夫婦で暮らしていくには、将来子供ができたことなどを考えると、できるだけ広いお部屋に住むべきだと多くの人が考えるでしょう。
ですが、新婚さんで、これから新居を探そうという人におすすめなのが、3DKです。
今回は、新婚さんが3DKで住むために必要な情報をお届けしていきます。
このページでわかること
1. 3DKってどんな間取りなの?
そもそも3DKとは、どのような間取りのことを指すのでしょうか?
賃貸の間取りでよく使われる用語として、Lがリビング、Dがダイニング、Kがキッチンです。
3DKとは、子供部屋や主寝室など居室が3つとDK、つまりダイニングキッチンがある間取りのことです。
子供部屋2つに主寝室1つや、子供部屋1つ、主寝室1つと和室1つなどといった組み合わせがあります。
平均的な3DKの広さとしては、50㎡ぐらいではあるものの、物件によっては40~70㎡など広さには違いがあります。
一般的なマンションなどに多い、縦型の間取りである2LDKとほとんど同じ広さであり、同じように使うことも可能です。
3DKの中でも最も多く一般的な間取りが、「田の字形」でしょう。
アパートやマンションでよくみられる間取りで、3つの部屋とダイニングキッチンといった4つのスペースから構成されています。
バルコニー側には子供部屋など居室が2部屋、反対側には主寝室など居室が1部屋とダイニングキッチンがある形です。
部屋全体の面積としては、田の字形であれば60㎡の場合も多く、3DKでありながらも2LDKとほとんど変わらない広さになることもよくあります。
そんな田の字形は、新婚さんにとって、将来子供が生まれたときにメリットがあります。
それは、ダイニングキッチンから各部屋を見渡しやすいという点です。
キッチンから子供がいるスペースを見ることができると、親としても安心ですね。
さらにバルコニーに面した2部屋は、夫婦それぞれの個室として使っても良いですし、将来的には子供部屋にすることも可能です。
しっかりと1人の時間と空間が欲しいという新婚さんにとっては、嬉しい間取りですね。
2. 夫婦で3DKで暮らすメリット・デメリット
新婚さんで3DKのお部屋に住むとなると、3つのお部屋とダイニングキッチンといった4つのスペースがあるため、広々と過ごすことができるでしょう。
実際のところ、3DKで夫婦2人暮らしというのは2017年の「SUUMO」の調査によると、6.3%でした。
夫婦で暮らすには2LDKが31.3%と最も多く、それに比べると3DKで住んでいる人は半分にもおよびません。
10人に1人以下の確率で、3DKを選ぶというわけです。
3DKを選ばない理由としては、部屋が広すぎるという点や、家賃が高いということが挙げられるでしょう。
そんな3DKに夫婦2人で暮らすのは、実際のところどうなのでしょうか?
