この記事では、賃貸の同棲で知っておきたいことについてお伝えします。
「どのような場合に同棲は契約違反になるのか」、「同棲がバレた場合どのような処罰があるのか」、「契約途中から同棲を始めたい時はどんな対策があるのか」を紹介します。
こっそり同棲するのは、心苦しいもの。
ぜひ参考にして気持ちの良い生活を送りましょう。
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賃貸で同棲は契約違反になるケースがある
契違反になるケースはさまざま。
ここでは、違反となってしまう4つのケースを紹介します!
また、「そもそもなんで、同棲が契約違反になるの?」と不思議に思う方もいますよね。
それには違反である理由がきちんとあります。
まず初めに契約違反になってしまう理由から見ていきましょう!
理由1:余計なお金が掛かってしまうから
理由は簡単です。
提供している部屋の設備の劣化が激しくなってしまうから!
壁紙などは、徐々に色が落ちて、入居時よりも自然に劣化してしまいますよね。
しかし、部屋の設備はどうでしょう。
例えば、シャワーや水道の蛇口など。
家具備え付けであれば、テレビや洗濯機なども部屋の設備になりますよね。
これらは、使えば使うほど、消耗してしまいます。
消耗してしまうということは、交換の頻度が高くなってしまうんです。
交換頻度が高くなると大家さんにとって損です。
なぜなら、交換にはお金が掛かるから。
「消耗度合いが激しくなってしまうから」という理由で基本的に、同棲は契約違反となってしまうんです。
理由2:ご近所をトラブル未然に防ぐ
1人より2人の方が必然的に話す頻度が増えます。
話し声などが壁から漏れてしまい、ご近所トラブルになってしまうこともあります。
例えば、仕事で疲れてゆっくりしたいのに、隣の家が毎日騒いでいたら休めないですよね。
また、友達との2人暮らしについても同様です。
騒音が理由で苦情になることがあります。
別部屋の人たちが快適に過ごすためにも、同棲は契約違反となってしまいます。
ケース1:そもそも契約上、2人で住むことができない
当たり前のことですが、契約書に「2人入居できません」といった文言が掛かれている場合、同棲をすることはできません。
一人暮らしを前提として借りることになります。
特に、単身専用の賃貸では基本的に同棲ができないようになっています。
入居時にはきちんと契約書を確認するようにしましょう!
ケース2:ワンルームで2人入居はできない
特に気を付けたいのはワンルーム。
同棲はもちろん、半同棲も基本的には、契約違反となります。
ちなみに半同棲というのは、一般的に「週に数日恋人が賃貸に泊まりくる」という状況。
また、恋人との半同棲と同じように「友達が賃貸に泊まりにくる」というケースも契約違反となってしまう可能性があります。
対策のひとつは、物件探しの時に同棲することを不動産屋さんに伝えましょう。
賃貸を借りる時は、不動産屋さんに仲介してもらって契約するケースがほとんどですよね。
2人入居可能な賃貸や理解のある大家さんを紹介してくれる可能性が高くなりますよ。
ケース3:恋人が頻繁に家に来るようになった!契約途中からの同棲はできない
「賃貸を借りた当初は、一人暮らしのつもりで借りた!
でも、途中から恋人と一緒に住むようになった!」
賃貸の契約期間は基本的に2年間。
その間に私生活は、さまざまなことが変化しますよね。
1人暮らしのみ可能の賃貸で2人入居していたら、もちろん契約違反となってしまいます。
もし、そのような場合になったら必ず大家さんに報告するようにしてくださいね!
ケース4:住む人数が変わった時に報告をしなかった
入居人数が変わった場合は原則として、「住む人数が変わりましたよ」と大家さんに報告をしなければなりません。
同棲やルームシェアを開始したのに、黙っているのはいけませんよ。
多くの場合、大家さんは「どんなに人が部屋を借りているのか」把握しているものです。
自分の資産を貸すことになるので、当たり前ですよね。
そこに突然、知らない人が行き来するようになったら、不審に思ってしまいます。
2人入居不可の言葉が契約書に掛かれていなかった場合でも、無断でいっしょに住むことは控えましょう。
同棲がバレた!賃貸の契約違反をした場合の処罰
- 割増料金を請求される
- 契約更新を拒否される可能性がある
- 退去を命じられる可能性がある
黙っていた同棲が明るみに出てしまった際は、上記3つのような処罰を受ける可能性があります。
大家さんに納得してもらえて、割増料金程度で済めば御の字ですが、退去命令になってしまう場合もあります。
引っ越し先の賃貸が決まっていないのに、退去をするよう言われたらとても困ってしまいますよね。
詳しい内容については、以下で見ていきましょう。
処罰1:割増料金を請求される
「理由1:余計なお金が掛かってしまうから」でもお伝えした通り、1人より2人で住んでいる方が設備の劣化が進みやすくなります。
劣化の速度がはやいと、交換費用などのシワ寄せは大家さんへいってしまいます。
そのため、バレた後に大家さんが了承してくれても、料金を高めに設定されてしまうことがあります。
処罰2:契約更新を拒否される可能性がある
契約はお互いの信頼関係があってこそのものです。
黙って同棲生活をするのは、大家さんにとって気持ちの良いものではありません。
そのため、同棲がバレた際に処罰のひとつとして、契約更新を拒否されてしまうことがあります。
ちなみに、契約更新というのは、「賃貸の契約期間が終了した後、もう一度同じ場所で賃貸契約する」ということです。
自分が住みたいから更新できるものではなく、貸す側も借りる側もお互いの信頼関係があってのことですよ!
