1LDKに4人家族で暮らすことは出来るでしょうか。
子供2人が未就学児であれば可能です。家賃や光熱水量費を安くおさえ、将来的には持ち家を購入しようとしている場合には限定的にこういった間取りで生活するのも良いでしょう。
家族の距離感が近くなることを最大限のメリットととらえるようにしましょう。
しかし、狭い空間で快適に4人生活するには様々な工夫が必要になってきます。
今回は6つの視点から快適に1LDKに4人家族で暮らすための方法をお伝えしたいと思います。
このページでわかること
1. 1LDKに4人家族で暮らすためのレイアウト①間取りの選び方
一般的には4人家族で快適な生活をするためには3LDKまたは4LDKが理想だと思います。
しかし夫婦2人子供2人、子供がまだ小さいうちは1LDKに住むことも可能です。
そのためには様々な工夫が必要になりますが、ここではまず間取りから考えてみましょう。
1LDKの間取りはLDK(12畳程度)、寝室(6畳程度)、玄関、収納、トイレ、洗面所、お風呂というのが一般的になるかと思います。
子供が成長して就学する頃には子供部屋がどうしても必要になると思いますので、ある程度の期間を限定するイメージでしょうか。
将来家を持つということを想定して、貯金を優先するというのも考え方としては良いと思います。
また、将来的にはリノベーションしてスペースを確保して生活するという考えもあります。
その際には寝室を2人の子供部屋に改造することになると思いますが、勉強デスクの上にロフトベッドを作り、真ん中を壁で間地切るという方法があります。
賃貸物件ですとなかなか難しいですが、持ち家であれば手を加えていくことが出来るため長期間の生活が可能になるでしょう。
今回は前述した1LDKの間取りでの生活を考えていきます。
2. 1LDKに4人家族で暮らすためのレイアウト②部屋の振り分け
夫婦2人子供2人と想定して部屋の振り分けを考えてみましょう。
まず、寝室ですが母親と子供2人の寝室として使います。
父親は生活時間が違うことや、子供の夜泣きなどで睡眠時間が確保できないと仕事に影響が出てしまうので、LDKで睡眠をすることにしましょう。
または、収納をアレンジして寝室を作ってしまうのも良いかもしれません。
LDKで睡眠をとる場合にはソファを置かずに布団を敷いて寝ることにしましょう。
LDKにソファを置いてしまうと子供の遊び場がなくなってしまいます。
LDKの用途は食事・団らん・生活スペース、夜には父親の寝室を兼ねるという事になります。
3. 1LDKに4人家族で暮らすためのレイアウト③インテリアの配置
1LDKに4人で住む場合には、インテリアはほとんど置くことはできないでしょう。
必要と思われるインテリアの配置を考えていきます。
まず、ダイニングテーブルにオーディオボード、テレビ、基本的にはもうそれ以外は収納用のインテリアになると思います。
前述したようにリビングにソファを置いてしまうと父親の睡眠スペースが無くなってしまうので、ソファを置かずに折りたためる座椅子などを替わりに使用することになると思います。
インテリアの色は白がおすすめです。
白は広がりを感じさせる色です。
アクセントカラーを1色だけ決めて小物でコーディネートすると統一感が出てオシャレに見えるかもしれません。
またインテリアを選ぶ場合には背の高いものは避け、出来るだけ部屋を広く見せるように工夫しましょう。
リビングは朝から晩まで様々な用途で使われるスペースとなります。
「出したら必ず片付ける」というルールをお互いに徹底するようにしましょう。
4. 1LDKに4人家族で暮らすためのレイアウト④収納家具の配置
1LDKに4人家族で暮らすためには、収納の問題が最も重要なポイントになります。
基本的な考え方としては「モノは増やさない」ことと「新しいモノを買ったら古いモノは必ず処分する」ということを徹底しなければなりません。
できるだけシンプルな暮らしをするように、家族全員が心がけるようにしましょう。
1年以上使わないものに関しては捨てる、というルールを決めるのも良いかもしれません。
1LDKの間取りでは収納スペースにも限度があります。
寝室に収納が無い場合にはタンスが必要になると思いますが、基本的にはそれ以外に置く場所がないために廊下に収納家具を置くことになると思います。
玄関近くに引き出し付きの収納家具を設置し、普段使うものをまとめておくと便利かもしれません。
また、思い切って廊下にフックとハンガーパイプを取り付け、即席のウォークスルークローゼットを作ってみるというアイデアもあります。参考にしてみてください。
5. 1LDKに4人家族で暮らすためのレイアウト⑤キッチンの使い方
キッチンは母親にとって非常に重要です。
このキッチンはオープンキッチンタイプを選びましょう。
その大きなメリットは家族との円滑なコミュニケーションが取りやすいとうことです。
ダイニングとリビングに視線が向けられるように配置すれば、母親が料理をしながら家族と会話をすることが出来ます。
また子供の様子もわかるので、安心して料理をすることができます。
また1LDKの場合にはとにかくスペースを広げ、開放感を持たせたいのでこのタイプのキッチンが適していると言えます。
またキッチンカウンターにダイニングテーブルを隣り合って配置すれば、食事の配膳がスムーズで、片付けもしやすくなるでしょう。
生活感が丸見えになってしまうデメリットも片付けをこまめにする良い習慣作りと前向きに考えれば、オープンキッチンは1LDKに向いていると言えるでしょう。
6. 1LDKに4人家族で暮らすためのレイアウト⑥リビングの使い方
1LDKという限られた空間で最も様々な用途に使われるのは、リビングになります。
かつて日本の団地などでは折りたたみ式のちゃぶ台を中央に置き、食事・家族団らんと、夜になればちゃぶ台を片付けて寝室となるという生活もありました。
そんなイメージで、このリビングを最大限活用する方法を検討してみましょう。
基本的にはリビングにはオーディオボードとテレビを設置に、中央にラグを配置して座椅子などで団らんするようにします。
昼間は子供の遊び場になり、夕方には家族で過ごす場所となり、就寝時間には父親の睡眠スペースになります。
そのため、リビングに置くものは最低限にしておくことが必要です。
子供の勉強や父親の仕事は、ダイニングテーブルで食器を片付けて行います。
限られた空間では、家族の距離感が近くになるというメリットもあるのです。
7. まとめ
さて、今回は1LDKに4人家族で暮らすためのレイアウトを
- 間取りの選び方
- 部屋の振り分け
- インテリアの配置
- 収納家具の配置
- キッチンの使い方
- リビングの使い方
と6つの視点から考えてきましたがいかがでしたでしょうか。最後にまとめてみましょう。
- 一般的には、4人家族で快適な生活をするためには3LDK以上の間取りが理想
- 子供が小さいうちは1LDKに4人家族が暮らすことも可能
- 将来的には引っ越しかリノベーションを行い、子供の部屋の確保が必要
- インテリアは必要最低限にし、カラーを白で統一するのがおすすめ
- リビングにはソファは置かず、就寝時間には父親の寝室として活用
- ものを増やさない工夫が必要
- 廊下のスペースをうまく収納できるように活用したい
- キッチンはオープンキッチンがおすすめ
- リビングは様々な目的で使用するため、出したら片付けることを徹底する
ものを増やさない習慣をつけるには、限られたスペースで生活することが最大の教師になります。
1LDKに4人で暮らすには、狭い空間をできるだけ広く使うことが必要になりますが、様々な良い習慣を身に付ける期間と、前向きにとらえて過ごしてみてはいかがでしょうか。





