賃貸物件の内見ってどうする? 当日確認するポイントとは?

アパートやマンションなどの賃貸物件を選ぶ場合、物件を実際に見に行きますよね。

この建物内部を見てみることを「内見」(内部見学の略)と言いますが、内見は、思った以上に時間がかかる場合があります。

そこで、ここでは、効率よく内見をするためにも、内見のポイントを紹介したいと思います。

 

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1. 内見に行くまでに確認しておくこと

1-1.物件までの行き方

まず、物件の所在地まで行く方法を確認する必要があります。

物件の所在地の確認法には、2通りの方法があります。

不動産店舗から仲介業者さんの自動車などを利用してアクセスする方法と、物件の最寄り駅まで電車を利用するなどして自分で直接アクセスする方法です。

おすすめなのはやはり、最寄り駅などから直接アクセスする方法です。

実際に歩くと、駅からお部屋まで歩くときのシミュレーションにもなりますし、部屋だけでなく周りの雰囲気もつかむことができます。

ですので、たとえ行き道は仲介業者さんの自動車だったとしても、帰り道は駅まで歩くのがオススメです。

実際に暮らすときには、お部屋の雰囲気だけではなく周辺の環境もチェックしておくことが大切です。

そのために、時間に余裕を見ておくとよいでしょう。

1-2.当日の流れ

次に、内見当日の流れをご紹介します。

まず、予約をしていた不動産会社へ行きます。

このとき時間帯は、できれば平日の午前中が良いでしょう。

混み合うことの少ない時間帯であるため、ゆっくり部屋を見て回れる可能性が高いです。

また、午前中であれば、部屋の日当たり具合をチェックできるのもポイントです。

不動産会社を訪れてから部屋を見終わるまで、1物件1時間ほどかかります。

個人差や地域差はありますが、不動産会社で部屋を探すのに30分から1時間ほどかかり、物件を見て回るのに1~2時間かかると思っていただければ大丈夫です。

さらに周辺の環境などもチェックしていると、なかなか終わらないこともあるかもしれません。

そのため、なるべく余裕を持って、不動産会社が開店してすぐ行くことをおすすめします。

内見が終わったあとは、不動産会社のアンケートに答えます。

氏名や現住所から、転居先などの記入を行います。

希望条件などのヒアリングもここで行われるため、しっかり答えておきましょう。

そのため不動産会社に行く前に、「希望の家賃はどのぐらいか?」「設備の条件はあるか?」など、具体的に考えておくのがスマートです。

条件を詳しく伝えたら、担当者がそれに合った条件の部屋を紹介してくれるはずです。

紹介された部屋を見比べて、「これだ!」と思う部屋をしっかり見極めましょう。

もしも同じような条件の部屋がいくつかあり、優劣をつけにくい場合は、周辺の環境などで絞るのもアリです。

自分にピッタリな部屋を探してもらうためにも、自分の希望は細かく伝えておく必要があります。

その後、物件が決まったら、詳細情報をしっかり確認しておきましょう。

たとえば、初期費用や保証人についてなど、契約関係のことはしっかり確認しておかなくては、のちのち大きなトラブルにつながりかねません。

気になった物件をいくつか絞ったら、次は内見に行きます。

まずは担当者が物件まで案内してくれるので、行き道でそれぞれの物件のおすすめポイントを聞いておくと良いですね。

のちのち、物件を絞りやすくなります。

なかにはネットでは調べ尽くせない情報もあるため、担当者に直接確認できます。

また物件によっては、長く歩く場合もあるかもしれません。

当日は歩きやすい靴で臨むとよいですね。

また、物件までは車で移動することも多いです。

「実際にここに住んだらどうなるのか」と仮定し、周辺環境などもよく観察しておく必要があります。

近くにお店はあるか、スーパーやコンビニなどのチェックもしておくとなお良いです。

1-3.当日の持ち物

また、内見当日には必要な持ち物がいくつかあります。

しっかり確認して、忘れないようにしましょう。

・スマートフォン

内見のときは、部屋の撮影をしておくことをおすすめします。

またスマホでメモもとれるのでよいですね。

「メモは手書き派」という方は、筆記用具とメモ帳を持っていくのがオススメです。

・身分証明書

内見のあと、申し込みをする場合に必ず必要になります。

免許証や保険証など、なにか身分を証明できるものを持っておきましょう。