処罰3:退去を命じられる可能性がある
契約違反の行為や無断で入居者の人数が変わった場合は、退去を命じられることもあります。
これは、賃貸を借りている側にとってかなり厳しい状況になってしまいます。
大家さん側としても、最も厳しい対処の方法でしょう。
しかし、約束と違う行為をしてしまっているので処罰を受けざるを得ない状況になってしまいます。
賃貸で途中から同棲を始めたい場合の対策
- 同棲ができるのかを書類で確認する
- 正直に大家さんに伝える
- 大家さんと良好な関係を築く
- 続柄で信頼が増す
基本的に、「バレないように生活する」という考え方は良くないです。
実際には、見て見ぬフリということも時にはあるかもしれません。
しかし、大家さんの印象も良くありませんし、近隣の迷惑になるよう事態になると、処罰にも繋がる可能性があります。
さまざまなリスクを避けるためにも、ここでは対策についてお伝えします。
対策1:同棲ができるのかを書類で確認する
対策のひとつ目は、書類のチェック!
「2人入居可能なのか不可なのか」を確認しましょう。
最も基本的な対策です。
ただし、可能な場合でも注意点が必要。
人数が変わったことを大家さんに報告してくださいね。
賃貸に住み始めた際、書類は決まった場所にまとめて置くようにしてくださいね。
同棲以外にも、後々備品の破損などで契約内容を確認したくなる時がくるはず!
対策2:大家さんとの信頼関係は大切
貸す側と借りる側の関係は、契約関係で結ばれています。
しかし、それ以上に大切なことは「人と人との関係」であるということ。
借りている場所に大家さんも住んでいるケースがあります。
その場合は、良好な関係を築くよう心がけましょう。
挨拶ひとつにしても、「する人としない人」などさまざま。
もちろん、あいさつをする人の方が必然的に良い印象なりますよね。
また、地元から離れた場所に住んでいる場合は、帰省の際にお土産などを用意するもの良いでしょう。
あいさつや心遣いを忘れずに、 迷惑の掛からない行動を心がけるのが信頼関係を築くポイントですよ!
対策3:同棲していることを正直に伝える
最悪な状況はバレてしまうことです。
そういった場合、大家さんの印象は良いものではありません。
特に、良好な関係が築けていたにも関わらず、黙って違反行為をしていたら誰もが悲しい気分になります。
大家さんだけではなく、友達関係でも同じことが言えます。
途中から同棲を始めたい場合、自ら大家さんに報告するようにしましょう。
もちろん大家さんの反応がどうなるかはわかりません。
しかし、後からバレるよりもずっと印象は良くなるはずですよ!
対策4:続柄で信頼が増す
結婚を前提とした付き合いの場合、恋人ではなく婚約者となります。
婚約は恋人と違い「社会的に信頼のできる間柄です!」という関係になります。
プロポーズや両家の顔合わせなどを済ませた状態で、結婚を前提とした付き合いであることをきちんと説明しましょう。
そうすることで、大家さんが管理しやすくなります。
「婚約は肩書でしょ?」と思う方も多いでしょう。
賃貸を借りるときは契約が必要。
契約という言葉を見聞きすると、「かしこまった厳格なもの。法律だし融通の利かないもの。」というイメージを持つ方も多いですよね!
しかし、人の心に寄り添ったものが法律です。
信頼・信用が大切。
形式を持たない婚約でも、信頼できる間柄となることが多くあります!
大家さんのみならず、契約関係にある方とは真摯に付き合いましょうね。
賃貸での同棲は契約内容をよく確認してから!
ここでは、賃貸で同棲をするときに知っておきたいことについて紹介しました。
同棲がバレた!という状況は借りている側も貸している側も良い状況とは言えません。
黙って同棲をするのではなく、一度大家さんに相談してみることがおすすめ。
特に、結婚を前提にしたお付き合いでしたら、その旨もきちんと伝えましょう。
また、賃貸を借りる際は、きちんと契約内容を確認するようにしてくださいね。
そうすることで、大家さん側も借りている側も気持ちの良い生活を送ることができます。
契約後には大家さんとは良好な関係を築くようにしましょう。




