一人暮らしで少し広めの部屋に住みたい方、カップルの方で1DKの賃貸マンションやアパートを考えている方は多いのではないでしょうか。
ところがダイニングがあるので少しゆとりがあるかと思いきや、家具を置いていくと意外と狭い…というのが1DKの間取りです。
そんな狭くて難しい1DKでも、工夫次第でお洒落に快適に暮らすことができます。
これから1DKに住もうと思っている方、既にお住まいの方にも役立つ、効率的にスペースを使うための家具配置や上手な使い方をご紹介します。
このページでわかること
1. 1DK賃貸マンション・アパートの家具配置例
一般的な1DKは、玄関を開けたらすぐにキッチンとダイニング、トイレやお風呂などの水周りスペースとつながっていて、その先に扉と居室という間取りが多くなっています。
DKの広さは4.5帖~6帖程度、広くて8~10帖程度が多いようです。
8帖あればDKで調理・食事・リビングとして利用し、居室は寝室という使い方ができますが、4.5畳だとなかなか厳しいものがありますね。
まずは悩んでしまいがちな、家具配置例をいくつかご紹介します。
1-1. 家具配置例①【ダイニングキッチン】
・カウンターをダイニングテーブルとして使う
あまり広くないDKの場合、ダイニングテーブルセットを置くのが難しい場合があります。
その時はカウンターを利用すると、収納・調理台兼ダイニングテーブルとして使えるので便利です。
背の高いカウンターに、脚の長いスツールを置けばカフェ風でお洒落になります。
また、玄関をあけて丸見えになってしまうキッチンをカウンターで隠すことができ一石二鳥です。
・折りたたみテーブル・イスを使う
食事をする時は折りたたみのテーブルやイスを使い、使わない時は片付けておくという方法もあります。
4.5畳程度の狭いFKの場合は、固定テーブルがあると邪魔になってしまう事があるので、可動家具を賢く利用すると良いでしょう。
今はアウトドア用の小さくて軽い家具でも、おしゃれで使いやすいものが揃っています。
インテリアショップの他、アウトドア用品のお店も探してみると思わぬ掘り出し物が見つかるかも。
1-2. 家具配置例②【リビングダイニング】
8帖程度の広いDKの場合は、ダイニング兼リビングとして利用することができます。
その場合でも、ダイニングテーブルセットとソファ・テレビボードをそれぞれ置くと狭くなってしまいます。
その場合は、リビングダイニングに何を一番求めたいかを考えて配置を決めましょう。
・リビングでゆったりくつろぎたい場合
リビングでゆったりくつろぐ事を優先させたい場合は、先ほどキッチンの家具配置でも書いたように、ダイニングスペースをできるだけ小さくまとめます。
その代わりリビング部分にはゆったりしたソファやテレビボードを配置するとよいでしょう。
・食事の時間を大切にしたい場合
お料理が好きだったり、食事の時間を大切にしたいという方は、思い切ってリビングは居室に持っていき、DKは料理と食事の場として割り切ってしまうのが良いでしょう。
その分、こだわりのダイニングテーブルセットを置いたり、大きめのテーブルで友人を招いたりできる空間にしたいですね。
ダイニングだけと割り切る場合は、できるだけ他の家具は置かずすっきりと使うのがコツです。
・リビング兼ダイニングにして、居室はすっきりしたい場合
居室側をすっきりさせたい方は、DKをリビング兼ダイニングとして利用できるように考えるのも一案です。
とは言え、テーブルセットとソファ、両方置くのは手狭……。
そんな場合は、ソファを置かずに床での生活にするのはいかがでしょう。
広めのテーブルと背の低いテレビボードを置けば、食卓としてもくつろぎの場としても利用できます。
リビングダイニング両方の機能を持たせるためには物が多くなりますが、家具を背の低いもので統一すれば部屋が広く見える効果もあります。