ここでは、そのメリットとデメリットについてまとめていきます。
2-1.メリット
① 部屋が広い
3DKは比較的大きな間取りとなるため、部屋を広々と使うことができるという最大のメリットがあります。
平均して50㎡なので、2人暮らしと考えると、かなり広々としていますね。
部屋数も3部屋あるので、夫婦それぞれに自分のお部屋を持つことができます。
結婚してからもプライベートな1人の時間と空間が欲しい、という方に特におすすめです。
もちろん新婚さんにとっては広いかもしれませんが、将来子供ができたときのことを考えると、お部屋が広いと長く住むことができるというメリットもあります。
② 部屋がすっきりする
きれい好きの方にとって嬉しいことに、3DKには収納部分が多い物件が多いので、お部屋をすっきりさせることができます。
3つのお部屋のうちの1つを衣装部屋として、収納中心に使うのももちろん可能です。
またお部屋自体が広いことからも、家具を置くにもゆとりができ、インテリアを楽しむこともできそうですね。
2-2. デメリット
① 家賃が高い
3DK物件を夫婦で選ぶ割合が少ないことからもわかるように、3DKは2人で暮らすには広いため、家賃も自然と高くなってしまいます。
中でも、新婚さんに人気の高い東京都世田谷区の3DK賃貸マンションの平均相場は、16.3万円です。
世田谷区は都内の中でも家賃が高いエリアなので、他の地域ではもう少し安くはなりますが、家賃が収入に見合っているかどうかを購入前に検討しておくべきでしょう。
② 引越しが大変
3DKは比較的間取りが大きいため、引越しの時に家具を搬入するにもドアが多く、なかなかスムーズにいかないという欠点があります。
もちろん引越し業者の方が搬入を行うとは思いますが、家具に傷がついてしまうことも少なくはありません。
また、ドアに引っかかって大きな家具が入らなかった、という事態も考えられるので、引越しの際には気をつけるようにしましょう。
このようなメリット・デメリットがあるというのが結論ではありますが、まずは予算の面で考えることが一番だと思います。
3. 3DK物件の夫婦での使い方
3DKは比較的広い物件なので、家具を置く際にも何かとレイアウトに迷ってしまうことが、悩みの1つとして多く見受けられるようです。
夫婦としてこれから暮らしていく新婚さんのためにも、最後に3DKの物件を夫婦で使う際のおすすめの使い方をご紹介していきましょう。
3-1. 夫婦部屋+寝室/子供部屋が定番レイアウト
3DKには3つのお部屋とダイニングキッチンとで4つのお部屋があります。
そのため夫婦で1つずつ部屋を使い、残りの1つを子供部屋として使い、最後の1つをリビングにするのが最も定番です。
3DKは部屋数が多いので、自由にお部屋の位置などをレイアウトすることができます。
3-2.
① 寝室/子供部屋
新婚さんの間は、夫婦2人で寝ることのできる寝室にするのが定番です。
ダブルベッドを置きたいという方でも、3DKだと十分なゆとりがあります。
そして子供が生まれて、まだ小さいうちは、あえて布団で家族3人川の字で寝るのもおすすめです。
また子供が生まれて大きくなったら、子供部屋にするのも良いでしょう。
そのためにも子供部屋にするところに布団を敷いて、子供が大きくなるまでは寝室とすることで、お部屋のレイアウトもスムーズにいきますよ。
② 妻のお部屋
やはり夫婦とは言えども、妻も自分の時間と空間が欲しいと思えるので、妻のお部屋にしましょう。
将来的に子供が生まれてからも、自分のお部屋があると良い息抜きになります。
寝室は別になっているため、広々とスペースを取ることができるでしょう。
③ 夫のお部屋
夫の多くは、妻に比べて特に1人の専用部屋が欲しいと思うようです。
仕事や作業に集中部屋として使っても良いですし、完全に自分の書斎として使う方も多いようです。
夫婦それぞれが個室を持つことで、ストレスから喧嘩になることも防ぐことができるかもしれませんね。
以上、新婚さんにおすすめの使い方をご紹介してきましたが、さらにふすまや扉を外して、お部屋のレイアウトを大幅に変えるという方法もあります。
扉やふすまを外すことにより、広い空間を作り出すことができ、2LDKの間取りにすることができます。
2LDKは夫婦で最も住まれている間取りでもあるので、3DKが万が一不便だと感じた場合はそういった工夫も大切ですね。
ただし、賃貸の際には外しても良いのかということは、きちんと相談してからレイアウトするようにしましょう。
4. まとめ
今回は、3DK物件を新婚さんが住む際に知っておきたい情報をご紹介しました。
2人でそれぞれお部屋を持ち、ゆったりと暮らしたいという方には、特におすすめの間取りであることがわかりましたね。
新婚さんには、2DKや2LDKが新居の候補としてポピュラーではありますが、もう少しゆとりを持った新生活を始めたいならば、ぜひとも3DKの物件も候補に入れてみてはいかがでしょうか。





