1LDKのお部屋は一見「狭いかな?」と思いますが、実はアイデア次第で快適に過ごすことができる面白い間取りなのです。
暮らすのにちょうど良い1LDKのお部屋をDIYしながら、オシャレで快適に過ごすためのテクニックをご紹介していきます。
このページでわかること
1. 1LDKの部屋をDIYでオシャレ&快適にするテクニック4選
1LDKのお部屋に住むことになったら、狭さを感じさせない、すっきりとした自分好みの空間づくりをしていきましょう。
エリアごとにDIYポイントがありますのでご紹介していきます。
今回はオシャレでモダン、そしてナチュラルテイストも加わった自由な部屋づくりを楽しむ視点からご紹介していきます。
・すのこDIY!色々な場所ですのこを活用しよう!
すのこは押入れに入れるだけでなく、DIY材料としてもとても優秀な素材です。
1LDKのお部屋を有効活用するためにも、すのこDIYにチャレンジしてみましょう。
・すのこを使って、雑貨から本格的な家具まで作ろう!
まずはすのこの種類と、すのこの活用法まで詳しくご紹介します。
<すのこの種類>
DIYの人気No.1アイテムと言えば『すのこ』ではないでしょうか。
すのこは多くの100円ショップにも置いてあり、お店ごとにすのこの種類も若干違います。
- ダイソー…40cm×25cmや31cm×30cmなど多数のサイズ展開
- セリア…40cm×25cmとオーソドックスなタイプなど多数のサイズ展開
- キャンドゥ…40cm×20cmのすのこなどを展開
板をとめるための棒材が3本入った33cm×37cmの小さいタイプもある他、小さい棚を作ることが前提になっているようなDIY商品としてのすのこも販売されています。
こちらは1枚の幅が他の100均商品より若干細めの作りです。
時期によってサイズや品揃えも違うので、こまめにチェックしてみましょう。
<すのこの使い方>
すのこといえば、棚を作る人が多いですね。
すのこで作る棚は、自分好みのサイズにすることが出来るので重宝します。
・すのこの板を1枚ずつ外して使う
すのこはそのままで使っても良いし、バラバラにして使ってもテイストが変わったものを作ることが出来ます。
すのこをバラバラにするときは、マイナスドライバーを使って板の接着面を押し広げて、木槌などで軽く叩いていきましょう。
マイナスドライバーの位置を小刻みに変えて、まんべんなくトントン叩いていくと、だんだん外れていきます。
同じ場所を何度も叩きすぎると、木が割れてしまう原因になるので気をつけてください。
何回かチャレンジすると、コツがつかめて簡単に外せるようになります。
取り外した縦板も格子模様にして使ったり、小さめの棚を作ったり、補強板として使ったりと、無駄なく活用出来ます。
バラバラにして使う場合は、すのこの幅ではなくなるので、しっかりした棚を作ることが出来ます。
強度もしっかりしているので、小さな食器棚としても使いやすいでしょう。
<釘を使わずに、接着剤で止めて棚を作ってもOK>
軽いものを置く棚を作る場合は、すのこ棚を作る際釘を使わなくても大丈夫です。
すのこは、接着剤やグルーガンでも簡単に止めることが出来ます。
グルーガンも100円ショップで購入することが出来ます。
店舗によっては300円商品になっていますが、替えの接着芯も販売されているのでまとめて購入しておくと良いでしょう。
<ペイントして雰囲気を変える>
すのこ棚は、すのこをそのまま利用して作ってもナチュラルテイストで可愛いのですが、ペイントするとさらにオリジナリティ感が出てきます。
ペイントするタイミングは、組み立てる前がおすすめです。
すのこを分解した状態で色を塗って、それから組み立てた方が美しさの度合いが違います。
すのこにペイントする場合は、さっと塗るくらいで大丈夫です。
おすすめカラーはホワイトかオフホワイトです。
すのこで作った棚が北欧テイストになるでしょう。
ニスだけで仕上げるのもおしゃれですよ。
ムラがある感じで塗っても可愛いので、神経質にならずに気楽にペイントしましょう。
塗装剤やペイント道具も100円ショップで購入することができます。
<すのこ棚にキャスターをつける>
すのこで3段~5段程度の棚を作り、下部にキャスターを4つつけると、可動式のすのこ棚を作ることが出来ます。
クローゼットや押入れを効率よく使うためには、可動式の棚が便利ですが、ホームセンターなどで購入すると、なかなかのお値段になりますよね。
