駅まで距離があるマンションに住んでいたり、子どもがいて車が必須という方も多いと思います。
しかし、マンションの駐車場に空きがなく、周辺の駐車場を借りるケースもあります。
近くの駐車場が借りられればよいのですが、駐車場がマンションから遠い場合は大変です。
今回は、マンションから駐車場が遠い場合の対策と、選ぶポイントをご紹介します。
このページでわかること
1. マンションの駐車場が遠い・・・三つの大変なこと
まずは、マンションから駐車場が遠い場合、どのようなことが大変なのか見てみましょう。
ざっくりいうと、三つの問題がありえます。
①子どもを連れて部屋と駐車場を行き来するのが大変
マンションの敷地内に駐車場があったとしても、部屋までの距離は意外とある場合もあります。
駐車場を出て、オートロックを開け、たいていの場合はエレベーターに乗り、廊下を歩いて、部屋の鍵を開けて、部屋のなかに入ることになります。
これが小さな子ども連れの場合、大変さは一気に増します。
子どもは車での移動中に寝てしまうことが多く、寝ている子どもを抱えて、大きな荷物を持って部屋まで移動するのは一苦労。
また、小さな子どもは一瞬でも目を話すことができません。
荷物が多いからと子どもを車中に残したり、家に残していくことはできません。
そのため、大人が1人の場合、1回で子どもを連れて部屋まで行くことになるので、なかなか大変ですね。
さらに、雨の日は子どもの送迎も車で行きたいという方も多いと思います。
駐車場が遠い場合、1人の親が傘をさして車を取りに行き、マンションに車をつけて、もう1人の親が子どもを連れて行くことになります。
慣れてしまえば苦痛に感じないという方もいますが、それまでは大変に感じる方も多いでしょう。
②荷物を部屋まで運ぶのが大変
マンションから駐車場が遠いと、荷物が多いときに運ぶのが大変です。
車でまとめ買いをしたいという方にとっては、たくさんの荷物を抱えて部屋まで戻るのは想像よりも大変かもしれません。
さらに雨が降っている場合、傘をさして荷物を抱えるとなると、駐車場と部屋を何往復もしないといけないことも。
マンションによっては、荷物を運ぶ用のカートが使える物件もあります。
③防犯上の心配がある
駐車場とマンションの距離は、防犯にも影響します。
駐車場からマンションが遠く、人目につきにくかったり、治安がよくないエリアの駐車場だと、車上荒らしなどのリスクがあります。
また、車上荒らしだけでなく、車に傷をつけられたり、窓ガラスが割られるなどの被害もありうるので、マンションから遠い駐車場を検討する場合は、周辺環境を見ておくとよいでしょう。
2. 駐車場が遠い場合の対策3選
では、駐車場が遠い場合にはどうしたらいいのでしょうか?
以下では、3つの対策をご紹介します。
①小さな子どもがいる場合はベビーカーや抱っこひもを常備しておく
まずは、小さな子どもがいる場合で、駐車場がマンションから遠いときの対策です。
一番の対策は、ベビーカーや抱っこひもを車に常備しておくことです。
車ではチャイルドシートやベビーシートを使用するため、これらを持ち歩かないという方も多いと思います。
しかし、子どもが車で寝てしまった場合、子どもを抱っこすると両手がふさがり、荷物を持てなくなってしまいます。
なんとか抱っこしても、起きて泣いてしまうと本当に大変です。
そんなときにベビーカーがあれば、寝ている子どもをベビーカーのシートに移動させ、荷物はハンドルにかけてスムーズに移動することができます。
子どもが小さい場合は、抱っこ紐を使えば両手を使うことができます。
ベビーカーを乗せるとトランクが埋まってしまうという場合は、コンパクトに折り畳めて軽量な簡易ベビーカーや、自転車カゴに入るサイズまで折り畳めるベビーカーの導入を検討してもよいでしょう。
②荷物が多い場合はカートやレジカゴバッグを用意しておく
まとめ買いなどで荷物が多い場合の対策の1つは、カートやレジカゴバッグを用意しておくことです。
(1)カート
スーパーの袋などをバラバラたくさん運ぼうとすると、手に持つのも、エレベーターなどで下ろすのも一苦労です。
鍵を出そうと荷物を置いたら、レジ袋から野菜がゴロゴロ…なんてことになったら大変。
そんなときに荷物を運ぶためのカートがあれば、重さを感じずに部屋まで運ぶことができます。
