賃貸マンションでガスファンヒーターを使用する方法と3つの注意点

賃貸マンションで使用する暖房器具といったら、エアコンを思い浮かべる方がほとんどだと思います。

しかし、ガスファンヒーターを使うのもひとつの方法です。

今回は、ガスファンヒーターを使用する際の注意点やガスファンヒーターのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

 

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1. 賃貸マンションでガスファンヒーターを使用する方法

賃貸マンションにはエアコンがついているのが一般的であるため、暖房器具として他のものを使うことを検討することなくエアコンを使う方が多いでしょう。

エアコンは、リモコンひとつで温度調整や風向き変更、風量調整、タイマー設定などができるため、日常使用していて不便だと感じることは少ないはずです。

しかし、お仕事から帰ってきたばかりのときはお部屋の中が冷え切っていて、すぐにエアコンをつけても暖かくなるまでには結構な時間がかかりますよね。

また、エアコンは石油ストーブとは違って熱風が出るわけではないので、冷え切った身体を一瞬で温めてくれるようなパワーもありません。

そこで、おすすめなのがガスファンヒーターです。

ファンによって温風を送り出す暖房器具であるファンヒーターのうち、燃料としてガスを使うものをガスファンヒーターといいます。

ガスを燃やして空気を直接暖めるしくみになっているため、お部屋の中が一瞬で暖まります。

2. 賃貸マンションでガスファンヒーターを使用する場合の3つの注意点

2-1. ガスファンヒーターの使用が禁止されている物件もある

石油ストーブや石油ファンヒーターを使用することが禁止されている物件は多いですが、ガスファンヒーターを使用することが禁止されている物件もあります。不完全燃焼による一酸化炭素中毒が発生するおそれがあるからです。

