 
										気軽にできるバルコニーのDIY方法をお伝えします。
バルコニーをDIYすると、とっておきのくつろぎスペースが誕生し、室内から見える景色は別世界です。
何年も同じ部屋に住んでいると、「新しい土地で新しい暮らしを始めたい」という思いが急に大きくなることがあるのではないでしょうか。
それでも、新天地を求める気持ちだけで、体力も予算も必要な引っ越しに踏み切れる人は多くはないでしょう。
そんな時におすすめしたいのが、お部屋をDIYして雰囲気を一新することです。
DIYですので、計画をして実行するのは『私たち自身』です。
住んでいるひとりひとりがDIYをしますので、理想に近い部屋にアレンジできます。
DIYと聞くと多くの人が寝室や玄関、キッチンなどを思いつかれるかと思いますが、今回紹介したいのはバルコニーのDIYです。
通常の賃貸物件なので原状回復義務があるから、リフォームできないとあきらめている人に向けて、原状回復の範囲内でできるDIYの方法をお伝えします。
バルコニーのDIYをする時にあると便利なグッズや、オシャレ度をアップするために意識しておきたい注意点の紹介もしています。
バルコニーを改造して、賃貸物件を希望のお部屋に変身させていきましょう。
このページでわかること
1. 賃貸でもできるバルコニーのDIY4選
バルコニーが付いている部屋に住んでいるのに、洗濯物を干すためだけにバルコニーを活用している人がたくさんいます。
高級マンションでない限り、バルコニーのスペースは限らているでしょう。
また、もともとのデザインから『洗濯物干し』のイメージが先行してしまうために、DIYをして有効活用しようと思いつくことも、ほとんどありません。
バルコニーをDIYすると癒やしの空間が生まれ、自宅での時間がワンランクアップします。
簡単にできるバルコニーのDIYから、気合を入れて取り組んでみたい人にも向けて、アイディアを紹介します。
1-1. すのこやウッドパネルを活用
多くのバルコニーはコンクリートがむき出しになっているために、味気なさが漂い、つい物干しとして活用するばかりです。
バルコニーの床にお好みのウッドバネルやすのこを敷くだけで、雰囲気がガラッと変わります。
掃除をこまめにすれば、サンダルの様な気軽な履物を使わなくてもバルコニーに出られますので、居住スペースがひろがります。
天然芝と比較すると柔らかさに欠けてしまいますが、人工芝を敷けばお手入れいらずでナチュラルな空間漂うバルコニーに変身です。
1-2. 天然のカーテンでする目隠し
外からの視線が気になるときには、上手に目隠をしてみましょう。
夏場ならネットを張って、ヘチマやゴーヤ、きゅうりなどの野菜、朝顔やフウセンカズラ、トケイソウなどの植物を育てると緑のカーテンが演出できます。
人目も気になりませんし、夏の強い日差しから室内が熱くなるのを防ぎます。
毎日の成長が楽しみになり、野菜の場合はの花が咲いた後には収穫ができます。
自宅のバルコニーで育てた野菜を使った料理を食べるのは、ささやかな贅沢ではないでしょうか。
1-3. 室外機カバーの設置
暑い夏になくてはならないエアコンですが、バルコニーにある室外機は生活感が丸見えです。
エアコンの室外機にカバーを付けるだけで、バルコニーの雰囲気が変わります。
天然木を使用している室外機カバーも販売されていますので、イメージに合う物を探してみてください。
希望に合う室外機カバーが見つからないときには、DIYで作ることも可能です。
木材を切る自信のない場合には寸法を測っておけば、ホームセンターで購入する際に希望の長さで切りそろえてもらえます。
1-4. 癒やしの空間を生み出すイスとテーブル
バルコニーをDIYすれば、ご飯を食べて眠るだけだった自宅がとっておきの場所に変身します。
仕事や勉強の疲れを癒やす、くつろぎの空間にアレンジしてみましょう。
ウッドチェアやキャンピングチェアなどを持ち込めば、バルコニーに自宅カフェが誕生します。
市販されているイスやデーブルを設置するだけでも、バルコニーが癒やしの空間に早変わります。
カフェやバーに出かける回数がぐんと減り、おうちごはんの回数が増えれば、家計にも嬉しい効果が期待できるのではないでしょうか。
1-5. オリジナリティの演出