そこで、すのこを組み合わせて可動式の棚を作ると、クローゼットを有効活用することが出来ます。
キャスターも100円ショップで販売されていますので、すのことキャスターをネジでしっかり止めましょう。
・費用
すのこの棚を作るとなると大きさにもよりますが、小さい棚であれば、本体のすのこと材料費全て込みで500円程度で作ることが出来ます。
食器棚などの本格的な大き目の棚を作る場合は、1500~2000円の材料費がかかります。
すのこは分解して使う場合、若干あまりが出てしまうこともあるでしょう。
その場合、別の小さな棚を作ることが出来ます。
・壁面のDIY
1LDKのお部屋は、壁面も思い通りにアレンジしていくと、スタイリッシュ度がかなりアップします。
・壁にすのこを並べて腰壁風に
お部屋にすのこを上手に並べて、腰壁風にしても可愛いですよ。
ホワイトか茶色のニスを塗って並べてみましょう。
1LDKのお部屋全体が、ヨーロピアンテイストになります。
・壁面収納としてすのこを利用する
賃貸の1LDKでは、壁にたくさん穴を開けることは躊躇してしまいます。
そこで壁面収納としてすのこを利用するのもおすすめです。
1LDKのお部屋の場合、全ての壁面も貴重なスペースになります。
壁面はフルで有効活用しましょう。
特にキッチンスペースでは、すのこにキッチンツールなどを並べておくと重宝します。
すのこを並べて、その上にプッシュピンやフックを刺して行けば、たくさんのものが収納できますし、写真や雑貨も心置き無く飾ることが出来ます。
でも、すのこがあるからといって、何でもゴチャゴチャ乱雑に壁面にかけてしまうのは禁物です。
規則性を持ちながら、適度な空間を保ちつつ配列していきましょう。
・ウォールシェルフにする
1LDKのお部屋では、ウォールシェルフがあちこちで重宝します。
玄関で簡単なコートをかけるためのラック、洗面所やトイレで小物を収納するなど、ウォールシェルフはスペースを奪わずに収納することが出来るので、1LDKの暮らしに最適です。
すのこをウォールシェルフにする場合は、すのこをそのままの形で好きなカラーにペイントして使いましょう。
DIY初心者にもぴったりのすのこウォールシェルフが出来上がります。
すのこウォールシェルフは、1枚のすのこをあちこちに点在させて使うのも良いですが、釘やグルーガンで2枚のすのこをつなぎ合わせて、大き目のウォールシェルフにしても可愛いですよ。
ペイントしてシェルフにすると、あっという間にお部屋がナチュラルテイストに様変わりします。
・DIY方法
すのこを腰壁風に利用する場合、壁面収納として利用する場合、いずれにしても壁面に並べるだけですので、自分の置きたい場所に置くだけです。
好みの色にペイントしてから並べましょう。
・費用
自分の好みの枚数だけすのこが必要になります。
壁面に並べる場合は、大き目のすのこを使う方が効率が良いでしょう
100円ショップのすのこを使う場合、ウォールシェルフであれば100円~、腰壁に使う場合は、部屋の広さに応じて計算してみて下さい。
DIYを利用した収納
すのこDIYを利用して、小物類を収納する棚を作ってみましょう。
・材料
- すのこ 45×20cm 2枚
- ミニすのこ 4枚
- 木製角材3P ひとつ(補強用)
- ガーデンプランター 4つ(白木テイスト・セリアの文字が入っているもの)
- 取っ手 2つ
・DIY方法
便利なすのこ収納棚の作り方をご紹介します。
1.ガーデンプランターを2つずつボンドで接着する
2.すのこ2枚を側面にする。縦板部分にミニすのこが収まるようにして棚にする
3.すのことミニすのこ棚をしっかりボンドで接着する
4.補強用角材を棚の部分に添わせるように付ける
5.ミニすのこで棚を3つ作り、ミニすのこで一番上の天板部分を接着する
6.ミニすのこの上に、1でつなぎ合わせたガーデンプランターを乗せ、底面をボンドで接着する。
7.ガーデンプランターの手前部分に、好みの取っ手をつける(なくても可)
これで完成です。
ペイントして使う場合は、組み立てる前に全てのパーツをペイントしましょう。
おすすめはオフホワイトでざっと塗ってシャビーテイストにするイメージです。
・費用
こちらの棚は、全て100円ショップで揃えることが出来ます。
