3DKの間取りをDIYでオシャレにする方法

2DK、3DKなど「〇DK」の物件は、20年以上前に多かった間取りです。

これらの物件は築年数が経っていることから市場には割安で提供されており、ファミリー層からも人気の物件です。

3DKのお部屋に住むことになったなら、思い切って自分好みのDIYをしてオシャレな雰囲気に変えてみましょう!

この記事では、3DKのお部屋のDIYについて詳しく解説します。

1. 3DKの間取りをDIYでオシャレにする方法4選

築年数が経過している3DKの間取りを、世界にたった1つの個性的なお部屋にしてみましょう。

そこで、3DKの間取りをDIYでオシャレにする方法を4つご紹介します。

1-1. 「暗い壁紙をDIY!自分好みの色に変えてしまいましょう」

3DK の古い部屋に入った時に、「暗いな……」と思う大きな原因は壁紙です。

築年数が経っていることから、壁紙も年季が入っていることが多いですよね。

そこで、思い切って部屋中の壁紙をDIYしてみましょう!

「なんだか薄暗い」「部屋を明るくしたい」などのニーズは、壁紙のDIYをすることで、簡単に解決出来るのです。

「賃貸だから壁紙を張り替えるのはダメかも…」という人のために、最近では賃貸でもOKの「簡単にはがせる壁紙」があるのです。

貼って剥がせる壁紙なら「イメージに合わない」「失敗した」なんて時も、手軽に剥がすことが出来るから安心です。

・DIY方法

壁紙のDIYは、まずいきなり壁紙を貼るのではなく、壁の下地処理を済ませてから壁紙を張っていきます。

部屋の広さや下地の具合にもより時間は前後しますが、早くて2時間〜6時間ほどで貼り終える事が出来るでしょう。

◆壁紙について

壁紙には国産のもの、輸入物があります。

国産の壁紙はリーズナブルな価格のものが多く、無地であれば1m120円ほどから提供されています。

輸入物でブランドの壁紙であれば、1m1,000円〜とかなり価格が跳ね上がります。

一部だけこだわりのブランド壁紙にしたい場合など、国産の壁紙と組み合わせてもおしゃれになりますよ。

◆壁紙の貼り方

壁紙を貼る時、のりなしタイプの壁紙は初心者の人にはハードルが高いので、壁紙にすでにのりが付いたシールタイプの「のり付き壁紙」を選びましょう。

海外の壁紙はおしゃれな可愛いものが多いですが、のりが付いてないものがほとんどです。

経験者にはのりなし壁紙もおすすめです。

のりなしの壁紙を使う時も、壁に「貼って剥がせるのり」を塗っておくと、簡単に壁紙を貼る事が出来るのでオススメです。

◆それでは早速下地から!

壁紙を貼る時、下地を剥がしてから貼ると、仕上がりが良くなります。

下地の処理をするためには、以下の道具を揃えましょう。

<下地処理に必要な道具>

  • パテ(下地の段差を埋めるもの)
  • パテベラ(パテを伸ばすヘラ)
  • 紙やすり(下地を平らにする時に使う)
  • ジョイントコーク(補修剤、あると便利)

<下地処理の方法>

道具が揃ったら、まずはいま貼られている下地の壁紙を剥がしましょう。

壁紙のつなぎ目を見つけたら、カッターで切り込みを入れて丁寧に剥がしていきます。

2. 壁紙を綺麗に剥がしたら、パテを薄く伸ばして、平らに仕上げます。

3. パテが乾燥したら、紙やすりをかけてさらに平らに仕上げていきます。

下地処理が終わったら、コンセントカバーなどはあらかじめ取り外しておきます。

◆いよいよ壁紙を貼ります!

下地処理が終わったら、いよいよ壁紙を貼っていきます。

<壁紙を貼るために必要な道具>

  • ジョイントローラー(壁紙のつなぎ目を美しくつけるためのローラー)
  • へら(竹べらなど、壁紙の隅に形をつけていくもの)
  • 撫でバケ(空気を抜きながら壁紙を貼るためのもの)
  • 地ベラ(壁紙をカットするもの)
  • マスカー(床を汚さないためのもの)
  • ジョイントコーク(補修剤、あると便利)
  • メジャー
  • カッターナイフ
  • 脚立

