都内のファミリー向け賃貸の相場

独身時代に何度か引っ越しをしたことがある人でも、ファミリー向けの賃貸を探すとなると家賃の相場が分からないというケースは多いのではないでしょうか?

ファミリー向けの賃貸は間取りも特殊ですし、他にも検討することが多くて、何から手をつければ良いのか分かりにくいですよね。

ということで、今回は都内のファミリー向けの賃貸相場を「エリア」「間取り」別に分かりやすく紹介!

合わせてファミリー向け賃貸を選ぶ際のポイントについても解説します。

 

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1. 都内のファミリー向け賃貸の相場

賃貸の家賃相場に大きく影響を与えるのは立地と間取り。

ファミリー向けの間取りでは、2LDKや3LDKが人気なので、間取りの家賃相場は3K→2LDK→3LDKの順に高くなっていく傾向があります。

また、立地に関しては「都心に近づくほど家賃が高くなる」というのが基本ですが、中には23区よりも家賃相場が高い「市」も。

例えば、武蔵野市や国分寺市はJR中央線の駅がありアクセスが良いので、大田区・板橋区・荒川区よりも家賃相場が高いです。

このような事情があるので、今回は東京都の市区町村を家賃相場が高い順に「都心エリア」「準都心エリア」「都心周辺エリア」「郊外エリア」の4つに分けて紹介していきたいと思います!

1-1. 都心エリア:2DKの相場が20万円以上

都心エリアに該当するのは、港区・中央区・千代田区・渋谷区・新宿区・目黒区・文京区・品川区・台東区・豊島区。

新宿駅・品川駅・東京駅・池袋駅といったターミナル駅とその周辺はアクセスが良いため、家賃相場が高くなります。

2LDK 3DK 3LDK
港区 77.22万円 20.00万円 33.98万円
千代田区 52.31万円 65.22万円
渋谷区 31.69万円 16.17万円 65.53万円
中央区 30.93万円 17.70万円 40.76万円
新宿区 29.55万円 11.33万円 25.77万円
目黒区 27.32万円 15.97万円 36.30万円
文京区 24.32万円 16.17万円 28.27万円
品川区 23.94万円 14.75万円 22.10万円
台東区 22.29万円 14.90万円 20.86万円
豊島区 21.74万円 12.99万円 24.00万円

アパマンショップ東京都 ファミリー向け賃貸マンションの家賃相場より(http://www.apamanshop.com/yachinsobasearch/101203/tokyo/)

この中でも、港区と千代田区は特に家賃相場が高くなっていますが、一部の高額な物件が相場を引き上げており、中には2LDKで20〜30万円ほどの物件もあります。

1-2. 準都心:2DKの相場が20万円〜15万円

準都心エリアに該当するのは、江東区・世田谷区・杉並区・墨田区・中野区・北区・武蔵野市・国分寺市・大田区・板橋区・荒川区・小平市。

2LDK 3DK 3LDK
江東区 19.02万円 14.38万円 21.57万円
世田谷区 18.74万円 12.24万円 21.58万円
杉並区 18.99万円 13.05万円 22.31万円
墨田区 18.59万円 17.63万円 20.04万円
中野区 17.00万円 14.16万円 17.35万円
北区 17.79万円 15.00万円 18.36万円
武蔵野市 16.53万円 11.66万円 15.87万円
国分寺市 16.88万円 9.39万円 14.83万円
大田区 15.93万円 13.04万円 22.59万円
板橋区 15.86万円 11.43万円 15.79万円
荒川区 15.97万円 12.94万円 19.27万円
小平市 15.89万円 8.65万円 9.81万円

23区内に加えて、三鷹駅(JR中央線)がある武蔵野市や、国分寺駅(JR中央線)がある国分寺市、小平駅(西武新宿線)のある小平市など、ターミナル駅から1本で来られる場所も、準都心エリアに該当しています。

1-3. 都心周辺エリア:2DKの相場が15万円〜10万円

都心周辺エリアに該当するのは、小金井市・調布市・狛江市・練馬区・江戸川区・葛飾区・三鷹市・足立区・町田市・府中市・国立市・西東京市・立川市・日野市となっています。

2LDK 3DK 3LDK
小金井市 14.35万円 10.68万円 12.34万円
調布市 13.37万円 11.29万円 13.05万円
狛江市 13.66万円 12.12万円 15.09万円
練馬区 12.17万円 15.12万円 18.78万円
江戸川区 12.46万円 9.83万円 14.49万円
葛飾区 12.27万円 10.76万円 14.14万円
三鷹市 12.49万円 11.61万円 15.93万円
足立区 11.59万円 9.27万円 12.65万円
町田市 11.12万円 8.66万円 11.74万円
府中市 11.24万円 9.14万円 14.74万円
国立市 11.56万円 9.38万円 11.09万円
西東京市 10.66万円 9.34万円 12.05万円
立川市 10.01万円 7.79万円 10.49万円
日野市 10.75万円 8.02万円 10.12万円

アパマンショップ東京都 ファミリー向け賃貸マンションの家賃相場より(http://www.apamanshop.com/yachinsobasearch/101203/tokyo/)

