現在1LDKに住んでいるご夫婦で、赤ちゃんが生まれるという場合、どのように部屋作りをしていくのかということは気になるポイントになりますよね。
ベビーベットをどこに置くのか、日中はどこで過ごすのかなど、赤ちゃんにとって大事なことになります。
今回こちらの記事では、1LDKに赤ちゃんを迎える準備について解説していきます。
このページでわかること
1. 1LDKに赤ちゃんを迎えるための部屋づくりのポイント
赤ちゃんのための部屋作りとは、どのように考えたらよいのでしょうか。
生後間もない赤ちゃんは、1日に15~20時間ほど眠って過ごしています。
そして2~3時間おきに泣いて起きるため、授乳をしたりおむつを変えたりすることになりますね。
そのため基本的には1日中、母親が面倒を見ることになります。
やはり大変な仕事にはなってくるので、赤ちゃんと少しでも快適な環境ですごせるようにしたいところですよね。
2. 1LDKに赤ちゃんと暮らす場合の部屋の使い方やレイアウト
ここからは、赤ちゃんと快適に過ごすための部屋のレイアウトについてご紹介します。
2人暮らしが3人暮らしになるわけですから、どうしても部屋が狭くなってくるのは当然ですよね。
赤ちゃんが遊ぶ部屋や赤ちゃんベッドを置く場所など、さまざまな準備をしなければなりません。
しかし、たとえ狭くなると言っても、決して暮らせないほどではありません。
赤ちゃんのベッドと、赤ちゃん専用のスペースさえ作れば他にいるものはありません。
ハイハイやつかまり立ちをするような時期になってくれば、転んで怪我をしたりすることのないようにマットなどを敷く必要はでてきますね。
赤ちゃんのスペース以外のところには、ご夫婦のスペースを広げることも可能です。
そのため、赤ちゃんが1人増えたと言っても、狭さが気になることはないかと思います。
むしろ、常に赤ちゃんに目を配ることができたり、いつでも必要になってくる赤ちゃんのお世話グッズなどをすぐに取り出すことができたりするという点では、1LDKは非常におすすめの間取りにはなります。
それではここからは、1LDKで赤ちゃんと快適に過ごすための部屋のレイアウトについてご紹介します。
2-1. 目の届く範囲にベビーベッドを置く
さきほどご紹介したとおり、常に目の届く場所にベビーベッドを置くことは大前提になります。
1日の大半を眠って過ごしている赤ちゃんにとって、ベッドの位置は重要ですね。
狭い間取りの中にはなりますが、工夫して置くようにしましょう。
日中はリビングで過ごす場合が多いので、リビングにベビーベッドを置きます。そして夜になったら寝室に、赤ちゃんが眠るスペースを作りましょう。
2-2. お世話グッズは1ヶ所にまとめておく
オムツ、おしりふき、ガーゼなどなど……赤ちゃんグッズってたくさんありますよね。
使うときにすぐ取り出せるように、頻繁に使うグッズは1ヶ所にまとめておくと良いでしょう。
ベビーベッドの位置が決まれば、次は赤ちゃんグッズの置き場所が重要です。
ベビーベッドのすぐ近くに、いつでも使えるようにお世話グッズを置くかごなどを作っておくと良いですね。
なかなか物は多くなるでしょうが、なるべく持ち運びがしやすいように、軽めにしておくのがおすすめです。
またカゴもおすすめですが、中身がすぐに分かるクリアケースも便利ですね。
必要なものをすぐに取り出すことができます。
また、赤ちゃんが成長したときのことも頭に入れておくことが重要です。
生まれたばかりの赤ちゃんでも、5ヶ月目を過ぎたあたりから、だんだんとひとり遊びが始まってきます。
自分の意思も外に表れやすくなってくるため、周りのあらゆるものに興味を示し、行動の幅も広がってくるのです。
そうすると、思わぬ事故につながってしまう場合も考えられるのです。
大切な赤ちゃんの身を守るため、部屋作りにどのように気をつけたら良いのでしょうか。
まず第一のポイントとしては、床です。
赤ちゃんは、ベビーベッドにいる時以外は、ほとんど床にべったりの状態ですよね。
特にずりばいやハイハイが始まる時期には要注意ですね。
赤ちゃんは床にあるものを、なんでも構わず手やお腹につけて移動することになってしまいます。
ゴミを散らかさない、必要なものは片付ける......などは大前提になるのですが、意外と見落としがちなところが電気コードです。
きちんとまとめて、赤ちゃんの口に入ったり、誤って首に巻きついてしまったりなどがないようにしましょう。
大事故につながってしまいます。
赤ちゃんの通り道には置かないように、壁際に固定しておくと良いですね。
さらに大切なこととして、片付けがしやすい空間を常に作っておくことです。
赤ちゃんの成長が進んでいき、少し足腰が強くなってくると、だんだんとつかまり立ちをするようになってきます。
そうなると、赤ちゃんは部屋の中のあらゆるものを見渡し、興味を持ちます。
