駐車場代が無料のマンションーそのメリットとデメリットとは?

ガソリン代、高速料金、修理費用、自動車税・・・自動車を持つと様々な費用が発生しますよね。

なかでも駐車場代は、都心部の高いところでは5万円以上かかることもありますから、もし「駐車場代無料」という物件を見つけたら多くの方はちょっと気になってしまうのではないでしょうか。

でも、実は“駐車場代無料”の物件には注意すべきポイントもあります。

そこで、この記事では、駐車場代無料のマンションのメリットとデメリットをわかりやすく解説!

賃貸マンションの「駐車場無料」物件だけでなく、分譲マンションについても説明します。

知らずに契約すると大きな損につながることもあるので、しっかりチェックしてくださいね。

1. 駐車場代が無料の物件はあるの?

駐車場代が無料の賃貸マンションはあります。

貸主の好意で無料の場合もありますし、ほかにも何らかの理由があって無料と掲載されている場合もあります。

ただ、都心部では駐車場代無料の物件はそれほど多いわけではありません。

東京の賃貸物件で調べてみると、ちらほらと見つかる程度。

たとえば、物件数の多い新宿区で絞ってみると、数十件といったところ。多いとは言えない数字ですよね。

だからこそ、マンションで駐車場が無料と聞いたら「うらやましい!」と思う方も多いはず。

2. マンション駐車場代無料のメリットとデメリット

では、本当にうらやましいと手放しで受け入れてよいのか、メリットとあわせてデメリットも見ていきましょう。

2-1. メリット

まずはどのような利点があるのかメリットからみてみましょう。

駐車場が無料の場合のメリットとしては以下が考えられます。

  • 駐車場代がかからない
  • 年間の維持費が安く済む

2-2. デメリット

気になるデメリットはこちらです。

  1. 駐車場代が家賃に含まれていることもある
  2. 物件や立地に問題のある物件をお得に見せている場合がある

デメリットは回避できないものではありませんし、人によっては特にデメリットとはならない場合もあるので、上記の二つのメリットについて、以下で少し詳しく解説してみましょう。

(参考:ヒトグラ 賃貸物件の駐車場無料のデメリットとは?月極駐車場とどっちがおトク?)

デメリット① 家賃に駐車場代が含まれている場合

 まずはデメリット①です。

駐車場無料の物件のなかには、じつは“家賃に駐車場代が含まれている”ケースがあるんです。

この場合には、駐車場代が必要ない=車を手放した場合でも駐車場代を払っているのと同じことになります。

当然、家賃ベースで更新料が発生するので、更新料も支払っていることになります。

そうすると、じつはそれほどお得でない可能性があるんです。

こういったケースを見抜くには周辺の同じような条件の物件の家賃相場を確認するのがオススメです。

見比べてみて、周辺相場と大差なければ駐車場代は含まれていない賃料だ、と判断できるはずです。

デメリット② 物件や立地に問題のある物件をお得に見せている場合がある

 次にデメリット②です。

駐車場無料のなかには、“問題のある物件に付加価値をつけて魅力的に見せている”ケースがあるんですね。 

この場合は間取り図や周辺環境をチェックすることで、大まかにチェックすることができます。

できれば現地を確認するときに、昼と夜の両方で確認するということもおすすめです。

周辺環境と部屋の細部をしっかり確認し、相場とかけ離れて安いということがあれば事故物件情報なども参照してみるのも良いです。

見ておくべきポイントをいくつか紹介します。

  • 部屋・建物が古すぎる
  • 壁や天井が薄く騒音がすごい・隙間風が入る
  • 隣や近い部屋に変わった住人がいる
  • いわゆる事故物件である
  • 水回りの設備が古い
  • 治安の悪いエリアでセキュリティが整っていない

