賃貸マンション・アパートをDIYで自分らしくリメイクする人が増えています。
でも意外と難しいのが「トイレのリメイク」。
いくらリメイクするといっても基本的に賃貸の場合は壁に穴をあけることが出来ないので、DIYをしても「思っていたほど変化がない…」とがっかりしてしまう人も多いのです。
でも諦めるのはまだ早いです!
ポイントさえ分かれば賃貸のトイレを劇的に大変身させることもできます。
今回はDIY初心者でもトライしてほしいおすすめのトイレDIY術を5選紹介します!
このページでわかること
1. 賃貸でもできるトイレDIY5選
1-1. ホワイト&グリーンで明るくて清潔なトイレに大変身する方法
トイレのカラーを便器・タンクのカラーに統一するのがポイント
賃貸のトイレはどうしても「狭い」「暗い」というイメージがありますよね?
これを解消するためには「トイレ全体のカラーを統一すること」がポイントです。
トイレで一番目立つのは「便器」と「タンク」です。この2つのアイテムのカラーは基本的に「ホワイト」です。
ということはホワイトでトイレ内のカラーを統一してしまえば、トイレの中で一番目立つこの2つのアイテムだけが目立ってしまうということを避けることが出来ます。
壁紙がホワイトカラー以外であれば、まずは壁紙のカラーをホワイトに統一しましょう。
さらにセットされたペーパーホルダーもシンプルにホワイトで統一します。こうすると窓がないトイレでも明るい印象になります。
消耗品はツッパリ棒で棚&目隠しカーテンでスッキリ収納
トイレにはどうしてもトイレットペーパーのような消耗品のストックスペースも必要ですよね?
でも明るくスッキリとしたトイレを目指すのであれば、出来るだけこうした収納スペースはタンクの上部に設置するのがポイントです。
おすすめは突っ張り式の収納棚です。ツッパリ棒のみで収納するという方法もありますが、これではトイレットペーパー程度の重さにしか耐えられません。
トイレの中ではトイレ用洗剤なども収納する場所が必要ですので、耐荷重に注目してしっかりとしたツッパリ式収納棚をセットします。
収納スペースを増やしたいのであれば、収納棚を2段にすると収納力も増えます。
ただこのままではせっかくのスッキリしたトイレの印象が台無しです。
そこでこのスペースを目隠しするために目隠しカーテンを設置します。
カラーはもちろんホワイトです。
オーガンジー素材のカーテンがおすすめですが、柔らかさと明るさを演出するために完全に占めた状態でもカーテンに余裕があるようにするのがポイントです。
こうしてカーテンの幅に余裕を持たせれば締め切った時にもひだが出来ますので、透けて見えてしまうオーガンジー素材のカーテンを使っても中身が見えてしまうことがありません。
観葉植物を1つ置いてアクセントに!
ホワイトカラーで統一されたトイレは明るくて清潔感がありますが、これだとなんだか生活感がなさ過ぎて落ち着きません。
そんな時におすすめなのが観葉植物です。
窓がある場合は「直射日光を好まない観葉植物」であれば、トイレの中でも十分に育ちます。
窓がない場合は多肉植物をグリーンベースの植木鉢に入れると、グリーンのアクセントが効いてとても素敵ですよ。
1-2. トイレタンクを隠してしまうちょっと上級編のDIY術
重要なのは「「手洗い部分」
トイレタンクを隠すDIYにはいくつかの方法がありますが、せっかくトライするのならば本格的にDIYするのもおすすめです。
ただしこの場合の問題点は「手洗い部分の分解」です。
賃貸トイレのタンクというと、その上部に手洗い部分がありますよね。
単純にトイレタンクをベニヤ板で囲んでしまったとしても、手洗い部分がそのままの状態では「ただタンクを板で隠しただけなのね」になってしまいます。
そこでDIYする時に取り掛かってほしいのが、手洗い部分の分解です。
賃貸のトイレで使われているものは比較的簡単な構造になっているので、部品を外せば女性一人でも簡単に取り外せるものが多いです。
ただし基本的に賃貸の場合は原状回復をしなければいけませんので作業工程が複雑な場合は、作業の様子を動画で撮り記録として残しておくのがおすすめです。
手洗い部分が分解出来たら、トイレタンクに合わせてベニヤ板でしっかりとした箱形の囲いを作りましょう。
ここまで出来たら、最後の仕上げにかかります。
新たに取り付けるタンクの上部には、手洗い用の「ホース」「蛇口」「水受け」を設置します。
まず板にホースが通る程度の穴をあけ蛇口につなげるホースをセットします。
その上で蛇口部分をセットします。蛇口部分は水漏れが起きないように耐水性のある補修ボンドを使うのがおすすめです。
最後は水受けに合わせて天板をセットする部分をカットし、新たに購入した水受けをセットすれば完成!