カートというと、ご高齢の方が持っているものをイメージするかもしれませんが、最近はアウトドアブランドのおしゃれなものや、トランクに入れられるコンパクトなものも販売されています。
値段も2,000円前後からとリーズナブルです。
(参照:Amazon)
(2)レジカゴバッグ
また、レジ袋有料化が話題になってから人気なのがレジカゴバッグです。
レジカゴバッグとは、買い物カゴにセットして、店員さんにそのままつめてもらえるエコバッグです。
レジ袋を使用しないためエコですし、袋詰めの手間も省けます。
スーパーでたくさん買い物をすると、袋がいくつも必要になり、持ちにくくなります。
レジカゴバッグがあれば、車を降りてサッとバッグを肩にかけ、マンションに行くことができますよ。
③防犯上不安な場合は防犯システムを設置しておく
マンションから駐車場が遠い場合は、やはり車上荒らしなどの犯罪が気になります。
マンションの敷地内であれば、防犯カメラが設置されている場合もありますが、住宅街の月極駐車場などは設置されていない場合も少なくありません。
侵入防止のセンサーアラームや、ハンドルロック、車載カメラなどは設置しておいたほうがよいでしょう。
シールを貼って警告したり、ダミーのセキュリティーライトなども販売されています。
抑止力効果が期待できるものがおすすめです。
(参照:ススミカ)
3. ココが狙い目!空きがでそうな駐車場を見分ける四つのポイント
車は適切に保管する義務があり、それを証明する「車庫証明」を取る必要があります。
車庫証明取得には、自宅から2km以内の駐車場を確保していることが条件になります。
自宅から2kmというのは現実的でなく、やはり駐車場は近ければ近いほどよいですよね。
しかし、マンションを決めたのに、周辺に駐車場が見つからない!というケースは都心部を中心に起こっています。
ここからは、空きがでそうな駐車場を見つけるポイントを4つご紹介します。
①中心エリアから離れた駐車場
まずは立地です。
駐車場は駅周辺や住宅やお店が密集しているエリアのほうが人気で高額になります。
このような中心エリアで探そうとしても、空きがなければ厳しいでしょう。
そこでおすすめなのが、中心エリアから少し離れた駐車場を見てみることです。
駅から10分ほど距離があったり、マンションやアパートが少ないエリアであれば、需要が少ないため空きがでる可能性があります。
マンションの施設外で探す場合は、マンションと駅の間で探すのではなく、逆方向で探したほうが見つかる可能性は高いでしょう。
②車庫入れしにくい駐車場
次は駐車場の形状です。
駐車場のなかには、出入り口が狭かったり、何度も切り替えないと車庫入れができない形状のものがあります。
車庫入れがしにくいと、車をぶつけてしまったり、時間がかかるため、敬遠されがち。
しかし、運転が得意で車庫入れに自信がある方であれば、大きな問題はないかもしれません。
そのような場合は、あえて車庫入れしにくい形状の駐車場の空きを待つのが狙い目となります。
③舗装されていない駐車場
駐車場で最適な地面は、コンクリートなどで舗装されている駐車場です。
地面が砂利や土で舗装されていないと、車が汚れたり傷つきやすいという問題があります。
そのため、舗装されていない駐車場は、車を綺麗に使いたいドライバーには人気がありません。
そこで、車が汚れることに抵抗がなかったり、自分でメンテナンスができる方であれば、あえて舗装されていない駐車場を狙って空きを待つのが狙い目となります。
④シャッターや屋根がない駐車場
高級車に乗っていたり、車を汚したくない人は、シャッターや屋根がない駐車場を嫌がります。
雨風で汚れたり、飛来物によって傷つく可能性があるためです。
そのため、シャッターや屋根がある駐車場は人気で、駐車場代も高い傾向があるので、あえて、シャッターや屋根がない駐車場を狙うのもよいでしょう。
4. まとめ
駐車場選びで大切なのは、駐車場代と距離のバランスです。
駐車場がマンションから遠いと、小さな子どもがいたり、荷物が多い場合大変です。
また、防犯上の心配もあります。
また、人気エリアの場合駐車場代も高く、空きがでにくい傾向があります。
空きがでやすい駐車場のポイントを抑えて、ベストな駐車場を見つけてくださいね。




