2DKアパートは、ダイニングキッチンの他に2つのお部屋がある間取りです。
2LDKアパートでは、ダイニングキッチン・リビングがまとまっていて広く使えるのに、2DKは空間が細切れになって使いにくいと感じることがあります。
2DKでも工夫次第で希望のレイアウトができるなら、家賃予算を抑えたい人も嬉しいですよね。
2DKを活用し、くつろげる空間にするレイアウトにおすすめのインテリアをみていきましょう。
このページでわかること
1. 2DKアパートにはコレ!おすすめインテリア6選
2DKアパートは少々築年数が経っている物件が多く、おしゃれなインテリアコーディネートが難しそうだと思っていませんか?
ここにはいくつかポイントがあります。
- 家具の大きさや数を厳選する
- 区切りをうまく生かす
- 統一感、視線の流れを意識する
これらのポイントを押さえた、おしゃれなコーディネートに欠かせないインテリア6選をみていきましょう。
1-1. ダイニングソファ + ダイニングテーブル
食事を取るためのソファと組み合わせるテーブルは、高さ60センチくらいと一般的なダイニングテーブルより低めです。
椅子よりも座面が低いソファとの組み合わせで、食事にもくつろぎにも使えます。
・おすすめポイント
2DKは、独立した2部屋がある間取りです。
1部屋にソファを置いてリビングとして使う場合、食事する場所と分けると、家具が増えて手狭になります。
ダイニングソファとダイニングテーブルの組み合わせなら、食事場所とくつろぐスペースが兼用になるので、ダイニングキッチンが狭い場合でも空間を有効に使えます。
・レイアウトのポイント
キッチンとひとつづきで使える1室を、リビングとしてレイアウトし、壁際にソファを置いて、向かい合わせのスペースにテレビがくるように置くと落ち着きがでます。
窓の位置によっては対角になる位置でも良いですね。
1-2. ウッドカーペット
しっかりとしたフローリングの質感があり、畳の上に敷くだけで洋室にリメイクできます。
・おすすめポイント
2DKは和室がついていることも多く、洋室に似合うおしゃれなレイアウトが馴染みにくいのが悩みです。
ウッドカーペットなら、敷くだけのプチリフォームなので、原状復帰も簡単です。
・レイアウトのポイント
目指すテイストに合わせた色や質感を選び、柱など出っ張りがある場合には、カットサービスを利用して、しっかり敷き詰めるのがおすすめです。
白を基調にした北欧スタイルやフレンチカントリー、モダンスタイルなら、狭さや圧迫感を解消しやすいでしょう。
1-3. 有孔ボード
穴の空いたボードを設置すると、穴にフックを取り付けてぶら下げる、収納棚を増やすなど、自由な収納レイアウトができます。
・おすすめポイント
賃貸では原状復帰が必須なので、ピンや釘打ちに気を使わなければなりませんね。
突っ張り棒を使って有孔ボードを設置すると、好みの位置に収納スペースをレイアウトでき、狭くなりがちなキッチンや水回りで活躍します。
・レイアウトのポイント
台所ではしまい込むと使い勝手が悪くなりますが、スパイスや調理器具は手の届きやすいところにまとめ、見せる収納にするとおしゃれです。
2DKのキッチン前の壁、洗面所や洗濯機横に有孔ボードを設置すると、ラックを置くよりもコンパクトで使い勝手のよい収納ができます。
1-4. ワイヤーラック
これは荷重に強く、組み立て式なので持ち運びや移動がしやすく、バリエーションも豊富です。
・おすすめポイント
衣類を収納するのに、タンスのような存在感のあるクローゼットを置くと、圧迫感が出やすくなります。
カーテンで仕切ったスペースに、ワイヤーラックを持ち物に合わせて組み合わせ、収納スペースを作ると省スペースで機能的な収納ができます。
・レイアウトのポイント
ベッド横に扉付きのクローゼットを置くと、扉の開け締めのスペースが必要になって場所を取ります。
またバッグや小物も、サイズのあった棚やフックで整理すると使いやすく、カーテンで覆ってしまえば統一感を出しやすくなりますよ。
ワイヤーラックを使うことで、省スペースと散らかり防止が両立できます。
1-5. 間接照明
ライトを直接見せず、光を天井や壁に反射させるとおしゃれな印象を与えます。
