役所手続き

春になったら学生の新生活がはじまり、初めて親もとを離れて上京、一人暮らしをする人が多いです。

新生活を始めるにあたり期待や不安、初めてのことばかりで勝手がわからないことばかり、実家に住んでいる時は親が役所への申請はやってくれたけど、初めての一人暮らしは自分でやらなければと思い始めます。

初めてのことで不安が沢山あり、荷造りもしなきゃいけないのに、役所の手続きまであると軽いパニック状態になってどこから手を付けていけばいいのかわからなくなってきます。

学生の引越しも住所変更が必要なのでしょうか?そもそも引越すエリアが実家からあまり離れていない場合は、「手続きが面倒だし、何かあったらすぐに実家に帰れるから書類申請しなくてもいいのでは…。」と思ってしまいます。

しかし住所の移動がある時点で役所に提出する書類が法律上は必要です。

同一市町村でない場所に引越す場合は「転出届」と「転入届」。同一市内で引越しをする場合は「転居届」を提出します。

この手続きは引っ越しをしてから14日以内に申請が必要です。

親もとを離れるという決断をしたうえで引越しを決めて行くことで自分自身に実家を離れるんだという気持ちの面でも強くなり、さらにやらなければという思いが出てくることでしょう。

 

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1. 【学生の引越し手続き】学生も住民票を移すの?

親もとを離れて一人暮らしをするときには、住民票を移す必要があります。

本来であれば引越しをした際、14日以内に「転居届」「転入届」の提出することを義務化されています。

期限を過ぎてしまうと過料を支払わなければなりません。

しかしながら、学生の期間を一時的なものとして、生活の拠点は実家であることとして一時的に学校の近くに住むということで、住民票を移動しないという選択もできます。

実質これにより罰則があるということではありません。

夏休みや年末年始には実家に帰郷し、授業があるときだけアパートなどに下宿するイメージです。

2.  【学生の引越し手続き】住民票が実家のままだと不都合がある?

住民票を移動しない(書類申請をしない)ことでの都合の悪い点があります。

住民票を移動していないので、現住所に指定している郵便物は実家に届きます。

健康保険・国民年金

国民健康保険や国民年金など公的な書類は住民票の登録してある場所に届きます。

保険証の切り替え時期には実家に届くので、新しい物を送ってもらうか取りに行く必要があります。

運転免許証

運転免許証を取得するときに住民票のある地域の試験センターにて試験を受けます。

また更新の会場も同様に住民票がある地域での試験になります。

その時には帰郷する必要があります。

成人式の案内

住民票を移すと、引越しした地域で成人式を行うようになります。

自分の地元で成人式を行い久しぶりに友人に会いたい場合は住民票を移さない方が得策かもしれないですね。

選挙の投票

選挙の投票権は住民票がある地域になります。

18歳以上になると選挙権がもらえます。

選挙権は自分の住んでいる場所、住民票がある地域のみです。

投票期間に戻ることが出来ないということであれば不在者投票も行えますが、一定期間の間に選挙管理委員会の指定する場所に投票しに行く必要があります。

選挙の投票権が実家に来た時点で連絡してもらい、不在者投票の期間や提出場所について確認する必要があります。

地域の公共施設

住んでいる地域での図書館の利用や施設利用、スポーツ施設など、自治体で運営している施設を借りる場合にビジター利用、もしくは借りることができない可能性があります。

その地域住民のための施設なので、優遇されない状態で利用することになります。

郵便物の行方不明

一人暮らしをしていると郵便ポストを定期的に見なくなり、不要なチラシが沢山詰まった状態で必要な郵便に気が付かないこともあります。

自分の手元に直接来て欲しいものが登録していた時の住所で実家に行ってしまう可能性もあります。

どっちに登録していたかを良く確認しましょう。

3. 【学生の引越し手続き】確認しよう! 手続きの流れ

引越しの時に必要な手続きが必要な書類は、「転居届」「転入届」「転出届」のいづれかです。

今住んでいる区や市以外に引越しする場合は、「転出届」を役所へ提出し、書類を交付してもらいます。

次に、引越しをした地域の役所にて交付された転出届と「転入届」を提出します。

これで住民票の移動が完了します。

この際、引越した先の地域情報誌やゴミの出し方などしっかりした案内冊子などをもらえます。

さらに健康保険の住所変更とマイナンバーカードの住所変更も同時に行うとスムーズに登録ができます。

別の窓口になるので、案内係の方か、転入届を提出した方に窓口を案内してもらいましょう。

同一市区内での引越しは「転居届」を提出するだけで住所変更が終わります。

4. 【学生の引越し手続き】やってみよう! 転出届と転入届

実際に住所変更をする時に必要なものは、必ず確認してから役所へと向かいましょう。

窓口で「・・・免許証どこ?」など、2度も役所に行くことにならないように、持ち物は以下を参照ください。

転出届の届けを出す場所と持ち物

転出届を提出する場所は、役所の本庁もしくは特別出張所になります。

提出するときに必要なものは本人確認できるものと印鑑です。

提出する書類は役所にあるので、その場で記入します。

転出届は転居の14日前から提出することが出来ます。

どうしても窓口が空いている時に行けない忙しい人用に郵送で提出、書類を返送してもらうことも可能です。

転入届の届けを出す場所と持ち物

引越しをした先で提出する書類が転入届です。

転入届の提出場所は引っ越しをした先の役所もしくは特別出張所です。

この書類は郵送で提出することが出来ません。

自分で役所へ行って書類提出を行います。

持参する書類は、本人確認ができる書類、印鑑、転出届の時に受け取った転出証明書です。

転居したから14日以内に届け出を提出する必要があり、その期日を超えると過料が掛かる場合があります。

5. 【学生の引越し手続き】電気・ガス・水道の手続きも確認!

学生の引越しで注意するポイントは、生活にかかるライフラインの手続きを最優先にするべきことです。

電気、ガス、水道の3つは必ず必要で、仮に自炊をしないからガスは必要ないと思っていても、お風呂に入る時にガスでお湯を使うので必ず契約します。

入居してすぐに使えるように新居の鍵をもらえる日、自分の都合の良い日にガスの開栓立会ができるようにしましょう。

電気と水道は基本的に連絡すれば良いだけで済みますが、ガスだけは室内立ち入りがあります。

あらかじめ予約して来てもらう時間を確定させてくださいね。

今日今から!では残念ながら来てくれません。

その他の手続きとして

・インターネット回線を必要な場合は、開通工事に1~2か月期間がかかる場合があるので、かなり事前に予約をしておきましょう。

・最近は携帯電話のみの契約で固定電話をひくことが少ないと思いますが、もし固定電話を使う場合にすぐ使いたい場合も事前申し込みをする必要があります。

6. まとめ

学生の一人暮らしのための手続きのポイント。

住民票を移すかどうか、実際は住民票を移動させなくても、学生の時期だけ一時的に住まいとして使っているという理由で、必ずしも住民票を移さなくても良いようです。

住所が実家の時のメリットとデメリットの両方があるので、不便を感じることが多くなった時や、今後一人で独立する時に改めて住所変更を行うという方法もあります。

まず、引っ越しをしたら荷ほどき、片付け、ごみ捨て、住むエリアのスーパーの場所把握や、学校までの最短ルート探しなど沢山やることがあります。

カーテンやお風呂のフタを買い忘れたというのはよくありますね。

事前に準備をしていても忘れることが多いのが日用品などです。

買い物チェックは忘れずにしましょう。