1Kの部屋に住むと、電気代は毎月いったいどれくらいかかるでしょうか。
今回はその平均値と1人暮らしの場合、2人暮らしの場合、オール電化にした場合などについてその平均値を調べてみました。
また、電気代を節約する方法を考えてみました。ぜひ参考にしてみてください。
このページでわかること
1. 1Kの間取りの電気代の平均はいくら?
2016年から電力の自由化が始まりました。
地域にもよりますが、様々な電力会社から自由に自分の好きなプランを選ぶことが出来るようになり、電気代の見直しをする家庭が増えています。
では、1Kの間取りでは電気代の見直しはできるのでしょうか。
賃貸の場合には、大家さんや管理会社に確認が必要となります。
まずは、平均値と自身の電気代を比較してみましょう。
まず1Kで暮らす場合の毎月の電気代の平均を調べてみました。
その平均は約5,000円です。
電気代は季節によって大きく変動があるため、これは1年間の平均数値です。
1Kの生活で最も電気を使うのがエアコンです。
そのため、春と秋は電気代が安くなり、夏と冬は電気代が高くなるのが一般的です。
ただ、1人暮らしと2人暮らしでは当然平均値が変わってくるかと思いますので、次にそれぞれの電気代の平均をみていきます。
「オール電化」の場合ではどうでしょうか。
オール電化設備にすると節約ができるというイメージがあります。
実際にはどれくらい節約ができるものなのかを考えてみたいと思います。
1-1. 1人暮らしの場合の平均的な電気代
1人暮らしの場合、毎月かかる電気代の平均数値は約4,000円です。
主な電気機器は冷蔵庫、テレビ、エアコン等でしょう。
また同じ1人暮らしでも、学生と社会人では約1,000円社会人の方が安くなる傾向にあります。
この理由は部屋にいる滞在時間の差でしょう。
社会人であれば平日は朝と夜しか部屋に居る時間がないため、平均的な電気代は全く変わってくるのです。
このように生活の仕方で電気代には大きく差が出ます。
1-2. 2人暮らしの平均的な電気代
2人暮らしの場合、毎月かかる電気代の平均通知は約9,000円です。
1人暮らしの2倍以上かかることになります。
何となく2人で生活をすれば電気代は節約できそうなイメージがありますが、実際のところはそうでもないようです。
これは、なぜでしょうか。
どうやらその理由は、契約している料金プランに原因がありそうです。
電気料金には、使う段階によってその料金の価格が変動するものがあります。
1人暮らしから2人暮らしになった場合に、この電気料金の段階が上がり、それが原因となっているケースがあるようです。
節約を考えるのであれば電料金を確認し、見直しをするのが良いかもしれません。
1-3. オール電化の場合の平均的な電気代
オール電化の1Kの部屋で1人暮らしをした場合の電気代の平均は約7,000円でした。
前述したように通常の1Kでの1人暮らしをした場合の平均は約4,000円でしたので3,000円高くなっています。
オール電化の場合にはガス代がかからないため、ガス代が月にどれくらいかかるのかを調べてみたいと思います。
1Kでの1人暮らしをした場合のガス代の平均は3,500円です。
わかりやすくまとめてみましょう。
オール電化(1K)1人暮らし平均
- 電気代 7,000円
1K1人暮らし平均
- 電気代 4,000円
- ガス代 3,500円
このようにオール電化にした場合には毎月約500円の節約になるということがわかりました。
オール電化にした場合には、部屋の中に熱源を持たないためガス爆発などの危険がなく安全に使うことが出来ます。
しかしながら停電になってしまうと、料理も出来ないなどのデメリットもあります。
また、賃貸であれば住む人には関係ないのですが、初期投資コストがまだ高いのも特徴でしょう。
総合的に考えて、もし借りようとする部屋に既にオール電化になっているのであれば、安全で毎月の電気代コストをおさえられるので前向きに検討しても良さそうです。
2. 1Kの間取りで電気代を節約する方法
1Kの間取りで電気代を節約する方法は大きく分けて2パターンあります。
- 使っている電気機器の使い方を見直すことと、
- 部屋の契約電気料金プランを見直す
という2つです。それぞれみていきましょう。
2-1. 使っている電気機器の使い方を見直す
1Kの部屋にある電気機器の中では、エアコンが最も大きい電気代がかかります。
基本的には夏と冬に使用頻度が高くなるエアコンですが、その設定温度を1℃我慢して使うことでも毎日のことになれば十分に節約になります。
無理をする必要はありませんが、適度な温度設定を考えましょう。
また、エアコンは電気代が多くかかるので他の電気製品などを併用させて使うことで、節約することが可能です。
夏であれば扇風機、冬であればコタツや電気毛布などを使うことをおすすめします。
エアコンは設定温度にまで室温を調整するまでに相当の電気代をかけてしまいますので、部屋に居る間は基本的にはつけっぱなしの方が良いでしょう。
冷蔵庫にも設定温度があります。
温度設定を「弱」に変えて使うことでも節約することが可能です。
テレビはあまり知られていませんが、大きいインチサイズのテレビはある程度の電気を必要とします。
無理に大きいテレビを設置せずに必要なサイズを買い揃えるようにしましょう。
2-2. 部屋の契約電気料金プランを見直す
これは意識している人は少ない節約手段ですが、契約アンペア数を見直すことで電気代を節約できる可能性があります。
これにはある程度の計算が必要で、生活の中で同時に使う家電のアンペアを足し算していきます。
多少の余裕はあった方がいいと思いますが、契約アンペア数を絞ることで基本料金の電気代が下がります。
また、2016年から電気自由化が始まっています。
賃貸物件ですと契約の変更は、管理会社との交渉が必要になりますが住んでいる地域で、安価なサービスを提供している電力会社が他にないか調べてみるもの良いでしょう。
この他にも、使わない家電のコンセントを入れっぱなしにしない、LED電球への変更の検討や電気料金が安い家電への買い替えなどの手段が考えられます。
このように1Kの間取りでも電気代を節約できる方法がたくさんありますので、意識して取り組んでみましょう。
3. 1Kの間取りの平均的な光熱費はいくら?
1Kの間取りの平均的な光熱費は、おおよそ11,000円になります。
その内訳をまとめてみましょう。
1Kの間取りの平均的な光熱費
- 電気代 5,000円
- ガス代 3,500円
- 水道代 2,500円
この中で、最も節約が無理なくできるのが電気代です。
光熱費は、毎月かかるランニングコストです。
これを節約することができれば年間を通じてある程度の金額をおさえることが出来るようになります。
4. 1Kの平均的な電気代と光熱費まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は1Kの平均的な電気代とその他の光熱費について考えてきました。
最後にまとめてみましょう。
- 1Kの間取りの電気代の平均5,000円
- 学生と社会人では電気代の平均値に1,000円ほどの差が出る
- 1人暮らしの場合は平均4,000円
- 2人暮らしの場合は平均9,000円
- 1Kの部屋をオール電化の場合には、約500円の節約になる
- 電気代の節約する方法は、電気機器の使い方を見直す
- 電気の契約料金プランを見直すことで、節約することができる可能性がある
- 1Kの間取りの平均的な光熱費は11,000円
最近では電気製品にも、消費電力の少ない製品が増えてきました。
そのため、購入の際には性能だけでなく、どれくらいの電力を必要とするのか考えるようにすると普段からの節約を意識できるようになります。
無理のないように節約に取り組んでみて下さい。





