 
										普通に1Kに2人で暮らすと狭いのですが、工夫をすることでなるべく快適に過ごせるようになります。
そこで、1Kに2人暮らしをするためのレイアウトを紹介します。
1. 間取りの選び方
1Kに2人暮らしをするためには、間取りの選び方が重要です。
そこで、1Kで快適に2人暮らしをするための間取りの選び方を紹介していきます。
1-1. 収納が大切
部屋の広さはぱっと見て気がつくので良いのですが、収納は意識しないと確認するのを忘れてしまいます。
1人暮らしの場合は、部屋を見て、自分の荷物の量を考えて収納を判断すれば良いのですが、2人暮らしの場合は、相手の荷物の量も考えて部屋を決めなければいけません。
できれば部屋を決める前に、お互いの荷物の量を確認しておいた方が良いでしょう。
そうすることで、どれくらいの収納があれば部屋に荷物が入るのかがわかります。
1-2. できれば2方向の窓
1Kに2人暮らしをするとあっという間に部屋が物でいっぱいになり、狭く感じやすくなります。
1Kのアパート、マンションというと、多くのお部屋が細長い間取りになり、1番奥に窓、ベランダがあるタイプです。
そういった一般的な1Kのお部屋に2人でいるのは、やはり狭く感じてしまいます。
1Kの中でも、たまに2方向の窓がある部屋があります。
それは「角部屋」です。
建物の一番端にある部屋は2方向の窓がついていることが多く、2方向から光が入り明るくて開放的な雰囲気になるので、2人暮らしにおすすめです。
ただし、角部屋は階段やエレベーターに近い場所にある場合も多いので、周囲の目が気になることもあります。
そのあたりは事前に確認しておきましょう。
2方向に窓がある場合は他にも風通しが良いというメリットがあります。
1人で暮らすよりも、2人で暮らした方が暑くなります。
暑くなるとイライラして、喧嘩をしやすくなります。
窓が2つあることで、風通しが良くなり、涼しくなってイライラも減り快適に過ごすことができるでしょう。
ただし西向きに窓がある場合は、西日がキツいこともあるので注意が必要です。
2方向に窓があるということは開口部が増えるということで、それだけ冬は部屋に冷気が入ってきやすくなります。
2人暮らしの場合は1人のときよりも部屋が暖かくなりやすいのですが、夏も冬も基本的にエアコンで過ごすという場合は、窓が1つの方が良いかもしれません。
両側に部屋があることで断熱材の役割を果たし、自分の部屋の温度が外の気温に左右されにくくなるというメリットもあります。
1-3. あえて和室を選ぶのもおすすめ
最近の新築は洋室の部屋がほとんどで、あえて和室を作っている物件は少なくなってきています。
しかし、昔の物件を探せば和室の部屋もあります。
和室の良いところは、なんと言っても家賃が安いところ。
やっぱり洋室よりも敬遠されがちなので、和室のほうが家賃が抑えられています。
洋室の場合は、寝るためにベッドを必ず置く必要がありますが、和室の場合は布団でもOKです。
布団なら寝る時以外はしまって置けば場所を取らず、部屋を広く使えます。
人気がない和室ですが、考え方によっては良いポイントも多く見つかります。
2. ベッドの使い方
1Kの部屋は狭いのでベッドの使い方にも工夫が必要です。
以下に、ベッドの使い方のポイントを紹介します。
2-1. ベッド下は収納スペースとして使う
狭い部屋で収納を増やすためには、できるだけデッドスペースをなくしてスペースを活用することが大切です。
最初から収納ができるようになっているベッドもありますが、そういったベッドは注意が必要です。
1Kで2人暮らしをすると、部屋が家具でいっぱいになってしまいます。
そうすると、家具のレイアウトによってはベッドの収納から物が取り出せなくなることもあります。
そうならないために、事前に部屋のレイアウトを考えてベッドを購入するか、普通のベッドを購入して、後から自分で収納ボックスを買うほうが良いでしょう。
普通のベッドよりもあえて高さのあるベッドを買うことで、ベッド下の収納が増えます。
2-2. ベッドを部屋にする
1Kで2人暮らしをすると部屋が狭いので、常に同じ空間に2人がいることになります。
しかしそうなるとプライベートなスペースがなくなり、ストレスがたまってしまうこともありますね。
そんな問題を解決するために、ベッドの境目にカーテンをつけて別々の部屋にしてしまいましょう。
普段はカーテンを開けておき、1人の時間が欲しくなったらカーテンで仕切る。
のんびり自分の時間を過ごすだけなら、ベッドの上だけでも十分にプライベートなスペースは保てます。
2-3. ロフトベッドを買う
ベッドの足が高くなっていて、ベッドの下に机が置いてあったりするベッドを見たことがありませんか?