隙間にはめ込んだり、床に置いたりできる照明器具で演出できます。
・おすすめポイント
空間の広がりを感じさせ、照明のメリハリで築年数が経っているお部屋も味わい深く見せることができます。
他のインテリアとの組み合わせで、都会的でモダンなイメージにもなりますが、和室のしっとりとした雰囲気を活かしたコーディネートにもおすすめです。
・レイアウトのポイント
テレビボードの裏、床に照明器具を置くと、簡単に壁や天井に照明を反射させることができます。
また和紙のフロアスタンドなら、和のスタイルをおしゃれに演出してくれます。
1-6. ツタ系の観葉植物
ポトス、アイビー、ワイヤープランツ、シュガーバイン、ハートカズラなどツタ系の観葉植物なら、ハンギングなど省スペースでおしゃれ度がアップします。
・おすすめポイント
ナチュラルテイストはもちろん、無骨なインダストリアルの表情をやわらげます。
大きな床置の観葉植物を取り入れるのは圧迫感があるかもしれませんが、ツタ系の観葉植物なら、壁かけ、吊り下げなど、空いている空間を利用して飾ることができます。
・レイアウトのポイント
突っ張りパーテーションを使った棚や、天井のランナーつきレールを利用したり、プランターを取っ手付きの紙袋に入れて吊るしたりすると、手軽に取り入れられます。
ソファテーブル横、窓際など、視線のワンポイントが欲しいところに下げてみましょう。
2. 2DKアパートでのインテリアレイアウト例
2-1. 例①「キッチン」
調理スペースの前の壁に、有孔ボードを使って「見せる収納」を意識して、調理器具、スパイスをレイアウトします。
横にはワイヤーラックで、家電、ダストボックス、収納スペースを機能的に確保します。
2-2. 例②「リビングダイニング」
ダイニングソファとテーブルで、食事スペースとくつろぎスペースを一緒にします。
ソファから見やすい向かい側や、対角にテレビとテレビボードを設置すると居心地も良いですね。
同系色でまとめる、あるいはテイストを揃えると統一感が出て広く見え、観葉植物や間接照明を組み合わせるとおしゃれな雰囲気が上がりますよ。
2-3. 例③「寝室」
カーテンで収納スペースを区切り、ワイヤーラックで機能的に整理します。
ハンガーラックに吊るした衣類、透明ケースの中身が丸見えだと、散らかりがちで寝る時に落ち着きません。
白っぽいカーテンで仕切ると、壁の古さを隠して雰囲気が明るくなるメリットもありますよ。
3. 2DKアパートのインテリアレイアウトを工夫する3つのポイント
2DKの特徴は、部屋の区切りがつけやすい一方、狭く感じられることです。
また古いスタイルの設計が多いので、インテリアレイアウトで、清潔感や味わいのある空間コーディネートを目指しましょう。
3-1. 動線が細切れにならない
大きな家具を置く場合には、動線をさえぎらないように考えましょう。
視線が抜けるように工夫すると、自然と通路として使えるスペースが確保できます。
胸より高いところに物が積み上がっていると視線が通りにくく、圧迫感のあるレイアウトになりがちです。
3-2. 色の統一感を考えてインテリアを選ぶ
リビングダイニングをキッチンにつなげてレイアウトする場合、全体にウッドカーペットを敷くと床が一続きなって一体感が出ます。
また白っぽい色をベースにすると、空間が広く感じられるでしょう。
3-3. 物を減らして飾り物のスペースを作る
スペースに見合った収納に収まりきるように、持ち物を絞ります。
すると、日常的によく使うものが取り出しやすく、片付けやすいレイアウトに収まるようになり、整理整頓しやすくなります。
それによって生まれたスペースに観葉植物を飾ると、気持ちにも余裕ができ、くつろげる空間になります。
4. 2DKアパートにおすすめインテリアとレイアウト例まとめ
2DKはそれぞれの空間が独立しているため、感覚的に狭さを感じることがあります。
ただそんな場合でも、インテリアとレイアウトの工夫次第で、快適で住みやすい、おしゃれな部屋を作ることができます。
便利な立地で家賃を抑えたい、味わいのあるテイストのコーディネートを楽しみたい人は、2DKも検討候補に入れると選択肢が広がりますよ。