・印鑑

こちらも申し込みをする場合に必要になります。基本は認め印で大丈夫です。

・収入証明書のコピー

内見後、申込みをする場合に必要になります。これは、後日の対応でも可能です。

そのほか部屋をよく見て回るのに、メジャーや方位磁針、カメラなどもあると良いですね。

また、これは不動産会社の人が用意してくれるかもしれませんが、部屋に入る際にスリッパがあると良いでしょう。

また、暗い時間帯に部屋を内見する場合は、ライトもあると部屋の中がよく確認できるでしょう。

2.内見当日に確認すべきチェックポイント【室内】

内見する際には、いくつかのポイントに絞って、部屋の中をよく見ておく必要があります。

住んだあとにいろんな問題が起こると、のちのちトラブルにつながってしまうため、内見の時点で見極めておきましょう。

・内装に傷や汚れがないか

前の住民が、内装に傷をつけている場合があります。

壁、床、天井などに汚れがある場合はとくに要チェックです。

写真をとっておきよく確認しておきましょう。

問題があった場合には、入居前に直してもらうことができます。

・部屋に傾きがないか

あまりありませんが、床が傾いていないかも確認しておく必要があります。

確認方法としては、ビー玉などを床に置き、転がらないかどうか調べてみましょう。

・日当たりは良好か

部屋の日当たりは重要です。

リビングはもちろんのこと、すべての部屋の日当たりが良いかどうかもみておく必要があります。

周辺に高い建物がある場合は光が遮られてしまいます。

・部屋から異臭はしないか

まれに部屋から変なニオイがする場合があります。

前の住民のたばこのニオイや、下水のニオイの可能性があります。

また、部屋の外から変なニオイがする場合もあります。

この場合、洗濯物にニオイがついてしまうおそれもあるので、要注意となります。

・壁は厚いのか

快適に過ごすために、壁の厚さは大切です。

隣の人の声が聞こえてきたり、上の階の人の物音がうるさかったりすると、どうしても気になってしまいますよね。

内見に言ったときは、実際に隣から声が聞こえてくるのかどうか確かめる必要があります。

平日の昼間は住民がでかけている場合も多いため、夕方に行ってみるのもおすすめです。

また地域によっては、子どもの騒ぐ声が聞こえてくる場合もあります。

どうしても気になる人は、事前に不動産会社に確認しておくとわかることもあるかもしれません。

逆に、自分の家族に子どもがいるので、周囲の住民に配慮して、厚い壁のほうがいいというパターンもあります。

周りの住民との余計なトラブルは極力避けたいですよね。

自分の立てる足音が気になるという場合は、1階を選ぶというのもアリです。

・耐震強度はしっかりしているか

これは「新耐震基準」に合わせて建物が作られているかどうかを確認する必要があります。

ちなみに、1981年以降に建てられた建物はすべてこの基準を満たしています。

3.内見当日に確認すべきチェックポイント【物件周り】

・共用部分はきれいに保たれているか?

エレベーターやゴミ捨て場など、共用部分がきれいかどうかは住民のモラルが出てくるところです。

このあたりも、快適に過ごせるかどうかに大きく関わってくる部分なので、気をつけておく必要があります。

4. 内見当日に確認すべきチェックポイント【周辺の環境】

周辺環境については、便利であるかどうかと、安全に住めるかどうかが大切になります。

たとえば周りのお店をチェックしてみましょう。

コンビニやドラックストア、スーパーなどが周辺にあると便利ですね。

また最寄り駅から家までの距離なども確認しておきましょう。

5.まとめ

以上が効率的でスムーズな内見のポイントでした。

まとめると以下のようになります。

・物件までの移動は、周辺の環境を知ることができる徒歩がオススメ

・時間帯は、混雑の少ない平日の午前中が狙い目

・持ち物は、スマートフォン(筆記用具)、身分証明書(免許証、保険証など)、印鑑、収入証明書のコピーがあると便利

・内装に傷や汚れがないか、日当たりは良好か、壁は厚いかなどを確認しよう

・エレベーターやゴミ捨て場など共用部分もチェックしよう

・コンビニ、スーパーなどが周辺にあるかもポイント

さまざまな点をまとめましたが、参考になりましたでしょうか。

実際に物件を見てみると、インターネットだけではわからない細かい情報を知ることができます。

なるべく効率よく、良い物件が探せると良いですね。