必要な道具を準備したら、貼りたい部分の壁の広さをきちんと測りましょう。

壁紙の広さ+10cmの長さで壁紙をカットしておきます。

<壁紙の貼り方>

1.壁紙を足元から天井に向かって広げます

2.足元、天井と上下に5cmの余裕を持って貼っていきます

3.なでバケで空気を抜きながら綺麗に貼り付け、一旦貼り付けておいた右端をめくります

4.壁紙の真ん中を壁におさえつけて、しわを伸ばしながら貼り付けます

5.真ん中から右上へ伸ばし、次に真ん中から右下へ伸ばしていきます

6.なでバケを使って真ん中から空気を抜いていき全体を圧着する

1~6の手順を繰り返して貼っていきます。

6畳のお部屋の壁面1つ分なら、壁紙を3枚貼ることになるでしょう。

壁紙のつなぎ目は、ジョイントローラーで抑えながら、余分な部分をカットしていきます。

つなぎ目部分の補修は、壁紙の隙間にコーキング剤を注入して、指で押しながらなじませていきます。

はみ出したコーキング剤は、少し濡らして固く絞ったスポンジで軽くぽんぽんと叩いて拭き取りましょう。

(ポイント1)

貼っている時にはみ出してしまった壁紙も、綺麗にカットしましょう。

まずは、壁紙に竹べらを使って綺麗におり目をつけます。

地ベラを角に当ててから、カッターで余分な壁紙をカットします。

(ポイント2)

ノリがはみ出してしまったら、スポンジを濡らして固く絞って、はみ出したのり部分をポンポンと叩きながら拭き取っていきます。

◆賃貸でもお手軽な壁紙DIY!

賃貸の場合は、のりなしタイプの壁紙をホッチキスで貼る方法もオススメです。

ホッチキスは180度開くものを用意して、好みののりなしタイプの壁紙を既存の壁紙に止めていきます。

気軽にDIY出来る方法ですので、チャレンジしてみて下さい。

また、貼って剥がせる壁紙も、DIY初心者にはとてもおすすめです。

既存の壁紙を剥がさなくても、その上から好みの壁紙を貼る事が出来ます。

◆壁紙DIYをする時の注意点

壁紙DIYは、一人でするよりも、二人でする方がオススメです。

壁紙は天井から床まで貼ることになりますし、壁紙を持ってくれる人、曲がってないかチェックしてくれる人がいると、より安心して壁紙DIYをする事が出来ます。

・費用

6畳の部屋の壁紙を張り替える場合は、幅92cm×長さ約30mの壁紙が必要になります。

6畳のお部屋の壁紙のDIYにかかる費用は、ネット通販だと道具もセットで1万円前後であります。

6畳のお部屋が3個分、プラスダイニングキッチンや廊下も含めて壁紙を変えると、およそ5万円で壁紙を変えることが出来ます。

1-2. 「ちょっと古ぼけた3DKの床をおしゃれにDIY!クッションフロア編」

団地などの3DKで「残念だな……」と思う大きな原因として、床があります。

変なタイルのような床だったり、くすんだ病院のような床だったり……。

そんな古ぼけた床を自分好みのカラーにするだけで、お部屋の印象はがらりと変わりますよ。

・DIY方法

それでは早速好みのクッションフロアを貼っていきましょう。

必要な道具は以下の通りです。

<必要な道具>

  • お好みのクッションフロア
  • ボンド
  • 養生テープ
  • 継ぎ目処理剤
  • ローラー
  • 地ベラ

道具が揃ったら、いよいよクッションフロアを貼っていきましょう。

<クッションフロアの貼り方>

1.まずはクッションフロアを仮置きします

2.重なり合うクッションフロアは、養生テープで仮止めします

3.クッションフロアの角の部分をカットします

4.クッションフロアをめくって、ボンドを塗っていきます

5.クッションフロアを戻して、ヘラやローラーで圧着しながら貼り付けます

6.継ぎ目には継ぎ目剤を塗っていき、余った端の部分はカッターで綺麗にカットします

分譲物件の場合は、クッションフロアをボンドでしっかり貼る方がオススメですが、賃貸などの場合は床を現状復帰しなければならないので、マスキングテープで止めておく方が良いでしょう。

