賃貸の探し方のコツ!これだけは外せない5つのポイント

賃貸物件を探すときに、みなさんは何を最も重要視して物件を見ていますか?

家賃・エリア・アクセスのよさ・間取りなど、こだわる部分は人それぞれだと思いますが、絶対に外してはいけない物件探しのコツがあります。

ここではそんな賃貸物件探しのコツを5つ解説し、さらに世帯やライフスタイルごとの物件選びのポイントについて掘り下げています。

新生活に向けて物件を探したい人や、今の住まいに満足していない人もぜひお役立てください。

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1. 賃貸の探し方のコツ! これだけは外せない5つのポイント

賃貸は気軽に引越しができますが、数年間はその部屋を基盤とした生活を送ることになり、住まいの快適さは生活や気持ちの豊かさに直結します。

ですので、できるだけあなたの生活に適した物件を選ぶことが重要です。

そのためにはどんなポイントを意識して賃貸物件を探せばいいのでしょうか?

5つのポイントに絞って賃貸物件探しのコツを解説していきます。

1-1. 家賃の目安は給料の30%まで

最寄りの駅や広さなど思い浮かぶ物件の条件はいろいろとありますが、一番重要なのは自分の収入に見合った家賃の物件の中から選ぶということです。

手取り額の30%までの家賃が無理のない家賃相場と言われており、この範囲内であれば入居審査も比較的通過しやすくなります。

手取り額が20万円であれば、20万円×0.3=6万円となり、家賃6万円程度の物件が適しているということになるわけですね。

家賃は地域や建物の築年数によってかなり差があり、同じ間取り・広さの物件でも東京23区内と地方や新築と古い建物とでは何万円もの家賃の差があります。

このあと解説するほかのポイントを考慮しつつ、時には妥協することも考えて適切な家賃内での物件探しをしましょう。

1-2. 譲れない条件を決めておく

引越し前のあなたの生活を考えてみて、大切にしていたり、習慣的に行っていたりするものがある場合は、それを我慢しなくてもよい物件であることも重要です。

例えば、ペットと一緒に住みたい・楽器演奏をしたい・風呂トイレが別・買い物の利便性など、生活によっていろいろな譲れない条件があるはずです。

それらを我慢してしまうと生活に不自由さを感じたり、住み始めた後に後悔したりすることになります。

「これだけは譲れない」という条件は予め決めておいて、その条件を満たしている物件の中から探すのがおすすめです。

ただし、あまりにも譲れない条件を増やしてしまうと物件探しが難航してしまうので、妥協してもいいかな…と思うものは入れず、絶対に譲れないものだけに絞りましょう。

1-3. 生活環境に合った広さの物件を選ぶ

賃貸物件は同じエリア・同じ築年数の場合は狭い方が家賃は安くなります。

学生や新社会人の一人暮らしだととにかく家賃を安く済ませたいので、最も安い1Rの物件から探すことも多いと思います。

でも、安易に安いからといって小さな物件を選ぶのは失敗の元です。

特に家にいる時間が長い人や自炊する人は、1Rだとベッドや衣類に料理の匂いが付いて不快な思いをしてしまうかもしれません。

狭すぎると収納にも苦労して物が溢れてしまいがちなので、余裕があれば1K~1DKくらいの物件がおすすめです。

二人暮らし以上の場合はよく話し合い、それぞれの個室が必要であるかどうか、寝室はどうするかなどを考慮して決める必要があります。

同居人と生活リズムがずれていてストレスになったり、寝室を一緒にしたらいびきがうるさくて眠れなかったりするトラブルが出てこないようによく相談してから間取りと広さを決めましょう。