ガスファンヒーターはガスの他に酸素も使用するので、長時間使用するとお部屋の中の酸素が少なくなり、不完全燃焼になります。

不完全燃焼になると、一酸化炭素という有害なガスが発生します。

一酸化炭素を少量でも吸い込むと一酸化炭素中毒になり、死に至る可能性もあります。

このように、ガスファンヒーターを長時間使用することはとても危険なので、ガスファンヒーターの使用自体が禁止されている賃貸マンションもあるのです。

どんな暖房器具の使用が禁止されているかについては、賃貸契約書に必ず記載されています。

また、不動産会社に事前に聞くこともできるので、ガスファンヒーターを使用したい方はあらかじめ確認しておきましょう。

2-2. ガスコンセントの設置工事が必要

ガスファンヒーターを使用できる賃貸マンションであっても、使用する前にやっておかなければならないことがあります。

それは、ガスコンセントを設置することです。

ガスファンヒーターは、燃料であるガスの供給を受けるためのガスコンセントがないと使用することができません。

賃貸マンションにはガスコンセントが設置されていないことが通常なので、ガスコンセントの設置工事を東京ガスなどに依頼することになります。

工事の費用は1~2万円程度です。

この工事をすることが認められない物件もありますので、賃貸契約前に確認しておきましょう。

2-3. ガスの種類を間違えないようにする

ガスコンセントの設置工事が終わったら、ガスファンヒーターを買いに行くと思いますが、その際にも注意すべきことがあります。

それは、賃貸マンションで使うガスの種類を確認することです。

燃料として使うガスの種類に応じて、都市ガス用のものとプロパンガス用のものがあります。

都市ガス用のものにプロパンガスを燃料として使ったり、反対にプロパンガス用のものに都市ガスを燃料として使ったりすると、事故が発生するおそれがあります。

そのため、賃貸マンションで使うガスは都市ガスなのかプロパンガスなのかを確認してから、ガスの種類に合ったガスファンヒーターを買いに行くようにしましょう。

3. ガスファンヒーターのメリット・デメリット

3-1. メリット

・短時間で暖まる

上でも説明しましたが、ガスファンヒーターを使用するとエアコンとは比べものにならないほどお部屋の中が短時間で暖まります。

暖かい空気は、下から上に上昇していきます。

エアコンは壁の上のほうに設置されているので、暖かい空気が下に行き渡らず、上のほうに溜まってしまいます。

エアコンを使用していても、足元が全然暖まらないと感じるのはこのためです。

それに対して、ガスファンヒーターは床に設置するので、暖かい空気が下から上まで行き渡り、効率よくお部屋全体が暖まります。

エアコンの場合、とても寒い日はすぐには暖かい風が出てきません。

エアコンのスイッチを入れると、ベランダの室外機についた霜を取るための霜取り運転が始まり、それが終わって初めて暖かい風が出てくるからです。

このように、寒い日ほど暖まるのに時間がかかることはエアコンの大きなデメリットです。

ガスファンヒーターなら外の気温の影響を受けることがないので、どんなに寒い日でもすぐに暖まります。

・空気が乾燥しない

エアコンを使用すると空気がとても乾燥するので、加湿器が欠かせませんよね。

ガスファンヒーターなら、加湿器を置く必要はありません。

ガスの燃焼により化学変化が起こって熱と同時に水蒸気が出るので、空気が乾燥しないからです。

加湿器の場合は、お部屋全体を適切な湿度に保つことは難しいのが通常です。

ガスファンヒーターを使用すると、暖かい空気と水蒸気が行き渡るため、お部屋全体を適切な湿度に保つことができます。

空気が乾燥しないということは、肌が乾燥しないことはもちろん、風邪やインフルエンザの予防にもつながります。

・燃料補給をする必要がない

石油ストーブや石油ファンヒーターは石油を燃料として使うので、石油が足りなくなったら補給する必要があり、手間がかかります。

経験がある方ならおわかりだと思いますが、せっかく時間をかけて暖まったお部屋から出て、石油を補給しに行くのは非常に面倒ですよね。

ガスファンヒーターなら、燃料であるガスはガスコンセントから出てくるので、燃料が足りなくなることはありません。

3-2. デメリット

・エアコンに比べてコストがかかる

ガスファンヒーターは、お部屋の広さに応じてサイズが選べるようになっています。

東京ガス用を前提に考えると、20号・35号・50号の3つのサイズがあります。

木造7畳・コンクリート9畳までの場合は20号、木造11畳・コンクリート15畳までの場合は35号、木造15畳・コンクリート21畳までの場合は50号が適切なサイズです。

サイズによってガス代が異なります。

1時間あたりのガス代を比較すると、20号は約10~15円、35号は約15~20円、50号は約20~25円かかります。

思ったより高いという印象を受けるのではないでしょうか。

また、プロパンガス用のほうが都市ガス用よりも約1.5倍コストがかかると言われています。

どちらにしても、ガスファンヒーターを使う場合はエアコンを使う場合よりもコストが高くなるということは覚悟しておく必要があります。

ガスファンヒーターを使いたいけど、コストを抑えたいという方は、エアコンとの併用がおすすめです。

ガスファンヒーターでお部屋が暖まったらエアコンに切り替える方法です。

お部屋全体が暖まった後はエアコンに切り替えても暖かさは持続するので、コストを抑えながら暖かさを保つことができます。

・こまめな換気が必要

上でも説明したように、ガスファンヒーターを長時間使用すると不完全燃焼になり、一酸化炭素中毒が発生するおそれがあります。

不完全燃焼は酸素が足りなくなることによって起こるので、酸素が足りない状態をつくらないことで防ぐことができます。

酸素が足りない状態をつくらない方法は、こまめに換気することです。

具体的には、1時間に1、2回程度窓を開けるなどして換気することが推奨されています。

そんなに換気をしていては、せっかく暖まったお部屋がまた寒くなってしまいますよね。

換気扇を24時間回し続けることではいけないのでしょうか。

最近では、「24時間換気」が条件となっている賃貸マンションが増えています。

これは、新築のマンションなどで起こる頭痛やめまいなどの症状(シックハウス症候群)を予防するためです。

換気扇を24時間回し続けても、ガスファンヒーターによる一酸化中毒の予防ができるほどの効果はないため、やはり窓を開けて換気することが必要です。

不安な方は、不完全燃焼を防止するための機能がついたものを選ぶとよいでしょう。

4. まとめ

賃貸マンションでガスファンヒーターを使用するには、まず、その物件で使用が禁止されていないかどうか確認します。

使用できることがわかったら、ガスコンセントの設置工事をすることが認められるかを確認します。

認められる場合は、ガスの種類に合ったガスファンヒーターを購入します。

その際、お部屋の広さに合ったサイズのものを選ぶようにしましょう。

ガスファンヒーターは短時間で暖まり、加湿器や燃料補給が不要というメリットがある一方、コストが高く、こまめな換気が必要というデメリットもあります。

メリットとデメリットの両方を把握したうえで、あなたにとってガスファンヒーターを使用することが適切かどうか、じっくり検討してみてください。