賃貸でもできる!ウォールラックをDIYするアイデア3選

賃貸マンションの収納スペースが足りないと思ったことはありませんか?

また、何も使っていない壁がもったいないと感じたことはないでしょうか。

それを解決するのが、壁面収納です。

ここでは、壁に取りつける棚型の収納アイテム「ウォールラック」の活用法を3つご紹介していきます。

1. 賃貸でもできる!ウォールラックをDIYするアイデア3選

ウォールラックは壁に取り付けるタイプの棚ですが、空間を有効活用することができるという特徴があります。

通常の棚を置くとその分お部屋のスペースが狭くなりますが、ウォールラックならスペースを変えずに収納場所を増やすことができます。

実用的でありながらおしゃれなウォールラックは、DIYの中でも簡単にできるもののひとつなので、DIYしたことがない方もぜひ挑戦してみてください。

1-1. 市販のウォールラックを取り付ける

市販のウォールラックを取り付ける方法は、DIY初心者におすすめです。

ウォールラックから手作りするのではなく、できあがっているウォールラックを使えば、壁に取り付けてすぐに棚として使用できます。

ウォールラックはネット通販でも購入できます。

しかし、小型のものでも1000円以上するなど、コストがかかるものが多いです。

そこで、まずは100円ショップをのぞいてみましょう。

100円ショップにはいろいろなウォールラックが揃っています。

おしゃれな形のものや着色されているものなど、100円には見えないような本格的なものもあります。

他のインテリアとのバランスを考えて選びましょう。

壁への取り付け方はいろいろ考えられますが、ウォールラックにあまり重いものを乗せないのであれば、剥がせる両面テープを使うとよいです。

一般的な両面テープを使うと、剥がしたときに壁紙まで一緒に剥がれてしまうことがあるので、必ず剥がせる両面テープを使ってください。

超強力と書かれた両面テープであれば耐荷重が大きいので、ほとんどの場合は両面テープで問題ないでしょう。

重いものを乗せたい場合は、画びょうを使って固定するという方法もあります。

賃貸マンションを退去するときには、お部屋をもとの状態に戻す原状回復義務がありますが、画びょうの穴は借主の原状回復義務の範囲には含まれないというガイドラインがあります。

そのため、画びょうの穴があいていても修復費用を請求される心配は少ないですが、請求される可能性がゼロとは言い切れません。

事前に大家さんに確認することをおすすめします。

ワイヤーバスケット(棒状のステンレスなどを組み合わせた収納カゴ)など、ウォールラックそのものではなくても小物入れとして売っているものは、壁に取り付けるとウォールラックとして使えます。

ワイヤーバスケットは軽いため、剥がせる両面テープでしっかりと固定することができます。

ワイヤーの間から中に入れたものが見えるので、見せる収納として使えます。

1-2. すのこでウォールラックをつくる

すのこ(板状の木材)を使ってウォールラックをつくるという方法もあります。

すのこは100円ショップでも購入できます。

すのこをカットして箱状に組み立てます。

カットして組み立てるのは難しいという方は、すのこの代わりに木箱を使ってもよいでしょう。

すのこや木箱に塗装する場合は、壁に取り付ける前に行います。

お部屋の家具の色に合わせると統一感が出るのでおすすめです。

すのこをカットせずにそのまま使いたい場合は、すのこにワイヤーバスケットなどの小物入れを固定してから壁に取り付けるという方法もあります。

これは、すのこを後で紹介する有孔ボードのように使用する方法です。

ワイヤーバスケットなどをそのまま壁に取り付けるよりもおしゃれに見えますし、収納スペースも増えます。

壁への取り付けには粘着フックを使います。

粘着フックは剥がせるタイプのものを選ぶことが重要です。

ウォールラックに置くものは、粘着フックの耐荷重を超えないように注意しましょう。

1-3. 有孔ボードを壁に取り付ける

有孔ボードとは規則的に穴があいている板で、穴に金具を入れて小物を飾ることができるもので、100円ショップでもいろいろな大きさのものが売られています。

有孔ボードの穴を利用すればフックを固定したウォールラックを取り付けることができます。

また、ウォールラックを取り付ける以外にも、穴にフックをはめて小物を掛けるなどの使い方も可能です。

キッチンの壁に有孔ボードを張るのもおすすめです。

ウォールラックを取り付けて調味料入れとして使い、フックをはめて計量スプーンや泡だて器を吊るすと、料理するときにいちいち引出しを開ける必要がなくなるので、時間の節約にもなります。

有孔ボードは壁に穴をあけずに壁面収納ができるものですが、有孔ボードを張るときに壁に穴をあけてしまっては意味がありません。

そこで、ディアウォールを使います。

2×4材の両端にディアウォール(天井と床側を固定するアイテム)を取り付けて柱を立てることができます。

天井側に取り付けるディアウォールに入っているばねの力で天井と床を突っ張るので、しっかりした柱になります。

有孔ボードを張るためには、ディアウォールを2セット用意して2本の柱を立てます。

この柱に穴をあけるのは自由なので、穴をあけて有孔ボードを張ります。

このようにすることで、壁を傷つけずに有孔ボードを張ることができます。

あとは、有孔ボードの穴を利用してお好みのウォールラックを取り付ければ完成です。

有孔ボードとディアウォールの組み合わせは、賃貸マンションでのDIYにとても役立ちます。

2. 賃貸でウォールラックをDIYする便利グッズ

剥がせる粘着フックは、壁にウォールラックを取り付けるために使えますが、耐荷重があまり大きくありません。

また、ものによっては剥がした後に壁にベタベタが残ってしまうこともあります。

壁にホッチキスを使って取り付けることで、フックのように使える壁美人というアイテムがあります。

壁美人は耐荷重が大きく、外した後に残るのはホッチキスの針の大きさの穴だけです。

賃貸マンションの壁にホッチキスを使って穴をあけるのは抵抗があるかもしれませんが、一般的には壁にホッチキスの穴があいていても退去時に修復費用を請求されることはありません。

心配な場合は、大家さんに確認してみましょう。

壁美人を使えるのは、石膏ボードでできている壁にかぎられるという点に注意が必要です。

石膏ボードであるかどうかわからなくても、簡単に確認することができます。

壁にホッチキスの針を刺してみて、刺されば石膏ボードだといえます。

壁美人を使用する場合は、ウォールラックを取り付ける前に壁に接触する部分に受け金具を固定する必要があります。

それを壁美人のフック部分にひっかけるだけで、ウォールラックを取り付けることができます。

3. 賃貸でウォールラックをDIYする場合の注意点

剥がせる両面テープや粘着フックは、剥がせるとはいえ長期間貼ったままにしておくと剥がれにくくなります。

剥がすときは壁紙を一緒に剥がしてしまわないように慎重に行いましょう。

100円ショップで売っている小さなワイヤーバスケットは耐荷重も小さいものが多いため、あまり重いものを乗せないように気を付けましょう。

有孔ボードの穴の大きさはものによって異なり、フックの大きさによっては穴に入らないことがあります。

フックを購入したのに使えなかったということがないように、あらかじめ有孔ボードの穴の大きさを確認しておきましょう。

4. まとめ

お部屋の収納スペースが足りない、殺風景なお部屋をおしゃれにしたい、そういった悩みは壁面収納をすることで解決できます。

ウォールラックを取り付けることで収納スペースが増え、置く場所がなかったものを収納できるようになるのでお部屋が広くなります。

このように、ウォールラックはお部屋のスペースを占領することなく収納スペースを増やすことができるという魅力的なものです。

ここで紹介した方法を参考に、ウォールラックを取り付けて壁を有効活用してみてください。