賃貸マンションも住み続けていると、「なんとなく部屋の雰囲気に飽きてきたな」ということってありませんか。
もちろん思い切って住み替えるという方法もありますが、ちょっとした模様替えをするだけであなたのお部屋を大変身させることが出来ます。
そこで今回は、模様替え初心者からDIY上級者までおすすめの賃貸マンション模様替え術を紹介します!
このページでわかること
1. 賃貸マンションでもできる模様替え術5選
1-1. 初心者におすすめ!ドライバー1つで簡単にできる模様替え
賃貸マンションの建具の金具部分を取り換えるだけで、びっくりするほど印象が変わる模様替え術があります。
準備するのは、取り換えたい金具の交換部品とドライバーのみです。
まずはすでに取り付けられている金具を、ドライバーを使って丁寧に取り外します。
この時に取り外した金具は撤去するときに付け直す必要がありますので、処分せずにきちんと保管しておきます。
次にあらかじめ準備しておいた新しい金具を取り付けます。
すでに取り付けられていた金具用に穴が開いていますので、取り外したときと同じ要領で新しい金具を取り付けます。
取り付ける金具がアンティーク調であれば洋風テイストになりますし、陶器製のものであれば和モダンテイストの雰囲気になります。
1-2. リメイクシートで冷蔵庫を模様替え
リメイクシートは簡単に模様替えが出来るおすすめのアイテムです。
キッチン周り全体をリメイクシートで張り替えるという方法もありますが、これだと撤去時の原状回復対策をきちんとしなければいけないので初心者には少々ハードルが高いです。
これに対して冷蔵庫は、リメイクシートが張りやすいうえにわざわざ原状回復をする必要もありません。
部屋の壁紙のカラーに合わせてリメイクシートを選べば、キッチンとの一体感が出てきてかなりスッキリとした印象になります。
またレンガ調や木目調のリメイクシートを使えば、一気にキッチンの雰囲気が変わります。
引き出し部分だけは普段からよく使う部分なのでそのまま残しておく方がよいのですが、気になるようであればその部分はスプレーなどを使って塗装してしまうのも一つの方法です。
ちなみにごみ箱も同じリメイクシートを張ると、一体感が出てスッキリとした印象になりますよ。
1-3. コンロ置いていた調味料などは全て撤収
調理のしやすさから考えれば、コンロの近くによく使う調味料などを置く方が効率が良いです。
でもこれって生活感が丸見えになってしまいます。
特に壁に沿ってキッチンが設置されている場合、キッチンの様子がリビングから丸見えです。
これではいくら物を整理したとしても生活感がにじみ出てしまい残念な雰囲気になってしまいます。
そこで思い切って調味料などコンロの周りに置いておいたものは、すべてシンク下などにしまいましょう。
最初は「不便だなぁ」と思うかもしれませんが、この方法に慣れてくれば不便さも感じなくなります。
さらによく使う調味料を1つの収納容器にセットしてしまうのもおすすめです。
これならば調理をする時に調味料ケースごと作業台に取り出すだけです。
しかも使い終わったら元の場所に戻せばスッキリしたキッチンに戻ります。
最初はちょっとした手間と思うかもしれませんが、生活感をできるだけ見せないのもキッチンの模様替えにはおすすめですよ。
1-4. 襖を取り外して広々した空間に!
賃貸マンションの場合、リビングに面した部屋が和室になっていることがありますよね。
しかも和室の場合、部屋の仕切りは基本的に襖が使われています。
リビングに合わせて襖にリメイクシートを張って模様替えをするという方法もありますが、原状回復の時のわずらわしさを考えると「やっぱりこのままでもいいかな…」という人も多いはずです。
でも和室の襖をすべて取り払ってしまうだけで一気に模様替えが完成します。
しかもそれまでよりも広いリビングダイニングに変身します。
本格的に模様替えをするのであれば、畳の上にフローリング柄のクッションシートを敷いてしまいましょう。
こうすれば畳を傷つけることもありませんし、リビングとの一体感が出てかなり雰囲気が変わります。
もちろんそれまでは作業場または子どもの遊び場としてしか使っていなかった和室も、仕切りを取り外すことでソファーやテーブルを置くこともできるようになります。
しかもそれまでリビングとして使っていた場所にはダイニングテーブルセットが置けるようになるので、同じ間取りでも暮らし方に大きな変化が出てきます。
1-5. 2×4材とディアウォールを使って対面式キッチン
壁側に設置されたキッチンをどうにかして対面式キッチンにしたいのであれば、2×4材と固定用のディアウォールを使うDIY術がおすすめです。
2×4材は建築資材としてもつかわれる素材ですので、強度は抜群です。
ただこれをしっかりと固定するにはやはり大掛かりなリフォーム工事が必要です。でも賃貸の場合、釘はNG!