1-4. 日当たりは現場で実際に確認する

「南向き角部屋」「日当たり良好」などのように記載されている物件をみると、昼間は自然光が入ってきて明るいイメージを持ちますよね。

でも、この日当たりに関する記載はそのまま信じてしまうとガッカリすることになる可能性があります。

部屋の向きや角部屋であることなどに嘘がなくても、遮蔽物によって日光が入ってこなかったり、日当たりが良くても西日しか入ってこなかったりする可能性もあるからです。

日当たりは内覧を行うときに窓の外や窓の向きをよく確認し、自分の目で見てどれくらいの日当たりが見込めるのかを想像するようにしましょう。

1-5. 生活音や騒音の届き方も要注意

マンションやアパートのような集合住宅で気になるのは生活音と隣人の人柄です。

お互いの生活空間がとても近いので、顔を合わせたり生活音が届いたりすることも少なくありません。

生活音に関しては多少の音漏れは仕方ないですが、物件によってはくしゃみや小さなテレビの音まで壁を通して聞こえてしまうこともあります。

「自分は音には鈍感だから平気」と思っても、あなたの生活音を隣人が不快に感じてトラブルになったり、居心地の悪い思いをしたりする羽目になるかもしれません。

気になる場合は在宅している人が多い休日に内覧を行って音の届き方を確認したり、窓を開け閉めして音の届き方の変化を体感したりしてみましょう。

説明だけではわからない発見があることも多いです。

2. 賃貸探しのコツ【一人暮らし編】

前述したこれだけは外せない5つのポイントに加えて、ライフスタイルや世帯人数ごとの賃貸物件探しのコツを解説していきます。

まずは一人暮らしをする人に向けた賃貸物件探しのコツからご紹介します。

2-1. 学生の一人暮らしのポイント

学生の一人暮らしの場合は、物件を選ぶときに大切なのは以下の2つです。

  • 学校や生活に必要な場所へのアクセスのよさ
  • 無理のない範囲での家賃

学生の生活では学校・アルバイト先・遊び場・買い物や飲食をするお店・自宅がよく利用する場所になります。

学校~自宅のアクセスのよさはもちろんですが、アルバイト先や買い物・遊びをする場所へのアクセスもよい方が生活しやすいです。

とくにアルバイトをたくさん入れる場合は学校~自宅の間やどちらかの最寄りの駅にアルバイト先があった方が楽なので、繁華街や店舗が多い場所を選ぶことが重要です。

家賃は手取りの30%までというお話をしましたが、学生は収入がなかったりとても少なかったりします。

そのため、両親が負担する場合でも、本人が負担する場合でも、30%には捕らわれず快適に暮らせる範囲でできるだけ安い物件がおすすめです。

多少の築年数や距離の差で数千円の差が出ることがあり、たかが数千円でも年間で計算すると万単位のズレになり、4年間で考えるとなかなか大きな金額になります。

経済的にゆとりがあれば問題ありませんが、家賃の支払いが厳しくて途中で引越しする学生も少なくありませんので、計画を立てて予算内の物件を見つけるようにしてください。

2-2. 新社会人の一人暮らしのポイント

続いては新社会人の一人暮らしでの賃貸物件選びのコツです。

新社会人になって初めて一人暮らしをするという人も多く、理想の物件を探してしまいがちですがまずは生活を安定させることが大切です。

  • 職場に通いやすい
  • コンビニや飲食店が近くにある

この2つは特に新社会人の物件選びでは重要になります。

会社に慣れないうちは疲れ果てて帰ってくることも多く、職場からの距離が近くて通いやすい方が早く休むことができて圧倒的に負担が少ないので、駅から徒歩圏内の物件が理想的です。