または、ダイニングテーブルプラスソファを置いて、ダイニングとしてもリビングとしても使えるように考えるのも一案です。
1-3. 家具配置例③【寝室】
まず居室部分を寝室として使うのか、リビング兼寝室として使うのかを決めましょう。
この場合も家の中でどの空間を一番大事にしたいかを考えてから、ゾーニングを決めていくと良いでしょう。
・寝室として使う場合
居室を寝室として使う場合を考えてみます。
一人暮らしの場合は、ベッドを壁に寄せて配置するのがおススメです。
部屋を広く見せることができますし、残りのスペースにデスクや趣味のスペースを作ることができます。
お洋服が好きな方は、お店のショーウインドウのように見せる収納でたくさん並べるのも良いですね。
ふたり暮らしの場合は、セミダブル以上のベッドを置くことになります。
寝室が狭い場合にはベッドだけでいっぱいになってしまいますよね。
そんな時は寝室を寝る場所と割り切って、ホテルのようにベッドを中央に配置すると良いでしょう。
頭を奥側の壁に付けて配置するとおさまりが良くなります。
ベッドの足元側が壁の場合は、あえて何も置かずプロジェクタで映画を映すこともできます。
寝室でゆったり寝転びながら、映画を観るなんて最高ですよね。
・寝室兼リビングとして使う場合
居室を寝室兼リビングとして使う場合は、置く家具が多いので少し工夫が必要です。
まず、一番大きい家具であるベッドから決めていくのがセオリーです。
一人暮らしの場合、ベッドは部屋の奥側の壁に寄せて配置すると部屋が広く使えます。
ベッドとリビングスペースの間に棚を置けば、寝るスペースとリビングスペースを分けることができ生活にメリハリがつきますね。
ふたり暮らしの場合、ベッドで部屋がいっぱいになってしまう時は、布団を利用するのもアイデアです。
布団は押入れがないと畳んだ時の収納に困りますが、工夫次第で片付ける事が可能です。
畳んでカバーを掛けておいたり、布団専用の収納家具、クローゼットに立てて収納するなど色々な方法があります。
布団を敷かない時は部屋を広く使えるので二人暮らしには助かりますよね。
一人暮らしの方にもおススメの方法です。
2. 1DK賃貸マンション・アパートの間取りや広さの特徴
1DK賃貸マンション・アパートの間取りや広さにはどんな特徴があるのでしょうか。
他の間取りに比べ、メリット・デメリットをご紹介します。
2-1. メリット
・食事スペースと寝室を分けることができる
1DKの一番のメリットは食事スペースと寝室を分けることができる所です。
ワンルームなどと比べ、寝室とダイニングの間に仕切りがあるので、衣類や寝具に匂いが付くことを避けることができます。
・一人暮らしなら十分なスペースがある
1DKは一人暮らし、カップル、どちらでも住むことができる間取りなので、ひとりで暮らす場合には広々と使うことができます。
DK側に生活に必要な家具をまとめてしまえば、居室側は寝室と趣味のスペースにしたり、好きなインテリアで統一することもできます。
家に帰るのが楽しみになりますね。
・来客時、プライベート空間を見せずに済む
1DKはDKと居室(寝室)の間に仕切りがあるので、来客時に寝室を見られずに済むというメリットがあります。
宅急便などの場合はもちろん、友人が遊びに来た時にもDKで過ごすことが可能です。
・1Kと比べても家賃はさほど変わらない
1DKは1Kに比べ広くなるので、家賃が高くなるイメージがありますが実はさほど変わりません。
なぜかというと1Kはシングル向けの新しい物件が多いのに対して、1DKは新しい物件が少ないので、その分家賃が抑えられているからです。
同じ家賃でより広い部屋に住みたい人にはありがたいですよね。
2-2. デメリット
・古い物件が多い
前述しました通り、1DKは数十年前に流行した間取りのため古い物件が多くなっています。