あのようなベッドは「ロフトベッド」といいます。ベッドの位置が高くなっているので、下の空間を有効利用できるのが特徴です。
とはいえ、ロフトベッドというと子どもが使っているイメージがあります。
なぜなら、ロフトベッドはシングルサイズが多いからです。
低いベッドならシングルでもなんとか2人で寝られると思いますが、周りを柵で囲まれたシングルのロフトベッドに2人は辛いものがあります。
しかし、最近はセミダブル、ダブル、クィーン、キングサイズなど、大きなサイズのロフトベッドも売られています。
大きなサイズのロフトベッドなら部屋の空間を有効に使うことができ、ベッドの下にソファを置くなど工夫してレイアウトをすることができます。
3. インテリアの配置
1Kに2人暮らしをする際、インテリアの配置で中心になるのはやはりベッドです。
和室でない限りベッドを配置することになるので、ベッドを中心としてレイアウトを考えていくことになります。
ベッドの配置によって部屋の使い勝手が変わりますので、重要な家具です。
3-1. ベッドは部屋の奥に
ベッドを配置するなら、できるだけ部屋の奥に配置した方が良いです。
2人暮らしをすると、1人が寝ているときに自分が後から帰ってくるというシチュエーションも多いでしょう。
そんなときにベッドが部屋の手前にあると、荷物を出し入れしたり、着替えを探したりするときに寝ている人を起こしてしまいます。
そうならないように、ベッドは部屋の奥に配置しましょう。
しかし、1Kの部屋の奥はほとんど窓際です。
窓際は光が漏れて眩しい位置になるので、ベッドを置くにはあまりよろしくない場所となっています。
そのため光対策として、厚手の遮光カーテンを取り付けましょう。
厚手の遮光カーテンを取り付けることで、光を遮るとともに、冬は窓際の冷気から守ってくれるようになるのでおすすめです。
3-2. テレビは壁掛け
テレビを壁掛けにすることで、部屋を広く効率的に使うことができます。
最近は部屋の壁を傷つけずに壁掛けできるDIYグッズも増えてきています。
1番簡単なのは、ホッチキスを使ってテレビを壁にかけることができる金具を利用することです。
ホッチキスを大量に使って金具を壁に固定し、その金具にテレビをかけることで、壁掛けテレビが実現できます。
数年間使用し、剥がしても針の跡がほぼわからないようなものなので賃貸物件でも安心です。
他にも「ラブリコ」「ディアウォール」などの、部屋に柱を設置する道具があります。
こちらの商品は、ツーバイフォーと呼ばれるサイズの木材の両端に取り付けることで、木材を突っ張り棒のような感じにして部屋の好きなところに柱を設置するものです。
実際に、ラブリコやディアウォールでテレビを壁掛けにしている人もいます。
さらに柱を2本立てて、その間に木材を通して壁面収納を作ることもできます。
ベッドの横に上手に設置すれば、間仕切りとしても利用できます。
4. 収納家具の配置
1Kに2人暮らしをするときには収納が必須です。
狭い部屋に2人分の荷物を設置しようとしたら、既存の収納スペースだけでは足りずに、収納家具を買うことになると思いますが、そんな収納家具のおすすめの配置を紹介します。
4-1. ベッドの横
収納家具はベッドの横がおすすめです。
ベッドの横に置くことで、必要なものが取り出しやすくなったりベッドの間仕切りに使えたり、寝る前に小物を置いたりできます。
ベッド横は便利ですが、あまり背の高い収納家具は危険なので、やめた方が良いでしょう。
地震のときに寝ている場所に倒れてくると、怪我につながります。
ベッド横に収納家具を置く場合は、1mくらいまでの高さのものにしておいた方が良いです。
4-2. 机の下
家で仕事や勉強をする場合には机を置くと思いますが、机の下は収納家具置き場として活用しましょう。
