2人暮らしのお部屋探し。
3DKのレイアウトに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
また、3DKと3LDKのどちらのお部屋にするか、決めかねている方もいるでしょう。
そこで今回は、3DKのお部屋のおすすめのレイアウトについてご紹介していきます。
また、3DKと3LDKのそれぞれのメリットやデメリットについても触れていきます。
このページでわかること
1. 3DKで2人暮らしする場合におすすめの家具・インテリアレイアウト
それでは、3DKのお部屋のレイアウトには、どのようなものがあるのか見ていきましょう。
いくつか実例をもとにご説明していきます。
1-1. 3DKのレイアウト例① 1人の時間も大切にするレイアウト
2人で一緒に住んでいても、1人の時間が欲しくなることもありますね。
その場合は、1室を個人用の空間にしてしまいましょう。
趣味の部屋にしても良いですし、書斎にしても良いでしょう。
また、DVDとモニターを置けば映画鑑賞の場にもできるので、1人でも2人でも楽しめますね。
残りのお部屋を寝室やリビングとして使うイメージです。
1-2. 3DKのレイアウト例② 1部屋は物置にするレイアウト
人によっては、自分の趣味で家に物がたくさんある方もいるのではないでしょうか。
その場合は、1部屋を物置代わりに利用するのも良いでしょう。
2人暮らしの3DKだと部屋数も多いため、家を広く使うことができます。
残りの2部屋を寝室とリビングにするイメージですね。
1-3. 3DKのレイアウト例③ 2LDKのような部屋にするレイアウト
物件にもよりますが、お部屋とお部屋をふすまで仕切っていることがありますね。
その場合はふすまを取り外して、2LDKのような間取りにすることができます。
ただし、賃貸の場合は大家さんや管理会社に確認を取ってから行いましょう。
元の状態に戻せないほど変えてしまうと、退去時に修繕費用で余計な出費がかかってしまう可能性があるので、気を付けてください。
1-4. 3DKのレイアウト例④ 1部屋を客室として使うレイアウト
狭い物件に住んでいるとありがちなのが、寝室と居室で部屋が埋まってしまうことです。
しかし3DKであれば、1部屋を客室として扱ってもスペース的には困りません。
友人や知人を家に招いた際に、プライベートな空間に入られるのが嫌な方もいるのではないでしょうか。
必要に応じて、友人に客室として使ってもらうこともできて便利ですね。
2. 2人暮らししやすい3DKの間取りとは?
3DKの間取りは、居室が3部屋とダイニングキッチンから構成されています。
約50平米前後のものが多いのですが、広さに明確な基準はありません。
3DKといっても、間取りは物件によって全然違いますよね。
それでは、2人暮らしに適した間取りはどのようなものなのか、いくつかのパターンについてご説明していきます。
・「田の字」型
3DKで多く見られるのが「田の字」型と呼ばれる間取りです。
これはバルコニー側に居室2部屋、反対側に2部屋という「田」の文字のようにお部屋が配置されているものを言います。
お部屋同士が壁で仕切られているのであれば、2人がそれぞれ独立した個室が欲しいという場合に便利です。
残りの1部屋はリビングにしても良いですし、客室や収納スペースにしても良いでしょう。
また、家族が増える予定の夫婦にもおすすめです。
このような間取りのメリットは、ダイニングキッチンから各部屋の様子がわかりやすいということです。
小さな子どもがいても、いつでも様子がわかれば安心ですね。
・「1部屋独立」型
このような間取りは、1人の時間を作りたい場合などにおすすめです。
「1部屋独立」型は、ダイニングキッチンを中心に居室が分かれている間取りになります。
1部屋だけ離れており、他のお部屋とは独立した状態にあります。
仕事や趣味などで、1人のお部屋が欲しい方に適した間取りです。
他にも使い方は様々で、収納スペースとして使っても良いですし、ゲストルームとして使うのも良いでしょう。
また、2部屋がつながっている間取りの場合は、お部屋をつなげて2LDKのようにすることもできます。
・「縦リビング」型
このような間取りは、広々としたお部屋が欲しいという方におすすめです。
「縦リビング」型は、居室3部屋が縦に3つ並び、その横に縦長のリビングが配置されたものになっています。
扉を外してお部屋同士をつなぐことで、広いお部屋にすることができますね。
・テラスハウスや一戸建て
マンションのお部屋の場合だと、下の階に音が響かないように配慮する必要がありますし、上の階の音が気になることもあるでしょう。
このような心配をしなくて良いのが、テラスハウスや一戸建ての物件になります。
また、物件によっては自分専用の庭が使える場合もあるので、その点も魅力的です。
マイナス点としては、マンションやアパートよりも家賃が高い傾向にあるので、その点は注意しましょう。