新築や新しい物件で探すことは難しいです。
・DKが思ったより狭い
広々としたDKがある物件は少なく、4.5畳~6畳程度が一番多いです。
4.5畳だとDKとして使うのにも少々手狭です。
1DKの表記だけ見て決めず、本当にご自身が使いたい配置ができるかよく考えてから借りる必要があります。
・玄関を開けたらキッチンが丸見え
間取りにもよりますが、ほとんどの1DKでは玄関を開けるとキッチンが丸見えになってしまいます。
普段からきちんと片付けたり、カウンターや仕切りを置いたりして見えないようにする工夫が必要になります。
3. 1DK賃貸マンション・アパートの家具配置&上手な使い方
1DKはキッチン・ダイニング・リビング・寝室をきっちり分けて使うにはスペースが足りませんが、工夫次第で快適に暮らすことができます。
全部を広々使うことは難しくても、一番大切にしている生活スペースに集中して空間を確保してあげることで、小さくてもお気に入りの住まいにすることができますよ。
3-1. 大きなワンルームとして使う
1DKは食事スペースと寝室が分かれていることがメリットですが、仕切りを取り外しワンルームとして使うこともできます。
壁とドアで仕切られている場合は難しいのですが、仕切りが引き戸の場合は取り外すことが可能です。
DK6畳、居室6畳の場合、12畳の大空間になりますね。
できる限り広々と使いたい方におススメの方法です。
3-2. 物を一箇所に集めて、すっきり使う
1DKは二部屋あるので、どちらかの部屋に物を集めてしまうという方法があります。
細かい物がゴチャゴチャあると、どうしても部屋が散らかってみえますね。
それを固めてしまうことで一番大事にしたい空間をすっきりさせ、快適に過ごすことができます。
4. 1DKの賃貸マンションやアパートにおすすめの家具4選
4-1. ニトリのリビングダイニングセット
・おすすめポイント
ダイニングとしてもリビングとしても使えるテーブル・ソファのセットです。
スペースが限られている1DKにはひとつで二役こなしてくれる家具は助かりますね。
・配置のポイント
DKをキッチン・ダイニング・リビングとして使いたい場合にはこれを置けば解決です。
4-2. ニトリの伸長式ダイニングテーブルセット
・おすすめポイント
普段はできるだけ省スペースなダイニングセットとして使い、ごちそうをつくった時や来客時に広くする事ができるダイニングテーブルセットです。
普段はコンパクトに使えるので便利です。
・配置のポイント
DKに他の家具を置く時、ダイニングテーブルが伸長できるような余裕スペースを取っておきましょう。
4-3.ベルメゾンの天然木バタフライ天板のキッチンワゴン
・おすすめポイント
キッチンワゴンとして小物の収納にも使え、一人用のテーブルとしても使えるバタフライ天板のキッチンワゴンです。
一人暮らしの方向け。
・配置のポイント
食事の時だけ、天板を開いて使えるのが便利。
使わない時は畳んで壁に寄せておけば部屋を広く使うことができます。
4-4.Re wall 樹脂すのこ布団収納ラック
・おすすめポイント
布団派だけど収納がない、そんな場合に使える布団収納ラックです。
ラックに布団を片付け、上からカバーを掛けておけば、湿気対策にもなります。
・配置のポイント
収納が全くない場合は居室に出しておくことになりますが、ウォークインクローゼットがある場合は中に入れてしまえばすっきり部屋が片付きます。
5. 1DK賃貸マンションやアパートの家具配置例と上手な使い方まとめ
1DK賃貸マンション・アパートで快適に暮らすための家具配置例と上手な使い方の工夫をご紹介しました。
一人暮らしでもカップルで暮らすにしても、帰るのが楽しみになるような家にしたいですよね。
1DKはアイデア次第で色々な使い方ができます。
夢の住まいを手に入れるためいろいろ工夫してみてくださいね。




