため、非常に暮らしやすい街です。

3-5. 5位 千歳烏山駅

京王線沿いの千歳烏山駅は、東京を感じさせないほどののんびり感と、活気溢れる商店街が共存しています。

1LDKで家賃は10万円以下の物件も多数あります。

4. 東京で住みやすい街

実際に東京で住みやすい街というと、どこのエリアになるのか、条件別にご紹介していきます。

4-1. 通勤に便利なエリア

通勤のための移動手段は、都内で仕事をする人にとって、家探しでとても重要なポイントになってきます。

東京都心まで1本で通えるエリアで、比較的家賃が安いのは、葛飾区の新小岩、足立区の北千住などでしょう。

4-2. 1人暮らしにおすすめのエリア

東京都内で、1人暮らしにおすすめのエリアは葛飾区です。

葛飾区は、何と言っても家賃の安さと物価の安さが大きなメリットになります。

特に初めての1人暮らしをする人は、初めて生活費のやりくりをすることになりますね。

そんな中、物価の安い葛飾区は生活費の計画も立てやすいので、資金面での1ヶ月の計画を立てやすくなるでしょう。

4-3. 2人暮らし、同棲・新婚におすすめのエリア

2人暮らし、同棲や新婚カップルにおすすめのエリアは、足立区と葛飾区です。

足立区も、家賃の安さが魅力的です。

足立区は緑も多く、舎人公園では1,000本以上の桜を始め、四季折々の花と緑であふれています。

公園内の池にはカルガモなどが生息し、魚や虫もたくさん自生しています。

「緑と水に囲まれた環境で子育てをしたい」と思うカップルも多く、これから結婚が控えているカップルの場合は、将来のことを想定して足立区に住んでみるのも良いでしょう。

5. 東京で1LDK賃貸を探す方法まとめ

以上、東京で1LDK賃貸のマンションやアパートを探す方法についてご紹介しました。

東京は地価が高い分、どうしても家賃も高くなってしまいます。

ですがしっかり探せば、家賃が低めに設定されているエリアもあります。

葛飾区、足立区、江戸川区あたりは、家賃がかなり低めに設定されている地域です。

都心までのアクセスも良いので、こまめに不動産サイトをチェックしながら、穴場的エリアでお気に入りの物件を見つけていってくださいね。