23区でも東側の、いわゆる「下町」と呼ばれるような場所は都心周辺エリアに該当。

また西東京エリアの中でもJR中央線の駅があり、新宿駅や東京駅に1本でアクセスできる場所も該当しています。

1-4. 郊外エリア::2DKの相場が10万円以下

郊外エリアに該当するのは、多摩市・東久留米市・清瀬市・稲城市・八王子市・東村山市・東大和市・昭島市・あきる野市・青梅市・福生市・羽村市・武蔵村山市・西多摩郡瑞穂町。

2LDK 3DK 3LDK
多摩市 9.29万円 8.43万円 10.87万円
東久留米市 9.63万円 7.65万円 9.14万円
清瀬市 9.05万円 6.50万円 14.58万円
稲城市 9.45万円 7.90万円 12.06万円
八王子市 8.69万円 7.36万円 13.68万円
東村山市 8.35万円 8.17万円 9.85万円
東大和市 8.21万円 7.21万円 10.78万円
昭島市 7.55万円 7.68万円 8.99万円
あきる野市 7.32万円 6.13万円 7.25万円
青梅市 6.42万円 6.12万円 8.67万円
福生市 6.85万円 7.03万円 8.40万円
羽村市 6.66万円 6.38万円 7.69万円
武蔵村山市 6.77万円 6.09万円 7.44万円
西多摩郡瑞穂町 6.42万円 6.19万円 7.15万円

アパマンショップ東京都 ファミリー向け賃貸マンションの家賃相場より(http://www.apamanshop.com/yachinsobasearch/101203/tokyo/)

中にはJR中央線で新宿駅、東京駅に1本でいける場所もありますが、1時間以上時間がかかってしまうエリア。

住宅地が多く、都心へと通勤するためのベッドタウンとなっています。

2. ファミリーにおすすめする賃貸の間取り

続いて、ファミリーにおすすめする賃貸の間取りについても見ていきましょう。

夫婦と子供2人を想定した場合、人気なのが2LDK・3DK・3LDKといった間取りです。

LDKとは、リビング(居間)、ダイニング(食堂)、キッチン(台所)が一室となった空間のことですが、LDKとDKとの明確な区別はありません。

一般的には、8~9畳までをDK、10畳以上をLDKと表示することが多いと言われています。

間取り 使い方の例
2LDK リビングダイニング・夫婦の寝室・子供部屋
3DK リビングダイニング・夫婦の寝室・子供部屋・子供部屋
リビングダイニング・夫の部屋・妻の部屋・子供部屋
3LDK リビングダイニング・夫婦の寝室・子供部屋・子供部屋

子供の人数が多い場合は、4LDK・5LDK・・・といった具合により広い間取りも視野にいれましょう。

3. ファミリー向け賃貸の選び方4つのポイント

また、ファミリー向けの賃貸を選ぶ際には間取り以外にも注意すべきポイントがあります。

単身向けの賃貸とは違ってファミリー向けならではのポイントもありますのでチェックしておきましょう!

今回は4つにまとめてみました。

3-1. 収納スペース

まず1つ目は収納スペースです。

一人暮らしやカップルで住んでいた頃とは違って、子供の持ち物が増えます。

また、子供の成長スピードは早く、洋服や学用品などの買い替えもかなり頻繁に!

可能であれば、先輩ファミリーの家を見せてもらうなどして、具体的な収納スペースを想像しておくとよいでしょう。

3-2. セキュリティ

次に周辺の治安やセキュリティについて。

子供が通学で1人になることもあるので、慎重な判断が必要です。

同じ街でも、「繁華街に近い駅の北側はファミリーには向かない」など、エリアによって治安が変わる場合もありますので、地域に根ざした不動産屋さんに相談しておくと安心です。

3-3. 周辺施設

未就学児がいる場合は、今後通うことになる学校や保育施設についても調べておきましょう。

また、スーパー・コンビニ・薬局・役所といった生活に欠かせない周辺施設の充実度も生活の満足度を左右します。

更に、子供が大きくなった時のことを考えると公園や児童館といった子供が利用する施設の充実度も重要な判断項目。

家族全員が楽しく暮らせるような場所を吟味したいですね!

3-4. 防音設備

ファミリー向けの賃貸でトラブルになりやすいのが音の問題。

赤ん坊の夜泣きや子供が遊ぶ音など、子供が音を出してしまうのは仕方がないことです。

建築構造には木造、鉄骨造(S)、鉄筋コンクリート(RC)、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)があり、鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートの建物は音が響きにくいと言われています。

しかし、鉄筋コンクリート造にも関わらず、防音性が低い構造で作られているケースもあるので注意しましょう。

「良い場所に引っ越したのに音のトラブルで出て行くはめになってしまった・・・。」

なんていうことが無いように、不動産屋さんと事前の確認が必要です。

3-5. 段差

意外と見落としがちなのが家の中の段差。

小さなお子さんが家の中で走り回ったりする際に大きな段差があると危険です。

特に乳幼児だと大きな怪我にも繋がりかねません。

築年数が古い物件だと段差が多い傾向にありますので注意しましょう。

4. ファミリー向け賃貸の相場と選び方のコツまとめ

ファミリー向けの賃貸選びで一番大切なのは足を運んでみることです。

実際に街を見てみると家賃相場を眺めているだけれは見えてこない「街の良さ」が見えることもあります。

また、たくさんの部屋を見ることで「良い部屋」を見る目も肥えてくるでしょう。

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