自分らしさやオリジナリティにこだわりたい場合には、ひと手間かけてみましょう。
設置したすのこにペイントをしたり手作りの小物を活用したりするだけで、バルコニーが『もうひとつの部屋』として生まれ変わります。
ハーブやお花、間接照明なども取り入れれば、休日まるごとバルコニーですごしてしまうほど心地の良い空間になりそうですね。
2. 賃貸のバルコニーをDIYするためにおすすめな便利グッズ
DIYをする時に、欠かせない便利グッズのひとつがすのこです。
すのこは日本で暮らす私体の暮らしの中で、長い間活用されてきた万能アイテムのひとつです。
浴室やキッチンの流しに置かれたり、押し入れの中では湿気を防ぐためにも使われてきました。
すのこの素材は杉や檜などの天然木だけに限らず、樹脂やポリスチレンなどを使用しているすのこもあり、種類やサイズもさまざまです。
材料によって値段にも幅がありますし、100円ショップで購入もできます。
バルコニーの床に敷く場合には、ある程度の強度と防水性が求められますので、長く使えそうなすのこ選びましょう。
耐水性を重視する場合には、『槇(まき)』をおすすめします。
大きいサイズを購入してしまうと、いざ掃除をしようと思った時に、重たくて取り外しが大変です。
何枚かのすのこを合わせるように敷いておくと、掃除も気軽にできますよ。
3. 賃貸のバルコニーをDIYでおしゃれにする場合の注意点
3-1. 隣近所への配慮
壁の塗替えや壁紙張り替えなら気になる騒音はありませんが、電動ドリルなどの工具を使用する場合には、かなり大きな音が発生します。
いきなりドリルの音が響き渡れば、隣に暮らす人たちはびっくりしますし、長期間続くとトラブルのもとになりかねません。
DIYの規模によりますが、日常生活では出ない大きな音が出る場合には、事前に隣近所にDIYをする予定があることを伝えておきましょう。
クレームが来てから謝るのではなく、前もって連絡しておくことがクレームを最小限に抑える最大の防御です。
連絡をしたからと言って、DIY時に発生する音に無頓着でいいことにはなりません。
早朝や夜遅い時間に電動工具の使用は控え、周りに配慮しながらおしゃれにアレンジしていきましょう。
また、塗装をする際に発生する匂いや、ホコリも迷惑になります。
防ぎようのないものには、配慮でカバーしてくださいね。
3-1. 避難経路の確保
バルコニーをDIYする時に、見落としがちなポイントがもうひとつあります。
それは、『避難通路』には物を置かないことです。
DIYを始めるとあれもこれもと物が増えることがあるもしれませんが、緊急時の通路はきちんと確保しておきましょう。
自分の身の安全だけでなく、お隣の方の安全も侵してしまいます。
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4. まとめ
お部屋の雰囲気を変えたいと思った時に、忘れがちなのがバルコニーです。
バルコニーをDIYすると、お部屋全体のイメージが変わるだけではなく、とっておきのくつろぎの場所が自宅に作れます。
DIY初心者は無理をしないで、簡単に取りかかれそうなことから始めてみましょう。
時間と手間を掛けて、ひとつひとつ作り出した空間は世界にひとつしかないあなたオリジナルのバルコニーです。
また、最近は賃貸物件なのに好みに合わせたDIYが、自由にできる物件が少しずつですが増えてきています。
それは国土交通省が提示している新しいガイドラインにも書かれているように、借り主だけではなく、借り手側にも大きなメリットのある新しい賃貸形態です。
大家さんからすると、築年数などにより借り手が見つからなかった物件をDIY可物件にすることで、借り手が見つかりやすくなる上に入居前のハウスクリーニングなどの必要がないぶん、経費を抑えて借り手を見つけられます。
賃貸だからDIYはできないという流れが、大きく変わろうとしています。
賃貸物件でも手作りする楽しさを実感しながら、理想の暮らしを始めていきましょう。
 
											
 
                     
                     
                     
                    