足元は目立たないので、見られたくないものをしまうのにも良いです。
大きな本や書類も比較的取り出しやすくておすすめです。
4-3. 洗濯機の上を活用
1Kに2人で暮らすと収納が大変です。
ちょっとしたスペースでも活用するように、洗濯機の上も収納スペースとして活用しましょう。
無印良品の「ユニットシェルフ」なら、柱が細いので狭いスペースにも設置可能です。
洗濯機の両側に柱を立て、洗濯機の上まで収納にすることができます。
4-4. 座れる収納
2人暮らしになると椅子が欲しくなりますが、椅子も収納ができるものを使いましょう。
1人掛け用のスツールの椅子や、2人で座ることができる椅子もあります。
背もたれがついてないものも多いので、壁際に置くと良いですよ。
4-5. ベランダに収納ボックス
ベランダに収納ボックスをおくのも良いでしょう。
最近の収納ボックスはかっこよくなっていて、ベランダに置いても気にならないようなデザインのものがあります。
無印良品でも収納ボックスは売られていますし、大手ホームセンターのプライベートブランドの収納ボックスも比較的かっこいいのでおすすめです。
ただしベランダは室内に比べて気温の変化が激しいので、劣化しないようなモノを収納するようにしましょう。
5. キッチンの使い方
最後に、1Kに2人暮らしをするときのキッチンの使い方について紹介します。
5-1. キッチンは動線を確保
1人暮らしならモノが多くても自分の責任なので我慢できますが、2人暮らしになると、荷物が邪魔な場合相手へのイライラになります。
特に1Kの場合はキッチンは玄関入ってすぐのところにある場合がほとんどで、玄関に物が多いと移動するときに邪魔になります。
キッチンは玄関から部屋に入るための廊下の意味合いもあるので、動線を確保するように物をあまり置かないようにしましょう。
5-2. 料理をあえてしない
1Kはただでさえ狭いのに、そこに2人で暮らすとなるとより狭くなります。
1Kは1DKに比べて、キッチンのスペースが十分に確保できていない物件も多いです。
調理スペースがないのに、がんばって料理をするというのはストレスになります。
そこで、あえて家では本格的な料理をしないという選択肢もあります。
食事は基本的に外で済ませるようにして、家で食べる場合は惣菜を買ってきたり、レトルトなどの簡単なモノで済ませるようにして自炊をしないというのもひとつの手です。
そうすることで、キッチン周りの物が減り、収納に余裕ができて、部屋を広く使うことができるようになります。
6. まとめ
1Kの2人暮らしレイアウトについて、以下のように要点をまとめることができます。
6-1. 間取りの選び方
- 収納が大切
- 2方向窓がおすすめ
- 1方向窓にも良い点がある
- 和室にも良い点がある
6-2. ベッドの使い方
- ベッド下は収納
- ベッドをカーテンで仕切る
- ロフトベッドでベッド下を有効活用
6-3. インテリアの配置
- ベッドは部屋の奥に
- テレビは壁掛け
6-4. 収納家具の配置
- ベッドの横で仕切りとして
- 机の下
- 洗濯機の上を活用する収納
- 座れる収納家具を活用
- ベランダに収納ボックス
- テレビの横で仕切りとして
6-5. キッチンの使い方
- 動線を確保
- あえて料理をしない
1Kは基本的に1人暮らしのための部屋なので、2人暮らしをするには狭いのが実情です。
しかしレイアウトを工夫すること、そして間取り選びを工夫することで2人暮らしでも快適に暮らせるようになるので、参考にしてみてください。
 
											
 
                     
                     
                     
                    