そこで登場するのがディアウォールです。
これは柱となる2×4材の床部分と天井部分に取り付けます。
そしてあとは付属のネジを使って隙間がないように調整するだけで、なんと柱が完成します。
これをキッチンカウンター用に4本取り付け、カラーボックスなどを使って作業台を作ります。
さらに作業台の周りをベニヤ板で囲いお好みでペイントすれば、対面式キチンの出来上がりです。
ベニヤ板の代わりにカットした板を取り付けていくと、さらに本格的な印象になります。
ちなみにここまでの大掛かりなDIYでも床・天井に傷はつきませんから、賃貸マンションでも大丈夫ですよ。
おすすめです!
2. 賃貸マンションの模様替えにおすすめの便利グッズ
2-1. 2×4材
賃貸マンションでもDIYで自分好みに模様替えをして楽しむ人が増えたこともあって、最近ではホームセンターでも比較的手ごろな値段で手に入るようになりました。ほとんどのホームセンターでは、お好みの長さに木材をカットしてくれる有料サービスがありますので、のこぎりが苦手な主婦でも使いやすいDIY素材として定着しています。
2-2. ディアウォール
床や天井を傷つけずに部屋の間取りや模様替えを楽しみたい時に便利なアイテムです。
2×4材とセットで使うのが一般的で、ホームセンターでも手に入ります。
2×4材2本とディアウォールを使って仕切りや棚を作ることもできますし、新たに模様替えするときもディアウォールを取り外すだけで原状回復が出来ます。
2-3. リメイクシート
リメイクシートは、壁紙として使うものもあればフローリングの補修の為に使うリメイクシートもあります。
柄もいろいろな種類があるので、使うだけで一気に部屋の印象が変わります。
3. DIYで賃貸マンションの模様替えをする場合の注意点
3-1. 壁紙を変えて模様替えをしたい場合
壁紙の上にリメイクシートなどを使って模様替えをしたい場合、やはり元の壁紙を傷つけないことが条件になります。
このような場合は、張替えをしたい部分全体にマスキングテープを貼ります。
その上からリメイクシートなどを張り付ければ、元に戻す時にはマスキングテープごと取り外せばよいので傷をつけることなく模様替えをすることが出来ます。
3-2. のり付けはNGだけどホッチキスの針なら大丈夫
汚れや破れが理由ではなく模様替えとしてふすまや壁紙を変えたいのであれば、一般的に考えるのは「のり付け」です。
でもこれだと退去時の撤去の際に元の壁紙が一緒にくっついているので破れてしまいます。
そこでおすすめなのが、ホッチキスを使う方法です。
賃貸物件であっても、基本的に画鋲やピン程度の穴であれば原状回復の時に問題になりません。
つまりホッチキスの針程度であれば問題がないということです。
ただし使い方には多少のコツが要ります。
一般的なホッチキスの使い方は「物を挟んで留める」ですが、壁紙を貼る時には下の部分は使いません。
V字型をしているホッチキスですが、使う時は針を詰め替える時のようにまっすぐな状態にして使います。
最初は慣れないので難しいかもしれませんが、原状回復のこともありますから多少の手間は受け入れましょう。
その代り取り外す時はホッチキスの針を取るだけなので、キレイに元に戻せるうえに簡単ですよ。
4. まとめ
賃貸マンションの模様替えも、壁紙の変更や間取りの変更となるとかなり大掛かりになります。
でもその分、部屋の雰囲気は一気に変わります。
ただしあくまでも賃貸マンションなので、天井や壁、床を傷つけることはNGです。
このことだけしっかりと理解しておけば、工夫次第であなたのお部屋は劇的に大変身しますよ!