・その他
もちろん、上記以外にも変形した間取りはたくさんあります。
同じ面積や間取りでも、中の配置パターンは様々です。
お部屋探しの際は、個室が欲しいのか、お部屋をつなげて広くしたいのかなどの好みと、自分のライフスタイルに合った間取りのものを選びましょう。
3. 3DKの2人暮らしにおすすめの家具・インテリア
それでは次に、2人暮らしをする際におすすめの家具やインテリアについて紹介していきますね。
・明るい雰囲気のお部屋
せっかく住むのであれば、明るくて心地良いお部屋に住みたいものですね。
部屋を明るく見せるポイントは、「壁・床・家具の色」と「家具の配置」です。
色は、白やベージュなどの明るい色で統一しましょう。
光の反射によって、少しの光でも部屋全体が明るく見えます。
配置は、クローゼットなどの高さのある家具を、窓から離れた位置に置くように意識しましょう。
これは窓からの光をさえぎらないためです。
窓際には、ソファなどの背が低めの家具を置くと良いですよ。
・和風モダンなお部屋
和風モダンなお部屋を作りたい方は、背が低めの木製の家具を揃えましょう。
なるべくシンプルな形状の家具で統一すると、より雰囲気を出せます。
リビングであれば、重厚感のある木製のローテーブルを置くことで演出できます。
ダイニングキッチンなら、テーブルや椅子を木目調のものにすると良いですよ。
また、寝室なら木のフレームのローベッドを置くと良いでしょう。
・リビングにはL字型ソファを利用
リビングを作るのであれば、L字型のソファがおすすめです。
向かい合って話すよりも圧迫感がないので、お互いにリラックスできますし、複数人が集まった場合でも皆が中心を向く状態をつくれます。
ちなみに、長時間座っていることが多いのであれば、ハイバックタイプのソファを利用すると、背中や頭を預けられるので身体への負担を減らせておすすめです。
・シンプルなリビングも良い
リビングは2人の共有スペースでもありますから、リラックスできる部屋にしたいですよね。
シンプルなリビングにするのであれば、余計な家具は置かずに見通しの良い間取りを心掛けましょう。
・絵画でアクセントをつける
自分のお部屋に絵画を飾りたいという方はいませんか。
絵画は、お部屋の雰囲気を変えることができるアイテムです。
飾る際は、絵の形と飾る位置に気をつけましょう。
絵画の位置は、目線に合わせた高さがベストです。
この際、低すぎたり高すぎると、違和感が生まれてしまいます。
また絵画の形は壁の形に合わせてください。
壁が横長であれば絵も横長のものを、壁が縦長であれば絵も縦長のものを飾るとバランスが良くなります。
ちなみに絵画を何枚も飾る場合は、1つ1つの絵画の大きさを変えると、アクセントをつけることができますよ。
・カフェ風のダイニング
喫茶店やカフェのような雰囲気が好きな方もいるでしょう。
自分のお部屋でカフェ感を再現するのであれば、ソファやテーブル、照明を工夫すると、ゆったりとした空間を作ることができます。
・カウンターを使ってバーを再現
ダイニングキッチンに備え付けのカウンターがある物件では、バーのような雰囲気を作り出すことが可能です。
カウンターの前には、高さのある椅子をおきましょう。
座面は、カウンター上面から25~30cmほど下がった場所が理想的とされています。
高さがぴったりの椅子を探しても良いですし、高さを調整できる椅子だとさらに便利でしょう。
カウンターテーブルを作るのであれば、色は深めのブラウンにすると大人っぽい雰囲気を作り出すことができますよ。
・収納はベッドの下に
3DKは基本的に、2人暮らしをするには広い部屋ですが、人によっては収納スペースが足りなくなることもあるでしょう。
その場合は、ベッドの下に収納スペースをつくりましょう。
余った空間を有効活用すると、部屋をすっきりできますね。
・1部屋は物置に
3部屋のうち1部屋を物置にすると、そのお部屋は収納スペースになります。
おしゃれが好きで洋服やアクセサリーが多い方、趣味でフィギュアなどのコレクションをしている方、仕事道具を多く抱えている方にはおすすめです。
・LDKスタイル
3DKにはリビングがありません。
しかしダイニングキッチンと居室のひとつをつなぐことで、LDKのようなスペースをつくることができます。
ダイニングキッチンとつなげた居室に、食器や調理道具などを保管すると、よりLDKのような雰囲気に近づくでしょう。
・書斎や趣味の部屋
お部屋が3つあると、2部屋を各々のお部屋にしても1部屋余裕ができます。
そんな時は、1部屋を共通の趣味の部屋や書斎にするのも良いでしょう。
お互いに読書が好きであれば本棚を置いたり、映画が好きなら大画面のテレビとオーディオ機器を設置すると、2人とも楽しむことができます。
2人の趣味が一致しているからこそ実現できるお部屋です。
4. 2人暮らしするなら3DKと3LDKどっちがおすすめ?2LDKもあり?