顔を上げた時に机の上が見えると、上に置いてあるものを落としてみたり、口の中に入れてみたりということが増えてくるでしょう。
そのため、口に入れてはいけないものは、くれぐれもしっかり片付けておき、赤ちゃんの目に止まらないようにしましょう。
口に入れてはいけないものはいくつかありますが、例えば「乾燥剤」「乾電池」「先端がとがっているもの」は要注意です。
床の上に散らかさないことはもちろん、机の上に置きっぱなしにすることがないように気をつけましょう。
また赤ちゃんの誤飲で最も多く危険なのは、「タバコ」「煙草の吸殻」「灰皿」になります。
何でも興味をもってしまうので、口の中に入れてなめてしまう可能性があります。
家族に喫煙者がいる場合は、特に気をつけて片付けておくことが重要ですね。
そのほかに誤飲の可能性があるものとしては、「ピアス」「指輪」などのアクセサリー小物から、小銭なども危険ですね。
ちょうど口の中に入るものは、形を確かめたくなって飲み込んでしまうというケースがたくさんあるのです。
くれぐれも、赤ちゃんの手の届く場所には置かないようにしましょう。
まとめてカゴのなかに入れておくなど、片付けやすい空間を作ることが大切ですね。
3. 赤ちゃんと快適に過ごすためのリビングレイアウト
それでは、赤ちゃんと一緒に快適に過ごすためには、どのようにリビングをレイアウトしたら良いのでしょうか。
まず第一に、赤ちゃんの部屋づくりのポイントは、床を安全な状態にしておく必要があります。
主な方法としては、転んでも安全なようにベビークッションやマットを敷く事になりますね。
赤ちゃんは頭が大きいため、移動しているときに頭がグラグラしてバランスを崩し、転倒してしまうときがあります。
思わぬ事故につながることがないように、ジョイントマットやプレイマットを敷くようにしましょう。
素材としては、赤ちゃんが舐めても大丈夫な素材や、掃除のしやすいものを選んで置くと良いですね。
また、赤ちゃんのいるお部屋によく使われているのは「ベビーゲート」を利用することです。
ハイハイができるようになった赤ちゃんは、お母さんが目を離したすきにキッチンやお風呂など、あらゆる場所に行ってしまいます。
1人で行っては危険な場所には、このベビーゲートを利用し安全な状態にしておきましょう。
もしくは、赤ちゃんの遊ぶスペースを囲むようにしてベビーサークルを作っておくというのも、よく使われる方法になります。
またさらに気をつける点として、コンセントの扱いには要注意です。
赤ちゃんは小さい穴が大好きであり、多くの子がコンセントを気にします。
ハイハイをしている赤ちゃんにとって、コンセントの穴はちょうど目線の高さにあります。
そのため穴に指を突っ込んだり、おもちゃを中に詰め込もうとしたりする場合があるのです。
もしもこのときに赤ちゃんの指が濡れていたり、おもちゃが濡れていたりした場合には、感電してしまう恐れがあるのです。
対策として使えるのはやはりコンセントカバーですね。
100円ショップなどにも売っているので、コンセントカバーはぜひとも活用してみてくださいね。
更に事故につながらないために行なう対策としては、角を保護することも重要になります。
動けるようになった赤ちゃんはあらゆるところへハイハイで移動してしまうので、予想もしないようなところで頭をぶつけたり、足をぶつけたりなどが起こります。
怪我につながらないように、机や椅子、テレビ台などの角には、角用のクッションを付けるようにしましょう。
成長してつかまり立ちをし始めた頃には、さらにレイアウトに気をつけければいけません。
まだ頭がグラグラしている状態の赤ちゃんが、あらゆるところを歩き回ることになるのです。
立ったまま後ろに転んでしまって、頭を打ってしまうことがあります。
そのような怪我を防ぐために、なにか安全なマットを敷いておくと良いですね。
おすすめなのはジョイントマットになります。
パズルみたいに組み合わせて増やすこともできますし、柔らかいので怪我をする心配もありません。
また、お部屋にソファやダイニングチェアなどの、少し背の高めの椅子がないでしょうか。
ハイハイやつかまり立ちをする時期になると、ソファやダイニングチェアぐらいの高さには登れるようになってしまうのです。
登ったとしてもうまく降りられるわけではないので、上から落ちてしまう危険があります。
そのため、もし可能であればリビングからソファやダイニングチェアの数は減らしたほうが良いでしょう。
さらにお部屋に置かないほうが良いものとしてあげられるのは、「ガラス製のテーブル」ですね。
万が一近くで遊んでいた赤ちゃんにぶつかって、割れてしまうことがあります。
その場合には、やはり大怪我になってしまいますよね。
破片が飛んでしまう可能性もありますので、テーブルだけではなく、ガラス製のものには充分注意するようにしましょう。
やはり赤ちゃんにとってベストな方法としては、置かないのが1番良いのではないでしょうか。
