マンションのエアコンが突然効かなくなった!どう対処する?

真夏のうだるような暑さの中、もしくは凍り付くような寒い日に、住んでいる賃貸住宅のエアコンが故障したらたまりませんよね。

エアコンが故障した場合には、一体どのように対処したら良いのでしょうか。

ここではその対処法を説明します。

これを読めばいざという時にも慌てずに対処出来るようになるはずです。

エアコンが故障?その原因とは

エアコンは夏場と冬場はフル稼働することが多いものです。

一年中使用することは少ないかもしれませんが、故障もしくは効きが悪くなった場合には、いくつか確認しておくことがあります。

  • 本体を確認してみる

まずはエアコンの内部を確認してみましょう。

例えばエアコン内部のフィルターに、埃がたくさん溜まっていたりした場合には効きが悪くなるものです。

エアコンから噴き出される空気が臭い場合には、カビなどが発生していることも考えられます。

  • 室外機を確認してみる

エアコンは本体以外にも重要な室外機という物があります。

この室外機をチェックしてみましょう。

きちんと回転しているか、異音がするかどうかなどを確認します。

  • 部屋の窓やカーテンを確認する

部屋は窓やカーテンをするだけでも、外の寒さや暑さを緩和できます。

エアコンを使用した際に窓やドアが開け放たれていないか、カーテンがきちんと閉じられているかを確認してみましょう。

  • リモコンも確認してみよう

もしもエアコンのスイッチが入らないのであれば、エアコン本体の故障のほかにもリモコンの電池切れであるということも考えられます。

この場合には新しい電池を購入して、もう一度スイッチを入れてみましょう。

それでも作動しない場合には故障である可能性が高まります。

そのほかにもブレーカーやコンセントなども同時に確認してみると良いでしょう。

故障の場合にはまず誰に連絡をすればよいのか?

持ち家の場合、エアコンが故障したらまずは修理専門の業者に連絡することが多いと思います。

しかし、賃貸マンションの場合はちがいます。

まず、やるべきことがあるのです。

1.管理会社に連絡をする

住んでいるマンションを管理している管理会社に「エアコンが故障した」と連絡します。

もしもそのマンションが大家さんが管理している物件であれば、大家さんに直接連絡する方が良いでしょう。

管理会社がいる物件は管理会社に、大家さんが管理している物件であれば大家さんに連絡するのがベストです。

と同時に、賃貸借契約書や重要事項説明書を確認することも大切な作業です。

2.修理まで時間がかかることもある

管理会社もしくは大家に連絡をすれば、すぐに修理専門の業者に連絡を取ってもらえます。

ただし1日で故障が直ることはなく、早くても数日かかることは念頭に置いておきましょう。

まずは修理業者が訪れてエアコンの様子を確認します。

そして故障の原因を探り、内部の部品が原因であるならば、その部品を発注する作業をします。

それが納品されるのに時間がかかることがあるので、すぐには直らないと思っておきましょう。

特に夏場や冬場のエアコンを使用する機会が多い時期であれば修理も増えます。

そのため部品の納品や修理に時間がかかり、1週間以上かかることも覚悟しなければなりません。

3.修理が終わるまで代用品を貸してもらえるか確認してみる

夏場のとても暑い時期や、冬場の寒い時期に故障して修理をする場合には、エアコンが直るまでの代用品が必須になります。

管理会社や大家に代用品となるものを貸してもらえないか聞いてみましょう。

自分で代用のストーブや、扇風機を所有しているのであればそれを利用してしのぐしかありません。

その際にはストーブが原因の火事に注意したり、換気などをこまめに行ったりするようにしましょう。

修理費用はいったい誰負担になるの?

賃貸マンションに入居する時点で、エアコンは部屋に取り付けられているのが通例です。

そのため、万が一故障した場合には、全額大家負担になるイメージがあります。

しかし時と場合によってはそうならないケースもあるのです。

例えばそのエアコンを長年利用していて、こまめな掃除などを怠ったのが原因でエアコンが故障した場合などです。

このような場合には、大家ではなく自己負担になる可能性があります。

ただし通常であれば、このような賃貸住宅に取り付けてある設備が故障した場合には、入居者の責任でなければ大家負担になることが多いのです。

例えば、入居している部屋の上の階からの水漏れが原因で、エアコンが故障したなどの場合では、入居者に過失はないために費用負担させられることはないでしょう。

ここで大切なことは、入居した際に大家と結んだ賃貸契約の内容です。

賃貸借契約書や重要事項説明書の内容をよく確認してみましょう。

入居時に契約した内容がこのようにきちんと確認できれば、責任の所在が明らかになり、どちら側の支払いになるのかもめることを防止することが出来ます。

エアコンを故障させないために注意すること4つ

ではエアコンを故障させないようにするためには、日ごろからどのようなことに注意をしておけばよいのかを考えてみましょう。

  • エアコンをこまめに掃除する

一番大切なことは何と言ってもこまめに掃除をするという事に尽きるでしょう。

掃除の方法は簡単で、フィルターを取り外して掃除機で埃を取るなどすることが一番です。

そしてフィルター以外の内部の掃除をしたい場合には、エアコン洗浄スプレーを購入して、徹底した掃除をすることも出来ます。

この場合には、エアコンの周りをシートで養生して、回りに汚れが飛び散らないように心がけます。

使用するものとしてほかに、ブラシやバケツ、養生テープ(保護用の粘着テープ)などがあると便利です。

そして洗浄スプレーを使用する時の注意点として、窓やドアを全開にしたうえで換気扇をつけて、喚起を良くしてから使用するようにします。

スプレーを吸い込むことは人体に良くないからです。

このような掃除をすれば、フィルター以外にもエアコン内部の、フィンやファンなども掃除することが出来ます。

そうすると虫の侵入の原因にもなる「カビ」の繁殖を防止することが出来るのです。

そして故障を防ぐことにも役に立ちます。

  • 専門の業者に掃除を依頼する

エアコンの掃除は慣れないうちは意外と大変です。

体力も使いますし、何よりも危険が伴います。

もし自分でエアコンの掃除が出来ないようであれば、専門のエアコン掃除業者に依頼するというのも一つの方法です。

業者に依頼すると費用が掛かりますが、徹底的に内部から外部まできれいに掃除してもらえるのがメリットでもあります。

  • 乱暴な温度の上げ下げをしないようにする

エアコン温度の上げ下げをする時に、一気に温度を上げたり下げたりすると故障の原因につながります。

精密機器なので丁寧に扱うことがベストです。

  • 室外機の近くにものを置かない

室外機の周りに物があったり、汚れやほこりが溜まっていたりすると、正常に作動しなくなることがあります。

特に物が大量に室外機の前に置いてあると、その近辺の空気の流れが悪くなり、室外機が熱くなって自動停止する場合もあります。

このようなことを防ぐためには、室外機の周りには決して物を置かないようにすることです。

このようにすれば、室外機の近辺の空気を滞らせないようにすることが出来ます。

どうしても物が動かせない状況であるならば、業者などに依頼して室外機の場所を変えてもらうという方法もあります。

エアコンは丁寧に大切に使用しよう

夏と冬に欠かせないエアコン。

もしも故障をしてしまった場合には、直るまでに大変な手間と時間がかかります。

時には費用まで掛かることもあります。

そうならないようにする為にも普段から、こまめな掃除を怠らないようにすることが大切です。

 

部屋の掃除をするついでに、エアコンの掃除も行ってみましょう。

 

そうすれば故障する確率も減るかもしれません。