店舗により異なりますが、だいたい1,000~1,200円で収納棚を作ることが出来るでしょう。
収納棚の大きさによって、すのこの枚数や幅を変えてみれば、より自分好みの棚を作ることが出来ますし、自宅にある材料を組み合わせて使えばより安く作ることが出来ます。
ベランダのDIY
狭い1LDKを広く使うコツは、ベランダもリビング続のきとして考えることがポイントです。
ベランダに裸足で出られるスペースを作ると、ガーデニングやちょっとしたスペースとして最適です。
・DIY方法
ベランダの一部分にテラコッタタイルを敷くのもおすすめです。
テラコッタタイルは、素足で歩いたときにも気持ちがよく、見栄えもかなりハイセンスになります。
汚れたときは拭けばいいだけなので、メンテナンスも楽です。
安価に済ませたいときはすのこを敷き詰めても良いですよ。
すのこをベランダに敷き詰めると、ベランダが簡単にウッドデッキ風に様変わりします。
ニスを塗ったすのこを使っても良いですし、そのままナチュラルテイストで敷き詰めても良いですね。
すのこを1枚ずつ敷くので、お掃除も簡単。汚れて劣化した時は、その部分だけ買い換えれば良いので、とても手軽なウッドデッキです。
ベランダ用のすのこは、100円ショップのすのこでも良いのですが『ベランダ用すのこ』として販売されているすのこを使用すると、ジャストサイズに収まります。
・費用
テラコッタタイルの場合は、1枚100円前後で販売されています。
大きさもデザインもそれぞれバラバラですが、自分好みのタイルをホームセンターなどで探してみましょう。
ベランダに敷き詰める場合、3,000円~と予算を立てておくとある程度のスペースが作れるでしょう。
本格的ウッドデッキにする場合、ベランダ用すのこを敷き詰めると8,000~10,000円程度で完成します。
100円ショップのすのこでウッドデッキ風にする場合は、1枚100円のすのこを必要な枚数だけ購入してスペースを作っていきましょう。
2. 1LDKの部屋をDIYでおしゃれにする場合の注意点
1LDKの部屋をDIYする方法はたくさんあります。
すぐにでもやってみたいDIYもあるのですが、賃貸の部屋の場合いくつかの注意点があります。
2-1. 賃貸マンション、アパートの場合
賃貸マンション・アパートの1LDKのお部屋の場合、DIYが出来る範囲が決められている場合もあります。
物件によっては、画鋲も不可というところもあります。
壁面にどのくらい傷が残っても良いのかは、借りる前にきちんと確認する必要があります。
また、原状回復の程度もどこまで求められるのかによってDIYの加減も変わってきます。
「どこまで改良しても良いのか」という点だけはしっかり確認しておきましょう。
画鋲を刺したらいけない箇所に画鋲や釘を刺して、壁ごとメンテナンスしなければならなくなった、などということになっては大変です。
・ペイント時も注意しましょう
賃貸の1LDKの場合、勝手にペイントすることは厳禁という場合が多いのです。
ペイントして汚れてしまった箇所は「意図的に破損させた」と思われてしまい、全て修復となってしまう場合もあります。
ペイントする場合は、細心の注意を払いましょう。
2-2. 団地の場合
古い団地の場合、「DIYはご自由に」という物件もあるかもしれません。
その場合、リノベーションレベルでのDIYも 可能というケースもあります。
どこまでDIY改良しても良いのかという点は、賃貸マンションと同様しっかり確認しておきましょう。
また戸建ての場合は、お庭のスペースもDIYの対象になりますが、お庭もお部屋と同じく、どこまで改良して良いのかを確認しましょう。
「原状回復出来なくてもOK」と許可が出れば、思う存分自分好みの部屋にDIYで仕上げられます。
3. 1LDKのDIY方法と注意事項まとめ
1LDKのDIY方法として、すのこを使ったアレンジを中心にしてご紹介しました。
すのこはDIYには最適のアイテムで、種類も多くどこででも簡単に入手することが出来ます。
1LDKのお部屋は、アレンジ次第でお部屋のテイストを自由に変えられます。
特に壁面収納を充実させたら、広々とお部屋を使うことが出来ます。
室内だけでなくベランダも充実して来ると、1LDKのお部屋を思う存分活用することが出来ます。
「団地だから、狭い賃貸だから」と諦めずに、DIYを楽しみながら自分だけの空間づくりを楽しんでくださいね。