・費用

ネット販売などでは、工具とともに「お手軽クッションフロアセット」として販売されています。

6畳分のクッションフロアで10,000円〜販売されています。

北欧テイスト、アメリカンテイスト、おしゃれなフロアタイルなど色々なデザインがありますので、お好みの色柄をチョイスしてみましょう。

1-3. 「もっと手軽に床のDIY!おしゃれな部屋へ!ウッドカーペット編」

3DKの間取りにありがちな和室。

和室はいらないなと思ったら、思い切って全面フローリングにしてしまいましょう。

でも、本格的にフローリングにリフォームするのは大掛かりになってしまいますので、手軽にウッドカーペットを敷くのがオススメです。

ウッドカーペットの魅力は、フローリング施工するよりも断然に安い値段で、簡単に部屋のイメージを変える事が出来ます。

リフォームのような簡単DIYにぴったりなウッドカーペット。

色も微妙な違いまで種類も豊富です。

ウッドカーペットの上に重い家具を置いても、凹んだりつぶれたりもしません。

また、ウッドカーペットの裏面には不織布が貼ってあるようなものが多く、賃貸で心配な下の畳や絨毯をキズつける心配がないのも嬉しいポイントです。

天然木よりも美しいデザインのものが多く、ツヤツヤしていて温かみもあります。

そして木目もとてもリアルなのに、表面は撥水加工されているから、小さいお子さんがいても安心です。

畳の上だけでなく、古ぼけた床に敷くだけで、お部屋が明るくなります。

お部屋のイメージを明るくしたいのであれば、アイボリーなどのホワイト系のウッドカーペットがおすすめです。

部屋が広々と見えますよ。

また、ホワイト系の床になったならば、色あざやかなラグを敷くのもおすすめ。

お部屋が一気におしゃれな部屋へと格上げされます。

ナチュラル系のウッドカーペットは、カントリー調や北欧テイストインテリアがお好みの人にもおすすめです。

また、最近のウッドカーペットの嬉しいポイントとしては、変形の間取りでも床をカットしてくれるサービスがあるのです。

自宅の床を正確に測って店舗に伝える事で、オリジナルサイズのウッドカーペットが手に入るのです。

まさにリフォーム感覚ですよね。

・DIY方法

畳や絨毯が敷かれている団地の3DKのお部屋を、手軽におしゃれなフローリングに変えてしまえるのがウッドカーペットです。

既存の床にそのまま敷く事ができるので手軽ですが、必ず大人二人以上で作業しましょう。

1.まずはウッドカーペットを床に置きます

2.端へと抱えて持って返していきます

3.2人でウッドカーペットの端を持ちます

4.元の床を傷つけないように、少し抱えて広げていきます

・費用

ネット販売などでは、ウッドカーペットは多数販売されています。

団地間6畳用、または江戸間6畳用のウッドカーペットの場合、2本セットでおよそ13,000円程度の価格で販売されています。

1-4. 「3DKのキッチンをおしゃれに!キッチンカウンターを作りましょう!」

3DKのキッチンは、キッチンとダイニングが一緒になっているので、キッチンスペースはかなり手狭な事が多くなっています。

しかも丸見えになってしまい、なんとなく締まりが無いキッチンになってしまうのです。

そんな時「キッチンカウンターがあったらなぁ」と思いますよね。

収納にも調理の補助台にもなるキッチンカウンターは、女性の憧れアイテムです。

キッチンカウンターをお店で探すと、最低でも5万円程度はしてしまいます。

出来るだけ安価なキッチンカウンターが欲しい……そんな3DKのキッチンに、簡単DIYでおしゃれで使いやすいキッチンカウンターを作ってみましょう!