どうしても捨てられない場合は、赤ちゃんが歩いて遊ぶことのない場所に移動させましょう。
さらに注意する点としては、テレビ周りです。
テレビとテレビ台は粘着テープで固定するようにするとよいですね。
つかまり立ちをするような子のなかには、テレビをバンバン叩いて遊ぶのが好きという子も多くいます。
テレビも壊れるかもしれませんが、もしも子供の方に倒れてきてはかなり危険です。
そのような事態を防ぐために、テレビとテレビ台を固定しておくと良いですね。
さらにデスクトップパソコンを使用している場合も、同じように固定しておくことをおすすめします。
地震対策にもなりそうですね。
そして赤ちゃんは、とにかく食品棚や本棚など、棚が大好きです。
中身を出したり積み上げたり、なめたりなどなど、いろいろな遊び方を発見します。
このように遊ぶ中で想像力や知恵を働かせているため、この遊びはかなり重要にはなってくるのですが、やはりリスクをともないますよね。
特に気をつけなければいけないのは、やはり食品棚です。
調味料などのビン類には特に注意しておかなくてはいけません。
手を伸ばしてビンを掴んで、投げて遊ぶということもあるかもしれません。
さらに注意点として、ゴミ箱の置き場所についてです。
赤ちゃんの歩くスペースの中に、ゴミ箱は置かないようにしましょう。
食器棚と同じように、赤ちゃんがゴミ箱で遊んでしまう危険性があります。
ゴミ箱で遊ぶと汚いということもありますが、なによりもまずいのはアレルギーについてです。
万が一アレルギー体質の子がゴミ箱の中身をあさっており、アレルギー物質をなめるなどして口に入ってしまった場合、大変なことになってしまいます。
そのためゴミ箱を置く際は、赤ちゃんの手の届かないところに置くようにしましょう。
さらに細かく言うと、扇風機をリビングに置いている場合は、必ずカバーをかけるようにしましょう。
扇風機に指を入れてしまい、羽根にさわると怪我をしてしまいます。
これは赤ちゃんだけに限らず、お子様にはみんな気をつけてほしいところですよね。
4. 狭い1LDKのリビングを上手に使うコツ
どうしても荷物が多くなるため、1LDKは広々とは使えなくなりますよね。
狭い空間を上手に使うコツとしては、あまり背の高い家具を置かない、赤ちゃんグッズはきれいに整頓して1つにまとめておく、などさまざまな方法が取れますね。
5. 赤ちゃんが生まれると荷物が増える!1LDKの上手な収納方法
いくら1LDKで問題はないと言っても、やはり赤ちゃんが生まれると、その分荷物はかなり増えます。
その場合、収納への工夫は大事になってきますよね。
まず大前提として、物を減らすことが重要になってきます。
もともと物が多い家の場合、赤ちゃんが生まれると荷物の量が膨大になり、快適に過ごすことは難しくなります。
基準としては、大きな怪我や事故につながりそうなものを極力減らすようにすると良いですね。
触ったり近づいたりするとやけどしてしまうようなストーブや、頭を強く打ってしまう危険性のあるもの、先程紹介したソファやダイニングチェアなどもこれにあたります。
新しい家族を迎えるためということで、赤ちゃんが生まれる前は、一旦大掃除をして部屋をすっきりさせておくとよいですね。
しかしそれでも、赤ちゃんが触ると危険なものが出てくるかと思います。
その場合は、クローゼットに収納をし、しっかり扉を閉めておくようにしましょう。
クローゼットは引き出しと違うので、赤ちゃんにとっては開けるのが難しいです。
赤ちゃんが成長して少し大きくなると、1人遊びをすることが多くなるでしょう。
そのため、キッチンなどから赤ちゃんを見渡せるようなレイアウトにしておくと良いですね。
さらに、お子様が赤ちゃんの時は1LDKでも間に合いますが、いつまでもそのままというわけにはいきませんよね。
やはり子どもの成長に合わせて、「引っ越しの検討」をしておきましょう。
もしもこれから兄弟が増えなければ、しばらくは1LDKで生活することができます。
最高で小学校6年生までは1LDKで過ごすことができそうなので、その間に家賃を抑えつつ貯金するということも可能ですね。
なにも赤ちゃんが生まれたからと言って、すぐに広い家に引っ越さなければならないというわけではありません。
少し窮屈にはなりますが、1LDKでも問題なく暮らすことができます。
むしろ赤ちゃんとの距離が近くなるので、1LDKのほうが良いという人も多いくらいです。
それぞれの家族に合った良いレイアウトがあるはずなので、いろいろと研究してみると良いですね。
6. 1LDKに赤ちゃんを迎えるための部屋の作り方まとめ
以上が、1LDKに赤ちゃんを迎えるための部屋作りについてでした。
赤ちゃんの身を守るために、あらゆる方法があることがわかりましたね。
以上のことに気をつけながら、赤ちゃんにとってもご両親にとっても、住みよい環境を考えてみてくださいね。