自炊する余裕もないことがほとんどなので、食料を買って帰ったり食べから帰れたりするととても楽に感じるでしょう。

まずは新しい環境と職場に慣れることが優先の時期ですので、できるだけ時間的・体力的な負担を減らせる物件が失敗しにくいです。

2-3. 女性の一人暮らしのポイント

女性の一人暮らしの場合は物件探しのポイントは安さや快適さよりも安全性を重視したいところです。

そのためには以下の2つのポイントを抑えるとよいでしょう。

  • セキュリティ面が充実している
  • 2階以上の物件を選ぶ

オートロック機能がついていたり、防犯カメラがしっかりと配置されていたりする物件が安心です。

加えてホームセキュリティも付いていれば万が一の時も警察やセキュリティ会社が駆けつけてくれるので安全性が大きく高まります。

また、1階は外に干した洗濯物やカーテンの色が人目に付きやすく、女性の一人暮らしであることが容易に伝わってしまいます。

犯罪者から狙われる確率が高くなり、窓からの侵入も2階以上の部屋と比べると圧倒的にしやすくなってしまうのでできるだけ高い階層の部屋を選ぶと安心できます。

3. 賃貸探しのコツ【二人暮らし編】

続いてはカップルや夫婦での二人暮らしをする時の賃貸物件選びについて解説をしていきます。

一人暮らしの時とは違った観点からの賃貸探しのポイントが出てくるので、これから二人で物件を探す場合は要チェックです。

3-1. 同棲のポイント

同棲の場合は二人ともがそれぞれ仕事を持っていることが多く、生活スペースもある程度は独立していた方が快適に過ごすことができます。

共働きで子どもを作る予定がまだ先の夫婦も同棲カップルと似た生活なのでこちらを参考にしてください。

  • 二人の職場の中間地点付近が理想的
  • 間取りは1LDK以上がおすすめ

同じ職場や通勤が楽な立地であれば問題ありませんが、二人が働き続ける以上はそれぞれの通勤に不自由がないエリアの物件が絶対条件になります。

最初に「少しくらいの通勤時間の長さなら我慢できる!」と思っても、同棲期間が長くなっていくと些細な事で不満がでてきたり、思ったよりも負担が大きくて辛くなってきてしまったりするからです。

家賃は節約したいところですが、二人なのに1DK以下の物件だと窮屈さを感じることが多く、最低でも1部屋は個室があった方がストレスを溜めずにすみます。

同居人のいびきや歯ぎしりがうるさい、生活リズムが合わないといった問題も、1つ別の部屋があれば解決しやすくなります。

理想はそれぞれの個室が持てたり、寝室を分離できたり自由に使える2DK以上の間取りです。

家賃の予算と相談して可能そうであれば快適な二人暮らしのために狙ってみてくださいね。

3-2. 新婚さんのポイント

新婚さんで子どもを迎える予定があったり、片方の職場までの距離を考えなくてよかったりする場合は同棲カップルとは違った物件選びのポイントがあります。

  • 将来を考えた間取りを選ぶ
  • 収納スペースは大きめがおすすめ
  • 共働きをやめる場合は収入源も考慮する

新婚さんの場合はこれから先に赤ちゃんが生まれ、子どもが成長していくことを考慮した物件選びが最も重要になります。

二人だけであれば1LDKで不自由がないかもしれませんが、それを基準に物件を選んでしまうと子どもができると急に狭さを感じることになってしまうので、できれば2LDK以上の物件を選ぶようにしましょう。

子どもができると衣類だけでなくベビーグッズやおもちゃも一気に増えて収納が足りなくなることが多いです。

小さめの物件であれば特に収納スペースは注意して、夫婦二人分の荷物を入れても余裕があるくらいの広さがあると安心です。

また、共働きだった夫婦が妊娠などをきっかけに片方が退職すると急に収入が減ります。

それも考慮してあまり無理のない家賃設定の物件を選ぶことも重要です。

4. 賃貸探しのコツ【ファミリー編】

3人以上のファミリーが賃貸物件を探す場合は、子どもの年齢と成長をしっかりと考慮する必要があります。

今の暮らしやすさはもちろんですが、先のことも見据えた物件探しが必要になってきます。

  • 子ども部屋が必要になることを考える
  • 学区や通学路を検討する
  • できれば余裕のある広さを確保する

小学校低学年くらいまではよいですが、子どもは成長すると必ず自室が必要になります。

独立心を育てるためにも、必ず子ども部屋が必要になることを考えた間取りの物件を選ぶ必要があります。

住み替えを検討する場合も子どもが何歳の時に引越すのかをしっかりと計算しておきましょう。

また、通わせたい学校の学区内であることや、安全な通学路が確保されているかなど、ファミリーの場合は子どもの通学を基準に考えていくと失敗しにくいです。

習い事をさせる場合は送り迎えのしやすさや、子どもだけでも通える範囲内であることも大切です。

さらに、子どもはどんどん成長して体が大きくなります。

やがては大人が増えていくわけですから、長く同じ物件に住み続ける予定の場合はリビングやダイニングは十分な広さがある物件の方が快適に過ごすことができます。

5. 賃貸の探し方のコツまとめ

賃貸物件探しは非常に難しく、安易に決めてしまって失敗したという話もとても多いです。

ここで解説したような探し方を意識して、それでも迷う場合は不動産業者に相談してみるといいでしょう。

その場合は家賃の予算・希望するエリア(3カ所くらい)・譲れない条件だけでもまとめておくとスムーズに話が進みます。

相談する時はストレートに聞くのがポイントで、聞きにくいことや伝えづらいことも思い切って言うようにすると理想の物件を見つけやすいです。

生活の基盤となる重要な住まい探しですので、なるべく余裕を持ってじっくりと探してみてくださいね。