・DIY方法

まずは一番お手軽な方法としては、カラーボックスと天板を組み合わせて作ったキッチンカウンターがおすすめです。

このキッチンカウンターは、カラーボックスと天板を釘で固定するだけです。

DIY初心者の人でも女性でも簡単に作る事が出来ます。

◆キッチンカウンターの天板

天板に使う板は、パイン集成材や、天然木を切り出しの無垢材が安価でおすすめです。

楽天などのネット通販にもパイン集成材が売られており、希望のサイズに切って配送してくれます。

カット代も無料のところが多いですので、自分の作りたいサイズのカウンターをイメージしてカットしてもらいましょう。

カラーボックスとカットしてもらった天板を釘で固定したら、キッチンカウンターのフォルムは完成します。

◆ペンキを塗る

キッチンカウンターが出来上がったら、好みの色でペイントしていくと、世界に1つだけのかなりおしゃれなキッチンカウンターが出来上がります。

キッチンカウンターはキッチンで使うため、水に少々濡れることも予測しなければなりません。

カウンターに塗るためのペンキは、耐水性の良いペンキを使いましょう。

オススメのペンキは、「Old Village Paint」のバターミルクペイントです。

「Old Village Paint」のバターミルクペイントは、そのままでも水で薄めて好みのカラーにすることも出来ますが、最終的には耐水になるためおすすめです。

「Old Village Paint」のバターミルクペイントはカラーバリエーションも豊富です。

また、仕上げにコーティング剤を使うこともおすすめです。

透明の水性ウレタンニスは、下に塗ったカラーを生かしながら、綺麗にコーティングしてくれます。

◆天板にタイルを貼る

天板には、お好みのタイルを貼り付ければさらにおしゃれになります。

天板に貼るためのタイルは、1枚ずつお好みのタイルを貼るのも良いですが、シールがついたモザイクタイルを使うと、手軽に自分好みのキッチンカウンターを作る事ができます。

モザイクタイルは、シールがついているので、そのままシールをめくってペタッと貼っていくだけの簡単施工、誰でもオシャレにDIYが出来るタイルなのです。

◆DIYキッチンカウンターはおしゃれだけでなく安定している

カラーボックスを使用したキッチンカウンターは、自分好みのおしゃれな色合いにすることも出来ますし、カラーボックスを使っているので安定しており、収納面もバッチリです。

2つ分のカラーボックスが収納スペースとなるので、ル・クルーゼなどの重いお鍋を集めている人の収納にもぴったりです。

1つのボックスにはお鍋などの重いものを、もう1つのボックスにはカゴをセットして保存ストック用の食材を入れるようにしても良いでしょう。

・費用

  • カラーボックスが2個…2,700〜3,000円
  • 天板になる板…カット代込みで1,000円〜(手持ちの板があればそれを利用しても良いでしょう)
  • ペンキ…キッチンで使うため、耐水性の良いものを使いましょう。
    Old Village Paintバターミルクペイント…473mℓで2,000円前後/946mℓで4,600円前後
    Old Village Paintバターミルクペイント用刷毛2インチ…969円
    ターナー色彩ミルクペイント…1,2ℓで3,000円前後
  • 水性ウレタンニス…130mℓで800円〜
  • タイル…1枚100円前後〜
    シールになったモザイクタイル「デコレ」…10枚セットで6,000円程度

2. 3DKの間取りをDIYで2LDKに変更する方法

3DKの間取りを2LDKに変更すると、広々と部屋を使えるようになるのでおすすめです。

3DKの間取りをDIYで2LDKにするには、ダイニングキッチンとつながる個室の襖を取り払うだけ。

3DKだった部屋が、あっという間に2LDKになります。

リビングダイニングキッチンとひと続きの部屋ができるだけで、とても開放感を味わえますよ。

取り払った襖は、家具の裏にしまっておくか、壁際において布をかけておき、ワイヤーと組み合わせて壁面収納として利用することも可能です。

3. DIYで部屋をオシャレにする場合の注意点

DIYで部屋をオシャレにして楽しむ前に、賃貸のお部屋の場合はいくつかのことを注意しておきましょう。

3-1. 賃貸マンション、アパートの場合

賃貸マンションやアパートの場合、賃貸物件の退去時に言われるのが「現状復帰」についてです。

賃貸なので、あまり好き放題に壁に穴を開けることや、大きめの釘をたくさん打つことなどはNGなことも多いでしょう。

原状復帰について厳しい物件では、画鋲もNGであることもあります。

賃貸マンションやアパートの場合は、どんなに古い物件でも、DIYをしても可能であるのか、可能な場合はどの程度までDIYやリフォームをしても可能なのかを、不動産会社や大家さんに確かめておきましょう。

3-2. 団地の場合

新しい団地の場合は、敷金礼金なども発生し、賃貸中のDIYはNGという物件もありますが、古い団地の場合、賃貸物件でも敷金礼金なし、DIY可能というありがたい物件は多数あります。

また、退去時の原状回復義務も不要という物件もありますので、「DIYを思い切り楽しみたい!」という人は、古い団地を探してみるのもオススメです。

4. 3DKのDIY方法と注意点まとめ

3DKのお部屋を自分好みのテイストにDIYする方法と、DIYにおいての注意点をまとめてみました。

DIYを思い切り楽しみたい人は、古い団地に住むこともオススメです。

住む人の腕次第で、古ぼけた部屋であっても雰囲気が全く様変わりします。

あなたもDIYを楽しむ暮らしを初めてみませんか?