低層マンションは快適?3つのメリット&2つのデメリットを公開!

最近では高層タワーマンションに憧れる方が増えてきています。

一方で、「低層マンションのほうが快適」という声があることも事実です。

一体どうしてなのでしょうか?

以下では、低層マンションのメリット・デメリット、高層マンションとの比較を通じて、「低層マンションのほうが快適」かどうかを考えてみましょう!

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低層マンションの3つのメリット

固定資産税が安い

低層マンションは固定資産税が比較的安いと考えられています。

そもそも固定資産税は土地の価格が高いところは高くなるというように、土地の値段に比例しているものです。

マンションは集合住宅ですので戸数あたりの土地の持ち分が少ないため、固定資産税も自然と安くなります。

さらに建物にかかる固定資産税は経過年数に応じて減価されていくものなのですが、高級住宅街にある土地の場合には路線を基準にした課税標準額(路線価)というものが決まってしまいます。

路線価が下落してしまわない限りは、土地の値段というものは基本的には変わりません。

そのため高級住宅街に一軒家を持つとなると、そこに住み続けている限りは、その土地に応じた固定資産税を払わなければならないのです。

低層マンションは戸数にあわせて固定資産税が課税されるため、同じ土地であっても一軒家に比べると安く済ませることができるというわけです。

生活動線が快適で災害時も安心

低層マンションは高層マンションに比べると少ない戸数で形成されています。

住んでいる人も必然的に少なくなるため、生活動線が快適というメリットがあります。

タワーマンションはエレベーターが生活動線の一部となっているため、朝の通勤通学の時間にはエレベーター待ちをしなければなりません。

1階に行くまでに時間がかかってしまうため、高層マンションでは生活動線が快適とはいえないのです。

ところが低層マンションでは階段を利用して1階に簡単に行くことができるため快適に過ごすことができます。

この生活動線は災害の時にも安心です。

万が一停電や機械の故障でエレベーターが止まってしまった時でも、階段を利用すれば下に降りることができます。

エレベーターだけが移動手段ではないため、低層マンションではこのような「もしもの時」でも階段を利用し、安心して過ごすことができるというわけです。

近隣と良好なコミュニティを築きやすい

低層マンションでは住民が比較的少ない傾向にあるため、近隣の方とのコミュニティも築きやすくなります。

タワーマンションや大規模なマンションは住人の属性や価値観が違う人が多いため、コミュニティを築くのはなかなかむずかしいといえます。

反面、低層マンションでは視覚的価値観の近い人が住んでいるため、このようにコミュニティを築きやすいわけです。

住んでいる人が少ないと住民同士が顔見知りになることもあるため、住民同士のトラブルのリスクを軽減することもできると言われています。

低層マンションの2つのデメリット

近隣に商業施設が少ないことも

低層マンションでは、高層マンションと比較してみると、近隣に商業施設が少ないことが多いです。

そのため利便性には欠けてしまいます。

一方、高層マンションや大規模なマンションでは、住んでいる人も多いため、マンションの敷地内に商業施設を建てるところも増えてきており、マンション内ですべての買い物を完結させることも可能な物件があります。

高層マンションに比べると、低層マンションでは、わざわざ買い物に出向かなければならないという点で、少し不便に感じてしまうかもしれません。

タワーマンションよりも家賃が高い

タワーマンションといえば高級なイメージをお持ちかもしれませんが、じつは低層マンションと値段を比べてみると、低層マンションの方が家賃が高い傾向にあります。

その理由としてまず考えられるのが、低層マンションが多い地域は高い建物を建てられない地域であることが多いということです。

そのような地域は比較的高級住宅街であるため、自然と家賃が高くなる傾向にあるのです。

その分、近隣の環境が良かったりと高級住宅街ならではの生活の快適さといった面ではメリットはあるでしょう。

また、高級住宅街に一軒家を建てることと比べると、低層マンションに住んだ方がお得です。

低層マンションと高層マンションの違いを比較

ここまでで低層マンションのメリットやデメリットに関して見ていきました。

一般に低層マンションは2〜3階建て程度、高層マンションは6〜20階建て程度、さらに超高層マンションは20階建て以上のマンションのことをいいます。

厳密な定義ではなく、最近ではタワーマンションが一般化してきていることもあり、20階以上の超高層マンションを高層マンションに分類する場合もあります。

では高層マンションと低層マンションのちがいはどこにあるのでしょうか。

まず、高層マンションがどのような特徴があるのかを見ていきましょう。

高層マンションは駅前の商業施設など、比較的利便性の高いエリアに建設されていることが多いです。

買い物ができるような施設だけではなく、ゲストルームやフィットネスクラブ、保育園やラウンジなどの共有施設が充実している物件があります。

さらに高層階に行くほど、眺望もよくなるわけですから、いつでも都会の夜景を一望することができる点も魅力といえます。

ほかの建物と比べてかなり高さがある構造になるため、街を代表するようなランドマークにもなります。

そのため高層マンションに住むことがステータスとなり、人気を集めているのです。

このようなメリットのある反面、高層マンションにはたくさんの人が住んでいるため、エレベーターが混雑してしまうという問題があります。

低層階に住んでいる人であれば階段を利用することも容易ですが、高層階に住んでいるとそうもいきません。

さらにエレベーターの故障や災害の際にも対応が遅くなってしまうというデメリットにもつながります。

それを回避するためにも高層マンションに住む場合には、エレベーターが何台設置されているのか、低層階用と高層階用とに分かれているかをチェックする必要があります。

このような点を踏まえてみると、2〜3階建てが多い低層マンションと、多いところでは20階以上にもなる高層マンションとでは大きな差があることがおわかりになるかと思います。

商業施設の多さや眺望の良さからステータスにもなる高層マンションに住むには、エレベーターの問題がどうしても発生することを覚えておきましょう。

まとめ:メリット・デメリットでわかる快適な低層マンション生活

これまで低層マンションに住むことのメリット・デメリットや、低層マンションと高層マンションのちがいを詳しく見てきました。

以上によって、高層マンションよりも低層マンションの方が快適な生活を送るには向いているといわれる理由もイメージできるようになったかと思います。

もちろん、タワーマンションにも住むうえでのメリットが数多くありますが、日常的な利便性という意味合いでは低層マンションのほうも負けていないのです。

階数が少なく住民も少ないことからやはり生活もしやすくなりますし、もしもの時でも安心です。

ぜひ物件探しの選択肢の一つとして低層マンションも検討してみてはいかがでしょうか。