これならば気になるトイレのタンクを隠すだけでなくオリジナルの手洗い場もできます。
もちろんちょっとした空きスペースにはお好みのインテリアや観葉植物などを置くとさらにステキになります。
1-3. タンクだけをリメイクする方法
「難しいことはできないけど、少しでも自分らしいトイレにしたい!」という場合は、タンクにオシャレなウォールステッカーを張るだけのリメイクはいかが?
これであればだれでも簡単にできますし、原状回復する場合もタンクに張ったウォールステッカーを剝がすだけでOK!
しかもウォールステッカーの種類も豊富なので、探せばあなた好みのステッカーが必ず見つかるはずですよ。
1-4. 女子必見!サニタリー用品の収納テクその①
女子にとってトイレに必ず置かなければいけないものが「サニタリー用品」ですよね?
さすがにこればかりは毎月お世話になるものですし、いざとなってもあわてないようにストックしておくのは仕方のないことです。
ただ問題は「1か月に1週間程度しかお世話にならないのにトイレに常備しておかなければならないこと」です。
でもこれも「見せる収納」でスッキリさせることが出来ます。
収納アイテムの素材・デザインを揃える
トイレ内に設置した収納棚に置くバスケットの種類をすべて統一します。
一番トイレに似合うのは「ウォーターヒヤシンス」のバスケットです。
これをサニタリー用品の収納バスケットとしても使いますし、トイレットペーパーやトイレ用洗剤などの収納容器としても使います。
ポイントは「バスケットの素材とデザインを揃えること」です。
素材を統一しても形がバラバラだと何となくまとまり感がありません。
でも素材・デザインがそろっていれば、お客さんが利用したとしてもバスケットの中身までは見られません。
ですからどこにサニタリー用品を収納したとしても、中身が見えることなく収納することが出来ます。
1-5. 女子必見!サニタリー用品の収納テクその②
サニタリー用品そのものもかさばりますが、サニタリーボックスを床に置くのも何となく嫌なものです。
そんな時は「サニタリーボックスそのものを置かない」という方法もあります。
そもそもサニタリーボックスの中身は必ず処分します。
それであれば使い捨てタイプのサニタリーボックスを使う方法もあります。
これならば使うタイミングの時だけトイレにセットすればいいので、わざわざサニタリーボックスをトイレに常備する必要がありません。
ちなみに使い捨てサニタリーボックスは百円ショップでも手に入ります。
もともと紙製品ですので、中身と一緒にごみの日に処分すれば基本的にサニタリーボックスを置く必要がなくなります。
ただ「生理の量が多い」という人だと、使い捨て用のサニタリーボックスが1日でいっぱいになってしまうこともあります。
こういう人の場合は、同じく百円ショップで手に入る「クラフトバック」を利用するのがおすすめです。
紙製ですので使用後は袋の上の部分を折りたたんでおけば、トイレ内に嫌な臭いが広がることもありません。
またクラフトバックなので収納棚にそのまま置いておいても違和感はありません。
もちろんそのままクラフトバッグごと捨てることが出来るので、処分の面倒臭さからも解放されます。
2. 賃貸のトイレDIYにおすすめな便利グッズ
リメイクシート
壁の印象を変えたい時におすすめなのが「リメイクシート」です。
リメイクシートはDIYショップに行けばいろいろな種類がありますが、お値段がやや高めです。
ただしリメイクシートは百円ショップでもたくさん取り扱っています。
百円ショップのリメイクシートはサイズが小さいので、もしもあなたが壁全体のリメイクに使いたいのであればやや割高になります。
しかしトイレの小物や便座のフタのリメイクだけであれば十分なサイズです。
ウォールステッカー
タンクはタイル、窓ガラスなどであればウォールステッカーを使うだけでかなり印象が変わります。
何しろウォールステッカーはシールですから、「取り外しが簡単」「傷がつかない」という点では賃貸のトイレにとって万能なアイテムです。
ツッパリ棒
ツッパリ棒はとにかく万能です。
トイレの収納部分を目隠しするときにも使えますし、何本かセットで使えば棚として使うこともできます。
しかもツッパリ棒にはサイズだけでなく耐荷重の違いもあるので、使い方によって使い分けることもできます。
とにかくトイレのリフォームでツッパリ棒が活躍するシーンは無限大!ぜひ使ってくださいね。
3. 賃貸のトイレをDIYでおしゃれにする場合の注意点
賃貸のトイレですので、基本的に「穴をあける」はNGです。
また退去の際には元通りにする必要がありますから、大規模なDIYにチャレンジするときは元に戻す方法もきちんと記録として残しておく必要があります。
4. まとめ
賃貸のトイレでもやり方次第で傷をつけずに大変身させることはできます。
比較的スペースが狭い賃貸のトイレだからこそ、どこまで工夫をするのかが大事なポイントです。
毎日使うスペースだからこそ、いざやるのであれば妥協をせずにぜひトライしてみてくださいね。





