このページでわかること
1. 1Kの間取りに最適なテレビサイズの選び方
1Kの間取りで、テレビのサイズは非常に重要です。
小さすぎるのも困りますが、大きすぎると場所も取って、見る位置によっては目が疲れる、などということも出てきます。
テレビの画面サイズは、インチ(型)と言う単位で様々な大きさのものがあり、画面の解像度と合わせて購入者が注目する部分です。
どうしても大きな画面に憧れますが、1Kのお部屋に大きすぎるテレビを置いてしまうと、生活動線上で支障をきたすばかりでなく、テレビ自体が見づらくなってしまいます。
以下の表では、部屋の広さ別に最適なテレビサイズを表示しています。
是非、参考にしてみてください。
| 広さ | 4.5帖〜6帖 | 8帖 | 10帖以上 |
| サイズ | 43型 | 49型〜55型 | 60型以上 |
この表から分かるように、部屋の広さに比例してテレビのサイズも大きく変わってきます。
また、部屋の広さに対するテレビの大きさは、相当な割合を占めることになるので、物理的なスペースを確保したい方には、非効率的に感じるかもしれません。
しかし逆を言えば、テレビの配置によって部屋の雰囲気も大きく変えることができる、と言うこともできます。
2. 1Kにおすすめのテレビサイズと価格相場
1Kの場合であれば6〜8帖の広さが多いため、43〜55型ぐらいが妥当なテレビサイズと推測されます。
そんな中でも気になる価格帯ですが、メーカーや販売店等によって様々です。
うまく探せば本当に安いものが手に入ることもありますが、解像度が悪かったり接触部分が甘かったりと、スペックが悪い商品をつかんでしまう可能性もあります。
ここでは、一般的な価格相場をテレビサイズ別に紹介し、おおよその費用を把握しておきましょう。
以下の表では、サイズごとの価格帯を表示しているので、今後の購入時に参考として覚えておいてください。
| 26〜37型 | 40〜46型 | 52型以上 | |
| 安価 | 11,000円 | 31,800円 | 106,000円 |
| 高価 | 62,000円 | 200,000円 | 444,000円 |
当然ながら、サイズによって値段も変わってきますが、26型テレビと52型テレビでは数倍の値段の差がついてきます。
また、同じサイズでも数倍の値段の差があるので、安かろう悪かろう的な買い物をしないように、スペックを良く確認しておくことも大切です。
3. 1Kの間取りに最適なテレビまでの視聴距離
普段から考えたことがないかもしれませんが、見る位置とテレビまでの距離は、非常に重要なポイントです。
テレビまでの距離が短いと、目に悪いだけでなく、視野が狭くなるので大きなテレビ画面が全て視野に入らなくなるような事態が発生します。
せっかくの大画面が、その本領を発揮できないだけでなく、目にも優しくないと言う二重苦の状態になるので、テレビの視聴距離を考えて設置することが大切です。
以下の表は、サイズごとの視聴距離を表したものになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
| 32型 | 40型 | 46型 | 52型 | 60型 | 70型 | |
| 視聴距離 | 1.2m | 1.5m | 1.7m | 1.9m | 2.2m | 2.6m |
目安となる指標としては、画面の高さの3倍が最適な視聴距離と言われています。
昔のブラウン管テレビとは違って、薄型の液晶テレビが主流となっている現代では、昔ほど視聴距離をとらなくても、解像度の観点から見ても快適な視聴が可能です。
4. テレビの設置に最適な高さは?テレビボードのサイズも要確認!
テレビの配置では、最適な高さも重要なポイントとなります。
人間の目線は、自然と少し下を向いているため、目線と同じ高さ以上に配置した場合、慣れない角度により目が疲れやすくなります。
そのため、目の位置よりも10〜15度ぐらい下が、最適な高さと言われています。
テレビボードを選ぶ際は、椅子やソファがどれぐらいの高さなのかを考慮した上で、購入するのが良いでしょう。
1Kの間取りの場合には、ソファなどを置かずに、床に座って視聴する場合も多いと思われます。
その場合には、自分の座高を考えて少し低めのテレビボードを配置すると、良い位置になります。
また、画面に部屋の照明が反射して見づらくなることも考えられるので、配置する場所が自分の目線から、照明が画面に映らないかを検証しておくことも重要なチェックポイントです。
5. 1Kの間取りに合わないテレビサイズを選んだ場合のデメリット
1Kの間取りにおいて、部屋の広さと適合しない画面サイズのテレビを選んでしまった場合、目の疲れの原因になったり、レイアウトのバランスが悪くなったりすることが考えられます。
特に小さすぎるサイズを選んでしまった場合よりも、大きすぎるサイズを選んでしまった場合の方が、支障をきたす可能性が高くなるでしょう。
小さいサイズの場合には、視聴距離を縮めれば快適にテレビを見ることができるので、特に問題はありません。
しかし大きすぎるサイズのテレビの場合は、視聴距離を長くさせる必要があり、物理的問題に直面してきます。
また間取りに沿わないサイズのテレビを置くことで、レイアウト的にも不自然になり、全体のバランスが崩れてしまいます。