お部屋探しの際、3DKと3LDKのどちらにするか悩む方が多いようです。
そこで3DKと3LDKのそれぞれの場合について、メリットとデメリットを紹介していきます。
また今回は2LDKについてもご説明します。
4-1. 3DKのメリット・デメリット
まずは3DKのメリットとデメリットについて確認していきましょう。
◆メリット
・部屋数が多いため、家族でも住みやすい
夫婦で暮らしている方の中には、子どもをつくろうと考えている方もいるでしょう。
その際に1部屋を子ども部屋にして、残りの2部屋は自由に使うことができます。
将来的に家族が増える予定の方には3DKはおすすめです。
・ルームシェアにおすすめ
2人暮らしには、ルームシェアのケースもありますね。
ルームシェアで気になるのが、プライベート空間の確保です。
3DKだと3つ部屋がありますから、各々に1部屋を割り当てて、プライバシーを守ることができるでしょう。
相手に配慮しなくて良い、1人の時間を過ごすことができます。
・各部屋で用途を分けられる
狭い家だと、家での生活の大半を同じお部屋で過ごすことになるでしょう。
そこで3DKは、3部屋をそれぞれ別の用途に使うことができます。
寝室・リビング・客室・書斎・仕事部屋・収納スペースなど、色々と使い方が考えられますね。
やはり部屋数が多いというのは、魅力的です。
◆デメリット
・お部屋は広くない
部屋数が3つあることは魅力的ですが、1つ1つのお部屋はそれほど広くありません。
もちろん物件によってお部屋の大きさは異なりますが、広いお部屋をイメージしていると、狭く感じてしまうでしょう。
一口に3DKといっても不動産屋さんによって基準が違うので、実際にお部屋を見てみるのが良いですね。
・家具の配置が難しい
先ほど説明したように1つ1つのお部屋はそれほど広くないので、ベッドなどの大きな家具の配置に困るかもしれません。
ただし、2つのお部屋をつなげられる物件であれば、このような悩みも解決しやすいでしょう。
4-2. 3LDKのメリット・デメリット
それでは次に、3LDKの場合について考えていきましょう。
◆メリット
・3DKに比べて広い
間取り図を見ただけで、3DKよりも広いことにすぐに気が付くでしょう。
そしてLDKですから、リビング・ダイニング・キッチンで1つのお部屋になっています。
そのため3DKと違い、リビング用のスペースを確保する必要がありませんね。
また広いスペースのお部屋があることで、ホームパーティなどのイベントも行いやすくなるでしょう。
・各部屋で用途を分けられる
このメリットについては3DKの時にも説明しましたが、3LDKについても同じことが言えます。
ただし、リビング用のお部屋がすでにあることに違いがありますね。
その分、他の3部屋の使い方にも自由が生まれるので、より快適な住まいにすることができるでしょう。
・その他
その他のメリットについては3DKの場合と同様です。
◆デメリット
・家賃が高い
家が広い分、やはり家賃は高くなってきます。
東京で探そうとすると8~15万円程はするでしょう。
駅から近いなど、立地条件が良ければさらに高額になります。
家賃は毎月支払うものですから、予算に余裕がない、貯金したいという方には適していないでしょう。
・掃除が大変
人によってはそれほど問題ではないかもしれませんが、家が広い分、掃除が大変になります。
時間もかかりますし、普段多忙な方には負担になる可能性があります。
4-3. 2LDKのメリット・デメリット
それでは、2LDKの場合はどうでしょうか。
◆メリット
・1人1部屋を確保できる
2LDKは、リビング・ダイニング・キッチンと別に2部屋という構成になっています。
共有スペースの他に、それぞれ自分のお部屋を持つことができるので、プライベートな空間を確保できます。
・広いお部屋がある
3DKとの違いはLDKになっていることで、広いお部屋があることでしょう。
広いお部屋というのは開放感がありますし、家具の配置もしやすいですよ。
たとえば、大きめのソファを置いてもスペースに余裕ができますね。
◆デメリット
・部屋数が少なく感じるかも
3DKと比べると、部屋数はひとつ減ってしまいますね。
2人で生活するのであれば、自分の趣味の部屋や仕事部屋、書斎などは作りにくくなってしまうでしょう。
ただし、それらのお部屋を特に必要と感じないようでしたら、2LDKでも良いかもしれませんね。
5. 3DKに2人暮らしする場合のレイアウト方法まとめ
今回は3DKでの2人暮らしについて、おすすめのレイアウトや間取りなどについてご紹介してきました。
3DKではダイニングキッチンの他に3部屋あるので、それらのお部屋の使い方は様々です。
どのお部屋をどんな用途で使うのか、それは住む人の好みやライフスタイルによって異なります。
また、間取りによっても変わってくるでしょう。
3DKや3LDK、2LDKでそれぞれ特徴が異なります。
それぞれのメリット・デメリットについて確認した上で、お部屋探しをしましょう。
快適な2人暮らしを楽しんでくださいね。