ほかにも、駐車場代無料という言葉に踊らされずに、しっかりと自分にとって本当に有益な物件かを判断することが大切です。

3. 分譲マンションで駐車場無料の場合

次に分譲マンションの駐車場無料について確認しましょう。

分譲マンションの駐車場には、二つのタイプがあります。

この二つのタイプについて、しっかり理解できていないと、以下のような疑問や不満を抱えてしまうことにつながりかねません。

「どうして分譲マンションを購入したのに駐車場代を払う必要があるのか」

「駐車場代無料とはあるけど、近所の同じ間取りの物件より高いような

そうならないために、2つの駐車場運営方式について理解しておきましょう。

(参考:アルファジャーナル 賃貸とは違う?分譲マンションの駐車場の仕組み

3-1. 賃貸方式

駐車場が住民全員の共用部分として運営されている物件の場合、「賃貸方式」で駐車場が運営されています。 

運営するのはマンションの管理組合となるので、駐車場代は管理組合に支払います。

その分管理組合が潤うので物件によっては「一戸当たりの管理費が安くなっている」物件もあるのです。

車庫証明が必要な場合には、管理組合の理事長もしくは管理会社に証明印を押してもらうことになるので管理組合に確認しましょう。

時間がかかる場合もありますから、車を購入する際には余裕をもって行動しておくのがおすすめです。

賃貸方式のメリット・デメリットをまとめておきます。

3-1-1. 賃貸方式のメリット

 賃貸方式の利点としては、以下が挙げられます。

  • 1戸あたりの管理費が安くなることがある
  • 使用中の駐車場区画が有事の場合メンテナンス費用は修繕費負担ですむ
  • 固定資産税や購入時の資金はかからない

3-1-2. 賃貸方式のデメリット

  賃貸方式の欠点としては、以下が挙げられます。

  • 毎月管理費や修繕費とは別に駐車場代を支払う必要がある
  • 車庫証明取得時、管理組合や管理会社に連絡を取る必要がある

3-2. 分譲方式

賃貸方式では駐車場代を管理組合に支払う、とお話しました。

ですが「どうしてマンションを購入したのに駐車場代がかかるのか」と疑問や不満に感じる方もいらっしゃいます。

そんな方にうれしいのが分譲方式です。

この方式は、駐車場も部屋と同じく権利者の専用部分とみなし、権利者の所有物となる契約方式です。

分譲方式の場合は、駐車場は自分のものですから、当然駐車場代がかかることはありません。 

うれしい“駐車場無料”を実現できるのがこの分譲方式なんですね。

ただし、分譲方式の場合、購入時の登記費用や購入代金、メンテナンス費用はもちろん、毎年の固定資産税もかかるようになります。

マンション管理組合に支払う管理費や修繕積立金の負担が増えてしまうケースもあるので、一概にお得とは言えないのです。

当然ですが所有物なので車庫証明も自分で記載することができます。

分譲方式におけるメリット・デメリットについてもまとめましたので目を通してみてください。

3-2-1. 分譲方式のメリット

 分譲方式の利点としては、以下が挙げられます。 

  • 毎月駐車場代を支払う必要がない
  • ルーフを付けたりすることもできる(マンションの規約にもよる)
  • 車庫証明を発行する手順が楽になる

3-2-2. 分譲方式のデメリット

  賃貸方式の欠点としては、以下が挙げられます。

  • 災害などでも保険次第で実費修繕となる
  • 購入時の諸費用・固定資産税が必要になる
  • 物件によっては管理費・修繕積立金負担が増加する

4. まとめ

マンションの駐車場代について、詳しく解説してきました。

最後にまとめとしてポイントを振り返ってみましょう。

  • 駐車場代無料の賃貸物件は駐車場代も含まれた賃料か確認要
  • 駐車場代無料の賃貸物件はしっかりと環境・物件の確認要
  • 賃貸方式の駐車場の場合、管理費などが安く済む場合もある
  • 分譲方式の駐車場の場合、駐車場無料となるものの、メンテナンス費用なども自己負担

上記のポイントを踏まえたうえで、駐車場代無料の物件、という条件で物件探しをするかどうか検討してみてくださいね。

駐車場代無料、という物件を見つけたらご自身にとって本当にお得な物件となるか慎重に判断することも忘れないでください。

分譲マンション購入時には、「先に利用区画が割り振られたから」などの理由で「駐車場も購入した」と勘違いされるケースもあります。

物件情報をしっかりと確認したうえで、賃貸方式なのか分譲方式なのか見分けましょう。

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