場合によっては、効率的なスペースの使い方ができなくなる可能性も出てくるので、1K暮らしの方にとっては死活問題となります。
必ず部屋の広さに合ったサイズ選びを心がけるようにしましょう。
6. 部屋を広く使うためにできるテレビ設置時の一工夫
テレビの位置は、部屋の印象において非常に重要なウエイトを占めます。
レイアウトにおいても、テレビの位置によって他の家具の配置に大きな影響を与え、部屋の印象を作り上げるベースとなってくることも少なくありません。
言うならば、テレビの配置を制するものはレイアウトを制す、と言っても過言ではなく、おしゃれで清潔な1Kレイアウトを作り上げるためには、テレビの配置をマスターすることが必要不可欠です。
では、どの様な点に注目してテレビ配置を考えれば良いのか、カテゴリーに分けて紹介していきましょう。
6-1. 壁掛けのテレビを選ぶ
近年では、壁掛けでテレビを楽しむ方が増えてきて、壁掛け用の工具も多数販売されています。
壁掛けにする方法が一番手っ取り早く、部屋をより広く見せるには効果的な手段であることは間違いありません。
しかし、全てのテレビが壁掛け可能なわけではなく、裏側の状況によって壁掛け不可能な製品もあります。
購入時に、店員さんへ壁掛けの純正金具があるかどうかを聞く方法が、一番簡単に壁掛け可能な製品かどうかを判断する材料になります。
壁掛け対応製品は値段も少し高くなるので、留意した上で選ぶようにしましょう。
壁掛け用の工具については、純正以外にも各メーカーで汎用的に使える工具もネット通販などで販売されています。
純正であれば数万円ほどしますが、それ以外の工具であれば数千円で手に入れることができるので、一度チェックしてみてください。
ただし1Kマンションの場合だと、壁への取り付けがそもそも可能なのかを管理会社へ確認することが必要になります。
工具を購入する前に、仕様を確認して壁の材質や物件の契約内容を把握した上で、作業を進めるようにしてください。
6-2. 家具を高い順に並べる
入り口から見て家具を高い順に並べることで、視覚的に部屋を広く見せる効果があります。
例えば、入った瞬間に背の高い食器棚や冷蔵庫を配置して、その次に背の低いテレビボードとテレビを置けば、遠近法の関係で部屋に奥行きが増して広く見せることができます。
物理的に部屋が広くなるわけではありませんが、レイアウトにおいて視覚効果は重要な役割を果たすので、このようなテクニックをマスターしておくと良いでしょう。
この方法であれば、1Kの賃貸マンションでも安心して行動に移すことができるので、すぐにできることとしてはおすすめの手段です。
6-3. 長いテレビボードを使う
こちらも視覚効果に働きかける方法で、テレビを置くテレビボードの長さを調整することで部屋を広く見せる効果があります。
物理的には逆にスペースが狭くなってしまいますが、テレビボードの幅を長くする方法は、比べてみると明らかに部屋の広さが違って見えます。
テレビボードを部屋の奥に配置することで、より効果を発揮する方法なので、レイアウト検討時には場所を確保しておくと良いでしょう。
これは、遠近法を使ったトリックレイアウトの一つで、近くの物が大きく見えることを利用した方法です。
部屋の奥に大きなインテリアを配置する方法は、他のインテリアでも使える手法なので、ぜひ参考にしてみてください。
7. 1Kの間取りに最適なテレビサイズの選び方まとめ
1Kと一言に言っても部屋の広さは様々あり、その広さによって最適なテレビサイズが決まってきます。
広さによるテレビサイズの選び方は、前述のとおりですが、部屋の形もテレビの選び方に大きく影響すると言えるでしょう。
例えば、縦長な間取りの場合には、大きなテレビボードを使って一番奥にテレビを配置することが、部屋を広く見せるための一番効果的な方法になります。
しかし、間取りの関係で奥に配置できない場合には、右か左に寄せてテレビを配置することになるでしょう。
その場合には、大きな家具から配置する方法を採用することになるので、間取りによって与える印象が大きく変わってくると言えます。
また1Kの間取りでは、縦長の間取りの奥がベランダになっている場合も多くあるので、奥にテレビを配置することで、洗濯物を干す時などの生活動線に支障をきたす可能性が出てきます。
この辺りは工夫次第ですが、陽の当たる場所がテレビには良くない環境になるので、窓の半分をカーテンで囲ってないものとするか、横に配置する方法を採用するかの選択になるでしょう。
生活スタイルによっては、洗濯を全てコインランドリーで乾燥まで済ませる方もいるので、ベランダの機能を殺してしまうのも、一つの方法としてはありかもしれません。
1Kマンションでは一人暮らしの方が多いと思うので、ある程度の機能性を考えた上で自分好みのスタイルを維持できることが、大切なポイントとなってきます。
面倒だからと言う理由から、テレビをそのまま床に置いていると言う方は、ぜひ当記事を参考にしてレイアウトを考えてみてください。
レイアウトを変更することで生活に潤いが出て、部屋に人を呼びたくなるものです。
部屋に人を呼ぶことで、常に清潔でおしゃれなスペースを維持することにつながるので、まずはテレビの配置から真剣に検討してみても良いのではないでしょうか。





