都内の1DKマンション・アパートの家賃相場はいくら?

1DKのマンション・アパートを都内で探す時、どうしても気になるのが家賃ですよね?

「憧れの東京で一人暮らしをしたい!」と思っても、1DKの間取りとなれば、それなりに家賃も高くなります。

でも都内の物件であっても、家賃が安いエリアや駅を狙えば、思っているよりも手ごろな値段で1DKを見つけることもできます。

そこで今回は都内1DKで家賃が安いエリアや駅をランキング形式で紹介します。

1. 1DKの家賃相場【都内編】

1-1. 1DKの間取りで最も家賃相場が高い地区はどこ?

都内で最も家賃相場が高いのは、港区になります。

平均相場と比べても、約4万円も高い18.4万円が平均家賃相場になります。

1-2. 都内で1DKの平均家賃とは?

東京23区内で1DKの平均家賃は、13.2万円です。

港区・千代田区・中央区は23区内でも家賃の平均相場が高いのですが、荒川区・板橋区・足立区・葛飾区・江戸川区だと8~9万円台まで下がります。

2. 都内で家賃相場が安い場所・地域ランキング

【マンション】第5位【板橋区】7.5万円

板橋区は、手ごろな家賃で1LDKが見つかりやすいエリアです。

都心へのアクセスにも便利なうえに、昔ながらの商店街が多く残っているため、物価も安く暮らしやすい街です。

ただ手頃な値段の物件が多いこともあって、ここ数年外国人の居住者も増えています。

治安の良さは平均的ですが、その情報も地域によっても変わってきます。

板橋区内で家賃が安い物件が多いのは、「下赤塚駅」「ときわ台駅」「成増駅」です。

下赤塚駅周辺は、一人暮らし用の物件が多いのが特徴です。

ここは激安スーパーなどがあるので、経済的にもかなりゆとりが出てきます。

ただし下赤塚駅は、板橋区内でも池袋・新宿方面に遠い位置にあります。

利便性を重視したい場合には、別のエリアをチェックしてみるのもおすすめです。

ときわ台駅周辺は、自炊が苦手な人や残業が多いサラリーマンなどにおすすめのエリアです。

深夜営業の飲食店やファーストフード店などが多いため、食事の面でストレスを感じることがあまりありません。

成増駅周辺は、東武東上線・有楽町線・副都心線の3路線が通っています。

しかも大型スーパーも多いため、経済的で利便性を重視したい人におすすめです。

ただし坂道が多いので、駅から離れた物件の場合は注意が必要です。

【マンション】第4位【練馬区】7.24万円

練馬区は、治安が良く住みやすいと人気のエリアです。

全体的に物価が安いので、経済的な負担もあまり気になりません。

練馬区の場合も、駅によって家賃相場が変わってきます。

治安が良く物価も安いエリアとしては、石神井公園と中村橋がおすすめです。

石神井公園駅周辺は、駅前に大型の商店街と石神井公園があります。

利便性もよく、西武池袋線のFライナー快速急行を利用すれば、池袋・新宿・渋谷のいずれも30分以内に移動可能です。

中村橋駅周辺は、落ち着いた雰囲気があるので、女性でも安心して一人暮らしができるエリアです。

駅には大型スーパーもあるので、毎日の買い物に困ることもありません。

西武池袋線を使えば池袋まで13分で移動できますし、池袋駅から埼京線・山手線を使えば新宿・渋谷にもアクセスできます。

【マンション】第3位【江戸川区】6.97万円

都内で家賃が安いエリアの代表といっても良いのが、江戸川区です。

路線も東西線・都営新宿線・中央総武線の3路線があるので、利便性としても申し分ない場所です。

江戸川区は、地域によっても特色が異なります。

女性の一人暮らしの場合は、治安のよい平井駅周辺がおすすめです。

ただし人気のエリアなので、江戸川区の平均相場よりもやや高めです。

その分安心して一人暮らしができるのが、平井駅周辺のおすすめポイントです。

「とにかく安い物件であればよい」というのであれば、小岩駅周辺がおすすめです。

すぐ隣は千葉県市川市になるのですが、住所としては東京都になりますし家賃も安いです。

ただし治安は決して良いとは言い切れないので、女性の一人暮らしや、初めての一人暮らしの方にはあまりおすすめできません。

【マンション】第2位【足立区】6.96万円

足立区も、家賃相場が安いことで有名なエリアです。

治安が悪いというイメージが強いですが、これも地域によって違いがあります。

ただし交通の便はあまりよくありません。

スクーターやバイクがあれば便利ですが、バスや電車での移動がメインだと不便さを感じます。

このような事情もあり、23区内ではあっても家賃の平均相場が安いのです。

治安が良く、家賃も物価も比較的安いのが、北千住駅周辺です。

「利便性に難あり」といわれる足立区ですが、北千住駅はターミナル駅となっているため、千代田線を使って西日暮里を経由すれば新宿・池袋も30分以内に移動ができます。

静かな環境で安い物件を探すのであれば、五反野駅周辺もおすすめです。

駅周辺にはスーパーがあるので、日用品の買い物には不自由しません。

ただおしゃれなお店などはないので、都内ではあるものの、ちょっと地味な印象の街です。

【マンション】第1位【葛飾区】6.63万円

荒川の近くにある葛飾区も、家賃が安いエリアとして有名です。

