賃貸マンションに住むことを検討中の方にとっては、月々の家賃のこと、適正年収のことなど、さまざま気になることがありますよね。
今回こちらの記事では、家賃12万円のマンションに住む場合について解説いたします。
適正年収は「600万円」といわれますが、この場合どのような間取りになるのでしょうか。
東京都内にしぼって紹介しますので、東京にて物件を探し中の方は是非参考にしてみてください。
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このページでわかること
1. 家賃12万なら年収600万円必要!
家賃12万円の賃貸マンションに住む場合、最適年収としては約「600万円」と言われています。
年収600万円の場合、だいたい月々の手取り額は30万円くらいになりますね。
このぐらいの収入があればある程度広めの部屋にも住めそうです。
一般的に年収500万〜800万円の世帯であれば、貯金できる家賃が理想と言われています。
いろいろな意見があるかもしれませんが、最適年収としてはだいたいこのぐらいになりそうですね。
2. 家賃12万円のマンションに住むために必要な年収の計算方法
それでは、家賃を払っていくのに必要な年収とは、どのような計算方法によって求められるのでしょうか。
計算式としては、(年収)✕0.25(25%)=(年間家賃総額)
このようにして求められます。
「家賃は月収の3分の1がいい」という話をよく聞くかもしれません。
しかしこれは、携帯電話が普及する前の時代に言われていた言葉です。
しかも20~30年前になるため、今よりもかなり好景気の時代ですよね。
このときは勤続年数が上がれば自動的に給料も上がり、日本経済はかなり右肩上がりだったのです。
しかし現在、リーマンショックよりあとには時代が変わりました。
これまでとは大きく異なり、サラリーマンの平均年収は下がり続けているのです。
更にこの時代、携帯電話を持っていないという人はかなり少ないですよね。
月々の家賃や光熱費、生活費の支払いの他にも、携帯電話使用料金やインターネット使用料金などを支払う必要が出てきます。
そうなったときに、お給料の3分の1を家賃に圧迫されていては、なかなか支払いが厳しくなってくるというのが現状ですね。
そんななか、現在は新しい計算式として、「年収に見合った家賃」は「年収×0.25=年間家賃額家賃」にて求められます。
家賃が年収の30%を超えてしまった段階で、家計は圧迫されてしまいますが、年収の25%位内であれば支払っていけるのではないでしょうか。
ポイントとしては、「5年後も同じ家賃を払えるのか」ということを考えて家賃を決めると良いと言われていますね。
ちなみに、住宅を購入した場合のローン返済額としては、年収の2割が基本とも言われます。
ちなみに年収600万円の場合、こちらの計算式にあてはめると適正家賃は「12.5万円」となるため、充分払っていけるということになります。
貯金などにあてても、もう少し余裕がありそうですね。
3. 目安年収より低い場合、家賃12万円のマンションに住むことは不可能?
それでは、もしも目安の年収よりも低い場合は、家賃12万円のマンションに住むことは不可能なのでしょうか。
3-1. 入居審査
賃貸を契約する際に「入居審査」の心配をされる方は少なくないですよね。
せっかく住みたい部屋を見つけたとしても、入居審査に落ちてしまっては住むことができません。
さらに収入が安定していない場合はなおさらです。
入居審査によってみられる支払能力の判断基準としては、「月収の1/3が家賃を上回る」かどうかがチェックされます。
この場合でいうと、家賃12万円のマンションに住むにあたって入居審査をクリアするには、年収としては「400~450万円」がギリギリのラインといえます。
さきほど紹介した適正年収には届いていないため、いざ生活を送るとなると厳しくなる場合も出てくるかもしれませんが、入居審査のギリギリラインはこの年収でも通過できる場合があるのです。
さらに入居審査によって見られるポイントは、年収だけではありません。
「定職に就いているのか?」「クレジットカードやローンなどに置いて滞納履歴はないか?」などが厳しくチェックされる場合があります。
このあたりの審査において引っかかってしまうと、「家賃滞納の可能性がある」とみなされて、入居審査に落ちてしまう可能性もあるのです。
対策としては、「保証人を親族にする」「契約者名は親の名前にする」などもあげられます。
3-2. 生活費
家賃の他にも、毎月必ずかかってくる生活費がありますね。
電気代やガス代、水道代などの光熱費、日々の食費などのほかにも、趣味に使うお金などの雑費などなど、生きていくにあたって当然かかってくるお金があります。
適正年収に届いていない場合、どうしてもこのあたりを払っていくのに厳しくなる場合があります。
対策としては、当然ですが節約をすることになります。
なるべく外食を控えて自炊をする、暖房冷房などをつけすぎない、などなど、節約方法はいくらでもありますね。
このあたりをおさえることにより、出てきたお金を家賃に回すことが可能です。
3-3. 貯金
それでは、貯金はどうなるのでしょうか。
適正年収に届いていない場合、貯金が難しくなる場合もあります。
このような場合は、先ほど紹介したような方法で節約をしたり、無理のない範囲で在宅ワークなどの副業をする、などの方法でお金を作っていく必要がありそうですね。
4. 家賃12万円、年収600万円で暮らせるマンションの間取りとは?
それでは、家賃12万円、年収600万円の場合、暮らせるマンションの間取りとはどのようなものになるのでしょうか。
ここでは、東京都内の場合でご紹介します。
一般的に最も多い間取りとしては、東京都内では「1K」「1R」になります。
ちなみに「1K」とは一般的には、「4.5畳未満のキッチンスペース」があり、キッチンと部屋との間に仕切がある物件を指します。
ちなみに「1R」とはワンルームのことを指し、キッチンと部屋の間に仕切りがない場合を指します。
1Kと1Rの違いは、キッチンとの間に仕切りがあるかないかになります。
どちらの間取りにしても部屋は1つのため、1人暮らし向けの物件と言えますね。
東京都内で1人暮らしを考えていて、そんなに広い間取りが必要ない場合は、1Rか1Kに住めば家賃の節約もできますし、おすすめの間取りといえそうですね。
5. まとめ:家賃12万円のマンションには年収600万円必要!
以上が、家賃12万円のマンションに住む場合の適正年収についての解説でした。
以上のことをまとめると、
- 家賃12万円のマンションに住むためには、年収が600万円必要
- 適正年収は『(年収)✕0.25(25%)=(年間家賃総額)』の計算式によって求められる
- たとえ適正年収に届かなかったとしても、入居審査に通ることはできる
- その場合生活費や貯金などの工夫が必要
- 家賃12万円のマンションの間取りは、東京都内では「1K」もしくは「1R」が一般的
ということがわかりました。
東京都内で1人暮らしを考えていて、なおかつ年収が600万円ほどある人にとっては、家賃12万円の賃貸マンションは理想的といえそうですね。
なるべく自炊をする、無駄遣いは極力控える……などの工夫をすれば、家賃を無理なく払っていきながら、貯金をすることもできます。
お財布事情ともよく相談しながら、良い物件が見つかると良いですね。