賃貸物件が多く家賃が都内の平均相場よりもかなり安いので、いろいろな物件の中から選ぶことができるのが魅力です。

全体的に物価も安いので、経済的な負担をできるだけ抑えたいという人におすすめです。

治安はあまり良いとは言えませんが、定期的に警察のパトロールが行われているので、人通りの多い地域の物件を選べば女性の一人暮らしでも大丈夫です。

【アパート】第5位【板橋区】6.38万円

築年数にこだわらずに安い物件を選びたいのであれば、板橋区は要チェックです。

下町の商店街がいまだに多く残っているため、物価も安いです。

【アパート】第4位【葛飾区】6.24万円

賃貸物件の多さでいえば、都内でも有数のエリアなので、家賃重視の物件探しにはうってつけのエリアです。

「築年数にこだわらず、駅から離れていても気にならない」というのであれば、平均相場よりも数万円安い物件も多いです。

ただし治安はあまりよくありません。

【アパート】第3位【練馬区】6.23万円

古いアパートが多い練馬区も、家賃重視の場合にはおすすめのエリアです。

築年数30年前後程度であれば、その他のエリアと大差ありませんが、築50年クラスになるとかなり安い物件が出てきます。

ただし格安物件の場合は、坂が多いエリアに集中します。

スクーターやバイクがメインであれば気になりませんが、電車や徒歩がメインの場合は要注意です。

【アパート】第2位【江戸川区】6.17万円

江戸川区は、子育て世代のための福祉が充実していることもあって、ファミリー世帯に人気があります。

ただ地域によっては、すぐ隣に千葉県船橋市があるため、家賃の平均相場としても安い穴場のエリアです。

利便性にそれほどこだわりがないのであれば、古いアパートでなくても手ごろな物件は見つかります。

利便性を重視したいのであれば、築年数にこだわらないことがポイントです。

【アパート】第1位【足立区】5.96万円

治安が悪いというイメージが強い足立区ですが、賃貸物件の数でいえば都内でもかなり多いです。

ただし交通の便があまり良くないので、移動手段は主にスクーターやバイクという人でなければ、なかなか納得できる物件には出会えません。

逆に交通手段にこだわりがないのであれば、穴場の物件に出会える確率もグッと上がります。

その上築年数にもこだわりがないのであれば、「東京都内で3万円台の1DK」も夢ではありません。

3. 都内で家賃相場が安い駅ランキング

第5位【北綾瀬駅】

足立区内にあっても比較的治安が良いといわれているのが、北綾瀬駅周辺の物件です。

買い物をするにしても大型スーパーがあるので、経済的にも安心です。

ただし北綾瀬駅の場合は、駅に近い方が治安は悪くなります。

住環境が良い物件を選ぶことが、安心して一人暮らしを楽しむためのポイントになります。

第4位【六町駅】

六町駅も足立区にあります。

家賃は全体的に安いですが、物件自体は比較的新しいものが多いです。

物価も安いので経済的な負担もありませんし、都心に近いので利便性も良いです。

女性の一人暮らしであれば、駅周辺のアパートを狙うのがおすすめです。

比較的キレイな物件が多いうえに、駅周辺はきれいに整備されているので、帰宅する際も不安を感じることはありません。

「とにかく安ければよい」というのであれば、駅から離れた古い物件を狙うのがおすすめです。

ただし駅から離れるほど治安に不安が出てくるので、その点が気にならないのであればおすすめですよ。

第3位【西新井駅】

駅周辺の再開発によって、かなり暮らしやすくなったのが西新井駅周辺です。

大型スーパーも駅周辺にあるので、普段の買い物も仕事帰りに済ませることができます。

ただし新しいスーパーは若干値段設定が高めなので、物価を抑えたいのであれば、地元の商店街を利用するのがポイントです。

駅周辺は新しいマンションやアパートが多いのですが、駅から離れれば、昔ながらの古いアパートなどがまだまだたくさんあります。

家賃重視であれば、駅から少し離れた物件にターゲットを絞るのがおすすめです。

第2位【竹ノ塚駅】

足立区にある竹ノ塚駅は、埼玉県との境目にあたる地域です。

都営住宅が集中しているエリアなので、駅から離れていても路線バスが充実しているのが特徴です。

駅の東口側は大型商業施設や飲食店、コンビニなどが集中しています。

周辺の開発によって街の様子も変わりつつありますが、実は古い物件が多いのも竹ノ塚の特徴です。

そのため、築年数にこだわらず安くて広い1DKを探したい人にはおすすめです。

第1位【板橋駅】

利便性の良さから人気がある板橋駅は、昔ながらの古い町並みがいまだに残るエリアです。

そのため「古いけれど駅に近い」「少し不便だけど広くて家賃が安い」など思わぬ穴場の物件に出会える確率が高いエリアです。

4. まとめ

都内で1DKが安いエリアや駅をご紹介しましたが、お部屋探しのヒントになったでしょうか?

都内で家賃が安いとなると「治安が悪い」「交通の便が悪い」などの印象が強いかもしれませんが、ピンポイントで見てみると、思っていたイメージと全く違うことも多いのが都内の特徴です。

だからこそ気にある物件があれば、一度現地に足を運んで周辺の状況を確認してみてください。

このひと手間も、長く住み続けられるお部屋探しのポイントです。